愛「ねね、あそこ人たくさんいるよ!!」
「だなー、何の屋台なんだ??」
次に俺たちが来たのは3年生の廊下。他の学年と同様賑わってはいるのだがその中でもダントツで人だかりが出来ている教室があった。特に入口付近でガヤガヤしており、近づいてみると……
果林「あら、2人とも来てくれたの??」
「は、はぁ……気になって来たんですけど、先輩その格好なんつーかその……」
愛「エッチぃね!!!」
「言わなくていいから。」
朝香先輩がなんともまぁ自分の美貌を活かした服を着ていらっしゃった。何がヤバいって胸とかお尻がこれでもかと言うくらい強調されている。文化祭で何やってんの男ホイホイじゃんこんなの。
果林「ふふっ、せっかくの文化祭ですもの。これくらいしても怒られないわよ。」
「見てるこっちが恥ずかしいです。」
果林「そんな事言ってるけど、準太だって……ずっと谷間見てるじゃない♪」
「……。」
女性は男性の視線を感じることが出来ると聞いていたが本当のようです。はい、しっかりと見てしまっていましたごめんなさい。
愛「………。」
「痛い、痛い愛さん!!脇腹つねるのやめて!!」
愛「なーに彼女の前で他の女の子の胸見てんのさ!!愛さんご立腹だよ!!」
「こ、これは男の性と言いますか……。」
愛「そんなので納得する訳ないじゃん!愛さんだって果林くらいはあるもん!」
「おい!!こんなとこで何張り合ってんだよ!」
愛「胸だけに??つまんないよ!」
「そういう意味で言ったんじゃねーよ!」
愛「それに!ジュンジュンさっきお化け屋敷で愛さんの胸揉んだじゃん!」
はい爆弾頂きました。みんなの視線がこっちにくるーー。
果林「ふふっ、仲が良いのは素敵だけど、そういう話は2人っきりの時にしてね??」
「もう今日ついてない……。」
愛「むぅ……。」
果林「ほら、せっかく来たんだから楽しんでって??2人ともきっと好きだと思うわよ??」
愛「そういえば、果林のクラスは何してるの??」
果林「私たちのクラスは………」
******
エマ「じゃあ問題ですっ!私は何人兄弟でしょう!」
「………いや分からんって。」
先輩達のクラス……ここはクイズ大会であった。中に入るとエマ先輩が出迎えてくれて思ったよりもすぐ参加する事が出来たのだが、問題がムズすぎる。何がムズいって、スイスの問題かエマ先輩のプライベート問題出すから知ってる人だいぶ限られてくる。一緒に参加した生徒たちも眉間に皺を寄せて考えてはいるがきっと答えれない。
愛「えー何人だったっけなぁ……沢山いた気はするけど。」
「そっか、愛さんなら普段いるからそう言う話聞いたことあるんだな。」
愛「そうなんだけどさー、こういう時に思い出せないんだよねぇ。」
「えぇ……これ誰も答えれず終わるんじゃねぇの??」
エマ「皆さんどうしたんですかー??これはサービス問題ですよー??」
「嘘だろサービス問題エグすぎたろ。」
せつ菜「はいっ!!」
誰かが手を挙げた様で振り返ると生徒会長が自信に満ちた顔で手を挙げていた。……参加してたのかよ。
エマ「はい!では答えをどうぞ!」
せつ菜「6つ子です!!」
……そんなわけないだろ。絶対何松の事思って答えたろ。
エマ「んー、違うけど人数は惜しい!」
「えっ、そんないるの??」
愛「そうなんだよ!兄弟多かったと思うんだけどどれだけいたのかなぁ。」
「6人で惜しいんだろ……多いのか少ないのかどっちだ……。」
こうなったらフィーリングで答えるしかない。生徒会長は6つ子じゃなかったのがショックだったのか愕然としている。いや普通に6つ子なんて早々おらんて。
「……はい。」
エマ「おっ、準太くん!答えをどーぞ!」
「……8人。」
愛「ジュンジュン盛りすぎ!!そんなにいる訳ないじゃん!」
「うるせー!聞いたことあるとか言って隣で唸ってる愛さんよりマシだろ!」
エマ「正解です!準太くん良く知ってたね!」
「……まじ??」
当たっちゃったよ。まじか8人兄弟って初めて聞いたぞ。つか愛さん知ってたんじゃねーのかよ。凄い知ってた感出してるけど遅いからな??
せつ菜「くっ……6つ子ではありませんでしたが、8つ子もありですね!」
「だから8人兄弟なだけだって……。」
エマ「じゃあ次の問題いきますよ!」
愛「よっしゃあ!愛さんに任せなさい!」
「もう任せられない。」
エマ「私の好きなスイスの伝統文化は何でしょう!」
「知るかぁぁぁぁ!!!!」
この後出される問題全てエマ先輩問題で参加者全員苦悩した結果、誰も答えれず終わってしまった。俺たちの次に参加した生徒たちも同様の餌食となりただただ同情するのであった。