正義のヤンキーとガールズバンド   作:シュステーマ・ソーラーレ

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投稿遅れました。第5話です。これで、地原陽太郎と美竹蘭の過去話が終わります。




第5話〜ルーク〜地原陽太郎と美竹蘭·後編

父親にバンド活動を反対されて、メンバーの宇田川巴ともケンカして、学校に来なくなった美竹蘭。そんな蘭を何とかしようとする地原陽太郎。果たしてどうなる?

 

 

※S地区の商店街にある裏道

 

巴「はぁ···アタシは一体何やってんだよ。」

 

陽太郎達と別れた巴は深く落ちこんでいた。本当は蘭の事が心配でたまらない。しかし、蘭の関係ない発言に思わず怒り衝突してしまった。巴は、今S地区の商店街にある裏道で蘭の事について猛省していた···その時!

 

ドガァッッッ!

 

悪のヤンキー1「ぐぇぇぇ!?」

 

裏道の奥から凄まじい打撃音と悪のヤンキーの悲鳴が響き渡った。

 

巴「何だ!?······まさか!」

 

巴は、驚きつつも裏道の奥に急いだ。するとそこには······

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バキィィィッッ!!

 

悪のヤンキー2「ぐがぁぁぁ!?」

 

ドガァッッッバキッッッッ!!!!

 

悪のヤンキー×10「うわぁぁぁーー!?」

 

ドサッッッッ!!!!

 

蘭「···弱すぎ。もっとまともな奴はいないわけ?」

 

20人以上いる悪のヤンキー達を血祭りにして叩きのめしている蘭の姿があった。

 

巴「蘭!!!」

 

巴は、その光景に驚きつつも蘭を止める為に、蘭の所に駆け出した。

 

蘭「···来ないで!!!」

 

ブンッ!!ガッッッ!!!!

 

巴「ぐっ!」

 

蘭は、自分の方に向かってくる巴を拒絶するように、回し蹴りをくり出した。

巴は、かろうじてだが両腕でガードした。

 

蘭「何しに来たの?」

 

巴「決まってんだろ!蘭を止めに来たんだ!!」

 

蘭が、冷たい目線を巴に向けながら問う。それに対して巴が怒りながら答える。それを聞いた蘭は、フッと笑いながら···

 

蘭「巴、いい加減にそうやってカッコつけるのやめたら?」

 

巴「別にカッコつけてなんかないだろ。アタシは蘭の心配を·······」

 

蘭「またそうやってカッコつけてる。そうやって、アタシらの上に立っているつもりなわけ?」

 

巴「······お前、·····いい加減にしろよ······!」

 

蘭が、巴を馬鹿にするようにそう吐き捨てると、巴の怒りが頂点に達した。

 

蘭「···やるの?」

 

蘭は、凄まじい殺気の籠められたオーラを出しながら、巴に迫る。

 

巴(ぐっ!なんて強い殺気だ!蘭の奴···本気でアタシを···!?)

 

蘭の殺気に怖じ気づくも、真正面から向き合う巴。すると···

 

 

陽太郎「待て!···蘭!これ以上やるっていうんなら、オレが相手をする!!」

 

陽太郎が現れて、蘭と巴の間に割って入ってきた。

 

巴「陽太郎!?」

 

蘭「······陽太郎。」

 

突然現れた陽太郎に驚く巴だったが、それに対して蘭は冷静な表情を崩さない。

 

陽太郎「あ〜あ。随分と派手にやったな。後始末が大変だぜ。」

 

陽太郎が辺りを見回して、蘭がブッ飛ばしたヤンキー達を見て呆れたように言った。

 

蘭「·······うるさいな。陽太郎までここに来て·······関係ないでしょ。」

 

蘭は、やさぐれたようにそう吐き捨てた。それを聞いた陽太郎は······

 

陽太郎「そりゃあ、オレだって余計な口出しも手出しもしたくないけどな······他ならぬモカとひまりの頼みだからな!」

 

蘭「!?」

 

巴「モカとひまりが?」

 

陽太郎がそう言うと、蘭は冷静な表情から一変して驚いた表情を見せる。

 

陽太郎「ひまりは言うまでもないけど、あのモカが泣きながらお願いしてきたんだぞ!蘭の事をお願い······って。だから!オレは、意地でも蘭の事を止める!!」

 

蘭「!!···········」

 

巴「陽太郎·······」

 

陽太郎がいつになく真剣な表情で、蘭に向かってそう叫ぶと、蘭は更に驚いて何も言えなくなったのか黙り込んだ。その時!

