以前よりも逃げウマ娘も増えて来たのでボチボチやっていきたいと思います。
さて、今回はサイレンススズカ。一部の人からは最強馬とも言われる稀代の逃げ馬です。
「第2回逃げの魅力を語りたい!開幕です。今回のゲストはこの方、稀代の快速ウマ娘、サイレンススズカさんです。」
「こんにちは」
「スズカさん、本日はありがとうございます」
「こちらこそよろしくお願いします。正直、こういった場は得意ではありませんけど」
「ははは、緊張なさらずに自然体でお願いいたします」
「頑張ります!」
「是非、お願い致します。改めてですが、この番組はウマ娘の中でも逃げウマ娘にフォーカスを当てて逃げの魅力を存分に語って行こうという企画です。早速ですが、サイレンススズカさんにとって逃げとはどういうものですか?」
「そうですね・・・。正直、あまり意識したことはないんです」
「と言いますと?」
「何て言えばいいのかしら。そう、ただ私の走りたいように走っているだけなんです。自分が風を切って走りたい、誰かの後ろ姿が視界に入るのが嫌なんです」
「つまり、スズカさんにとって逃げの戦法を取るのは勝つための戦法という訳ではなく、ご自身がそうしたいからということなんですね」
「そうですね。私はそんなに賢くありませんから、ただ自分の好きなように走っているだけです。それに控えて好走したこともありませんから、今でもダービーの時を思いだすこともあります」
「ダービーと言えば、同じ逃げウマ娘のサニーブライアンさんが大外枠から逃げきって2冠を達成しましたね。あちらの陣営はレース前から逃げ宣言をしてました」
「そうなんです。それで逃げたら共倒れになってしまうと思って・・・、実際には私が競りかけたら向こうは譲るつもりだったそうですが」
「有名なお話しですよね」
「彼女は凄く頭の良いウマ娘でした。でも、私はそういうのはできないんです。だから、自分の好きなように走るって決めたんです。競りかけられるなら、それよりも速いペースで走ればいいだけですから」
「ははは、スズカさんらしいですね。では、ここでこのコーナーです」
【視聴者が選ぶ、サイレンススズカのNO1レース!!!】
「このコーナーは名前の通り、視聴者さんにスズカさんさんのNo1レースを投票していただき見事一番に選ばれたレースをファル子さんに解説して頂くというコーナーです。スズカさんはご自身の中でどのレースが印象に残っていますか?」
「え、あまり触れられたくはないレースがいくつか思いつきますけど」
「では早速、視聴者が選んだNO1レースを発表させて頂きます。視聴者の選んだNO1レースはこれ」
【逃げて差す圧巻の11馬身、ただ一人先頭で駆け抜けた伝説の金鯱賞】
「このレースはスズカさんの実力がウマ娘の中でもトップクラスのものだと多くのファンに知れ渡るきっかけとなったレースですね」
「ありがとうございます。てっきり宝塚記念が選ばれるのかと思いました。私が唯一勝ったG1レースですから。」
「実際に宝塚記念の方も票は集めてました。あとは毎日王冠も非常に人気でした。ところでこの金鯱賞、スズカさんはどのような印象が残っていますか?」
「この時は、とにかく調子が良かったです。前走の小倉大賞典でも楽に走れていましたし、体もより走るのに適したものに変化していました」
「スズカさんはこの金鯱賞まで、重賞2つを含む3連勝、ここも圧倒的な一番人気に支持されていました。1番人気のプレッシャーというものはありましたか?」
「いえ、余りそういうのは気にしないタイプなので。あの娘のセリフを借りれば、人気はいらない1着が欲しい、ただそれだけなんです」
「名言ですよね。それにしてもスズカさんのこの活躍は、前年の香港での競争が大きな影響を与えたと言いますが、そうなんですか?」
「そうですね。それまでもタイムだけ見るなら同じようなペースで逃げていたことはあるんですけど、香港のレースで吹っ切れたんです。結局、考えるのが苦手なので好きに走ろうって」
「はぁーなるほど。もっと聞きたいことはありますが一旦この辺りで、レース映像を見ていきましょう」
『11R、第34回金鯱賞芝コース2000m出走ウマ娘は9人。ゲート入り順調です。最後に9番、菊花賞ウマ娘マチカネフクキタルがゲートイン』
