正義のヤンキーとガールズバンド 作:シュステーマ・ソーラーレ
世間はガールズバンドが大人気である。ガールズバンドとは文字通り、女性だけで結成されたバンドである。全国各地、特に東京で大流行していて、今や『大ガールズバンド戦国時代』と呼ばれている。
ライブハウス『CiRCLE(サークル)』は、ガールズバンドの聖地として人気のライブハウスなのだ。
そしてCiRCLEには、ある男子高校生達がアルバイトをしていた。
※ある日のCiRCLEの受付。
女性のお客様1「キャアアア〜///////カッコいい〜////////」
女性のお客様2「最高〜//////////////」
ワイワイガヤガヤ!!!
ワイワイガヤガヤ!!!
女性スタッフ1「お客様!押さないで〜!」
女性スタッフ2「ゆっくりとお進み下さ〜い!」
かなりのお客様で賑わっていた。それも全員女性だ。その数は50人近くに及ぶ。女性スタッフ達も彼女達の対応に追われてる。彼女達のお目当ては·····
海神光一「はいはーい!そんなに慌てなくても大丈夫ですから!ゆっくりとお進み下さいね!」
女性のお客様達「はい//////////////」
接客業務担当の男子アルバイトリーダー、海神光一『みなかみ·こういち』が見た目も中身も超絶イケメンな為、彼目当てのお客様が毎日わんさかと訪れるのだ。更に·····
※CiRCLEの第1スタジオ
ガチャ!ガチャ!ガチャン!!
地原陽太郎「ここをこうしてこれをこうすれば······はい出来上がりっと!直りましたよ!!」
女性のお客様1「わぁ〜ありがとうございます!」
彼の名前は地原陽太郎『ちはら·ようたろう』。CiRCLEで音楽機器機材担当のアルバイトをしている男子高校2年生だ。CiRCLEの近くにある男子校に通っている。見た目は、平凡な容姿をしている茶髪の男の子だが、音楽機器機材の修理が得意で、壊れたステレオを修理して女性のお客様からお礼を言われた。
月島まりな「すごい!あのステレオをたった10分で直したの!?」
女性スタッフの『月島まりな』も陽太郎の見事な手腕に驚いている。
普通なら1時間はかかるステレオ修理を陽太郎はたった10分で完全に直したのだ。
女性のお客様2「あの〜このマイクも直してもらっていいですか?音が出なくって。」
陽太郎「はい!」
カチャ!
マイクの修理を頼んだお客様からマイクを受け取った陽太郎は早速故障原因を調べ始めた。
カチャ!カチャ!カチャン!!
陽太郎「·····ここがこうなってるのか。······これで大丈夫!······あーあーあー!よしっ!直りました!!」
女性のお客様2「えっ!?もう直ったんですか!?」
まりな「早すぎ!今度は1分もかかってない!?」
マイクの修理も僅か30秒足らずでやってのける等、陽太郎の音楽機器機材修理はプロ以上であった。彼の技術力を頼ってCiRCLEを訪れる客も少なくない。
女性スタッフ3「陽斗く〜ん!烈火くーん!これ運ぶの手伝って〜!」
松原陽斗「お任せ下さい!」
如月烈火「···うん。」
CiRCLEの女性スタッフが、水色の髪色をした女の子みたいな見た目をした男の子である松原陽斗『まつばら·はると』とネイビーブルーの髪色をした物静かな雰囲気の如月烈火『きさらぎ·れっか』に重そうな音楽機材を一緒に運んでほしいと頼み、陽斗と烈火はそれを承諾した。
陽斗はCiRCLEの接客や力仕事等の雑務担当アルバイトだ。実は、あるガールズバンドに所属している者の弟である。名字から察する事は出来るが、まだ言わないでおこう···
烈火は、CiRCLEの掃除や力仕事等の雑務担当アルバイトだ。人と話すのが苦手なので、接客業務はあまりやらない。
実は、彼もあるガールズバンドのメンバーの関係者だが、これもまだ言わないでおこう······
陽斗「よっと!これを第1スタジオに運ぶんですよね?烈火はこれを!〇〇さんはそっちをお願いします!」
烈火「···了解。」
女性スタッフ3「よろしくね!」
陽斗は、男が持っても重そうな音楽機器をいとも簡単に持ち上げてCiRCLEの第1スタジオに向かった。
女性スタッフ「あの機材、50キロはあるのに陽斗君と烈火君それぞれ1人で運んでる···凄い!」
女性スタッフは、50キロはある音楽機器を軽々と運んで行く陽斗と烈火に驚いて感心する。
まりな「いや〜頼もしい子達が入ってくれてよかったよ〜!」
まりなは、高校生のアルバイトながら正規スタッフよりも頼もしい光一達に感動した。
そんな、光一達の裏の顔を知る事になるのは、まだ先の話である······
今回は、プロローグなので短めです。第1話からガールズバンドのメンバーを登場させます。不定期更新と見切り発車な小説なのでご了承ください。