正義のヤンキーとガールズバンド   作:シュステーマ・ソーラーレ

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第8話です。過去話で最後の話になりました。ラストを飾るのは、無口で無表情なCiRCLEの雑務担当アルバイトで、チェックメイトのナイトである如月烈火と、Morfonicaのボーカル担当である倉田ましろです。過去話の中では比較的シリアスです。




第8話〜ナイト〜如月烈火と倉田ましろ

如月烈火···CiRCLEの清掃と力仕事等の雑務担当のアルバイトスタッフだ。そして、正義のヤンキーグループ『チェックメイト』のナイトだ。『ポーン』と呼ばれる舎弟ヤンキーを率いて、悪のヤンキーを討伐したり、他の仲間達の後始末、処理を行う親衛隊長である。

 

現在、高校1年生で通っている学校では風紀委員を務めている。とても無口かつ無表情な少年で、海神光一達以外の人と話す事が無く、接客業務が苦手な為に受付やカフェテリアに立つ事は殆ど無い。その為、CiRCLEでは同い年で同じチェックメイトのメンバーである松原陽斗の手伝いをしている。

 

そんな烈火が正義のヤンキーとしてチェックメイトのメンバーとなったのか?

 

 

烈火の父親は『如月疾風(きさらぎ·はやて)』というプロボクサーだった。階級はフェザー級であり、烈火が小学1年生の頃には世界チャンピオンになっていた。烈火は、そんな父親を尊敬して、幼い頃から父親が所属するボクシングジム『熊虎ボクシングジム』で腕を磨いた。父親のようなプロボクサーになる為に···ところが········

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

烈火が小学3年生の時、父親の疾風は殺された。悪のヤンキーに誘拐されそうになった『とある女の子』を助けようとしてヤンキーが密輸組織から手に入れた拳銃で撃たれたのだ。それでも疾風は女の子を守る為に、最後の力を振り絞りヤンキーを倒して死んでしまったのだ。

 

その後、悪のヤンキー達は逮捕されて、女の子も無事だった。世間も、疾風を『女の子を助けた英雄』と讃えた。烈火も父親が殺された悲しみと怒りを必死に抑えて、改めて父親の疾風を『真の世界チャンピオン』と敬意を払った。

 

しかし·······今度は、烈火の母親が夫である疾風が殺されたショックでアルコール依存症になってしまったのだ。当時小学生だった烈火の世話をせずに毎日お酒やビールを飲んでいた。時々近所迷惑になる位の騒ぎを起こす事もあった。

 

そして、母親は烈火が小学4年生の時に飲酒運転事故をおこして死亡してしまったのだ。1升瓶分のお酒を飲んで車を運転して電柱に突っ込んで即死してしまったのだ。幸い、烈火の母親以外の死傷者はいなかった。

 

その為に烈火は、熊虎ボクシングジムの会長『熊虎大地』の家に住むようになったのだ。これ以降、烈火が笑う事が無くなり、小学校でも同級生や先生から、まるで腫れ物を扱うような態度をとられてしまう日々が続いた。それでも烈火は、プロボクサーになる夢を諦めずにボクシングを続けた。

 

そして、烈火は中学3生になった時。彼にとって忘れられない出来事が起こった·········

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

烈火が当時中学3年生だった頃。夏休み最終日の8月31日。ロードワークをしていた烈火が橋の下を通っていた時だった。

 

悪のヤンキー1「ほらほら〜カワイ子ちゃん♪」

 

悪のヤンキー2「俺達とイイコトしようぜ〜♪」

 

悪のヤンキー3「逃さないぜ〜!」

 

 

ましろ「あの···その···止めてください···」

 

橋の下で、悪のヤンキートリオが白い髪をした中学生の女の子に迫っていた。

 

彼女こそ、後に名門のお嬢様学校である月ノ森女子学園の高校1年生で結成されたガールズバンド『Morfonica』のボーカル担当となる倉田ましろだった。

 

ましろは悪のヤンキー達に囲まれてしまった。表情がすっかり怯えて涙目になっている。このままではましろが危ない。

 

烈火は、父親を殺した奴と同じ悪のヤンキーがましろに悪さをしているところを目撃して怒りを覚えた。そして、ましろを助けようとしたが·······

 

 

ましろ「うっ····ぐぅ····」

 

ガクッ!ドタッ!

