正義のヤンキーとガールズバンド 作:シュステーマ・ソーラーレ
かつて、『S地区』と呼ばれる地区には10年以上続いたヤンキー同士の抗争があった。それをたった1日で終わらせた最強のヤンキーグループがいた。
それが『チェックメイト』だ。
ライブハウス『CiRCLE』のアルバイトスタッフのリーダーである海神光一。彼は、チェックメイトの頂点に立つ『キング』。
超技巧派ガールズバンド『Roselia』のギター担当である氷川紗夜。彼女が、キングの光一と同じくチェックメイトの頂点に立つ『クイーン』。
CiRCLEの音楽機器担当のアルバイトスタッフである地原陽太郎。彼は、キングとクイーンの護衛を主な任務とする『ルーク』。
CiRCLEの雑務担当のアルバイトスタッフである松原陽斗。彼は、敵のヤンキーの偵察や潜入を主な任務とする『ビショップ』。
陽斗と同じくCiRCLEの雑務担当のアルバイトスタッフである如月烈火。彼は、チェックメイトの親衛隊長である『ナイト』。
他には、『ポーン』と呼ばれる舎弟ヤンキーがいるがモブキャラなので詳しい説明は省く(酷い)。
チェックメイトのメンバーではないが、関係者としてAfterglowの美竹蘭、Pastel*Palettesの若宮イヴ、Morfonicaの倉田ましろがいる。
そんな彼等は、何故ヤンキーになったのか?それを説明しよう。
※第1話から数日が経ったCiRCLEの第1スタジオ
友希那「紗夜···光一···あなた達がここに呼ばれた理由···分かっているわね?」
紗夜「······はい。」
光一「分かっているさ。」
CiRCLEの第1スタジオでは、RoseliaのメンバーとCiRCLEのアルバイトスタッフリーダーである海神光一がいた。Roseliaのリーダーでボーカル担当である湊友希那が紗夜と紗夜に問いかける。
リサ「紗夜···光一···」
あこ「紗夜さん···コウ兄···」
燐子「········」
他のメンバーは、その様子を深刻そうな表情で見つめる。
数日前、CiRCLEにRoseliaを含む4組のガールズバンドが来た時に、かつてCiRCLEを出禁になった『マサシ』というヤンキーが舎弟ヤンキー達と共に拳銃を持って襲撃して来た。
そこに、実は最強のヤンキーグループ『チェックメイト』のメンバーだった光一達が、拳銃を所持しているマサシ達を1人残らず倒したのだ。
その際、紗夜もチェックメイトのクイーンである事が判明した。
今日、友希那達が集まったのは光一と紗夜が何故チェックメイトのメンバーになったのか?それを問い質す為にCiRCLEに集合したのだ。
友希那「単刀直入に聞くわ。あなた達···」
光一「うん。」
紗夜「はい。」
リサ·あこ·燐子「··········」
友希那が、いよいよ光一と紗夜に問いかける!
