「これはもう……決まったやろな」
「そうですね」
序盤とは打って変わって、ダブルスコアに近い点差が開いた試合を見て今吉がそう言う。桜井も同意見だ。もう、時間も残りわずかな状況でこの点差となれば、逆転は不可能である事は素人から見ても明白だろう。
そんな中、一つのハプニングが起きた。
「レフェリータイム!」
伊月が事故で足を負傷したのだ。すぐに試合が中断され、伊月は交代する。まあ、この状況ではどんな事があろうと勝敗がひっくり返るような事はないだろう。選手にも多少の動揺は見られるが、だからどうしたと言う話だ。
しかし、代わりに注目すべき点が一つあった。
代わりに出て来た選手が、金崎一だったのだ。注目度で言えば、火神と黒子と同レベルの選手である。
正直言って選手としては実力はそこまでではない。あの黒子、もしくは伊月を思わせるパス回しを含めても火神やキセキの世代と張り合えるかと言われると微妙だ。
……まあ、そこにあのシュートやアンクルブレイク等が関わってくると話は変わってくるのだが。
出来ればこの試合で手の内を見せて欲しいのだが、この短時間でその期待はできないだろう。
試合がすぐに再開しタイマーが時を刻む。その数字が0に達しようとする──その時だった。
ブザーがなるのと同時に、手に持っていたボールを金崎がゴールへ向けて全力で投げたのだ。誰も予想してなかったシュート、当たり前だ。金崎がいたのは自分のゴールの近く、つまり最もゴールから離れている場所だったのだ。
「なっ……!」
ボールは当然かのようにリングに入る。金崎は見事ブザービーターを決めた。
「凄い、投げた瞬間に入るのが分かった……」
桜井が感嘆した声でそう呟く。確か……情報によれば今までに金崎がやったシュートの中で最も遠い場所は、ハーフラインからだったはずだ。
「まあ……成長していないはずがないやろな」
そうは言っても、単純計算で2倍の距離から入れることができるようになったという事だ。やはり、成長速度が尋常ではない。
「というか、凄い集中力でしたね」
「そうやな」
金崎がボールを持った瞬間、金崎が纏っていた雰囲気が一変した。その集中力は観客席から見てる自分たちでさえ息を呑むほどだった。あれが、『ゾーン』とやらなのだろうか。
火神も異様なジャンプ力によりレーンアップを決めていた。木吉の加入もある、想像より遥かに誠凛は成長している。
だがそれでも、決勝リーグの相手は簡単に勝ち抜けるほど甘くない。
試合が終わって帰り道、今吉が言った。
「荒れるで、
──……一方その頃
根拠はない。だが彼らはふと、直感した。
彼らが聞いたのは扉の音。キセキの世代しか開けられない、本来なら遠い未来まで開かないはずの部屋の扉が、こじ開けられた音。
ギィン……
「……」
そして、扉が開く音がまた一つ。
ギギギギゴガギギギ! ギガッゴガッギギギ! ドドドドドドド! ギガッゴゴゴゴゴゴ! ドスン! ドドドドドドド!
「………………」
ギガッガガガッゴガギギギッ! ドドドドドドドドドド! ゴガギギギッ! ガガガガガガッ! ギガギガッ! ガガガガガガ!
「……………………………………………」
ギガッガギギ! ゴガギギギッ! ドドドドドドドドドドドドドドドドド……!
「さっきからうるせーんだよ! 黙っとけや! もう開いただろ!」
「だ、大ちゃんどうしたの……?」
夕暮れの空に青峰の叫び声が響く……。
※補足説明
ゾ キ ゾ ⊂('ω'⊂ )))Σ≡びゅーん
│ セ │
ンヽ(´▽`;)/=3=3 マッテ~(゚Д゚#)ヘ=З=З
2 の の
の 世 扉 アケロォヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
扉 代
レ(´□`)ヘ三┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣
扉
だいたいこんな感じ
Do you understand?
追記
活動報告の方でイッチの二つ名とかシュート名とか募集するかも。作者のネーミングセンスが無かったためです。かっこいいの頼むぜ!