愛さんたちに置いてけぼりにされたことを気づかなかった俺は今海未達と行動をしている。海未はやれやれと言わんばかりの顔をしているのだが俺だって好きで放置されたわけじゃないんだからそんな顔しないで欲しい。マジで、なんか惨めになる。
海未「全く、どうして愛たちといなかったのですか?他にもせつ菜も歩夢もいたでしょう??」
「待って、なんで俺が怒られてるのおかしい。」
海未「当たり前でしょう!高校生にもなって後先考えずに動くなんて!」
「……穂乃果はどうなんだよ。」
穂乃果「ねぇあれ何かな!!見に行ってみようよー!」
ことり「あ、穂乃果ちゃん待って〜!!」
海未「………。」
「そんな苦い顔して顔背けるなよ。」
言いたい放題言われたがそれ全部穂乃果にダイレクトアタックしていると思うんだ。あの子昔からあれだし毎回振り回されたの覚えてるぞ。
……あれ、これ穂乃果が愛さんに変わっただけじゃね??
穂乃果「準ちゃんこれ似合いそう!」
「ブレスレットか……こういうの付けないしいいや。」
穂乃果「えーなんで?!絶対似合うよ!付けてみようよ!」
海未「穂乃果!今は準太の迷子を解決するのが先ですよ!」
「その言い方やめろ。」
海未とことりは愛さんたちを探してくれているが穂乃果は完全に国際通りを満喫している。いやいいけどね??穂乃果達は元々観光してたしね??
ことり「わぁ……!!」
「何だよ……あー、チーズケーキ??」
ことり「うんっ!!あそこ行ってみたいなぁ…。」
「美味しそうだもんな、行ってこい。」
ことり「準くんもだよ♪」
「いや、愛さんたち探さないとだからな。」
海未「ことり、気持ちは分かりますが今は迷子が優先です。」
「おい。」
ことり「………。」
海未「準太、これは……。」
「くるな……身構えろよ。」
ことり「お願い……!!」
******
ことり「ん〜!!美味しい♪」
穂乃果「うん!!すっごく美味しい!海未ちゃん達も早く食べなよ!」
海未「くっ……負けてしまいました。」
「あれはいつになっても耐性つかないな。」
結局ことりに負けて俺たちはチーズケーキのお店に入った。もうここでチーズケーキ食べてる時点で愛さんたちとの合流も投げやりになっている。もういいや、俺音ノ木坂の生徒になろ。
愛「あー!!いたー!!」
「え、何……ぐへっ…!!」
突如でかい声がしたと思ったら後ろから首を絞められた。もう声と行動で誰か分かるんだけどね。
愛「ジュンジュン探したよ!!どこに行ってたのさ!!」
「や、それには訳があってだな。」
愛「それに何で海未達といるの?!愛さんが一生懸命探していたというのに全く!!!」
「俺も探してたっての!大体俺がいなかったの気づかないってどういうことだよ!」
愛「いつもいるから気づかなかったの!」
「そんな無茶苦茶な言い分あるか!」
海未「2人とも!!ここは店内ですよ、お静かに!!」
準太・愛「あっ………。」
気づくと周りの視線が集中されていた。さすがに場の空気を察したのだろう、穂乃果も上手い具合気配を消してチーズケーキを食べている。おい、お前ずるいぞ。
愛「あ、あはは……そうだった。でも、ジュンジュン見つかって良かったよ。」
「まぁなんだ、探してくれてありがとな。」
愛「えへへ……///」
穂乃果「良かったね準ちゃん!ここに来たおかげだね!」
穂乃果の言う通りだな。正直俺沖縄でボッチになると思っていたがここのお店に入ったことで愛さんと再開して……あれ。
「愛さん、なんでここのお店に??」
愛「え?そりゃあ美味しそうだったから。」
「……探してたんじゃないのかよ。」
愛「え、えっと……観光も大事じゃん??」
結論、俺<チーズケーキと言うことが分かった。そうだよね、ここのチーズケーキ美味しいもんね。ジト目を向けると視線に気づいた愛さんは気まづそうに顔を背けて頬をかいている。
チーズケーキに負ける俺って一体……。