正義のヤンキーとガールズバンド   作:シュステーマ・ソーラーレ

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第11話です。今回は、ある日CiRCLEでRoseliaとMorfonicaがバンド練習をしていた。丁度その時、主人公の1人である如月烈火がCiRCLEの物置で赤いベースを見つける。それがきっかけで、様々な災難が起こる!?······っという話の前編です。



第11話〜心霊災難!?赤いベースの呪い···前編

晴天に恵まれたある日のライブハウス『CiRCLE』。ガールズバンドの聖地となっているここでは今日もあるガールズバンドがバンド練習をしていた。

 

 

※第1スタジオ

 

ジャジャーン♪♫

 

友希那「ふぅ······皆。中々いい出来よ。」

 

紗夜「ええ。この調子でライブ本番も頑張りましょう。」

 

リサ「そうだね!」

 

あこ「フッ······我が超大魔姫あこの封印されし魔眼の力が······えっと······」

 

燐子「解放された。」

 

あこ「解放された!」

 

第1スタジオでは、プロも注目する超技巧派実力バンド、『Roselia』がバンド練習を行っていた。上手くいったようで皆は満足している。

 

※第2スタジオ

 

ジャンジャーン♪

 

ましろ「······上手くいった······かな?」

 

透子「イイじゃんイイじゃん♪」

 

七深「広町的にOKだったよ〜」

 

つくし「うん!私もそう思うよ!」

 

瑠唯「そうね。」

 

一方、第2スタジオでは名門のお嬢様学校である月ノ森女子学園の高校1年生で結成されたガールズバンド、『モニカ』こと『Morfonica』がバンド練習を行っていた。モニカの方も、上手くいっているようだ。

 

※CiRCLEのカフェテラス

 

女性客1「すみませ~ん!」

 

女性客2「ソフトクリーム2つお願いします!」

 

光一「はい!ソフトクリーム2つ、お待ちどう様です!」

 

女性客1·2「あ、ありがとうございます/////////////」

 

女性客達「私達もお願いします!/////////////」

 

光一「はい!ただいま!!」

 

カフェテラスでは、今日も大勢の女性客で賑わっている。CiRCLEの男子アルバイトリーダーで、最強の正義ヤンキーグループ『チェックメイト』のキングである海神光一が、自らのファンである女性客達を相手に接客している。

 

※CiRCLEの事務所

 

烈火「···まりなさん。ゴミ捨て、行ってきます。」

 

まりな「うん!ありがとう、ヨロシクね!」

 

男子アルバイトの1人で、チェックメイトのナイトである如月烈火が、女性スタッフリーダーである月島まりなに1言告げてから、燃えないゴミの入った袋を持ってゴミ捨て場に向かった。

 

輝美「烈火君···相変わらず無表情のまま仕事しているわね。」

 

愛衣「いい子なのは確かだけど、たまには笑えばいいのに···」

 

女性スタッフの荒川輝美と豊島愛衣は、そんな事を言いながらゴミ捨てに行った烈火を見送る。

 

まりな「ほらほら、貴方達!仕事仕事!今日も忙しいよ!」

 

輝美「はい!」

 

愛衣「分かりました!」

 

まりなに促されて仕事を行う女性スタッフ達。

 

まりな「あれ?心美さんがまだ来てない。···まあ、いっか。その内来るでしょ!」

 

まりなは、女性スタッフの1人である板橋心美がまだ来てない事に気づくが、あまり深く考えずに仕事に戻った。

 

※CiRCLEの裏にあるゴミ捨て場

 

烈火「···よし、戻るか。」

 

烈火は、CiRCLEの裏にあるゴミ捨て場にゴミ袋を置くと、すぐにCiRCLEに戻ろうとした。その時だった。

 

ガタン!

