ロリでショタで30代の男の娘は好きですか?(IS編)   作:とんこつラーメン

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なんか、知り合いから大量にインスタントラーメンを貰ってしまいました。

別に嫌いじゃないし、場合によっては夜食として食べる時もあるのでいいのですが、同じ味ばかりなのでどこかでアレンジしたりとかしないと、どこかで必ず飽きてしまいそうです。








無限の可能性

 千冬と話した後、鞠絵はマドカとスコール、オータムの三人を廊下に呼び出してから、先程の話の内容を事細かに教えた。

 

「…ってことになった」

「私がIS学園に行く……」

「博士が教師として行くのは納得できたけど、どうして私達もなのかしら?」

「そんなの、お前達が頼りになるからに決まってるだろ?」

「「!!!」」

 

 真っ直ぐな瞳で本心をズバッと言ってのけた。

 その一撃は、スコール&オータムのハートに見事にクリティカルヒットした。

 

「学園に行ってからも機体の調整やら各アーマーの調整やらを二人に手伝ってほしいしな。…聞いてるか?」

「た…頼りになる…ね。そこまでストレートに言われちゃうと…照れちゃうわね…」

「ヤ…ヤベェ…めっちゃドキドキしてる…。あ…あれ? あたしってこんなキャラだったけか…?」

 

 全く聞いてない。

 恋は盲目とはよく言うが、それだけでは収まらないようだ。

 

「ずるーい!! どうして私も一緒じゃないのさーっ!?」

「来ると思ったよ…ヒカルノ」

 

 ここで四人目の女性陣の登場。

 彼女が来ることは予め予想をしていたのか、さほど驚く様子は無かった。

 

「もっちーやスコールたちが学園に行くんなら、私も一緒に学園に行くー!」

「ダメに決まってるだろうが。ヒカルノには色々とやって貰いたい事があるんだからさ」

「やって貰いたい事って何よ?」

「例の『二人目』の機体の調整とか、あとは『マーキュリー』と『ジュピター』の組み立てとかだよ。これは、一緒に開発をしてきたヒカルノにしか頼めない事なんだよ」

「わ…私にしか頼めない?」

「うん。だからこそ、お前を信じて託すんだぞ?」

「そ…そっか……もぉ~! 仕方がないなぁ~! もっちーがそこまで言うなら、やってあげようじゃないの!」

 

 これまた、鞠絵は本心を言っただけにも拘らず、簡単にヒカルノを籠絡してみせた。

 彼には話術の才能もあるのかもしれない。

 

「さ…流石は姉さま……」

「魔性の美幼女…じゃなくて、魔性の男の娘ね…」

「まぁ…似たような立場なら、あたしも速攻でダウンすると思うけどな」

 

 ウンウンと頷く三人。

 こればかりは彼女達にしか分からない事なのだろう。

 

『望月博士。オータムさん。スコールさん。マドカさん。所長がお呼びです。至急、所長室へとお越しください』

 

 ここで急な呼び出し。

 名前を呼ばれた四人は頷いてから、揃って所長室へと向かって行った。

 

 

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

 

 

「入るぞー」

 

 取り敢えずのノックをしてから遠慮なくドアを開ける。

 こんな暴挙が許されるのは、倉持技研の中でも鞠絵かヒカルノのどっちかだけだ。

 

「よく来てくれた、博士。それに君達もな」

「挨拶はいいよ。それよりも、何か話があるんだろ?」

「分かった。では、本題に入るとしよう」

 

 髭を生やした、頭の禿げあがった所長は、自分の机に肘をついてから静かに話しを始める。

 

「もう既に博士から聞いているかもしれないが、倉持技研を代表して、君達四人がIS学園に出向することが正式に決定した」

「その話は、轡木のじーさんから聞いたのか?」

「つい先程な。全く…顔に似合わず大胆な事をするものだ。最初は博士だけを出向させる予定だったと聞いたぞ?」

「まぁな。けど、まだコアの稼働試験が終了したばかりで、まだまだ細かい調整やらをゆっくりとやって行こうって時に舞い込んできた話だったからな。こればかりは仕方がないさ」

