ブライト博士が神浜で二度としてはいけないことの公式リスト 作:ryanzi
83.ブライト博士は「オッペンハイマー」を多用しないでください。そろそろこちらがゲシュタルト崩壊を引き起こしそうです。
84.ウワサの内容をブライト博士の賛美に改変することは認められません。
1.わたしの賛美も駄目よbyみたま
2.私に媚びを売るとは・・・元から失望していたがなby十七夜
3.そろそろ賠償請求を求めるつもりだよ?by灯花
85.ブライト博士は今後もっと早く報告することが求められます。どうして環ういの存在を覚えていたことを報告しなかったのですか?
1.だって、変人だと思われると嫌だしbyブライト
2.安心してください。もとからみんなそう思っています。
3.僕たちが忘れて、こんなのが覚えているなんて・・・byねむ
4.・・・やっぱり最高byアリナ
86.マギウスの翼との親善野球での『ホームラン量産法』はブライト博士以外にも禁止します。あなたの手から離れていったバットが歪な球体でさえも吹っ飛ばしたのですから。ええ、私たちもまた歪な球体の上に住んでいるんですよ?
87.空穂夏樹に応援してもらうことは許しません。あなたはやる気が湧くと言っていますが、それは間違いなく「ヤル気」のことでしょう。
1.うーん、確かにブライト博士って変人だけど、手堅いような・・・by夏樹
2.確かにそれはそうでございますね・・・祖母に相談しようと思いますby月夜
3.こんなの絶対おかしいよbyまどか
88.ブライト博士は梓みふゆの寄生行為を許してはなりません。
1.他の魔法少女にも言っておきますが、大学教授であるブライト博士に寄生しても奇行に悩まされるだけです。そもそも、最近、ハーバード大学からお誘いを受けているようですから。彼についていくということは神浜を離れるということですよ?
2.私からも忠告するでございます。魔法少女だけでなく、一般の方々からもブライト博士の奇行は認識されているでございます。祖母からキツイお叱りを受けたでございますby月夜
89.ブライト博士は段ボールで作ったモノリスに入るべきではありません。
1.すごそうでまったくすごくない会話をすることもです。
90.高い場所で命令することは反感しか生みません。
1.加賀見まさらはいくら高給だからといって、「予備」のバイトをするべきではありませんでした。栗音こころが怒り狂いました。
2.「粟根」だっつのbyこころ
3.「ほう、○○か」とかいうのはまるで頭が良くありません。
91.仕事に行くとき「逃げちゃだめだ」を連呼しないでください。
1.「ふわあああああ」はうるさいです。
2.ええ、確かにあなたは最低です。
3.レナちゃんの首を絞めていた件についてちょっと話があるようbyかえで
92.ブライト博士は渚カオルほどかっこよくはありません。
93.七海やちよと八雲みたまをかけ合わせれば「葛城ミサト」になるという説は確かに間違いないでしょうが、それは公言するほどのことでもありません。
1.サービスサービス!byみたま
2.年を考えろよbyももこ
3.ふゆぅ・・・ももこさんが行方不明だようbyかえで
94.来たるワルプルギスの夜との決戦にむけて開発した「ケーキ」は宇宙に飛ばしました。あとはキュゥべえがなんとかしてくれることでしょう。
1.真面目な話、あなたはあの「ケーキ」でどう戦うつもりだったんですか?