 

烈火「···ん?何だ?物置の方から音が···」

 

突然ゴミ捨て場のとなりにある物置から何かが倒れる音がした。烈火は気になって、物置の扉を開けた。するとそこには······

 

烈火「···何だこれ?赤いギター···いや弦が少ないからベースか···何で物置に?まりなさんにでも聞いてみるか···」

 

濃い赤色のベースが倒れていた。何故物置にベースがあるのか、気になった烈火は、そのベースを拾ってCiRCLEに戻った。

 

※再びCiRCLEの事務所

 

烈火「···戻りました。···あれ?誰もいない···困った。これどうしよう······」

 

赤いベースを持って、CiRCLEの事務所に戻った烈火だったが誰もいない。皆仕事しに行ってしまったのだ。

 

烈火「···仕方ない。とりあえず、空いているスタジオに置いていこう。」

 

烈火は、赤いベースを置いてくる為、事務所を出た。その数秒後···

 

まりな「いや〜受付に忘れ物してきたよ〜···あれ?誰もいない。」

 

事務所に入ってきたまりな。受付に忘れ物をしてきて、取りに行っていたのだ。そして、烈火と入れ違いになってしまった。

 

※再び第2スタジオ

 

つくし「それじゃあ、今日はここまで!」

 

モニカのリーダーでドラム担当の二葉つくしが、今日の練習の終わりを告げた。

 

ましろ「お疲れ様でした。」

 

透子「お疲れ〜♪」

 

七深「お疲れ様〜」

 

瑠唯「お疲れ様。」

 

メンバー達も、次々と返事を返してから、後片付けに入った。

 

ましろ「あっ···床が汚れてる。私、雑巾持ってくるね!」

 

つくし「なら、私はバケツに水入れてくるよ!」

 

床が汚れている事に気づいたモニカのボーカル担当である倉田ましろが、つくしと共に雑巾やバケツを持っていこうする。

 

※CiRCLEの廊下

 

烈火「···確か、第3スタジオが今日使わないからとりあえずそこに置こう。」

 

丁度同じ頃に、烈火が物置で見つけた赤いベースを持ってスタジオに繋がる廊下を歩いていた。そして、モニカが練習している第2スタジオを通り過ぎようとしていた···その時!

 

ガチャ!

 

ましろ「あっ!?」

 

つくし「えっ!?」

 

烈火「!?」

 

ドンッ!

 

突然、第2スタジオの入口が開いて、ましろとつくしが勢いよく飛び出して、赤いベースを持っていた烈火にぶつかってしまった。そして!

 

烈火「うわっ!?」

 

ましろ·つくし「きゃああああ!?」

 

ドシーーン!!!

 

そのまま3人は、倒れてしまった!

 

透子「おい!どうした!?」

 

七深「何かあったの〜!?」

 

瑠唯「倉田さん?二葉さん?」

 

モニカのメンバー達も、ましろとつくしの悲鳴を聞いて廊下に出た。するとそこには······

 

烈火「···いたた。···ん?何だ?この柔らかくて熱い物が···なっ!?」

 

ましろ「れっ、烈火君//////胸触ってるよ?/////////」

 

つくし「烈火君////////それ私のお尻···パンツまで見えてる///////やだ、見ないで〜//////////」

 

烈火が、ましろとつくしに押し倒されている。更に、烈火の左手がましろの胸に触れている。

 

つくしに至っては、烈火にお尻を向けるような形で覆い被さって、烈火の右手でお尻を触られて、当然パンツも見えている。

 

烈火「す、すまない!/////////」

 

烈火は、慌てて手を離して2人を起き上がらせて、立ち上がる。

 

ましろ「烈火君のエッチ//////もう···////////」

 

つくし「烈火君!///////次やったら許さないからね!/////////」

 

烈火「···本当にすまない···///////////」

 

ましろとつくしは、顔をトマトのように赤らめながら、烈火に注意をする。しかし、その心の中では······

 

ましろ(烈火君に胸を触られてちゃった···//////////もう結婚するしかないよね//////////////)

 

つくし(烈火君にパンツ見られた上にお尻まで触られた···もう責任とって結婚してもらおうかな////////////////////////)

 

大好きな烈火に胸やらお尻等を触られて、烈火に責任とって結婚してもらおうと考えている。つまり1ミリたりとも怒っていない。むしろ嬉しいのだ。しかし······

 

透子「······おい、烈火。」

 

七深「······シロちゃんとツーちゃんに何してるのかな?」

 

瑠唯「······不健全ね。」

 

ゴゴゴゴゴゴ!!!!