「そうだな。ということは、向こうに行ってからもコアの調整や各アーマーのテストは続けていくのか?」

「勿論だ。時間は有限なんだ。こっちに戻ってきている間だけ…なんてのは論外だよ」

「ふっ…その飽くなき研究心…伊達のあの夫婦の血を引いている訳ではない…という事か」

「それぐらいは出来ないと、父さんを越える事なんて一生掛かっても不可能だよ」

 

 鞠絵の夢であり人生の目標としている事。

 それは、世界一の天才科学者である父を越え、自分こそが世界一の天才科学者になる事である。

 だが、その目標は他者が想像しているよりも遥かに大きくて険しい。

 陸奥守の事を知ってしまえば、それがどれだけ無謀な事なのかは一発で分かるのだが、それでも鞠絵は絶対に諦めない。

 それどころか、彼の場合は越えるべき壁が大きければ大きい程、逆に燃え上がるタイプなので、寧ろ逆効果であると言える。

 

「そのご両親にも報告はしなくてはな」

「オレもそう思ってるんだけど……なぁ?」

「あぁ…そうだな」

 

 苦笑いをしながらマドカを顔を合わせる。

 どうしてそんな顔をするのかと思っていたら、目を逸らしながら鞠絵が答えた。

 

「父さんと母さんさ……一週間ぐらい前から出かけてるんだよね…」

「出かけてるって……」

「どこに?」

「…………異世界」

「「「はぁ?」」」

 

 所長、スコール、オータムが純粋な好奇心で尋ねてみたら、飛び出してきた言葉がまさかの『異世界』。

 これには流石の三人も目が点になってしまった。

 

「確か…なんて言ってたっけ?」

「『アルワース』…じゃなかったか? 『今後の研究の為に、是非とも本物の魔法が見たくなった』と義父さんが言ってた気がする」

「「「ま…魔法?」」」

 

 異世界の次は魔法。

 非科学的な単語のオンパレードに、もう頭が追いつかない。

 

「まぁ…その…なんだ。あの人たちに関してはそこまで気にしない方がいいぞ? こっちの常識なんて全く通用しない人達だからな」

「なんせ、近所のコンビニに行く感覚で異世界やら太陽系外とかに行ってくる人達だしな……」

「「「えぇ~…」」」

 

 この姉妹…じゃなくて、兄妹がここまで言うのだから、その認識は間違っていないのだろう。

 

「それに、こっちからいちいち報告なんてしなくても、どこかで聞いてそうだしな」

「そうだな。逆に、こっちから話に行ったら恥を掻くかもしれない」

「「「………」」」

 

 二人の話を聞きながらら三人は思った。

 あの夫婦に常識を求めるのはもうやめようと。

 

「お…おほん。そういえば博士、コアの稼働状態の方はどうだったのかね?」

「全く問題は無いぞ。後は、どんなアーマーを装着しても大丈夫なように細かい調整をするだけだな」

 

 完全にキリが無いと判断した所長は、ここで別の話題に切り替える事に。

 彼のファインプレーにオータムとスコールは心の中で親指を立てていた。

 

「コアも持っていくという事は、アーマーも持っていくのか?」

「そりゃな。少なくとも、『アース』と『マーズ』、『ヴィーナス』の三つは確実に持っていくつもりだ」

「『マーキュリー』と『ジュピター』はどうするつもりだ?」

「そこを悩んでるんだよなー。あの二つは少し前に組み立てが完了したばかりだし……」

「いっそのこと、その二つも持っていったらどうだ? いずれは完成させるのだし、それならば手元に置いておいた方がいいだろう?」

「それもそうだな。んじゃ、一応の形になってる五つ全部、持っていきますか」

 

 一先ずの話の帰結。

 ようやく、科学者らしい話をする事が出来た。

 

「…ところで博士。前々から気になっている事があったのだが……」

「なんだよ? いきなり改まって」

「博士は前から言っていたな? 『プラネッツシステムには無限の可能性がある』と」

「そうだけど?」

「博士は各アーマーの名前に太陽系の惑星の名を冠してきた。『地球』に『火星』、『金星』に『水星』…そして『木星』。ということは、いずれは残りの惑星である『土星』と『天王星』、『海王星』の名を冠するアーマーも製作するという事じゃないのか? いや…君の事だから、もう既に開発を始めている可能性も…」

