愛 「いやー、昨日はすっごい楽しかったね!!」
「……そっすね。」
愛「やっぱ学祭はこうでなきゃ!!今日も派手に盛り上がろうね!」
「……そっすね。」
愛「ジュンジュンは今日はおねしょした。」
「……そっす……おい。」
愛「おいじゃないよ!愛さんこんなに元気なのに何でジュンジュンそんな死にそうな顔してんのさ!まだ朝だよ?!」
「誰のせいだよ誰の!!」
今日は学祭2日目。昨日の屋台やら出し物とは大きく変わって体を動かす事がメイン、つまり体育祭である。昨日の余韻もあるのだろうより一層テンションが高い生徒がたくさんおり、ハチマキを頭に巻いて気合十分の熱血バカもちらほらいる。
そんな中でどうして俺がこんな死にそうな顔をしているかと言いますと、昨日の夜に遡るーーー
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「ふぅ……疲れたむり。」
1日目を終えていつもより早めに寝る準備を終わらせ布団にダイブする。ただでさえ日常が騒がしいのにその何倍も今日は騒がしくて振り回されて散々だった。1日バスケをするより遥かに身体が疲れてもう動けない。そう思っているとピロンっと1件のメッセージが表示された。気力の無い目でスマホを見るとやはりというか、愛さんからだった。
愛『ジュンジュンお疲れー!!愛さんだよ!!』
「……明日返そ。」
そう思いスマホを伏せて寝ようとするとまたメッセージが。
愛『まだ寝てないよね??ちょっと付き合ってよ!』
愛『おーいジュンジュンー??起きてるの分かってんだぞー??』
愛『こらーっ!反応しなさいー!!』
「……何でこんな元気なのこの子は。」
ずっと思っているがこの子の体はハイブリッドすぎる。リッターどんだけなんだよ。もう俺はゼロですなので寝たいのです。悪いな愛さん、今日は相手をする暇はない。
愛『貴様!見ているな!。』
『……何だよ。』
愛『やっぱ見てたんじゃん!!』
『誠に不本意ながら。』
愛『またまたそんな事言ってー♪』
『寝るぞ。』
愛『ご、ごめんって!!今電話できる??」
『むり。』
そう返信すると着信が入りました。もうみんなこの流れで誰か分かるよね??一応確認するか……はーい、愛さんでしたー。
「寝るって。」
愛「寝ない!寝かせない!ダメ!」
「何なんだよまじ。」
愛「ちょっとさー、今日の余韻?が残っててジュンジュンと話したいなーって。」
「別の人でいいだろ。明日聞いてやるから。」
愛「今じゃなきゃダメなんだって!あのね、今日さーー」
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愛「……どしたのジュンジュン??」
「……何でもない。」
というわけで俺は愛さんによる名物弾丸トークで寝かせて貰えませんでした。お陰様で体調は最悪。これで競技に出ていいのか不安でさえある。
容疑者である愛さんはすっごい余裕そうで恨めしい。
愛「さてさて、今日も頑張ろうね!!」
「それなりには。」
愛「何言ってんの!!愛さん達リレーでアンカーなんだからそれなりじゃダメだよ!」
「そのアンカーは絶賛寝不足でして。」
愛「え、どして??」
「………この野郎。」
愛「痛い!痛いよジュンジュン!何で頭グリグリするのさ!」
こうして2日目の体育祭が始まる。どうせ今日もドタバタしてワチャワチャして散々な1日になるんだろうな。