絶剣と闇騎士でヒーローアカデミア   作:name future

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書き終わりました。お待たせして申し訳ございません。それでも待っていた人、ありがとうございます。
少しでも楽しんで下さい。ではどうぞ。





戦闘描写難い………。


絶剣&闇騎士VS爆破&半冷半燃

 最初に動いたのは木綿季だ。2人に斬りかかり、後ろで隼人は不死鳥の翼を出現させ、2人に突風と3つの斬撃を放つ。

 

 

「チィッ!」

 

 

 轟は氷結で氷壁を作り木綿季達の進行を防ごうとするが、木綿季は氷壁を使いクルリと空中で回転すると、天井に剣を突き刺し地面に落ちないようにする。斬撃がそのまま木綿季を追い越し壁に衝突し砕けた。それを待っていたかの用に木綿季は剣を抜き天井を蹴り加速する。2人がいるのを確認し、【スター・スプラッシュ】を放つ。

 

 

 2人はすぐに避ける。爆豪は少しかするが問題なく木綿季に爆破を放とうとすると、隼人が再び強風を起こし爆豪を吹き飛ばす。

 

 

「グヌオォ!!」

 

 

 爆豪の退避を確認した隼人はすぐさま轟に狙いを変えて、斬りかかった。

 

 

「甘ぇ!」

 

 

氷結で攻撃を防ぐ轟だが、隼人の狙いは違う。

 

 

「もらった!」

 

 

 後ろから声が聞こえ、轟は咄嗟に振り返る。後ろには木綿季がマクアフティルを振りかぶっており、斬撃が轟に迫る。

 

 

「ちぃっ!」

 

 

轟は氷を使い周りを凍らせ木綿季を退かせ、攻撃を防ぐ。

 

 

 

しかし…

 

 

 

《ディープフェニックス!》

 

 

 

突如聞こえた電子音声に気を取られ、振り返るとそこには拳に力を込めた隼人がいた。

 

 

「(!?こいつ、いつの間に!?)」

 

 

隼人の攻撃が轟の腹部に命中し、一瞬だが体制がよろける。

 

 

「ハアアッ!」

 

 

 木綿季はその空きに轟に攻撃を仕掛ける。右下から斬り上げて、次に左から薙ぎ払い、最後に右上から斬り下ろす。片手剣3連撃技【シャープネイル】だ。

 

 

「クッ!!」

 

「俺を!無視すんな!!」

 

『してないぞ。』

 

 

【必殺リード! ジャアクドラゴン!】

 

 

【暗闇必殺撃!】

 

 

【習得一閃!】

 

 

 隼人は闇黒剣月闇から紫色の竜のエネルギーを上に向けて放つ。エネルギーは迫る爆豪を上から覗ける位置に到達すると、爆豪を目掛けて急降下する。爆破は気づき、爆破でエネルギーを打ち消すが、それを狙って隼人はヴァイオレットのライドブックを取り出し、闇黒剣月闇に1回スキャンした。

 

 

《ブレーメンのロックバンド!》

 

 

【必殺リード!ジャアクブレーメン!】

 

 

【月闇必殺撃!】

 

 

【習得一閃!】

 

 

 闇黒剣月闇に音符や譜面のエネルギーを纏わせ、爆豪を斬りつける。更に紫の音符を飛ばし追撃する。怯んだ爆豪を見た隼人はすぐにネイビーカラーと蛍光イエローのライドブックを起動し読み込ませる。

 

 

《天空のペガサス!》

 

 

《ニードルヘッジホッグ!》

 

 

【必殺リード!ジャアクペガサス!】

 

 

【必殺リード!ジャアクヘッジホッグ!】

 

 

【月闇必殺撃!】

 

 

【習得二閃!】

 

 

『退け!!』

 

「分かった!!」

 

(てん)(しょう)()(きょく)!!

 

 

 隼人の言葉に木綿季は反応する。すぐに轟から離れると闇黒剣を上に振るい、地面に突き刺すと上空には青黒い羽が舞い、地面から大量且つ巨大な棘が辺り一面に出現する。棘を回避するために避ける2人だが……

 

 

「この程d《BOOM!!》グゥ!?」

 

「このクソ羽か《BOOM!!》ぐぅそがぁ!!」

 

 

 上空に舞っている羽にぶつかった瞬間爆発する。更にそれにつられて周りの羽も誘爆していく。爆破に巻き込まれないように隼人は自身と木綿季の周りを棘で囲み爆破を防いだ。爆破音が止み、棘を消すと2人は爆破を喰らったであろう箇所が焦げ、息切れをながらも何とか耐え抜いた。

 

 

『どうした?そんなもんか?』

 

 

その言葉を否定するかのように爆豪は爆破を、轟は鋭い氷の刃を解き放つ。隼人と木綿季は技を放ち相殺する。

 

 

「これが答えだね。」

 

『……どうやら、まだ戦えそうだな。』

 

