ブライト博士が神浜で二度としてはいけないことの公式リスト   作:ryanzi

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https://syosetu.org/novel/232767/

くどいようだけど、「レジアスがクビになったようです」を参考に。


シン・ブラえもん 時雨のスシクイネ=Hai Irasshai=NICEGUY戦争 後編

ホテルフェントホープ。そこでマギウスたちは緊急会議をしていた。

参京区で起きている戦争に対処するためだ。

事実、ウワサも一つやられてしまっている。

しかし、アリナと灯花あまり介入することに乗り気ではなかった。

ぶっちゃけ、この戦争で絶望の感情が集まればいいと思っていた。

 

「・・・そうか、じゃあ僕だけで対処するよ」

 

ねむだけだった。この戦争をなんとかしようとしたのは。

さすがにこれを放置していてはマギウスの評判の凋落に繋がりかねない。

そういうわけで、ねむは自分で動かせる羽根たちを招集した。

その中にはもちろん、時雨とはぐむがいた。

 

「知っての通り、参京区はあまりに悲惨なことになりつつある。

僕はそこにいる魔法少女の救援のために、君たちを派遣しようと思う。

強制はしない。僕は寿司にした。君たちも寿司にしてほしい」

 

だが、誰も去ることはなかった。

このままでは自分たちの区にまで飛び火するからだ。

事実、保澄雫も自分の地区が戦場になったので困っていた。

 

「そうか・・・諦めず、最後までこの街を見捨てずにやろう」

 

こうしてマギウスの派遣部隊は保澄雫の能力で参京区に移動した。

ねむは敬礼して、彼女たちを見送った。さすがに行く気はなかった。

時雨の鼻を突いたのは、硝煙と酢飯の匂い・・・。

街のあちこちで寿司のような光を放つ炎が上がっていた。

この争いを止めようとした環いろはが倒れていた。

落ちてくる寿司を腹いっぱい食べたやちよも倒れていた。

あと、グロ画像のようなフラれ方を体験したひなのも倒れている。

リーダー格魔法少女が二人もやられていた。一方は別件で倒れたが。

上空を飛び交うのはアナゴと茶碗蒸し・・・。

唖然とする派遣部隊の前に、一人の闇のスシブレーダーが現れた。

 

「ふゆぅ・・・へいらっしゃい」

 

白羽根はかこに洗脳されたかえでによって全滅した。

残された黒羽根たちは必死に逃げた

 

「お客逃してたまるか!」

 

だが、鶴乃に洗脳されたももこにまた一人、また一人と捕らえられていった。

時雨とはぐむは必死に逃げた。逃げるしかなかった。

跳んでくる江戸前寿司やラーメンやタイヤを撃ち落としたり叩き落としながら・・・。

この戦争で少しずつ動体視力も回避能力も上がっていく。

だが、ついに目を付けられてしまった。あの二人に。

 

「ふんふん!マギウスの翼なんかに邪魔させるもんか!」

 

「目障りなので、消えてもらいます」

 

寿司の弾幕が二人を襲う。二人は防ぎきれずに、吹っ飛ばされていく。

寿司煙に包まれた中、時雨はなんとか立ち上がる。

でも、もう限界だった。もう疲労も空腹も極限状態だった。

そんなとき、真横にマヨコ―ンがあるのを見つけた。

道に落ちているものを食べてはいけないのだが、背に腹は代えられなかった。

思い切って食べると、うまかった。

一貫だけ食べて、もう一貫ははぐむのために残しておいた。

江戸前寿司だろうと、闇寿司だろうと、おいしいのには変わりはないのだ。

こんなおいしいものを、彼女たちは戦争の手段に使っているのだ。

この戦争は、絶対に止めなければいけない。

時雨は寿司意に満たされた。

 

 

 

 

そのころ、ブライト博士はめっちゃくちゃ悩んでいた。

鶴乃とかこを直すためには、ソウルジェムを正常に戻さなくてはいけない。

だが、彼一人ではかなりの研究時間が必要だということが判明した。

 

「どうだ、ブライト?」

 

「駄目みたいだ」

 

「ほう?土葬か鳥葬か火葬のどれが好みだ?」

 

このままでは十七夜にグロ画像みたいなことをされる。

それはブライト博士も嫌だった。

だが、一人では無理なこともまた事実だ。

 

「ブライト博士、私にいい考えがあるよ」

 

「おっ、何だい雫?なんかボロボロだけど・・・」

 

「私の能力を使えば、博士に協力できそうな人を探せるかも。

あと、ちょっと敵前逃亡しただけだから気にしないで」

 

 

 

 

「それで、青銅時代プロはどうするつもりだい?」

 

「さすがに過去作の続きを封印されたのは打撃が大きかったようです・・・」

 

第九無人世界軌道上の収容所。

そこにはかつてミッドチルダを混乱に陥れたジェイル・スカリエッティが収容されていた。

だが、その混乱というのは読者諸賢の知っているJS事件とは異なる。

とにかく、まえがきにリンク貼っといたから見ておいて。

 

「そこで・・・」

 

「マギアレコードをほのぼのチックにリメイク。

さらに、別の世界だと明記して扉の向こうに影響がないように、と?」

 

「・・・そうです」

 

「ははは!そうだと思ったよ。

ほのぼのアニメだったらこちらに攻め込んでこないからね!」

 

「管理局も現在検討中です。

しかし、今の問題はスシブレーダー化したアインハルトちゃんです。

すでに彼女の覇王酢飯拳はかなりの被害をもたらしてるんです」

 

