たぶんよくある留学したヒッキーがお金持ちになって帰ってくる話   作:小鳥と点心

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27話 ゴールデンウィーク⑧

 俺たちは今、淡島への瀬渡し船に乗っていた。

 

 

 

 「まさか、渡辺さんが船長だったとはね」

 

曜「まあね。それよりなんで曜って呼んでくれないの?」

 

 「なんでだよ。それに、アメリカで数日一緒に行動していただけだろ」

 

 なんで、こうもラフにできるんだろうか。

 

 

 

小「また、お兄ちゃんが可愛い子と仲良くなっている」

 

雪「なぜ、こうも八幡の周りには女性ばかりが集まるのかしら」

 

い「しかも、またAqoursのメンバーです」

 

結「むー」

 

 

 前では、

 

 

曜「あの人達が八幡の言っていた?」

 

 「そうだな」

 

曜「すごいね………………競争率高そう」

 

 「なんか言ったか?」

 

曜「別に。それにしてもこっち帰って来てたんだね」

 

 「少し前にな。そんでゴールデンウィークだから下見ついでに遊びに来た」

 

曜「下見?」

 

 「小原さんの誕生日パーティーの下見」

 

曜「そういえばこっちに船を呼んでやるって言ってたね」

 

 あの人と話していてわかったけど、自分のやりたいことは多少の無茶は気にしない感じだったからな。

 

曜「ところで八幡君、さっきから気になっていたんだけど外に居るあの人は?」

 

 「彼女は南ことり。名前くらいは聞いたことがあるんじゃないか?」

 

曜「あの、μ'sの?」

 

 「そう」

 

曜「しかも、超有名なデザイナーでしょ?一緒にいても大丈夫なの?」

 

 「んー、まあ大丈夫だけど昨日の夜は大変だった」

 

 昨日の夜、ルビィからのSOSのメールの直後に、ダイヤさんから鬼電がきて大変だった。

 

曜「お疲れ」

 

 ここで、理由を聞いてこないあたり好感が持てる。

 

 

 

 

こ「やっぱりきれいですね」

 

 

 景色を見るのが済んだのか、ことりさんが船内に戻ってきた。

 

曜「え?もしかして、μ'sの南ことりさん!?」

 

こ「あ、私のこと知っているんだ。ありがとう」

 

曜「はい、千夏ちゃんから聞いていたので」

 

 二人がスクールアイドルの話で盛り上がっていると淡島に到着した。

 

 

曜「それじゃあ、また後で」

 

 そう言って曜は帰っていった。

 

小「お兄ちゃん、もしかしてあそこ?」

 

 小町は少し離れたところにある店を指した。

 

 「あそこだぞ」

 

 

 

 一人の女性が店先で作業をしていた。

 

雪「それにしてもあの格好は大胆すぎるわね」

 

 水着に上半身を裸けた状態のウェットスーツ。彼女がダイビングの準備作業をしている時のノーマルの姿である。俺も初めて見た時はビックリした。

 

雪「比企谷君早く目をそらしなさい。さもなくば通報するわよ」

 

 「なんでそうなるんだよ」

 

 雪乃の言葉を聞き流しながら、女性に近づいていく。

 

 「お久しぶりです。果南さん」

 

果「ん?………あ、八幡君!久しぶり!」

 

 「お久しぶりです。ハワイで会ったとき以来ですかね」

 

果「そうだね、……………それじゃあ、久しぶりのハグ」

 

 そう言って、松浦さんは抱きついてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 空気が凍った気がした。

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