たぶんよくある留学したヒッキーがお金持ちになって帰ってくる話 作:小鳥と点心
「とまぁ、これが高校の時の話だな」
話が一段落したので一端切ることにした。
小「ほえー。凄いことになってるね」
和「お前、八幡の皮被った何かじゃないよな?」
「ひどい言われようだな」
冬「そう言うのも無理はないわ」
まあ、俺もそうなるんだろうけど。
小「そう言えばなんで一回戻ってこなかったの?」
「手続きとかが色々大変だったのが一つ。あとは、アメリカをまわってみたかったからだな」
小「なんとも言えない」
「その分お土産沢山買ってきたから勘弁してくれ」
小「本当!?小町的にポイント高い」
「それが無ければな。ちょっと待ってろ」
ピンポーン
部屋にお土産を取りに行こうとしたタイミングで家のチャイムがなった。
和「なんだ?こんな時間に」
多分俺だな。
「多分俺だから見てくる」
玄関に向かった。小町たちがついて来ているのはおいておく。
「はーい」
玄関を開けると執事の宮森が立っていた。後ろには新田さんもいた。ちなみに新田さんは女性である。普段はあまり外出はしない。
宮「ご主人様、お車の引き渡しが完了しましたのでご報告にあがりました」
「ありがと、ご苦労様」
新「頼まれていたバイクはどちらに駐車すれば良いでしょうか」
「今あるの?」
新「はい」
「すぐ行く、宮森は少し待ってて。小町たちは宮森をリビングに案内しておいて」
小「う、うん」
宮「かしこまりました」
「新田は付いてきて」
そう言うとすぐに玄関を出た。
バイクを置いてリビングに戻ると空気がとても微妙だった。
「何、この空気」
小「お兄ちゃんのせいだよ!」
それもそうか。初対面でいきなり執事と会話しろなんて無理な話だったな。
「悪い悪い。宮森、待たせてすまん」
宮「いえ、お気になさらず」
「それで、報告はそれだけ?」
宮「いえ、ついでではありますが、明日のお車の手配はいかがしますか?」
「いや、せっかくバイクを持ってきてもらったからそれで行く」
宮「わかりました。お気をつけて」
新「ご主人様、これで全部でしょうか」
俺が持ちきれなかった箱を持ってきた。
「それで全部だ。こっちの二箱とそっちの一箱は皆で分けてくれ」
新「よろしいのですか?」
「そのために買ってきたからな」
新「ありがとうございます」
このあと、宮森と荷物を載せて帰っていった。明日になればスマホの通知がエグいことになってそうなのは気にしないでおく。
小「お兄ちゃん、あれってどういうこと?」
「新しく建てた家がでかいから雇った」
小「簡潔でわかりやすいけどさ、よくわからないな」
そのまんまの意味なんだがな。
小「というか家ってどういうこと?」
そのまんまなので、ゆっくりと詳しく教えてあげた。ちなみに、明日仕事から帰って来たら引っ越すことになっている。あいつらにも言わないと色々と面倒になるんだろうな。
暫く遠い目をしていたのは仕方ないと思う。