「(ヤバい……こいつ等1人でも強ぇのに、コンビネーションがヤバ過ぎる!片方の隙を片方で確実にカバー。特に神村が厄介過ぎる!こっちの一瞬をついてそこに紺野が合わせてくる!!近づけねえ!!)」

 

「寝言は寝て「ソォリャア!!」!!?」

 

 

爆破を受け、少しふらつく爆豪に木綿季が追撃する。片手剣下段突進技【レイジスパイク】。剣を左に構え、低い体勢から10メートル突進して爆豪を突く。寸前でガードできたががひび割れていた籠手は砕け散ってしまう。

 

 

「今のガードするの?!」

 

「死ねぇぇ!!」

 

「うぉっと!!」

 

 

防いだ腕を振り払い、木綿季に向けて爆破を放つもすぐに回避し、そのまま追撃を与える。

 

 

「やっぱり強いね!!ワクワクする!!」

 

「俺が強えのは当然だろうが剣女!!」

 

 

木綿季はさらに続けて、縦に3連突き、横に3連突きの計6連突きを放つ。細剣6連撃技【クルーシフィクション】。攻撃された箇所が十字をえがき、流石の爆豪も苦痛の表情を見せるがそれでも木綿季に攻撃を仕掛けようとするが、その前に木綿季が叫ぶ。

 

 

()()()()!」

 

 

【暗闇必殺撃!】

 

 

【習得一閃!】

 

 

 

 その声を聞いた隼人が木綿季を飛び越えて闇黒剣月闇を2回振るうと、2枚のエネルギー刃が飛ばされ、X字に合体、回転しながら爆豪に直撃。そのまま壁に激突する。

 

 

「ありがとう!」

 

『しばらく相手任せた!!』

 

 

早口でそれだけ伝えると、隼人は轟の方に向かう。轟の氷結が迫るがそれを斬り刻みながらどんどん近づいていく。

 

 

『何度も言わせるな!ブッパで勝てると思うな!お前の攻撃は確かに凄いが、攻め方のレパートリーが無さ過ぎだ!いい加減別の技を見せろ!』

 

「チッ!」

 

 

強力な“個性”故に、攻撃パターンが限られて攻め方が大雑把になる。そのため隼人は轟の攻撃パターンをほとんど把握してしまった。しかも近接戦闘は隼人が相手では轟には分が悪過ぎる。

 

 

「(近接戦じゃ向こうが何枚も上手、近寄って凍らせられねぇなら……。)っ!」

 

 

轟は地を這う氷結を連続で放つ。

 

 

『効かないと言って……オワッ!?』

 

 

氷結をかわし隼人だが、移動先で凍りついた地面に転びそうになる。その空きに轟は再び氷結を繰り出すが………

 

 

【暗闇居合!】

 

 

【読後一閃!】

 

 

そんな状態で闇黒剣を納刀。すぐに抜刀してフィールドに突き立す。姿勢を立て直すと同時に地面の氷と氷結を吸収する。

 

 

「これでもだめかよ………!」

 

『いや、今のは悪くなかったぞ!』

 

「チッ!」

 

 

近くの壁に触れて床と壁を同時に氷結させ、更に巨大な氷柱が出現して隼人の道を塞ぐ。隼人はディープフェニックスをベルトから引き抜き読み込ませる。

 

 

【必殺リード!ジャアクフェニックス!】

 

 

【月闇必殺撃!】

 

 

【習得一閃!】

 

 

 

ディープフェニックスをベルトに戻すと、闇黒剣の刀身が赤黒い炎を吹き出し燃え盛る。隼人は刀身が燃えた闇黒剣を振るい、炎で氷柱を溶かしながら粉砕した事で、周囲に発生した大量の水蒸気が2人を包み込んだ。

 

 

「クッ……(視界が……だがそれは向こうも同じ。向こうにもこっちの姿は見え……。)《ディープフェニックス!》ガッ?!」

 

 

大量の水蒸気が濃霧の様に周囲を包み、隼人も攻撃できないと思おうとした轟だが、霧の中から飛び出した右脚蹴りが脇腹にクリーンヒットし、そのまま近くの扉を突き破り、部屋の中まで蹴り飛ばされた。

 

『悪いな。この距離ならお前を見逃しはしないんだよ。』

 

「スイッチ!!」

 

『ああ!!』

 

 

《西遊ジャーニー!》

 

 

【必殺リード!ジャアク西遊ジャー!】

 

 

【暗闇必殺撃!】

 

 

【習得一閃!】

 

 

『油断するな爆豪!』

 

「ごぉ……!?」

 

 

素早く西遊ジャーニーを読み込ませ振り向き、木綿季に迫る爆豪に刀身に赤い棒を纏わせた闇黒剣を如意棒の様に伸ばすとそれが爆豪の胴に命中。そのまま縦に振るい地面に叩きつけた。

 

 

『お前も!』

 

「チィッ!」

 

 

