たぶんよくある留学したヒッキーがお金持ちになって帰ってくる話 作:小鳥と点心
あのあと、結局4人は俺がもともと予約していた部屋に泊まることになった。
そして今、
「「「「「かんぱーい!!!」」」」」
こっちで働いていた高海さんが加わってプチ宴会が始まった。高海さんはここがもともと実家らしく今は
修行中らしい。此処にいていいのか?
千「大丈夫だよ。志満姉も良いって言ってたから」
らしい。まあ、本人が良いならいいけど。
ことりさんは、高海さんに絡まれているしそこに小町たちが突っ込んでいる。自然と俺は一人で呑んでいた。
そこに、雪乃が座った。
「いいのか?あっちの話しに入らなくて」
雪「ええ、もともと知らなかったものだったわ。だからあまりついていけないのよ」
「なるほどな」
雪「ごめんなさいね」
「どうしたいきなり」
雪「勝手についてきたうえに、泊まる場所まで用意してもらったことよ」
「ああ、その事か。そこはあまり気にしてないぞ。さらに言うなら、秋葉原で気づいていたから」
雪「最初からじゃない」
小町達は、ことりさんと高海さんからグループの秘話を聞き出していた。それを眺めながら俺と雪乃は酒と一緒につまみをつついていた。この鰹のたたき旨いな。
雪「それにしてもずいぶん変わったわね」
「何が?」
雪「八幡のことよ」
「あー、まあ、そうかもな」
確かに俺は変わったと思う。性格も人間関係も高2の時と比べて大きく変わった。ただ、根底にある思考回路は変わっていないらしく、よく物事を斜め下からとらえようとしていることがあるらしい。
雪「あなたが帰って来たら以前とは変わっている。みたいなことをみんなで話していたわ。予想の遥か上だったけどね」
「俺にも自覚はあるから」
アメリカに行って半ば強制的に変えられたようなもんだしな。だけど学校生活は楽しくなったし、日常も充実していたのは確かだけど。
その後、会話はなかった。だけど、居心地の悪い静かさだった。この状態でしばらくすると、突然破られた。
結「ヒッキー、ゆきのん一緒に呑もうよ」
呼ばれてそっちを見ると、小町と結衣は高海さんと談笑していた。
そして、いろはだが
い「ちょっ、ことりさんダメですよ。やめてください」
こ「やーん、かわいいー」ギュー
酔ったことりさんがいろはを抱き締めていた。
い「先輩、見てないで助けてください」
こ「八幡君、余計なことはしないでね」
すまん、いろは。俺は手を出せそうにないから頑張ってくれ。
結「二人とも早くー」
「………行くか」
雪「その方がよさそうね」
俺ら二人はゆっくりと腰を上げた。
雪「そうだ、八幡。この後少し時間をいいかしら。少し話したいことがあるの」