友希那「あなた達······付き合ってるの?」
光一·紗夜·リサ·あこ·燐子「············」
友希那の発言に全員が一瞬凍りついたように沈黙した。
その後すぐに······
光一「はい!?//////////」
紗夜「なっ!?いきなり何を言うんですか!?/////////////」
リサ「ちょっ!?友希那〜/////////」
あこ「ええっ!?そっちですか!?/////////」
燐子「!?///////////」
友希那のまさかの発言に全員顔を赤らめながら驚く。
友希那「あら?どうしたの、あなた達?」
友希那は、全員のリアクションを見てキョトンとしている。
リサ「どうしたの?じゃないよ〜アタシ達が聞きたいのはそう言う事じゃなくて!」
Roseliaのベース担当である今井リサが友希那の肩に手を置きながら注意する。
あこ「何でコウ兄と紗夜さんが、え~と···チェックナイト?っていうヤンキーグループの1人だったって事を聞きに来たんです!」
燐子「あこちゃん···チェックメイトだよ···」
ドラム担当である宇田川あこが頬を膨らませて友希那に注意した。キーボード担当の白金燐子があこの発言に誤りがあったので訂正する。
リサ「はいはい!友希那の事は置いといて、それじゃあ本題に入るよ!光一!紗夜!」
光一「う、うん。」
紗夜「は、はい。」
リサが何とか軌道を修正して、光一と紗夜がそれに応じる。そして、2人はチェックメイトのメンバーになった経緯を話し始めた······
※海神光一と氷川紗夜の過去話↓
光一は中学時代からヤンキーだった。
実は、光一は日本を代表する大財閥の1つ『海神財閥』の御曹司であった。しかし、仕事人間で家庭の事を顧みず、家族を自分の道具にしか見てない両親に反発していた光一に継ぐ意思は無かった。
それに加えて、光一は5人の妹の面倒を見ていたが、全員あまりに光一が大好き過ぎるブラコンだった為に、独占表なるモノを作成して四六時中光一を独占しようとした。
しかし、束縛される事を嫌がった光一は、両親と妹に愛想を尽かし、自分の唯一の味方である爺やと共に家を出た。
そして、光一は爺やと共にS地区内の商店街の1角にアパートを建てて住むようになった。このアパートは『白夜荘』と名付けられて、後にチェックメイトの仲間達と、あるガールズバンドメンバーが住むようになる。それは後々説明するとして···
更に、当時S地区で勃発していたヤンキーの抗争が激化している事を知ると、自分の味方である爺やと世話になっている商店街の人達を守る為に、自らもヤンキーとなり抗争に参加した。
光一は、小さい頃から爺やに沖縄の格闘技である琉球古武術や空手を習っていて、人間離れしている位に強かった。
ヤンキーになって僅か3ヶ月で、S地区にいる約60%のヤンキーを倒したのだ。
こうした事から何時しか光一は、『ブラッディ·シャーク(血まみれの鮫)』と呼ばれるヤンキーとなり、S地区のヤンキー達を統括する立場になった。
それから数年後、光一が高校2年生になったある日の事である。
S地区に最近ある女ヤンキーが現れて、ヤンキー達を手当り次第に病院送りにしているという噂を聞きつけた光一は、女ヤンキーが出没するエリアに向かった。そして、駆けつけた光一が見た光景は······
※S地区のエリア
光一「なっ······」
ヤンキー達「ぐっ·······」
「ううう·······」「ゲホッゲホッ!」
紗夜「弱いですね···これではストレス発散にもなりません···」
1人の緑がかった青色のロングヘアーをした女に30人以上のヤンキー達が、血まみれになりながら倒れていた。中には腕や足が変な形に折れ曲がっているヤンキーもいる。
これが、去年の氷川紗夜の姿だ。
光一「おい!何をしているんだ!?」
ガシッ!
光一は、ヤンキー達を血まみれにした紗夜に臆する事なく、紗夜の右手を掴んで止めようとした。それに対して紗夜は···
紗夜「···気安く触らないで下さい!」
グッ!グルン!バッッッッ!!
光一「ぐっ!?」
紗夜は右手を回転させて意気よいよく振り抜き、光一の掴んだ手を外した。
紗夜「何処のどなたか存じませんが、どうせ貴方も私を馬鹿にしに来たんでしょう?」
光一「何?何の事だ?」
紗夜「どうせ···私なんか!」
ヒュッ·····ドカッ!
光一「ぐっ!」
紗夜が、何処かの地獄兄弟の兄貴みたいな事を言ったかと思えば、凄まじい速さで光一に右手による正拳突き攻撃を加えた。光一はそれを左手で防いだ。
光一(かなり重い一撃だ···それにこの速さ···この人かなりできる!)
紗夜の正拳突きの強さから、本気を出さないと勝てない事を悟った光一。
紗夜「はあっ!!」
ヒュッッッ!!
紗夜は、更に左手で貫手突きを光一めがけて繰り出した。
光一「はっ!!」
バンッッ!ドカッッッ!!
紗夜「グハッ!?」
光一は、それを右手で払い、そのまま紗夜の腹に肘打ち攻撃をした。その威力に紗夜は口から反吐を出して後ろに後退した。
紗夜「ゴホッゴホッ!くっ!中々やりますね···これなら私も本気を出せます。」
光一「ボクは、女性には基本手は挙げないが、これ程強い人はそういないからね···行くよ!」
紗夜は、呼吸を整えて本気で戦う構えに入る。
光一も、来ていた上着を脱ぎ捨てて本気モードに入った。
紗夜「はあああっ!!!!」
光一「やあああっ!!!!」
ドカバキッッッッ!!!!