「そうはいっても、さすがの私でもスシブレーダー状態の解除の研究には長い時間がかかるんだ。

せめて、もう一人、すっごい研究者でもいてくれれば話は変わるんだがね・・・」

 

その時、収容房に穴が現われた。

 

「さて、最初に言った通り、保澄雫が現われそうだね。

たぶん、扉の向こうのほうとは別人だと思うけど」

 

スカリエッティの予想通り、入ってきた保澄雫はこちらのことを知らないようだった。

そして、さらにもう一人の白衣を男が入ってきた。

ブライト博士とスカリエッティは初対面にもかかわらず、固い握手を交わした。

 

出会ってはいけない二人が出会ってしまった

 

 

 

 

時雨の必死の応戦により、鶴乃とかこも少なからずダメージを負った。

戦っている途中で成長するのは、どこも同じであるようだ。

だが、時雨のダメージもそろそろ限界値に近づいていた。

 

「はあはあ・・・」

 

「寿司職人じゃないのに、よく頑張ったね」

 

「でも、これでおしまいです、さようなら」

 

意識がもう消えそうだった。

でも、まだ倒れるわけにはいかない。

 

「ぼくは・・・負けるわけにはいかない!

アンタらみたいに、寿司を、いや、食べ物を戦争に使う奴らなんかに!」

 

虚しい叫びだった。すでに武器のパチンコは壊れていた。

というか、この危険な神浜でよくパチンコで生き残れたな。

ともかく、何千という寿司が時雨に向かって飛んできた。

悲しいかな、今の彼女にできるのは、その中の一皿を殴ることだけ。

・・・でも、それが状況を変えた。

他の寿司たちが、殴られた寿司に向かって急発進したのだ。

こうして、時雨の殴った寿司は他の寿司によって貪り食われた。

 

(最悪です・・・よりによって「座標」が・・・あんな弱い魔法少女の手に・・・)

 

かこが冷や汗をかいている間、時雨はその隙を突いて、何千もの寿司を平らげた。

空腹には勝てなかったのだ。もちろん、はぐむの分も残した。

 

「げふっ・・・もうだめだ・・・」

 

満腹と疲労により、時雨は倒れた。

まだ意識はあるが、もう体が動いてくれないのだ。

 

「よく頑張ったな、あとはあたしに任せろ」

 

はぐむのために残した寿司の一つを、赤髪の少女が食べてしまった。

でも、もう文句を言う気力もない。

 

「・・・重曹でソウルジェムを浄化できるって聞いたから、

この街に来たけどよ、こんなに食い物を粗末にしやがって・・・!」

 

少女は変身して、槍を構えた。

 

「覚悟はいいか?」

 

二人は絶望した。

目の前の少女は寿司職人ではない。

それなのに、勝てる気がしないのだ。

 

「・・・げふっ、私も加勢します!」

 

残らず寿司を平らげたはぐむも少女の横に並んだ。

さあ、反撃の時だ(食い物を粗末にした罰だ)

 

 

 

 

ブライト博士とスカリエッティはついに研究に成功した。

これで、寿司職人を一般人に戻すことができるのだ。

とある魚から抽出した成分がそれを可能にしたのだ。

 

「これにソウルジェムを浸すだけで魔法少女を寿司職人に戻せるぞ!」

 

「ああ、リンカーコアにも効果があるだろうから管理局も万々歳だ!」

 

二人の研究者は狂喜乱舞した。

だが、みたまには不安があった。

 

「・・・副作用はあるのかしら?」

 

寿司酢でこうなったのだから、やっぱり不安にはなるのだ。

だが、ブライト博士の一言で誰もが安心した。

 

「あまり愉快じゃない副作用があるんだよ」

 

ブライト博士にとって愉快じゃないことは、まともなことを意味する。

そして、ちょうど赤髪の魔法少女こと佐倉杏子とはぐむが鶴乃とかこを連行してきた。

嬉しいことに、二人とも意識を失っている。抵抗される心配もない。

すぐに二人のソウルジェムを液体に浸した。

 

「これで精神は正常になるはずだ。まだ身体にはスシブレード成分が残っているだろうけど。

まあ、数時間もすれば、それも勝手に排出されてくれる。さて、そろそろ帰らないと・・・」

 

「ああ、さようなら、親友」

 

こうしてスカリエッティは元の世界に帰っていった。

ブライト博士は名残惜しそうに、手を振って見送った。

 

「わあ、こんなに魚がたくさん!」

 

たまたま調整屋に来たひみかが余った魚を見て喜んだ。

 

「全部持って帰っていいぞ。私の好みではないからな」

 

ひみかは家族のために全部持って帰っていった。

この後、ななかと杏子が話し合って、ななか=杏子協定が締結された。

これによりスシブレードは永遠に禁止されることになった。

果たして「座標」とは何だったのか?それはしばらく闇の中に葬られそうだ。

 

「ところでよ、博士」

 

「なんだい、杏子くん」

 

「あの魚って、何だったんだ?」

 

ブライト博士は溜息をついていった。

 

「バラムツっていう魚でね・・・」

 

 

 

終劇

 

 

 

 

 

 

「うっ、お腹が・・・」

「い、いや・・・見ないで、フェリシアちゃん」

「と、撮らないでください、ヴィヴィオさん・・・」

「「「「「「「「ギャアアアアアアア」」」」」」」」

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