二次創作のクリエイター側にまわるのも初めてですし、なにより大学のレポート以外でこうして文を書くのも初めてです。
大変拙く、お見苦しい駄文ではありますが、こうしてお手にとっていただけたのも何かの縁かと思いますので、批評してやろうという気持ちになりましたら、どうぞよろしくお願い致します。
ちなみに下書きはおろかアウトラインすら決まっておらず、着地点も定まっていないため亀より遅いナメクジ更新、果ては失踪ということも考えられますが、素人が衝動的に書いている作品ですので、何卒ご容赦ください。
Brand new day!
7:45。
寝ぼけ眼がぼんやりと捉えた枕元のデジタル時計は確かにそう示していた。
社会人一年目、というより一日目の青年は早速、社会不適合のレッテルを貼られようとしていた。
「やっべぇぇぇぇぇ!!!遅刻遅刻ぅぅぅぅぅ!!!」
「目覚まし5個もかけたのにぃぃぃぃ!!!!」
飛び起きた勢いのまま、ほぼ新品のスーツに袖を通しつつ、部屋に散乱した書類をリュックサックに詰め込んでいく。
「初日から遅刻はシャレになんねぇって!!」
慌ただしく身支度を整えた彼は、買っておいた惣菜パンを咥えながら部屋を飛び出していく。
「……ぅおっと、忘れもん忘れもん!」
一風変わった二つの端末も詰め込んで。
8:00。
「はぁ、はぁ、はぁぁぁ……、間に合った…!」
起床から15分で職場…の体育館に到着した青年は、自転車を全力で漕いできたため息も絶え絶えで、寝癖も残ったままの風体を見れば、誰も彼が公務員に就いている人間とは思えないだろう。
「大遅刻ですよ、
「ウッ!」
青年、
「い、いやぁでも朝礼には間に合ってますし…?」
「定刻に着いていればいい、ということではありません。社会人ならもっと時間に余裕を持って行動してください。」
尤もだ。
「はい…」
「それに、あなたは教師なんですから、生徒たちの手本である自覚を持つように。」
尤もである。
「すみません…」
赴任初日から釘を刺されたが、100%自分の過失であるため、非を認めざるを得ない。
『今日の朝礼では、新任の先生を紹介します。』
そうこうしている内に生徒は集まったようで、司会による朝礼のアナウンスが始まった。
『先生、お願いします。』
自分を呼ぶ、先生という響きに、注意されて多少落ち込んでいた心が持ち前の元気を取り戻す。
「はい!」
生徒の手本になれ、と言われたため、手本のような返事をし、壇上へ登壇していく。
「…んんっ、えー、初めまして!今日からこの讃州中学校でお世話になります、邑楽郁人です!」
8:25。
朝礼を終え、1限が始まるまでの間、各教室では談笑に花が咲いていた。
ここはそんな二年生の一室。
「新しい先生、元気いっぱいーーって感じだったね!東郷さん!」
赤みがかった髪のハツラツ少女、
「そうね、友奈ちゃん。きっと友奈ちゃんとは気が合うんじゃないかしら?」
車椅子が目を引くが、それ以上に目立つスタイルと美しい黒髪を持つ友人、
「えへへ、そうかなぁ?仲良くなれると嬉しいなぁ!」
友奈が期待に胸を膨らませるような笑顔を見せると、美森もまたつられて微笑む。
「はーい、それでは皆さん席についてくださーい。」
担任の先生が前方のドアから入ってきつつ促す。
「どうもー」
と、その後ろからひょっこり郁人が顔を覗かせる。
教室が少しざわつき始めると担任はパチン、と手を叩き、
「察しの良い方は気付いているかも知れませんが、邑楽先生には今日からうちのクラスの副担任をやってもらいます。」
男子たちは顔を見合わせながら喜んだような表情を浮かべる。朝礼での元気アピールが効いたこともあり、第一印象での男子受けは上々だ。
「ええっ!」
男子に混じって友奈も驚きの声を上げる。活発な友奈と男子たちは感性が似ているようだ。
「それでは邑楽先生、改めて自己紹介をお願いします。」
「はい。」
郁人は教室の前に立ち、
「改めてまして、今日からみんなの副担をやらしていただきます、邑楽郁人です!担当の教科は社会科です!これからよろしくお願いしまーす!」
「よろしくー!せんせー!」
「こら、よろしくお願いしますでしょ?」
「まぁまぁ。」
思いの外ウケが良かったことに気を良くした郁人は、生徒を注意する担任を宥め、
「んんっ、」
「
クソくだらんギャグを飛ばした。
「…」
当然、教室は静まりかえった。
「…あれ?」
第一印象で上げた期待値を落としつつ、このクラスにおけるこれからの郁人のキャラはだいたい決定した。
批評コメントや誤字報告お待ちしております。
どんなことでも結構です。
読者さまがいらっしゃると実感できるだけでやる気に繋がりますので、よろしくお願い致します。