 

突然ましろが恐怖のあまり、気を失い倒れてしまった。

 

悪のヤンキー1「おわっ!?何だコイツ気絶したぜ!?」

 

悪のヤンキー2「でも、今がコイツを好きに出来るチャンスじゃね?」

 

悪のヤンキー3「そうだな!」

 

悪のヤンキー達は、突然気絶したましろに驚きつつも、今の内にましろをいいようにしようと近づく。するとその時!

 

 

バッ!ヒュッ······ドガッ!!!!

 

悪のヤンキー1「ガハッ!?」

 

ドサッ!

 

ましろ「·················」

 

突然ましろが素早く起き上がり、悪のヤンキーの1人に鋭いパンチを繰り出した。悪のヤンキーは、ましろのパンチの威力に殴られた腹を抱えて悶絶する。

 

 

烈火「何!?」

 

 

悪のヤンキー2「なんだと!?」

 

悪のヤンキー3「おい!大丈夫か!?」

 

悪のヤンキー1「うぅ··········」

 

突然起き上がり、悪のヤンキーに攻撃してきたましろに驚く烈火と悪のヤンキー達。悪のヤンキー1は、あまりの痛みに蹲って立てなくなった。

 

ましろ「·············」

 

ましろは、まるでゾンビのようにフラフラっとおぼつかない足で悪のヤンキー達に迫る。目のハイライトも消えている。

 

悪のヤンキー2「このアマ!」

 

ブンッ!

 

仲間をやられた事に怒った悪のヤンキーの1人が、ましろに向かって殴りかかる。

 

ましろ「············」

 

フラッ·········ドガッッッッ!!!!

 

悪のヤンキー2「ブハアッ!?うぅ······」

 

ドサッ!

 

烈火「···カウンター!?」

 

それをましろはフラフラしながらも、あっさりとかわして悪のヤンキー2の顔面にカウンターパンチを繰り出した。それが見事にクリーンヒットした悪のヤンキー2は数メートル以上吹っ飛ばされて気絶してしまった。

 

悪のヤンキー3「ヒィィィ!?」

 

悪のヤンキー3は、仲間のヤンキーを倒したましろの強さに怯えてしまい、仲間を置いて逃げようとする。

 

ましろ「············」

 

ヒュッ········ガシッ!ドサッッッッ!!

 

悪のヤンキー3「うわぁー!?」

 

ましろは、逃さないと言わんばかりに素早く華麗なステップで悪のヤンキー3の服を掴んで地面に投げ飛ばした。

 

ましろ「··············」

 

ガンッ!バキッッッ!!バキッッッッッ!!!!

 

悪のヤンキー3「グハッ!?やっ···止めてくれ!ガハアアアッ······」

 

そして、倒れたヤンキーの腹を思い切り踏みつけた。その威力にヤンキーは血反吐を吐いた。ヤンキーの命乞いなんて聞く耳を持たないましろは、馬乗りになって容赦無くヤンキーの顔面を殴った。ヤンキーの鼻が折れ曲がり血反吐を吐き、徐々に顔の形が変形しそうだ。このままでは、ましろがヤンキーを殺しかねない。そう思った烈火は······

 

烈火「···よせ!もう十分だ!」

 

ガシッ!

 

ましろの肩を掴み殴るのを止めようとする。

 

ましろ「··············」

 

悪のヤンキー3「うう············」

 

烈火が止めに入ると、ましろは殴るのを止めて烈火の方をじっと見つめている。ヤンキーは、顔が変形しつつも気絶してしまった。

 

烈火「···もう止めろ!」

 

パンッ!

