咲夜「尚、この台詞は本編とは一切関係ありません」
第六話【パァーーーッフェクトだッ!】
黒い空間の中、二つの影が佇む。
片方は私、フランドール·スカーレットだ。
「エェェェエイメェェェェンンンン!!!」
叫び声を挙げながら私が二つの刃を持って突進する。
その先にいるのは、
「フッフッフッフッ·············」
ご存知、天然なのかよくわからないお姉さまだ。
現在マントを着用中で、ドヤ顔をしている。可愛い。
私が刃で斬りかかる。
しかし、その刃はお姉さまの剣によって止められる。
接触した二つの刃はキリキリキリと音を立てて、火花を散らす。
途中、お姉さまが引く。
私も引き、少し離れたところでポケットから大量のナイフを出す。
そしてそれを、思い切り投げる。
しかし、それらは全て弾かれ、私の手が赤く染まる。
お姉さまのマントの中から銃弾が飛んできたのだ。
マントがひらりと舞い、弾を飛ばした銃の姿が露になる。
大きい、明らかに大きい拳銃型の銃だ。
お姉さまはそれを構え、話し出す。
「純銀マケドニウム水銀弾頭弾殻ッ。マーベラス科学薬湯NNAッ9。
全長39cmッ、重量16kgッ。13mm炸裂鉄鋼弾ッ。ジャッカルッ!パァーーッフェクトだッウォルターッ!」
お姉さまが言い終わると同時に、私が飛び掛かろうとする。
その瞬間、
「なにやってるんですか!?」
部屋に灯りが灯される。
「咲夜···············」
「妹様········って!手が血塗れじゃないですか!」
「あ、これペイント弾」
「えぇ!?···············二人共何をしてたんですか?」
「「HELLSINGごっこ」」
息ぴったりのタイミングで、私とお姉さまが答える。
そう、私達がしていたのはHELLSINGごっこだ。
吸血鬼が主人公だと聞いて、お姉さまと二人でOVAを見て、すごくよかったのでやってた。
因みにやってたシーンは一番のお気に入り、
第8話の主人公アーカードと、宿敵アレクサンド·アンデルセンの戦闘シーンだ。
あ、あと刃は全部アルミで、安全面は大丈夫。
「へ、HELLSINGごっこ··············」
咲夜が呆然とした顔で、呟く。
にしても残念だ。
あのまま飛び掛かって、パンツの匂い嗅ぐつもりだったのに。
呆然としてお姉さまの方を見ている咲夜を少し睨む。
「(········?悪寒が·············)」
少し震えているあたり、効果は出たようだ。
フフフフと心の中で悪魔的微笑みを浮かべる。
悪魔的っていうか悪魔の妹っていう二つ名だし、的はいらないかもしれないけど。
お姉さまは··············。
「ッ!?」
私の目に映ったものと、聞こえた音に目を丸くする。
私が見た光景、それは。
お姉さまがジャッカルを落とす光景。
それだけなら良い。
問題なのは、落ちたジャッカルが床にヒビを入れたという点。
ま、マジですか。
本物の弾だったらヤバかった··············。
お姉さまの天然は人を殺すかもしれない。
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余談だが、私の好きなキャラがアーカードなのに対し、
お姉さまの好きなキャラは、ロンドンが滅亡寸前の時のヘルシング邸での戦い。
そのなかで、始めに嫌だと言い出す小太りの傭兵である。
ダッシュなので粗いってレベルじゃありません。
許さなくていいです。見逃してください。
HELLSINGはダントツで少佐が好きです。
最後の、
「アハトアハト!そいつは素敵だ!大好きだ!」
って台詞がなんか好きです。
でも、アハトアハトは戦争で無双する位強かったから普通は絶望もの。