 

 

悪のヤンキーボス「オラッ!オラッ!テメエらか!俺様の可愛い舎弟達をやったのは!」

 

舎弟ヤンキー「そうッスよ!仇とってください!」

 

 

突然、身長が2メートルはあるむさいヒグマのような大男が現れた。どうやら蘭がブッとばした悪のヤンキー達のボスであり、横には舎弟らしきヤンキーもいた。

 

蘭「偉そうに言わないで!そんなに相手してほしいならかかってきたら?」

 

陽太郎「上等!巴!審判よろしく!」

 

巴「アタシがか!?······分かった!」

 

しかし、陽太郎達はボスと舎弟ヤンキーを無視して決闘を始めようとしていた。

 

ヤンキーボス「オイッ、キサマら!俺様を無視するとは、いい度胸だ!!」

 

舎弟ヤンキー「ボス!やっちゃいましょうぜ!」

 

それに怒ったヤンキーのボスは、舎弟のヤンキーと一緒に、陽太郎達に襲いかかった。

 

 

陽太郎「うるさいな!」

 

蘭「邪魔しないで!」

 

ドカッッッッ!!!!

 

ヤンキーボス「グハアアッ!?」

 

舎弟ヤンキー「ボス〜!?」

 

巴「うわぁ······痛そうだな。」

 

決闘の邪魔をしてきたヤンキーボスに対して、陽太郎と蘭は左の正拳突きを腹にお見舞いして、ヤンキーボスを悶絶させた。

 

ヤンキーボス「ゴホッゴホッ!キサマら〜!!」

 

舎弟ヤンキー「沈めてやるぜ〜!!」

 

陽太郎と蘭の正拳突きに苦しみながらも、何とか体勢を立て直して再び陽太郎と蘭に遅いかかるボス&舎弟ヤンキー。

 

陽太郎「邪魔する気なら!」

 

蘭「強めに倒す!!」

 

陽太郎と蘭は、戦う構えに入ってボス&舎弟ヤンキーを倒そうとした。その時!

 

 

光一「横槍失礼!」

 

ドカァァァッッ!!!!

ドゴォォォッ!!!!

 

ボス&舎弟ヤンキー「ギャァァァァーーーー!?」

 

ドサッッッッ!!!!

 

陽太郎と蘭、ヤンキーボスと舎弟ヤンキーの間に突然現れて、ヤンキーに強烈な回し蹴りを喰らわして倒したのは、海神光一だった。

 

陽太郎「なっ!?」

 

蘭「何!?」

 

巴「すげえ!」

 

ボス&舎弟ヤンキーを一撃必殺の回し蹴りで倒した光一に驚く陽太郎達。

更にそこに現れたのは······

 

?「馬鹿もーん!!」

 

ドガッ!ドガッ!

 

陽太郎·蘭「痛っ!?」

 

見た目的に、70歳はいっている老人が、陽太郎と蘭の頭に思いっきり拳骨を喰らわせた。

 

陽太郎「げっ!?じーちゃん!?」

 

蘭「し···師範。」

 

巴「あっ。陽太郎のお爺さんだ。」

 

陽太郎と蘭は、老人の顔を見て顔を青ざめた。この老人は陽太郎の祖父であり、陽太郎と蘭が小学生の時に通っていた空手や古武術を教えた道場の師範でもあるのだ。そして······

 

光一「爺や。孫や弟子にいきなり拳骨はないと思うよ。」

 

爺や「申し訳ございません。」

 

光一の爺やでもあった。

※詳しくは第2話を参照して下さい。

 

陽太郎「何すんだよ!じーちゃん!」

 

蘭「いきなり何するんですか!?」

 

突然自分達を殴った爺やに怒る陽太郎と蘭。しかし······

 

爺や「······なんじゃ?文句があるのか?」

 

ゴゴゴゴゴゴ·········

 

ゾクッ!!

 

陽太郎·蘭「······無いです。」

 

巴(相変わらず怖えな······陽太郎のお爺さん。)

 

光一「ハハハ······」

 

まるで閻魔大王のような、どす黒い怒りのオーラを出す爺やに、陽太郎と蘭は何も言えなくなってしまった。

 

爺や「分かったら、さっさと後始末をせんか!終わったら道場に来い!その根性叩き直してくれるわ!!」

 

陽太郎·蘭「えええ!?」

 

巴「馬鹿だなぁ······」

 

光一「やれやれ······」

 

 

この後、陽太郎と蘭は悪のヤンキー達を警察署に引き渡す等、色々後始末をして、爺やに地獄の空手稽古をつけられてこってり絞られた······

 

その後、蘭は巴を含むAfterglowのメンバーにしっかりと謝り、蘭の父親ともライブを見てもらい和解する事が出来た。そして時は現在。メンバーの1人である羽沢つぐみの実家である羽沢珈琲店にて······

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陽太郎「······って事があってな。全く!蘭のせいで、とんだとばっちりだったぜ。」

 

蘭「·······ごめん。」

 