 

烈火は、ましろを立たせて軽くビンタをした。ましろの目を覚まさせる為に。

 

ましろ「···············」

 

それに対してましろは、ビンタされて顔を横に向けるも、すぐに烈火の方に顔を向けた。そして、烈火の目をじっと見つめている。そして·········

 

ましろ「·············うぅ。」

 

ポロポロ···········ボスッ。

 

突然ましろは大粒の涙を流した。そして、ゆっくりと烈火の方へ倒れた。

 

烈火「お、おい!大丈夫か!?」

 

烈火はましろを受け止めて無事を確認した。

 

ましろ「すぅ~·····すぅ~······」

 

烈火「ね···寝てるのか·····?」

 

すると、ましろは泣きながらも安心した様子で寝てしまった。烈火は呆気にとられながらも、しっかりとましろを抱きとめる。その時!

 

悪のヤンキー1「今だ!」

 

カチャ!

 

最初にましろに腹を殴られて倒れた悪のヤンキー1が起き上がり、懐から拳銃を取り出して烈火とましろの方に向けた。

 

烈火「し、しまった!くっ!!」

 

烈火は、それに気づいて咄嗟にましろを守ろうとましろを抱き締めて背中を向けた。かつて、烈火の父親である疾風がしたように。すると······

 

ビンっ!!!

ヒュッ···············

ガシャアアアアアン!!!!

 

悪のヤンキー1「痛え!?何だ!?···五百円玉!?」

 

烈火「五百円玉?あれが飛んできたのか?」

 

突然何処からか、五百円玉が勢いよく飛んできて、ヤンキーの持っていた拳銃を粉々にした。それは勿論·······

 

 

陽斗「大丈夫?如月君!」

 

烈火「お前は···同じクラスの松原!?」

 

正義のヤンキーグループであるチェックメイトのビショップ、松原陽斗の必殺技···羅漢銭だった。

実は、陽斗は烈火がこの当時通っていた中学で同じクラスの同級生だったのだ。

 

悪のヤンキー1「お···お前は!最近、S地区に現れた正義のヤンキーグループ···チェックメイトのビショップ!?」

 

ヤンキーも、陽斗がチェックメイトのビショップである事に気づいた。更に······

 

光一「僕達も···」

 

陽太郎「いるけどな。」

 

悪のヤンキー1「うわぁ!?お前等はキングとルーク!?」

 

いつの間にか悪のヤンキーの背後には、陽斗と同じチェックメイトのメンバーで、キングの海神光一とルークの地原陽太郎がいた。

 

光一「ビショップ!ここは僕達に任せて!」

 

陽太郎「お前は、その2人を避難させろ!」

 

陽斗「了解!如月君!行こう!」

 

烈火「すまない、恩に着る。」

 

ましろ「すぅ~·····すぅ~·······」

 

陽斗は、この場を光一と陽太郎にまかせて烈火とましろを連れてこの場を離れた。烈火は陽斗の先導の下に、寝てしまったましろをおんぶして走った。

 

光一「さてと······どうしようか?」

 

烈火達を見届けた光一は、残った悪のヤンキー1の前に立ちはだかる。

 

悪のヤンキー1「······参りました。」

 

悪のヤンキー1は両手を挙げて降参した。最強のヤンキーグループであるチェックメイトのキングとルークが相手では、勝ち目が無いと思ったのだ。

 

陽太郎「取り敢えず、じーちゃんとポーン達を呼んで、こいつ等を警察に引き渡そうか?」

 

陽太郎が、スマホを取り出して自分の祖父とチェックメイトの舎弟ヤンキーである『ポーン』を呼んで、この場の後始末をお願いした。

 

 

