僕は世間的にはデビルーク星の第一王子だけど…僕なんかより姉たちの方が王に向いていると個人的には思っていたりする。僕は自分でも分かるぐらいに気弱で判断力が欠けている。王になるものが判断力が欠けていたりすると国民はとても心配する。
だからこそ、僕は王子には向いていない。そのことを父さんに伝えたら父さんは「お前がやるたくないと言うのなら別に無理強いはしない」と言ってくれた。だから僕は辞退した。
そして今、僕は地球のある町で暮らしている。地球で暮らすようになった経緯は簡単で住みたいと思っていたから。これでも一国の王子だからあんまり外に出歩くことは出来なかった。いずれ大人になって『王』にならなかったらどこかの国で一人暮らしをしてみたいと思っていたのだ。
それが実現したのが今から丁度一週間前。住み始めて思ったのは今までお手伝いさんにお任せしていたものが自らやらなくければならなくてならなくなってかなり疲れるということ。本当に今更だけどお手伝いさんには顔が上がらない。ここまで大変だとは思わなかった。料理に関しては少しやっていたりしたけど洗濯や掃除とかはあまりして来なかったからとても疲れる。
これはそんな僕のお話。
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僕が地球に越してきてから1ヶ月が経った。
僕が今、直面している状況は非常に珍しくほとんどの人が体験したことがなかったようなこと。ここに至るまでの経緯は、まず、今日の僕は夕食を食べて風呂に入って寝ようとしていた時に明日、必要になるものを思い出した僕は適当な服で近くのコンビニエンスとアに行った。そして必要なものを買って帰路に付いている途中に僕は少女が道路のど真ん中で倒れているのを発見した。
それが今、僕が直面している非情に珍しい体験である。さて、これから一体どうすればいいのだろうか。暫く、考えた僕はまず声を掛けて見ることにした。
「大丈夫ですか?」
僕は目の前に倒れている少女に対して言った。目立った外傷は無さそうだから気を失っているだけだとは思うが…倒れている人間をここに放置しておくのは危険。この日本という国はとても綺麗で親切な人間が多いけど倒れているに人間を放置しておいて大丈夫という理由にはならないよね。
「まあ、気を失っているんだとしたら返事できる訳ないか…」
倒れている少女をお姫様抱っこをして僕は自宅への帰路についた。夜中だったお陰で僕が少女を抱いている姿は誰にも見られることは多分なかったと思う。こんなところを誰かに見られでもしたら後々、何を言われるか分からないからね。
そして家に着くと僕は空いている部屋のベッドに彼女を運んで寝かせる事にした。身元も知らない人を自分の家に招いてしまうのはリスクが高いけど……なんか僕の勘ではこの人は悪い人ではないと思う。自分の勘がどこまで当てになるのか分からないけどね。
それにこれ端から見たら……………誘拐なんじゃないかと今更ながらに思った。
これが僕と君が始めて出会った日。