そして、紗夜と光一は本気で戦いを始めた···
※3時間後。商店街にあるアパート。
爺や「光一様。氷川様。大丈夫でございますか?」
光一「ああ···ありがとう爺や。」
紗夜「申し訳ございませんでした。」
陽太郎「凄いな···キング相手に2時間以上もタイマン出来るなんて···」
陽斗「その上、引き分けるなんて···」
烈火「···俺達より強い。」
蘭「まさか、Roseliaの氷川紗夜さんがヤンキー狩りをしていたなんて···」
イヴ「オドロキです!」
光一と紗夜は、凄まじいタイマンケンカの末に引き分けた。その後はダメージが酷くなり動けなくなった為、光一の爺やとチェックメイトの仲間達に迎えに来てもらった。
そして、白夜荘の爺やの部屋で怪我の手当てをしてもらっている。そこには、チェックメイトのルークである地原陽太郎、ビショップの松原陽斗、ナイトの如月烈火。
それに加えて更に、Afterglowのギター&ボーカル担当である美竹蘭とPastel*Palettesのキーボード担当の若宮イヴがいた。
紗夜「あの···海神さん···本当にごめんなさい···私。」
紗夜が申し訳なさげに座っているソファの隣にいる光一に頭を下げて謝った。
光一「いや···此方こそ申し訳なかった。」
それに対して光一は、頬に貼られた絆創膏を抑えながら答えた。その時···
ピロリン♪ピロリン♪ピロリン♪
紗夜「!」
突然、紗夜のスマホが鳴り出した。紗夜がスマホを見ると画面には『日菜』と表示されている。どうやら日菜という人からの着信のようだ。
紗夜「········」
しかし、紗夜は出ようとしない。それどころか···
ピッ!
出ることを拒否した。
光一「出なくてよかったのかい?」
それに対して光一が紗夜に問いかける。
紗夜「···いいんです。出たくありません。」
紗夜の表情が一段と険しくなった。
陽斗「あの···日菜って···Pastel*Palettesの?」
イヴ「私と同じパスパレのヒナさんですか?」
紗夜「っ!」
それを見た陽斗とイヴが紗夜に問いかけた。すると紗夜は明らかに動揺して悔しそうに拳を握る。
烈火「···図星のようだ。」
陽太郎「パスパレって若宮が所属してる?」
イヴ「はい!その中でギター担当なのが氷川日菜さんなのです!」
光一「···成程。君がヤンキー狩りをしていたのは、その人が原因なんだね?」
それを見た烈火が呟き、陽太郎がイヴに質問して、イヴがそれに答える。そして、それを聞いた光一が全てを察した。
紗夜「······ええ。氷川日菜は私の双子の妹です。」
陽太郎「ええ!?」
烈火「···道理で誰かに似てると思った。」
イヴ「ヒナさん。いつも『おねーちゃん』と言ってお姉さんの事を話してました!」
陽斗「あの人の会話には必ず出てきます。」
そう···紗夜のスマホに電話してきたのは、双子の妹の日菜だった。イヴがキーボード担当として所属しているアイドルガールズバンド『Pastel*Palettes 』のギターを担当している。
紗夜は、日菜の事について話し始めた。
紗夜「あの子は所謂『天才』です···どんな事も何でも短時間で覚えて出来るようになる。そんな子です。それだけなら、自慢の妹でした。···でも、日菜はいつもいつも姉である私の後をついていき、何でも真似をして最終的には私を追い越して行く!それが私にとってどれだけ負担になるのかも知らないで!!」
ダンッ!!バキッ!!
