愛「みんな〜!こんにちは〜!!!」
「「「こんにちは〜!!」」」
愛「ほらジュンジュンも!!笑顔で挨拶っ!」
「……こんにちはー。」
愛「もっと元気よく笑顔で!!」
「お兄ちゃん頑張ってー!!」
「元気だしてー!!」
「こ、こんにちはー!!」
愛「はい、よく出来ました〜♪」
「もうヤダ帰りたい……」
愛さんに誘われ来た保育園で俺は子供たちに挨拶をするという羞恥プレイを愛さんにさせられた。大勢の子供たちの前で元気よく挨拶をする時点で俺のキャラじゃないのに子供たちに応援されて大きな声を出すという尊顔の欠けらも無い事を初っ端から起きてしまった。
かすみ「ぷぷぷ、ちゃんと挨拶するのは基本中の基本ですよ、先輩♪」
「うるせぇかすかす。」
かすみ「なぁっ!!!またかすかすって言ったぁ!!!」
「どうした、お前の可愛いあだ名なんだろ??かすかす。」
かすみ「また言った!!かすかすじゃなくて、かすみんですぅ!!」
愛「2人とも、子供たちの前で喧嘩しちゃダメじゃん!!ちゃんとお兄さんお姉さんの態度をするように!」
かすみ・準太「………すみません。」
同好会のメンバーも参加しており、それぞれ"元気"よく挨拶をしていた。その中でこのかすかすはちょくちょくバカにしてくるから許せない。
愛「じゃあお姉さんたちの自己紹介を順番にしていくね!宮下愛です!愛さんって呼んでね♪みんなよろしくね、愛してるよ!愛だけに♪」
おいそれ自分のソロ曲にあるフレーズじゃんずるいぞ。そんなフレンドリーな自己紹介初っ端からするなよハードル上がるじゃねぇか。
愛さんから順番に自己紹介をしていき、いよいよ俺の番となった。
愛「ほら、ジュンジュンも自己紹介して!みんな待ってるよ♪」
「待たなくていいから……言うのかぁ。」
せつ菜「準太さん、こういう時はビシッとすると子供たちから好評になると思いますよ!」
果林「可愛い彼女の前で子供たちに自己紹介するのは恥ずかしいのかしら??」
「自己紹介終わったからって言いたい放題言いやがって……。」
それぞれに文句を言いたいがさすがスクールアイドルである、ひとりひとりしっかりと自己紹介をして子供たちから終わる度に拍手を貰っていた。俺はそんなアピールポイントないから余計言いにくいんだよなぁ。
「えっと……夏目準太って言います。バスケが好きです……よろしく。」
愛「ジュンジュン顔が引きつってるよ!!もっとスマイルだよ!」
「む、無茶言うなよ……」
かすみ「準太先輩いつもの余裕はどうしたんですか〜??かすみんの方が何倍も可愛くアピール出来ましたよ〜??」
「ふっ……うるせぇスーパーアイドル。」
かすみ「今笑いましたよね??かすみんのこと笑いましたよね?!」
愛「なーかーよーくー!!!」
恥ずかしながらも自己紹介を終え、園児からはまたも応援をもらいましたありがとう。
俺が自己紹介をしたいるあいだ、隣で同好会のメンバーはくすくすと笑っていたのは知ってるぞ、後で覚えてろよ。
愛「さて、みんな自己紹介が終わったということで〜……遊ぶぞ〜!!」
「「「おーー!!!!」」」
「………えーー。」
うちの彼女はなんて元気なんだろう、俺なんてもう体力削られてるよ自己紹介で。俺の気持ちをよそにみんな外へ出てしまった。あれだね、俺も来いってやつだよね、行きますよ行くから愛さんそんなジト目でこっち見ないで。
「ねぇねぇ……」
「ん??どしたの、みんなのとこ行かないの??」
ひとりの女の子が服の裾を引っ張ってきた。てっきりみんな行っていたと思っていたけどまだ残ってたみたいだ。
まさか放置された俺を気にしてくれたのか、なんていい子なの。
「一緒に遊ぼ??」
「……そうだな、みんなのところに行くか。」
女の子を連れて外へ行くと何やら愛さんを中心にみんな集まっていた。これから何か遊びはするんだろうけど……変な遊びなしないでね。