その後、陽太郎の連絡を受けて駆けつけた爺やとポーン達の手により、悪のヤンキー達は警察に引き渡されて逮捕された。勿論、烈火とましろの事は内緒にされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、烈火は陽斗の先導の下に眠ってしまったましろをおんぶして、商店街の一角にあるアパート『白夜荘』の空き部屋にいた。

 

烈火「よいしょ···すまん松原。恩に着る。」

 

烈火は、おんぶしていたましろを空き部屋に敷いていた布団に降ろして寝かせながら、陽斗にお礼を言った。

 

陽斗「いいって!同じクラスメートだしね!困った時はお互い様さ!」

 

それに対して陽斗は、笑いながら答えた。

 

陽斗「ところで、この子凄いね。寝ながら悪のヤンキーを倒すなんて。」

 

そして陽斗は、眠っているましろを見て関心するように言った。

 

烈火「ああ···恐らくこの子は······」

 

烈火が言いかけたその時!

 

ましろ「う···うーん。·······あれ?ここは······?」

 

ましろが目覚めた。ましろは布団から起き上がり辺りを見渡す。

 

烈火「あっ······」

 

陽斗「気がついた?」

 

それに気がついた烈火と陽斗。

 

ましろ「えっ?貴方達は?」

 

烈火と陽斗と目が合って驚くましろ。

 

陽斗「ボクは松原陽斗。水ノ上中学校の3年生だよ。」

 

ましろ「えっ!?水ノ上中学校?わ···私も水ノ上の3年生です。名前は倉田ましろです。」

 

陽斗が自己紹介すると、ましろが驚いた。自分と同じ中学校に通っていて、しかも同級生であるからだ。

 

陽斗「そうなんだ!ボクは2組なんだけど。」

 

ましろ「私は3組です。」

 

どうやら違うクラスだった為に、面識が無かったのでお互い知らなかったらしい。

 

烈火「俺も水ノ上の3年2組だ。名前は如月烈火。」

 

同じ水ノ上中学校の3年生である烈火も自己紹介をする。

 

ましろ「······えっ?」

 

それを聞いたましろは、ビクッと体を震わせた。顔色が悪くなっている。

 

陽斗「ど、どうかした?」

 

烈火「?」

 

陽斗がましろの顔色をうかがいながら問いかける。烈火もましろの様子がおかしい事に疑問に思う。

 

ましろ「如月······?貴方の名前は·······如月っていうの·······?」

 

ましろは、体を震わせながら烈火に聞いた。

 

烈火「ああ·······如月烈火だ。」

 

烈火が改めて自分の名前を名乗った。

 

ましろ「っ!」

 

すると、ましろが両手で頭を抱えた。そして!

 

ポロポロ·······

 

ましろ「ごめんなさい!」

 

大声で烈火に謝った。大粒の涙を流しながら······

 

烈火「えっ!?」

 

陽斗「ど、どうしたの!?倉田さん!」

 

突然、涙を流しながら謝るましろに、烈火と陽斗は驚いた。

 

ましろ「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!」

 

それに構わず、ましろは体を震わせて大粒の涙を流しながら、烈火に向かって何度も謝った。

 

烈火「落ち着けっ!!」

 

ガシッ!!

 

ましろ「っ!」

 

烈火は、ましろを落ち着かせる為にましろの肩を抱いた。ましろは、謝るのを止めて涙に溢れている目で烈火を見つめている。

 

ましろ「うわああああん!」

 

ギュウ〜·········

 

烈火「お、おい···まあいいか。」

 

そして、ましろは烈火に抱きついてまるで子供のように泣き出した。烈火は、ましろをしっかりと受け止める。ましろが落ち着いたのはそれから30分後だった······

 

 

※白夜荘、海神光一の部屋

 

光一「······なるほど?その倉田ましろって子がナルコレプシーと夢遊病を発症してヤンキー達を倒したと······」

 

陽太郎「しかも、ビショップの同級生である如月烈火が、昔誘拐されそうになった自分を助けてヤンキーに殺されたプロボクサー、如月疾風の息子だったと·······」

 