「ふぅーん…鋭いじゃないのさ。これ…見てみ?」

 

 白衣のポケットの中から徐に携帯端末を取り出し、何か操作をしてから投影型ディスプレイを表示させた。

 そこには、今までとは明らかにデザインが違うアーマーの設計図が表示されている。

 

「『土星(サターン)』に『天王星(ウラヌス)』、そして…こいつが最後のアーマーになる予定の『海王星(ネプチューン)』だ」

「ま…待ってくれよ鞠絵! このウラヌスとサターンはともかくとして、最後のネプチューン…こいつは……」

「とんでもないものを思い付くわね…! これは間違いなく、今の世間の流れに逆らってるわ……」

「博士…君は分かっているのか? このネプチューンアーマーが完成したら、間違いなくとんでもない事になるぞ? このアーマーは、全てのISを『原点回帰』させる代物だ…」

「分かってるよ。けど、それでいいんだ。この『ネプチューン』こそが、プラネッツシステムの最終到達点にして、真の完成系なんだから」

「そうか…望月博士。君がプラネッツシステムを開発した、その本当の理由は……」

 

 ここでようやく、所長は鞠絵の真意を理解した。

 成る程、確かにそれぐらいの事はやってのけないと、あの夫婦の足元にすら追いつけない。

 

「そういえば、格納庫の奥に布で覆われた何かが三つほどあったが、まさかそれが…?」

「大正解。実はもう、組み上げ自体は始めてるんだよな。まだまだ完成には時間が掛かりそうだけど」

「それらも…持っていくのか?」

「当然。他のアーマーと並行する形になるから、地道に頑張っていくよ」

 

 さらっと言っているが、実際にやるとなれば相当に大変な事だ。

 だが、そんな事は鞠絵自身も重々に承知している。

 彼の場合は、自分から困難に立ち向かっていくタイプなので、そんな言葉は逆にやる気を出させるだけだ。

 

「そのついでに、『弐式』の方も一緒に持っていくよ。今年、入学するんだろ?」

「そう聞いている。彼女もそっちの方が喜ぶだろう」

「一度は開発が頓挫しそうになったぐらいだしな。完成を知ったら嬉しいだろうな」

「あの機体の最も大事な部分である『マルチロックオンシステム』を完成せさせたのは博士だけどね」

「まさか、本当にコアの開発とほぼ同時進行でやっちまいやがったからな。マジで参っちまうよ」

「それでこその姉さまだ」

 

 口では色々と言ってはいても矢張り、天才の子供も天才だったという事なのだろう。

 本人には、余りその自覚は無いようだが。

 

「明日から、色々と準備をしなくちゃな。ISやアーマーを運ぶのにここのトラックを使わせて貰ってもいいか?」

「それは構わないが…博士は大型の免許は持っていたのか?」

「それぐらいは持ってるよ。つーか、基本的に乗り物系の免許は全部持ってるぞ?」

「例えば?」

「船舶免許に飛行機系も持ってるな。オレ、その気になれば航空機も動かせるぞ?」

「凄い光景になりそうだがな……」

 

 見た目幼女な男性が航空機の操縦席に座っている。

 それだけでインパクト絶大だろう。

 

「と…ともかく、今回のIS学園行きはこちらからの正式な辞令となる。四人共、よろしく頼んだぞ」

「「「「はい!」」」」

 

 所長の話は終わり、鞠絵とスコールとオータムは教師として、マドカは生徒としてIS学園に行くことになったのだった。

 

 だが、鞠絵はまだ知らない。

 学園にて数多くの出会いと再会が彼を待ち受けている事を。

 それにより、彼の周りが色んな意味で賑やかになっていくことを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回からは一気に時間が飛んで、IS学園に出発するところから始める予定です。

果たして、もっちーのハーレムはどこまで広がっていくのでしょうか?
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