たぶんよくある留学したヒッキーがお金持ちになって帰ってくる話 作:小鳥と点心
今回は、15話の後編みたいな立ち位置です。ちょっと、タイトルが安直過ぎました。しかも、内容がそれほど濃くない。駄文ですみません。
それではどうぞ。
陽「ねえ、今のってまさか」
「はいら、オハラグループの現社長 小原鞠莉さんです」
秋「本当に、八幡さんは顔が広いですね。まさかそんな繋がりがあるとは思いませんでした」
「その割には驚いていませんね」
まあ、この人のことだから予想はしていたんだろう。まあ、出会いはあれだったけど。
雪「それで、何のデータだったのかしら?」
「ちょっとした頼まれ事と、誕生日パーティーの招待」
陽「え、あの人の主催するパーティーに呼ばれたの?」
「はい。正確には俺とその友人ですけど」
陽「いやいや、呼ばれただけでもすごいんだけど!?」
そうか?よく、愚痴を吐き合っているけど。それに、声をかけられた時もかなりフレンドリーだったからな。そんなにお堅いイメージはなかった。そのあとで、色々やっているんだろうな。
そんなことを考えていた。
雪「それで、どうするつもりなのかしら」
「予定が合う奴らは呼ぼうと思っているけど」
聞いた話しだと、当日含めて4日間やるらしいからな。さすがに予定が合わない奴は呼ばな………
ピロン!
ん?
p.s.
当日しか合わないなら、ヘリも出すわよ。
あの人、免許持っているって言ってたな。じゃあ、ほとんど呼ぶことになるのか?
「6月12日から15日まで予定が入ってなければ誘うぞ」
雪「姉さん」
陽「わかってるよ、有給の申請しとくよ」
そこまでする必要あるか?
「「あるわよ!!」」
「お、おう」
ナチュラルに心を読むなよ。
秋「陽乃、雪乃しっかりやって来なさい」
うわー、秋乃さんも売り込むき満々だよ。まあ、小原家みたいな世界的な大企業と関係を結べる機会なんて滅多にないからな。しかも小原家は日本の三大財閥の一つとまで言われている。公式には財閥ではないと言っているが、もはや財閥レベルの規模と影響力があるからな。ちなみに残り二つは鈴木財閥と、弦巻財閥だったりする。うん、東京の一角には近づかない方がいいかな。
「で、結局二人とも行くの?」
雪「行かせてもらうわ」
陽「お姉さんもそうしようかな」
「わかりました。取り敢えず伝えておくので招待状が来たら連絡します」
こんなところかな。締まりが悪くなったけど、用事はこれで終わりだ。
「ちょっと締まりが悪いですけど今日の話はこれで終わりです」
秋「比企谷さん、別件でお話したいことがあるので後日お時間をいただけますか?」
「この後で」と言いかけたが、自分で話を切り上げたので言うのをやめた。「すぐに時間を取る」と言っても了承するだろ。でも、自分の発言をすぐに取り消すことは信用に関わってくる。表面上では気にしなくても、深いところで残っている。そして、ふとした瞬間にチクりと攻撃してくるのだ。会社の経営を大きく左右させ、今後の事業にも関わってくるのだ。
それに今回は、こちらから案件を持ちかけたこともあり話の流れはこちらにある。案件を持ちかける時ある程度、会社のメリットを見込んでいる。しかし、それは流れがどちらにも傾いていない時だけ。流れが相手側にある時に話すと、会社のメリットが小さくなるあるいは無くなることがほとんどだ。
今回秋乃さんは、そう言うことも考慮してあのタイミングで切り出したのだ。どちらも、アメリカで痛いほど経験したのにな。今日のが上手くいったことで浮かれていたのかもしれない。そこに関してはまだまだ未熟だな。
どうしようもないので、
「わかりました。ですが、こちらも忙しい時期なので日程は早めに伝えてください」
無意味な抵抗?をしておく。
秋「はい、それで5月31日にご予定は何かありますか?」
「その日は………………午前10時からでしたら問題無いです」
秋「では5月31日の午前10時にこちらでお願いします」
「はい」
当日、秋乃さんからの手痛い攻撃をうけた。話し合いの流れは終始向こう側にあり、なんとか五分五分にできたが、事実上の負けだ。やっぱり交渉事は秋乃さんが上手だった。
雪「ところで今日、小町さん達と八幡の家で帰国祝いをする事になっているのだけど予定は大丈夫かしら?」
あ、そう言えばまだ引っ越すことを誰にも伝えていなかったな。
「あー、すまん。この後引っ越しの作業があるんた。それで、今日家を出る予定だ」
「「………………」」
「「え?」」