陽斗「はい·······倉田さんはその事がトラウマになってナルコレプシーと夢遊病を発症するようになったみたいなんです······」

 

後始末を爺やとポーン達に任せた光一と陽太郎が白夜荘に戻り、光一の部屋で陽斗から事情を聞いていた。

 

実は、ましろは小学3年生の時に悪のヤンキー達に誘拐されそうになったのだ。それを助けて悪のヤンキーに拳銃で撃たれて死んでしまったのが、如月烈火の父親である如月疾風だった。

 

ましろは、この事がトラウマになってしまい、ナルコレプシーと夢遊病を発症するようになったのだ。

 

ちなみに『ナルコレプシー』とは、日中の過度の眠気や、通常起きている時間帯に自分では制御できない眠気が繰り返し起こることを特徴とする睡眠障害で、通称『居眠り病』と言われている。

 

一方『夢遊病は』、無意識の状態で起きだし、歩いたり何かをした後に再び就眠するが、その間の出来事を記憶していない状態の睡眠障害だ。

 

ましろの場合、特に強いストレスや恐怖を感じる時、日中でも突然眠ってしまい、体が無意識に動き出して敵味方関係無く、攻撃を仕掛けるのだ。その時の彼女の身体能力は起きている時の10〜20倍になる。

 

その為、ましろは小学3年生から中学生になってナルコレプシーと夢遊病の症状が現れなくなるまで、ずっと病院で入院していたのだ。

 

今回の場合、かつて自分を誘拐しようとしたのと同じタイプである悪のヤンキー達が襲おうとしたので、そのトラウマによる恐怖からナルコレプシーと夢遊病を発症して、ヤンキー達をボコボコにしたのだ。

 

そして、かつて自分を助けて死んでしまった如月疾風によく似た見た目をしている如月烈火に出会った事により暴れるのを止めた。ましろは自分のせいで疾風が死んだとずっと責め続けていたのだ。烈火が疾風の息子だと知って泣きながら謝り続けたのもその為だ。

 

光一「何という運命の巡り会わせだろうか···っで?その如月君と倉田君は何処に?」

 

光一が事情を知って両腕を組みながら深く頷く。そして今、烈火とましろは何処にいるのかと陽斗に聞くと······

 

陽斗「1番奥の空き部屋にいます。倉田さんを落ち着かせる為に、如月君が側に寄り添ってます。」

 

光一「そうか······」

 

陽太郎「それがいいな!」

 

陽斗の返事に光一と陽太郎は納得した。一方、烈火とましろは·······

 

 

※白夜荘の空き部屋

 

ましろ「ごめんなさい······うぅ···ごめんなさい。」

 

空き部屋で布団に寝っ転がり、ましろは烈火に抱かれながら泣きながらも謝り続けた。それに対して烈火は·······

 

烈火「···君のせいじゃない。······父さんも、きっと分かってくれる。」

 

っと言ってましろの頭を撫でながら優しく抱きしめる。

 

ましろ「すぅ~····すぅ~·····」

 

それに安心したのか、ましろは泣くのを止めて、穏やかな寝息で再び眠りについた。結局、烈火とましろは白夜荘の空き部屋に泊まる事になった·······

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後日······烈火は、光一達からチェックメイトの事について説明されると···

 

烈火「俺も入りたい!···もう父さんやましろのような人達を増やさない為に戦いたい!!」

 

光一「···いいだろう!」

 

烈火は、もう父親やましろのような人達を増やさない為に悪のヤンキーを討伐したいからチェックメイトに入れてほしいとキングの光一にお願いした。烈火の強い思いと決心を悟った光一は承諾した。こうして、烈火はチェックメイトのメンバーとなり、後にナイトとなって悪のヤンキー討伐を行うようになった。そして、ましろはこの後名門女子校である月ノ森女子学園に入学して、紆余曲折がありながらも、桐ヶ谷透子、広町七深、二葉つくし、八潮瑠唯という素敵な仲間が出来て、ガールズバンド『Morfonica(モルフォニカ)』、通称『モニカ』を結成して、ボーカル&作詞担当として頑張っている。そして········