紗夜は、日菜の事について話す内に怒りが頂点に達したのか、テーブルを思いっきり叩いた。それによりテーブルにヒビが入ったが、それも気にせずに紗夜は······
紗夜「口を開けばいつも、おねーちゃん、おねーちゃん!冗談じゃないわ!私の苦労も知らないで何でも私の真似ばかりして追い越して!挙げ句の果てに、私の全てであるギターまで真似して!!あの子は、私から全てを奪っていく!!」
紗夜は、ヒステリックに叫びながら日菜に対するコンプレックスをぶちまけた。
氷川紗夜の双子の妹、氷川日菜は所謂天才少女であり、大抵の物事は短時間で覚えて出来るようになる。日菜は幼い頃から姉である紗夜の事が大好きで、いつも紗夜の後を追いかけて紗夜のやる事を真似して、その天才的才能から紗夜以上に出来るようになったのだ。おまけに、日菜は人の気持ちを理解するのが苦手で、思った事をストレートに言ってしまう歯に衣着せぬ言い方をする。
それが紗夜にとって、かなりの負担と屈辱だったのだ。日菜に対するコンプレックスから、紗夜は中学生の頃からS地区で長年に渡り続いているヤンキー抗争に参戦して、自分に関わるヤンキー達を無差別に病院送りにする、所謂『ヤンキー狩り』を行うようになったのだ。この頃は同じS地区でも距離が離れていた為、光一には会わなかった。
Roseliaのギタリストとして活動してからはヤンキー狩りを自重するようになったが、日菜がPastel*Palettes のギタリストになったと知って、再びヤンキー狩りを再開したのだ。その際、中学時代にヤンキー狩りをしていた場所を変えて、光一がいるエリアでヤンキー狩りを行い、光一と遭遇して今に至る。
陽斗「はぁ···日菜さんは···すみません。パスパレ内でも仕事でも結構、歯に衣着せぬ発言をして皆を困らせているんですが、まさかこれ程とは···」
イヴ「ゴメンナサイ!」
陽斗とイヴは、紗夜に頭を下げて謝った。後々説明するが、陽斗はある事件をキッカケにイヴのマネージャー業務を行う事があり、その経由からPastel*Palettes とも深く関わっている。
紗夜「いえ···うちの妹がすみません。」
紗夜も申し訳なさそうに頭を下げる。
光一「そうか···君も妹の事で苦労したんだね。気持ちはよく分かるよ。」
紗夜「もしかして海神さんも?」
光一の言葉に反応して紗夜が問う。
光一は、それに対して自分も仕事人間の両親の事、ブラコン過ぎる妹達の事について話した。
紗夜「そう···だったんですか···」
光一の話を聞いた紗夜は愕然とした。自分と同じく妹の事で苦労をしてヤンキーになった人がいたとは···っと。
陽斗「僕も、子供の頃から頼りない姉の世話ばかりやらされてストレス抱えてて···そんな時にキングに出会ってチェックメイトの一員になったんです。今は、ハロハピっていうバンドで頑張っているみたいで···」
蘭「あたしも···父さんから家を継ぐように言われて···バンド活動も『ごっこ遊び』とか言われて頭にきて、紗夜さんみたいにヤンキー狩りしてたら陽太郎に会って···それ以降は、陽太郎と一緒に悪のヤンキー討伐をしています。」
陽斗も深刻な表情で話した。彼も姉の花音の事で色々苦労したらしく、紗夜の気持ちは分からなくもなかった。
蘭は、家が華道の家元で父親からは家を継ぐ事と、バンド活動をごっこ遊びと言われた事に腹がたって、紗夜と同じようにヤンキー狩りをしていた。そんな時、陽太郎に出会い紆余曲折の末に一緒に悪のヤンキー討伐をするようになった。その後は無事、父親と和解してバンド活動を続けている。
烈火「···皆色々あってヤンキーになった。···そして今は仲間。」
陽斗「うん!」
イヴ「はい!」
烈火の言葉に陽斗とイヴが返事をする。
紗夜「素敵ですね。」
紗夜がそれに対して少し微笑んだ。
光一「よかったら、氷川君もボク達の仲間にならないかな?一緒に悪のヤンキーの抗争を終わらせよう!」
紗夜「えっ?わ、私が···ですか?」
光一の誘いに紗夜は戸惑うが···
陽太郎「それはいいですね!キングと互角の実力を持つ氷川さんなら、抗争を終わらせられる!」
陽斗「そうですね!」
烈火「···うん。」
蘭「氷川さん。どうですか?あたし達と一緒に悪のヤンキー達を討伐しませんか?」
イヴ「お願いします!」
他のメンバー達も、紗夜にチェックメイトのメンバーになって欲しいとお願いする。
紗夜「···分かりました。一緒に抗争を終わらせましょう!」
光一「ありがとう!!」
こうして、紗夜はチェックメイトのメンバーになった。
その後、チェックメイトは圧倒的戦力で、S地区の悪ヤンキー達を殆ど壊滅させて、抗争をたった1日で終わらせたのだった···
※回想終了。再びCiRCLEの第1スタジオ。
光一「···っという経緯があってね。」
紗夜「黙っていてごめんなさい。」
友希那·リサ·あこ·燐子「······」
光一と紗夜の話を聞いて沈黙する友希那達。そして······
友希那「あなた達······」
友希那が口を開いた。
光一(友希那君、怒っているのかな?いつもより表情が険しい。)
紗夜(湊さんの事···きっと『貴女みたいな人がいたらRoseliaの活動に支障が出るわ。今すぐ辞めてちょうだい。』···っと言うでしょうか?)