95.「全集中の呼吸」の訓練を今すぐやめてください。
1.かっこいいじゃんかbyフェリシア
2.このままではカオスになるからよbyやちよ
96.ブライト博士は魔法少女を平伏させることは許されません。
1.むしろ十七夜先輩の方が似合ってるでございますby月夜
2.ねー
3.ほう?ちょっと一緒に話をしようか?by十七夜
97.魔法少女を鬼に勧誘するのは禁止されます。
1.断られたからといって、ベッドに引きずり込もうとするのはなおさらです。
98.「今日もみたま様は美しい」は恥ずかしいわbyみたま
99.いくらなんでも「壊れたる神」の召喚はやりすぎです。ワルプルギスの夜は、私たちで倒してみせます。
100.アリナ・グレイの対処を柊ねむと共に遂行したのは確かに素晴らしかったです。ですが、ねむを安全な場所に避難させた後、火事場泥棒に及んだのは許せないことです。
1.どさくさに紛れて二葉教授一家をボコボコにしたのもわかっています。
2.あれからブライト博士がまた見当たらなくなったけど・・・byねむ
3.ちっ、また逃してしまったかby十七夜
ブライト博士は先日以来行方不明となりました。
ブライト博士のいなくなった調整屋。
もはや誰も眠ることのない棺桶が放置されていた。
みたまが思い出すのは、首飾りを拾った日のこと。
たまたま変なオーラを醸し出していたそれを見つけたのだ。
そして、なんか調整できそうな気がしたのだ。
「・・・まさか人間になるなんてね」
みたまは棺桶にもたれかかり、ため息をついた。
あの日、首飾りが人間になった時は心臓が止まりそうだった。
もっと心臓が止まりそうになったのは、男の記憶が流れ込んだ時だ。
それはここではないどこかに生きていた男の報われない物語。
そして、男は目覚めて、自分の状況を把握すると、こう言った。
「ありがとう、これでようやく他人の人生を奪わずに済むよ」
それからブライト博士はたくさん暴れて活躍した。
やっぱり死ねないので、その鬱憤を晴らすしかなかったのだ。
十七夜も心を読んで、そんなブライト博士の奇行を理解していた。
相野みとも心を繋げることで、ブライトの悲しみを理解していた。
アリナも・・・どうやら直感で理解したらしいが。
「・・・ブライト博士、わたしはあなたのことも嫌いだったわ。
とってもおかしくて、とっても優しかったあなたがね」
彼は年長者だったからこそ、みたまの憎しみも見抜いていた。
だからこそ、神浜の敵にもなろうとしていたのだ。
事実、一般市民からのヘイトは着実に集めつつあった。人気も集めていたが。
それに、水名学園や大東学園で「ひとりCall of Duty」してくれたのもスカッとした。
財団での話も、神浜市の問題なんてちっぽけだということも教えてくれた。
でも、悲しいことにそれが逆にみたまの心を傷つけていった。
あれの保護者として肩身が狭くなったのはもちろんである。
だが、それ以上にその優しさが余計にみたまにとって辛かったのだ。
「馬鹿な人・・・どうしてわたしみたいなのにかまったのかしら?」
もし、あの日、首飾りを拾っていなかったら、こんな寂しい思いはせずに済んだのに。
ああ、でも、彼はどこかの誰かを乗っ取って、結局は会う羽目になっただろう。
「・・・帰ってきたら、またごちそうを作ってあげるわね。おやすみ」
棺桶をこんと叩いて、みたまは立ち上がった。
こうして調整屋は静寂に包まれた。
これからも、人生は続いていくだろう。
だが、そこにブライト博士がいないというだけだ。
それから数分後、棺桶の扉が開かれた。
棺桶の内部は輝いており、そこからブライト博士と三人の少女が出てきた。
少女たちの服装は、洋風の和服と紅衛兵の帽子という変わった格好であった。
「・・・うむ、このままではまずいぞ、同志諸君。ワームホール作戦は成功した。
だが、このままでは我々は八雲みたまの反動的資本主義料理を喰わされることになる」
「それほど危険な代物なの?」
「そうだ、同志ちはる。彼女の料理は危険で、反動的だ」
「それでは、殺しましょう。同志ブライト」
「それも危険だ、同志すなお。彼女を殺せば、他の反動的分子も目覚めることになる」
「それじゃあ、棺桶もって安全な拠点に移ろうよ」
「その通りだ、同志静香。それでは、全員、静かに棺桶を持って逃げるぞ」
「「「おー(小声)」」」
関係ない話だが、霧峰村はブライトの協力により「改革」に成功した。
重曹の大量生産と神子柴の粛清は時女一族に新たな道を与える結果となった。
彼女たちは今となっては日の本に「赤き夜明け」をもたらすために戦っている。
神浜市の「夜明け」は近い・・・はず。