 

※時は現在。白夜荘、烈火の部屋。

 

ましろ「おはよう、烈火君!もう朝ご飯出来てるよ!!」

 

烈火「···ありがとう。」

 

烈火への罪滅ぼしの為、白夜荘に引っ越した烈火の部屋に毎日通って、家事全般を担当する等、烈火の世話をするようになった。まるで、家政婦か主婦のように·······

 

第8話、終了!




第8話終了です。今回の話で烈火の両親やましろの能力が明らかになりました。

この話で過去話は終了です。次回から、日常話になります。


投稿が遅くなる、予定変更の恐れありです。ご了承ください。

それでは次回もよろしくお願いします。

※お気に入り登録ありがとうございます!

ここからは、第8話での如月烈火と倉田ましろの簡単な設定説明です。

如月烈火→後のCiRCLEの清掃と力仕事等の雑務担当のアルバイトスタッフ。父親は、プロボクサーでフェザー級世界チャンピオンの『如月疾風』。烈火も幼い頃から疾風が所属するボクシングジム『熊虎ボクシングジム』でボクシングの腕を磨いた。

しかし、烈火が小学3年生に疾風が悪のヤンキーに誘拐されそうになった女の子を助けようとして、ヤンキーが所持していた拳銃で致命傷を負った。それでも、最後の力を振り絞りヤンキーを倒して女の子を助けて死んでしまった。

更に、烈火の母親が疾風が亡くなったショックでアルコール依存症になった。それ以来、熊虎ボクシングジムの会長である『熊虎大地』の家に住む事になった。そして、烈火が小学5年生の時に、烈火の母親は、飲酒運転事故を起こして亡くなった。

その事がキッカケで、烈火は小学校の同級生や先生から、まるで腫れ物を扱うような態度をとられてしまう日々が続いてしまい、現在の烈火のような性格になった。

それから数年経った中学3年生の夏休みの最終日。悪のヤンキートリオに襲われた倉田ましろがナルコレプシーと夢遊病を発症して悪のヤンキーを殺しかけたのを止めた。

そして、同じ『水ノ上中学校』の同級生でクラスメートの松原陽斗と、彼が所属する最強のヤンキーグループである『チェックメイト』のキングとルークである海神光一と地原陽太郎に後始末を任せた。

そして、陽斗に誘導してもらったアパート『白夜荘』で、実は自分の父親である疾風が助けた女の子が倉田ましろである事を知っても優しく受け止めた。

その後、チェックメイトのキングである光一から、チェックメイトの存在を知り、父親やましろみたいに悪のヤンキーの犠牲になる人を増やさない為に戦いと、チェックメイトのメンバーになる事を志願した。それを承諾した光一により、チェックメイトのメンバーとなり、ナイトになる。

倉田ましろ→名門のお嬢様学校である月ノ森女子学園の高校1年生で結成されたガールズバンド『Morfonica』のボーカル担当となる。

小学3年生の頃に、悪のヤンキーに誘拐されそうになるが、あるプロボクサーに救われた。しかし、それが原因でそのプロボクサーが殺されてしまい、トラウマによるナルコレプシーと夢遊病を発症するようになった。

ましろが、中学3年生の夏休み最終日の時に悪のヤンキー3人組に無理矢理ナンパされそうになった時は、その恐怖から上記の障害を発症して、ヤンキー達を殺しかけた。

それを、かつて自分を助けて死んでしまった如月疾風の息子である烈火に止められた。

そして、白夜荘にてその事実を知って、涙を流して烈火に謝った。

烈火は許してくれたが、ましろはそれで満足せずに、この日以降も、烈火が引っ越した白夜荘に毎日通って、烈火の身の回りの世話をしている。
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