ポケモン不思議のダンジョン時の探検隊・闇の探検隊・空の探検隊~暗黒の未来で~もう一つの選択 作:東海鯰
「・・・・これは・・・。」
ベイリーフが指し示した箇所を見つめるマグマラシとアリゲイツ。
「運命(さだめ)の塔・・・かつては運命(うんめい)の塔と呼ばれていた場所ね。」
「運命(さだめ)・・・・か。」
マグマラシは空を仰ぐ。
「この世界が暗黒世界となることが運命・・・即ち運命(さだめ)である・・・とでも言うのか。それとも僕達がこの世界を変えること、それが運命(さだめ)であると言うのか。」
「どうしたのマグマラシ?」
「いや、ちょっと独り言さベイリーフ。そんな事より、どうやってその運命(さだめ)の塔に向かうかを考えるべきだろう?」
「そうだけど・・・マグマラシはどうやって行くか、考えがあるの?」
「・・・・地図を見る限りはこの森の高台から運命(さだめ)の塔まではかなりの距離がある。もし歩いて行こうものなら確実に力尽きる。ここは空間移動しかないだろう。」
「簡単に言うわね。」
呆れながらアリゲイツはマグマラシに反論する。
「空間移動なんて一部のポケモンしか使えないのよ。それをどうやって実現するのよ。セレビィは今どこにいるかなんて分からないんだし、当然ディアルガは使えないわ。」
「・・・・頭が固いなアリゲイツは。正面からしか物事を考えられねえ学級委員長かよ。」
そう言うとマグマラシは地図の一端を指さす。
「空間の岸壁・・・?」
「そうだ。ここにはポリゴンがいるはずだ。」
「・・・そうか! ポリゴンは電脳空間を移動できるポケモン。マグマラシはポリゴンの力で長距離移動しようって言うのね!!」
「でもポリゴンはヨノワールの知り合い。もし接触しようものなら奴らに発見されてしまうわ。」
「そこが一番の課題だ。だがそれさえ片づけてしまえば一番成功率の高い作戦だ。それに。」
マグマラシは拳を握り締める。
「力づくでも言うことを聞かせる。それしかないだろう。」
「・・・・はあ、ホントしょうがないわね~。分かったわ。それじゃあ行きましょう、空間の岸壁へ!」
こうしてマグマラシ、ベイリーフ、アリゲイツは空間の岸壁へ向けて歩み始める。空間の岸壁へもそれなりに距離があるため、休憩を挟みながら歩みを進めた。
「ここが空間の岸壁への入口か。」
「この先にポリゴンがいる。」
「それじゃあ、ダンジョンに入って行きましょう。」
「「おお!!」」
「食らえ! かえんぐるま!!」
「はっぱカッター!!」
「メガトンキック!!」
三匹は各々の得意技を用いてダンジョン内の雑魚を蹴散らしながら内部を突き進んでいく。
「よし! ダンジョンを抜けたぞ!!」
「!! ワッ!!」
「マグマラシ、ベイリーフ、アリゲイツ!!」
「ホシノテイシチョウサダンノザントウカ!!」
「まあ、そんなところだな。」
「ソ、ソレデナニノヨウダ!!」
「簡単な話よ。」
「私達三匹を運命(さだめ)の塔まで転送して欲しいのよ。」
「サ、サダメノトウダト?!」
「ソンナナニモナイトコロ二イッテナニヲナスキダ?」
「この世界を救うためだ。それも、消えない形でな。」
「ソ、ソンナコトガデキルハズガ!!」
「さて、時間も惜しいんでね。」
マグマラシはポリゴンを殴りつける。
「早くしてくれないと此奴がどうなるか、保証出来ないぞ?」
「オ、オドスキカ!!」
「答えは早く出すことね。」
ベイリーフもポリゴンの片割れに攻撃する。
「ヒィィィィィィィ!! ワ、ワカッタ!! イウコトヲキクカラカンベンシテクレェェェェェ!!」
「良い子ね。」
三匹はポリゴンを解放し、配置に付く。
「ソレデハサダメノトウマデテンソウシマス。」
「ケッシテウゴカナイデクダサイ。」
そう言うと三匹は謎の光に包まれ、空間移動を開始する。
(続く)