巴「ハハハ!あの後、陽太郎のお爺さんに4時間たっぷりお説教されて、地獄の稽古されたらしいからな!」

 

つぐみ「ははは······私が入院してた間にそんな大変な事があったんだね。」

 

モカ「それはそれは大変でしたな〜」

 

ひまり「陽太郎のお爺ちゃん、商店街の人達からも『ヒグマ殺しのジジイ』って、恐れられてるよね!」

 

陽太郎「あの後オレはじーちゃんに命じられてキング······もとい光一さんと一緒に悪のヤンキー討伐をするようになってな。そして後に陽斗や烈火、紗夜さんが仲間に加わってチェックメイトが出来たんだよ。」

 

珈琲店の席で、陽太郎達は過去の話をして盛り上がっていた。

 

イヴ「でも、流石はチェックメイトのルーク···ヨウタロウさんですね!心荒ぶるランさんを救うとは······まさしくブシドーです!」

 

陽斗「イヴさん。ブシドーって言いたいだけでしょう。でも、確かにルークは凄いです!」

 

その話を聞いて感心しているのは、パスパレのキーボード担当である若宮イヴ。チェックメイトのビショップである松原陽斗だ。

 

イヴは、羽沢珈琲店でバイトをしていて、陽斗はお客さんとして来ている。

 

陽太郎「別に凄くは無いだろう。オレは······蘭を助けたいから···助けただけだ。」

 

イヴと陽斗に褒められても、陽太郎は謙遜して、何処かの仮○ラ○ダーみたいな台詞を言った。それを聞いた皆は······

 

蘭「!······馬鹿//////(でも嬉しい///////)」

 

蘭は顔をトマトのように真っ赤にして照れて馬鹿と言いながらも、心の中では喜んで······

 

モカ「おお〜(カッコいい〜////////)」

 

モカは陽太郎のカッコいい台詞に感心して······

 

ひまり(いいな!私も一度でいいから言われてみたい!////////////)

 

ひまりは羨ましがり·······

 

巴(どうしてコイツはこんなキザな台詞をなんの躊躇いもなく言えるんだよ······////////)

 

巴は恥ずかしくなり·······

 

つぐみ(陽太郎君、格好いいよ!//////////今のビデオに撮りたかった!////////)

 

つぐみは恋する乙女の目になり陽太郎にウットリとする······

 

陽太郎「勿論、蘭だけじゃない。モカ、ひまり、巴、つぐみ。そして、CiRCLEの皆やチェックメイトの仲間も、いざとなったらオレが守ってやるぜ!」

 

陽斗·イヴ「オオオ〜!!」

 

更に、男気ある事を言ってのけた陽太郎に陽斗とイヴが歓声をあげた。

 

蘭·モカ·ひまり·巴·つぐみ「//////////////////////////」

 

Afterglowの皆も、陽太郎の男気溢れる台詞にすっかり恋する乙女の表情となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つぐみの父親「つぐみはいい男を幼なじみに持ったな······うんうん!」

 

つぐみの母親「あの子が、つぐみのお婿さんになったら、羽沢珈琲店は安泰ね!頑張るのよ!つぐみ!!」

 

その様子を、つぐみの両親が店の奥から温かい目で見ていた。

 

こうして、今日も『いつも通り』に時が過ぎていった······




第5話終了です。今回の話で何故陽太郎がチェックメイトのルークになったのかが明らかになりました。そして、陽太郎の祖父が海神光一の爺やである事も明らかになりました。

今回の話の設定説明を簡単にすると······

地原陽太郎は、幼なじみや仲間想いの優しく強い男。でも、超鈍感で天然の女タラシである···。

美竹蘭は陽太郎の祖父から護身術として空手や古武術を習っていてケンカが強い。それ以外は殆ど原作通り。

Afterglow全体に関しては美竹蘭を含むメンバー全員陽太郎に恋心を抱いている。羽沢つぐみの両親は、陽太郎が娘のつぐみと付き合う···を通り越して陽太郎をつぐみのお婿さんにする事を容認している。それ以外は殆ど原作通り。

海神光一の爺やは陽太郎の祖父であり、陽太郎と蘭が小学生の頃から通っていた空手古武術道場の師範である。光一もその時に爺やから稽古を受けていた為に、陽太郎と蘭とは顔なじみ。

今回の1件があり、陽太郎は悪のヤンキーを討伐する際は必ず光一と一緒に行う事を祖父もとい爺やに命じられて、その後チェックメイトが結成された。

······となります。随時追加設定、変更をしますのでご了承下さい。

次回以降は、ビショップの松原陽斗と若宮イヴの過去話、ナイトの如月烈火とモニカの過去話です。
投稿が遅くなる、予定変更の恐れありです。ご了承ください。

それでは次回もよろしくお願いします。

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