高校2年生になってからの学校生活がようやく慣れてきたと思っていた矢先、ある事が俺の日常を壊そうとしている。
愛「中間テストだぁ〜〜!!!!」
「ねぇそれ俺が言おうとしてた事!なんで楽しそうなんだよ!!」
そう、先に言われてしまったが中間テストがあるのである。結論から言うと俺は勉強ができない訳じゃないが得意でもない。つまり普通。俺が1番嫌なのは"帰ってからも勉強をしなければいけない"という事である。みんなも嫌でしょ??学校から帰ったらだらけたいと思う人分かるでしょ??それで何もやらずに成績下がったら怒られるし勉強して下がったら萎えるし…成績下がる前提で話してるの悲しくなる。
愛「今回も愛さん頑張っちゃうぞ〜!!」
「なんでそんなにモチベ高いのあなた。」
俺は隣の席ではしゃいでいる女の子の理解に苦しんでいる。正直第一印象勉強苦手そうって思っちゃったよ俺。それなのにこのテンションの上がり方異常だろ……何なんだこの子は。
愛「だって今まで習ってきたことをちゃんと理解出来てるか証明できんじゃん!それが自信にも繋がるし、愛さんは楽しみだよ〜♪」
あ、一生分かり合えない人種だわ。そんな事考えたこと1度もないわ…え、俺がだらしないだけ??そんな事ないよね、きっと仲間はいる。
「……もしかして復習とかしてたりすんの??」
愛「??そんなの当たり前じゃん。復習し終えたら予習もするよ!」
彼女から聞くことがないと思っていたワードが2連発も。見た目とのギャップあり過ぎだろ、、
愛「そういう事聞いてくるとはもしや……ジュンジュン勉強あんましてないなぁ??」
「してるよ授業と課題で。」
愛「それ以外に決まってんじゃん!!こりゃ指導者が必要だねぇ。」
え、今何言ったこの人。
愛「しょ〜がないなぁ…ここは愛さんが人肌脱ぎますかっ♪」
「え。」
愛「だーかーらー!!私が勉強教えてあげるよ!」
「大丈夫間に合ってますお願いです勘弁してください。」
愛「ジュンジュンがこんなに必死になるなんて…やり甲斐ありそう!!」
「鬼かあんたは!!マジで自分で何とかするからいいって!」
愛「えぇ〜……あ、そうだ!!」
愛さんは何か閃いたのか、バンッと机に手を置いてこちらに体を傾けてきた。近い近い、パーソナルスペースって言葉ご存知ですか??あ、そうでした。あなたはそのスペースに堂々と侵入してくる人でしたね。
愛「次の中間テスト、愛さんと勝負しようよ!それで愛さんが勝ったら次のテストからスパルタ教育をする。逆に負けたらこの話はなし!どう??」
「いやどうじゃないわ!え、なにスパルタなの??絶対嫌だよ。それにこの勝負俺のメリットないじゃん!」
愛「もっと愛さんといれるよ♪」
「勘弁してくれ学校だけで十分だ!!」
愛「もうジュンジュンったら素直じゃないんだから〜!」
「素直に受け答えしてますけどー?!」
ダメだ、全く話が通じない。まぁ愛さんが何か閃いた時にもう俺の拒否権なんて無いに等しいんだけどね。
「よし、やるからには全力でやるぞ。ぜっっったい勝つ!!」
愛「お!ジュンジュンやる気になったねぇ〜♪愛さんも全力で受けて立とう!!」
「勝負は5教科のそれぞれの点数!!負けたらさっきの条件追加で何か奢ってもらうぞ!俺は金欠だ!」
愛「いいねぇテンアゲじゃん!!!これは今回のテスト楽しくなりそう!愛さんは金欠じゃありません!」
「嘘だろなんであんなに遊んで金欠じゃないんだよ!!俺なんてお菓子とか外食したらすぐなくなるのに!」
愛「十分なくなる要素あるじゃん!」
(凄い勝負になりそうだなぁ……)
この2人のやり取りを聞いていた周りの生徒はそう心に思うのであった。
愛・準太「「絶対に負けない!!」」