光一と紗夜は、いつにも増して険しい表情を浮かべている友希那を心配する。そして、友希那は次の瞬間!
友希那「やっぱり、恋人同士なの?」
光一·紗夜「はい!?////////////」
リサ「友希那!?/////////」
あこ「やっぱりそこが気になるんですか!!?」
燐子「ブレないですね···」
またもや友希那の予想外な発言に皆がズッコケた。
どうやら、友希那は、光一と紗夜がチェックメイトのメンバーとして悪のヤンキー討伐をしている事に何の偏見も無かった。気になったのは、光一と紗夜が恋人同士なのかである。
友希那「どうなの?付き合っているの?」
友希那は更に2人を追及した。
光一「え···え〜と。」
光一は、困惑した。どう答えていいのか分からないからだ。
別にチェックメイトのキングだからといって、クイーンの紗夜と付き合っている訳じゃない。すると······
紗夜「当たり前でしょう///////私はクイーンで光一はキングなんですよ!/////////」
光一「紗夜君!?///////////」
紗夜の発言に光一は驚いたが·····
友希那「······そう······」
リサ「マジか~······アタシも光一の事を狙ってたのにな〜······」
あこ「そんな〜あこもコウ兄を·····え~と·····」
燐子「手中に収める···私もそうしたかった······」
友希那達が、紗夜の発言にそれぞれ落ち込んだ。友希那達も紗夜と同じく光一が好きなのだ。
光一「あのね、君達······」
紗夜「さぁ!話はもう終わりですね!私達は、これからデートなので、これで失礼します!」
ギュウ〜!!
光一「紗夜君!?//////////」
バタン!!
光一が何か言う前に紗夜が光一の右腕を捕まえてすがりついて柔らかい胸を押しつけながら引っ張って行って、第1スタジオを出てってしまった。
友希那「···あなた達。このまま光一を紗夜に取られていいの?」
リサ「よくないよ!明らかに光一は戸惑ってたし!あれは、付き合ってないよ!」
あこ「なら、あこ達にもまだチャンスはあるって事だね!!」
燐子「光一さん···必ず私のモノに···フフフ·····」
どうやら、友希那達は光一の事を諦めてないらしい。そして······
※CiRCLEのスタジオに繋がる廊下
光一「紗夜君。どういうつもりだい?何故あんな嘘を···」
CiRCLEの廊下で、光一は先程の発言について紗夜に問いかける。すると紗夜が突然·····
紗夜「大丈夫です。これから、私は光一を私の本当の彼氏にしてみせます。だから!」
チュッ////////////♡
光一「!?////////////」
決意表明をしたかと思えば、光一の体を自分の方に引き寄せて唇にキスをした。
紗夜「だから···覚悟して下さい!////////」
紗夜が唇を離すと、右手の人差し指で自分の唇を抑えていたずらっぽく笑って見せた。
こうして、Roseliaはチェックメイトのキングである海神光一を我がモノにする為の抗争を開始した!
