愛「いやぁ、まさかことりがミナリンスキーだったなんて愛さん驚いたな〜。」
ことり「ふふっ、私も愛ちゃん達が来るなんてびっくりしたよ。」
愛「それがねー、ジュンジュンがどうしても行きたいって言うからさぁ。」
「おいこら。」
愛さんに連れてかれて来たお店に幼なじみがいるなんて聞いてないぞ。しかもなんだっけ…伝説のメイドか何とからしいじゃん。いつの間に伝説になってんだよ教えてくれよ。
ことり「相変わらず仲良いね♪」
愛「うん!!ちょー仲良しだよっ!!あっ、愛さんこれ食べようかな!」
「うへぇそんな甘そうなの食べるのかよ。」
愛「いいじゃん!せっかくだしどんな料理を作るか候補考えるためにもまずは食べないと!」
「最もっぽい意見を言ってるが要はあなたが食べたいだけだよね??」
ことり「準くんたち何かするの??」
「えっと、実はな……」
俺はことりに事の経緯を話した。学園祭でメイド喫茶をやることになったこと、俺も執事をやらされること、視察と称してここまで愛さんにより連行されたこと……あーあ、今日もろくな事なかったなー。
ことり「楽しそうっ♪準くん執事やるんだぁ。」
「誠に不本意ながらな。」
愛「そんな事言って実は乗り気……痛い痛い!ごめん!ジュンジュンごめんって!!」
「愛さんたちが乗り気なだけだ。俺は料理当番でいい。」
ことり「ふふっ、私は準くん似合うと思うなぁ。」
「現役メイドに言われると説得力増すな。」
愛「ちょっと愛さんは!?!?」
ことり「げ、現役というかバイトなんだけどね……じゃあ2人とも、何か参考になるもの見つけていってね!」
「お、おう……サンキュ。」
ことりは俺たちから離れ別のお客の接客へ向かった。うわぁすげぇ人気者だな、周りの男性にすごい注目されてる。
愛「ジュンジュン、このオムライスとかどう??お腹すいてるし美味しいと思うよ!」
「それは愛さんが食べたいだけだろっての!!」
******
「お待たせしました、オムライスでございます。ご主人様♪」
愛「うわぁ美味しそう!!これが有名なメイド喫茶のオムライス!」
「いやあなたパフェにしたじゃん。」
結局愛さんに押し切られオムライスを注文してしまった。まぁお腹すいてたしいいんだけどね??
目の前のオムライスは俗に言うふわとろオムライスでその見た目と匂いが食欲をそそらせる。ケチャップないのか……まーいっか。
ことり「準くんオムライス頼んだんだぁ。じゃあケチャップをおかけ……え!?」
愛「えっ、ちょっとジュンジュン何してんの?!」
2人が驚いてこちらを見る。何だよ別に何も悪いことしてねぇぞ。オムライス食べてるだけじゃん……え、これ??
愛「萌え萌えキュンしないとダメじゃん!?」
「何訳の分からんこと言ってんだよ!!愛さんも食ってるだろ!」
愛「愛さんはパフェだからいいの!ジュンジュンはダメなの!」
「何で俺だけ食べるの禁止なんだよ不公平だ!!」
ことり「あ、あはは……準くん、あそこ見て見て??」
ことりに言われ見てみると俺と同じようにオムライスを頼んだお客さんがメイドさんに期待の目を向けて何かを待っている。するとメイドさんは手に持ったケチャップで文字を書いた。そして……
「萌え萌えドッキュン♪」
「………。」
愛「これ!これだよジュンジュン!!しかもことりがやってくれたのに勿体ないことして!バカ!アホ!!」
「言いたい放題言いやがって……だったら事前に伝えとけよ!」
愛「大抵の人知ってるよきっと、ジュンジュンが特殊なだけ。」
「えー……。」
ことりの萌え萌えを中止した為か周りからの視線が突き刺さる。ごめん、マジでごめんて知らなかったから許してマジで。
ことり「ふふっ、準くんはそういう所変わってないね♪」
「え、今バカにされた??」
ことり「ち、違うよぉ!!その……無意識に人を驚かせて笑わせてくれる所。」
「驚かせて怒らせたの間違いでは。」
ことり「そんな事ないよ、私は……面白かったよ♪」
無邪気な笑顔でそう言うこと言わないでくれ。正面の彼女がいじけてるし周りの男性からまだグラディウスアーチが突き刺さってるから。いやまぁそういうこと言ってくれるの幼なじみ的には嬉しいけどね??
愛「むぅ……いつまで赤くなってるのさ!ほら食べるよ!」
「拗ねるな。」
愛「す、すすすす拗ねてないし!!あーパフェ美味しい!ジュンジュンにはあげないからねー!」
「子供かよ……じゃあ俺のオムライスも「もーらいっ」おいこら勝手に食べんなよ!」
ことり「ふ、2人とも落ち着いて〜!!」
******
「……何してたんだ俺は。」
愛「いやぁ美味しかったね!またことりがいる時行きたいね!」
「ことりのお願い攻撃されない限り絶対行かない。てか行けない。」