愛さんの隣の席は苦労人   作:モッピ

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50話まで行きました!
これまでたくさん読んでくれてありがとうございます!!

もっと色んな話を書きたいと思っているので、これからも応援よろしくお願いします!


第50話

まさかの合宿先で愛さんと会い、これからの練習に何かされるのではないかと不安に思っていたのだが……

 

「……何も、ない。」

 

特に何もされずに練習が出来ている。いや、これが普通なんだけどね??でも俺の周り普通じゃないから無駄に心配するんだよね。

しかし遠くから銃声が聞こえると、愛さん達はその辺にいるのかーっと位置を特定出来ている。水鉄砲の音じゃないけどね。

 

何はともあれ1日の練習は無事に終了した。部員の顔は主将を含め疲労しているのが分かる。俺自身まだ1日目だと言うのに身体を動かすのがしんどい。

さすが強豪校の合宿というべきだろう、しかし今日だけでも収穫が多い充実した日になった。

 

主将「準太、お疲れさん。よく頑張ったな。」

 

「その言葉は最終日に言ってください。まだこれからですよ。」

 

主将「ストイックだな。だが詰め込むのも良くはない、無理せず励めよ。」

 

「はい……まぁ今日はさすがに疲れたんでさっさと寝ますよ。」

 

主将「……何を言っているんだ??」

 

「別に変な事言ってないと思うんですが…」

 

主将「夜は肝試しするだろ!!」

 

「あんたら元気過ぎませんか?!」

 

肝試し??マジで何言ってんだよ。あんなに動いたのに遊ぶ余力はあるってか??合宿の定番かもしれないけどさぁ……えぇ寝たいんだけど。

 

主将「まぁその前に腹ごしらえだ。今日はバーベキューだぞ!!」

 

「さっさと行きましょう肉が待ってます。」

 

主将「切り替え早いな。」

 

******

 

「んー!!美味い!!」

 

これだ、この為に俺は今日頑張ったんだ。目の前にある肉を見て俺は今最高に幸せである。あんなに疲れていたのに食べるとどんどん元気になっていく気がする。

 

「準太そんながっつくと喉詰まらせるぞ??」

 

「大丈夫だって、ちゃんと噛んでるし。」

 

「準太先輩、まだたくさんあるので食べてくださいね!」

 

「おう、サンキューな。沢山食べるよ。」

 

愛「いやぁ、やっぱり夏といえばバーベキューだよねっ♪」

 

「全くだ、こうしてみんなと……ん??」

 

あれ、気のせいかな??この場にいるはずのない愛さんの声が聴こえたんだけど……

 

璃奈「準太さん、お疲れ様。」

 

「……あ、ありがとう。」

 

果林「久しぶりね、準太。お邪魔させてもらってるわよ??」

 

「………。」

 

かすみ「これも美味しい!!この肉もぜーんぶ、かすみんの物ですよ!!」

 

「おい勝手に自分のものにするな。」

 

愛「ジュンジュンよく頑張ったね!!愛さんは感動したよ!」

 

「練習見てないだろ!!……えっ、まじで何でいるの??」

 

主将「実はな、宮下さん達が一緒にバーベキューしようと誘ってくれたんだ。

せっかくだし全員で食べると楽しいだろ??」

 

周りの部員も納得しているらしく、特に気にせず各々楽しんでいる。

まーいっか、俺は自分の肉に専念しよ。

 

「よしっ、そろそろ出来上がるな。」

 

かすみ「もらったぁぁ!!!」

 

「あぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

俺が……俺が一生懸命育てた肉が……隣で目を光らせていた後輩に奪われた。

 

かすみ「ん〜〜デリシャス♪」

 

「この野郎横取りすんじゃねぇ!!」

 

かすみ「これはかすみんが狙っていた肉です!早い者勝ちです!」

 

「じゃあこれも早い者勝ちだな。」

 

かすみ「あー!!!かすみんのハラミがぁ!!」

 

「あーちょー美味いわぁ。」

 

かすみ「ぐぬぬぬ、じゃあこれかすみんのです!」

 

「それはダメだぁ!」

 

愛「2人とも!!喧嘩しない!」

 

かすみ・準太「はい。」

 

愛さんに怒られてしまった。いやでもさぁ、これはあの子が悪いと思うんだよ、愛さん考慮してくれ。

 

愛「ジュンジュン先輩何だから、後輩に優しくね??」

 

「いや、でもこれは……」

 

愛「言い訳無用!!かすかすもジュンジュンと仲良くね??」

 

かすみ「かすかすじゃなくてかすみんです!!」

 

「……悪かったな、かすかす。」

 

かすみ「あぁぁぁ!!!またかすかす言ったぁ!!」

 

******

 

愛「ジュンジュン、この後楽しみだね。肝試し♪」

 

「え、まじでやるの??」

 

バーベキューが終わり各々休憩していると隣で座っている愛さんが肝試しの話をしてきた。個人的にはこのまま風呂入って寝たいんだけど……ん?てか愛さんいつまでいるんだ??

 

「なぁ、愛さんたちはいつまでここにいるんだ??」

 

愛「2泊する予定なんだ。だからジュンジュンたちより早く帰るよ。」

 

「そうか、まぁ楽しんでけよ。」

 

愛「なになに〜??愛さん帰るの寂しいのかなぁ??」

 

「別に。」

 

愛「そう言いながらそっぽ向いてるけどな〜♪」

 

「……///」

 

愛「あはは、素直じゃないなぁ〜。大丈夫だよ、またすぐ会えるからさ!!」

 

「何か年上感出されてる気がすんだけど。」

 

愛「あはは、バレた??」

 

「バレるわ。」

 

愛「さてさて、そろそろ肝試しの組み合わせを決めなきゃね!!驚かす側はもう待機してるみたいだよ??」

 

「なんだ、もうそっちは決まってるのか??」

 

愛「前もってやりたい人がいたからね。さてさて、愛さんとジュンジュンは誰と行くのかな〜??」

 

「え、俺はもう確定なの??」

 

愛「愛さんとジュンジュンはハッピーセットだからね♪」

 

「全く説得力ねぇぞ……」

 

こうして肝試しが始まる訳だが……ひとつ心配がある。それは……俺がビビりな事である。

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