終わり!次回に続く!!
第2話終了です。投稿が遅くなり申し訳ございません。
この話での後書きでは、オリキャラの海神光一とメインヒロインの1人である氷川紗夜の簡単な設定説明を致します。
海神光一『みなかみ・こういち』↓
所属する学校は不明だが、高校3年生で生徒会長。
誕生日は9月23日。血液型はB型。身長は187㎝。髪の色は黒色。
趣味、特技は、コーヒーを淹れること。空手と古武術。
好きなモノはコーヒー。嫌いなモノは特に無し。
ライブハウス『CiRCLE(サークル)』の男性アルバイトリーダーを務める高校3年生。CiRCLEでは主に接客業務担当をしている。最強のヤンキー達が集うS地区で無敵を誇る正義のヤンキーグループである『チェックメイト』のキングとしてヤンキー達の頂点に君臨している。
非常に面倒見が良い皆のお兄ちゃん的存在。面倒事や責任は決して人に押しつけず、何かおきたら常に自分で責任をとる覚悟が出来ている男気溢れる男。基本、誰に対しても穏やか口調。見た目も性格もイケメン以外に表現の仕様がない位の完璧イケメン。その為、彼がCiRCLEにいる時は、お客さんの数が通常の約3倍に増える。
実は、世界最高レベルの大財閥である『海神財閥』の御曹司だった。
しかし、仕事人間で家庭の事を顧みず、家族を自分の道具にしか見てない両親に反発していた光一に継ぐ意思は無かった。
それに加えて、光一には1才下、5才下、7才下の妹の面倒を見ていたが、あまりに光一が大好き過ぎるブラコンだった為に、独占表なるモノを作成して四六時中光一を独占しようとした。
しかし、束縛される事を嫌がった光一は、両親と妹に愛想を尽かし、自分の唯一の味方である爺やと共に家を出た。
そして、光一は爺やと共にS地区内の商店街の1角にアパートを建てて住むようになった。このアパートは『白夜荘』と名付けられて、後にチェックメイトの仲間達と、あるガールズバンドメンバーが住むようになる。
更に、当時S地区で勃発していたヤンキーの抗争が激化している事を知ると、自分の味方である爺やと世話になっている商店街の人達を守る為に、自らもヤンキーとなり抗争に参加した。
小さい頃から爺やに沖縄の格闘技である琉球古武術や空手を習っていて、人間離れしている位に強かった。
ヤンキーになって僅か3ヶ月で、S地区にいる約60%のヤンキーを倒した。
この当時の二つ名は『ブラッディ·シャーク(血まみれの鮫)』。
氷川紗夜↓
*基本的に『BanG Dream!』、『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』の公式設定と同じなので、ここではこの小説のオリジナル設定を載せます。
花咲川女子学園高等部の弓道部所属で、風紀委員を務めている。クラスは3年A組。プロも注目する超技巧派実力バンド『Roselia(ロゼリア)』のギター担当。双子の妹の日菜に対する強いコンプレックスと日菜だけを可愛がる両親に嫌気が差して、中学時代からストレス発散から地元のヤンキー(不良)達を片っ端から病院送りにする不良狩りを行っていた。その後、Roseliaにギター担当として加入してからは自重するようになった。しかし、日菜がPastel*Palettesのギター担当として加入した際は、逆上して再び不良狩りを再開した。
そして、そんな日々が続いたある日、海神光一と出会いタイマンバトルを行い引き分けた。その実力を認められて、光一達チェックメイトのメンバー達に誘われて承諾した。その後、S地区で長年続いた抗争を終わらせてチェックメイトのクイーンとなる。ちなみに、これですっかり怒りが消えたのかは定かではないが、日菜とも仲直り出来て、Roseliaの活動も楽しくいった。その際、光一がさり気なく手助けしたのがキッカケで光一に恋心を抱く。
以上となります。追加、訂正設定があれば、その度更新します。
次回は、ルークの地原陽太郎と美竹蘭の過去話を投稿する予定です。
予定変更、投稿が遅くなる恐れがあるのでご了承下さい。
それでは次回もよろしくお願いします!