「この時は9人、少人数のレースでしたね。とはいえ、メンバーはマチカネフクキタルさんをはじめ、実力者が揃ってました」
「そうですね。特にフクキタルには以前やられていますから。私の中では末脚自慢といったらフクキタルのイメージなんです。もちろんジャスティスやブライトもすごい脚はありますけどね」
「あの神戸新聞杯ですね。フクキタルさんのだした上り3Fは脅威の35.2、これは上がり2位のウマ娘に比べて1.2秒も速い素晴らしいものでした」
「まぁ、いざレースとなったら、周りのことなんて吹き飛んじゃうんですけどね」
『ほぼ揃ったスタート。サイレンススズカが出を伺います。スーッと内に切れ込んでサイレンススズカが先頭』
「素晴らしいスタートでしたね」
「ありがどうございます。少人数でしたから、楽に前を取れました」
「すんなり隊列が決まった時点で、スズカさんの勝ちを確信したファンの方々もいそうですね」
『やや縦長の展開で1~2コーナーの中間点。サイレンススズカが4バ身のリード』
「この人数にしてはかなり隊列がバラけましたね」
「結果的にはそれも良かったです。お掛けですごく走りやすかったので」
「と言いますと?」
「あんまり近くに他のウマ娘がいると集中できないので。そういう気持ち面を抜きにしても隊列がバラけた方が追走で脚を使わせられますから」
「なるほど」
『800の標識を過ぎて8バ身から10バ身のリード。非常に隊列が長くなっています』
「1000m通過は58.1秒だったわけですが、スズカさんはこの時、ペースは早いと思っていたんですか?」
「いや、特には。ただここら辺で少し息をいれました」
『600の標識を過ぎて、各ウマ娘が差を詰めてくるが、これは独走態勢か。リードがまだ7バ身』
「確かにスズカさんのラップタイムを見ると残り800から400mのところで24.4秒と一番ラップが落ちてますね。そしてラスト2Fが23.9秒になってます」
『二番手集団が固まってくる。マチカネフクキタルは外に出した。しかし、独走だサイレンススズカ、リード5バ身。200を切って突き放す』
「レース映像を見ても分かりますが、この上がりタイムで駆け抜けられたら、後ろのウマ娘にはチャンスがありませんね。素晴らしい走りです」
「ありがとうございます。ただ、着差に関しては正直に言って展開が向いた面もありますから」
『サイレンススズカ、4連勝だ、4連勝です、重賞は3連勝。サイレンススズカ、独走でゴールイン。これは圧勝です10バ身以上の着差がありました』
「そうは言っても、実況アナウンサーもゴール前100mから圧勝と言うからいでしたからね。強いレースでした」
「私も気持ちよく走れたレースでしたね」
「ではスズカさん。最後にこのレースの総括を頂けますか?」
「えーと、そうですね。とにかく身体の調子、展開、全てが私に向いたレースでした。お掛けで最後まで自分の走りをすることができました」
「ありがとうございます。今回ご紹介したこのレースはいつまでも色褪せない名レースの一つですね。さて、そんなスズカさんに質問が来ています」
「え、なにかしら?」
「読み上げますね。『スズカさんはどうしてそんなに早いんですか?』、これは小さなお子さんからの質問ですね」
「フフフ、だったら真剣に答えないといけないですね。ただ実際のところ私より早いウマ娘だって多いとおもいますよ」
「と、いいますと?」
「私がスプリント戦に出ればハナを切れるとは限りませんから。それこそタイキが出てきたら勝てる自信はあまりありませんね。それにマイルでも、マーチなんかはかなりのスピードがあります」
「なるほど。ウマ娘には、それぞれ適性がありますからね」
「そうですね。私も自分の得意な距離なら名前を上げた二人にも勝つ自信はあります」
「ありがとうございます」
「ちゃんと答えられてましたか?」
「大丈夫ですよ。もう一通、質問を頂いているのですが読み上げてもいいですか?」
「お願いします」
「えーとですね。『スズカさんはどうして弥生賞の時にゲートを---』」
「ノーコメントです」
「え?」
「ノーコメント」
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