 

同じく烈火の事が好きな3人が、この状況を見逃す訳もなく、怒りの黒いダークオーラを出して烈火達に迫る。

 

烈火「···違う!これは、事故で···//////////////」

 

ましろ「3人共、落ち着いて···////////」

 

つくし「急に飛び出した私達も悪いんだし!////////////」

 

烈火達は必死に弁解しようとするが······

 

透子「はいは~い···言い訳はスタジオでたっぷりと聞くから···」

 

七深「一緒に来てくれるかな〜?·······」

 

瑠唯「···いいわよね?」

 

烈火·ましろ·つくし「······はい。」

 

最早目のハイライトが無くなり、ダークオーラを身に纏う透子達に、烈火達は為す術も無く第2スタジオに連行された。

 

なお、烈火が持っていた赤いベースは、ぶつかった際にRoseliaが練習している。第1スタジオの入口付近まで吹っ飛んでしまった。

 

※再び第1スタジオ

 

友希那「今日は、ここまでにしましょう。皆、お疲れ様。」

 

他のメンバー「お疲れ様でした!」

 

モニカ達の騒動の少し後、Roseliaも練習を終えて後片付けをしていた。ちなみにRoseliaは練習に集中していた為に、烈火とモニカのハプニングには気づいてない。

 

リサ「ああ〜喉渇いた〜!カフェテラスで何か飲まない?」

 

あこ「あこも喉カラカラだよ〜」

 

紗夜「そうですね。今の時間は空いてますし。」

 

燐子「友希那さんも···どうですか?」

 

友希那「そうね···行こうかしら。」

 

Roseliaのメンバー達は、帰る前にCiRCLEのカフェテラスで何か飲み物を飲む事になった。帰り支度を済ませて、第1スタジオを出た。その時···

 

友希那「あら?」

 

Roseliaでリーダーとボーカルを担当している湊友希那が、第1スタジオを出た時に落ちていた赤いベースを見つけた。

 

リサ「どうしたの友希那?」

 

友希那の幼なじみでRoseliaのベース担当である今井リサがどうしたのか聞く。

 

友希那「廊下にこれが落ちていたの。これは···ベースね。」

 

友希那は、廊下に落ちていた赤いベースを拾って皆に見せた。

 

紗夜「何故、廊下にベースが?」

 

リサ「誰かの忘れ物かな?でも、廊下に落ちているなんて変だよね。」

 

リサと、Roseliaのギター担当でチェックメイトのクイーンである氷川紗夜が、廊下に落ちていた赤いベースに疑問を抱く。

 

燐子「とりあえず···まりなさんに···聞いてみましょう···」

 

あこ「賛成!」

 

キーボード担当の白金燐子が、まりなに聞いてみる事を提案して、ドラム担当の宇田川あこが賛同する。

 

リサ「そうだね!まりなさんなら何か知ってるかもだし!」

 

紗夜「ええ。」

 

友希那「そうね、行きましょう。」

 

他の3人も賛同して、友希那が赤いベースを持ってCiRCLEの受付に向かった。

これが新たな災難のきっかけになる事を知らずに······

 

次回に続く!




第11話です。

今回は、前回出番があまり無かったRoseliaとモニカに出番を増やそうと、頑張って書きました。

次回は、何故赤いベースを持つと不幸になるか分かります(?)

投稿が遅くなる、予定変更の恐れありです。ご了承ください。

それでは次回もよろしくお願いします。

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