轟の方に振り払い殴り飛ばそうとするが、轟は紙一重で躱して伸びた闇黒剣を掴む。

 

 

「このまま凍らせて……!」

 

『スイッチ!!』

 

「ハァァ!!」

 

 

 凍らせようとする轟だが今度は隼人が叫ぶ。それと同時に木綿季が技を放った。片手剣上段突進技【ソニックリープ】だ。離れた轟に一気に突進して斬る。掴んでいた右腕が斬られた痛みで手を離してしまう。それを待っていた隼人は闇黒剣を横に薙ぎ払う。木綿季はすぐに回避するが轟は遅れてしまい壁に叩きつける。

 

 

『ありがとうな。』

 

「どういたしまして!」

 

 

お互い感謝を述べると、直ぐに戦闘態勢をとる。その後も2人は爆豪と轟の猛攻を抜群のコンビネーションで捌いて、追い詰めて行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・モニタールーム

 

 

 隼人達のコンビネーションをモニター越しで見ていたクラスメンバー達も驚きを隠せない。

 

 

「凄いコンビネーション……」

 

「ああ…まるで互いの意思が完璧に通じ合っているようだ。」

 

「片方の隙ができないようにそれぞれでカバーしあう。それも正確且つ迅速に。」

 

「お互い信頼してないとあんな動きできるはずないわ。」

 

「あいつら、息が合うってレベルじゃねえだろ!才能マンコンビじゃん!!」

 

 

 プロヒーローの中にもコンビやチームでの戦いを行うことはあるため珍しくはなかったが、あの二人のタッグは次元が違う。それは戦闘経験がほとんどないであろう彼らでも分かった。

片方が攻撃をすると、その隙をもう片方が埋める。寸分の狂いもなく、互いにカバーすることで爆豪と轟の動きを封じていた。隼人達の絶妙なコンビネーションにオールマイトも驚きを隠せない。

 

 

「(2人は仲が良く親戚同士。更に家族にプロがいるから良い動きをすると思ってコンビ組ませたが………まさかここまでとは………先生すごく驚いてるが、これはむしろ良いかもしれない!)」

 

 

自身の想像以上の高いコンビネーションに魅入られていたオールマイトだが今は授業で彼は教師だ。見ているだけでも十分勉強になるほどだが、プロの目から見た事を伝えるのも大事なことだ。すぐに気持ちを切り替えて生徒に説明する。

 

 

「そう!2人の戦いから学んで欲しいこととは……“チームワーク”さ!プロになればチームアップの申し出を受ける時が来るかもしれん!コンビでの細かな動き、そして互いに衝突しないようにするコントロールを彼らほど高いレベルのもので学べるのは良いことだぞ!だからこの戦い!しっかり見ておきたまえ!」

 

 

オールマイトが生徒達に2人から学べることを伝えると、生徒達は再びモニターへ視線を向けた。

 

 

「でも実際俺らが相手するとなるとどう戦えばいいんだろうな?」

 

「そんなの上手く2人を離して片方ずつ相手するっきゃねぇだろ。2人一緒はぜってぇ無理だろ。」

 

「2人共剣使うから遠距離攻撃必須だよな?」

 

「そうなるのどっち先に相手するの?やっぱ木綿季の方かな?」

 

「それは絶対隼人だ。」

 

 

そんな会話をしていると出てきた疑問に一佳がさも当然かのように答える。

 

 

「木綿季と隼人。この2人を倒すとなると先に隼人をどうにかしないと後から脅威になるよ。」

 

「ん?」

 

「そうなの?木綿季も強くてめっちゃ速いし厄介そうなのに?」

 

 

 一佳の言葉に小大と芦戸反応する。隼人と木綿季2人を相手するなら、ある程度個性の把握が出来た木綿季を狙うべきだろう。確かに隼人も強くて無視出来ないが、個性の完全把握が出来ていないのに相手すればカウンターを喰らう可能性が出てくる。それでも隼人を優先するべきだと2人の幼馴染みである一佳が言う。その理由を聞くと一佳は答えた。

 

 

「確かに木綿季も素早いし素の身体能力も高い。それでも隼人を…正確に言うと隼人のを対処しないと厄介になるんだ。」

 

「「「眼?」」」

 

「眼って………どうゆうことよ?」

 

 

一佳の言葉、隼人の眼という言葉にクラスは反応する。どういうことなのか円場が代表に聞いてみる。

 

 

「……隼人はすごく眼が良いんだ。いや、良いってレベルじゃない。もはや"個性"って言われても疑問を持たれない位の視力と洞察力、そして視線感知能力の高さ。それが木綿季とあれ程のコンビネーションを生み出しているんだ。」

 

「………マジで?」

 

「うん。私も何回か模擬戦したことあるから分かるんだけど、それを嫌ってほど実感した。奇襲は視線で気付かれる。フェイントも見て防がれる。煙や蒸気の中でも視線で位置を把握出来ちゃう。相手の動きを捉えてから素早く味方の動きを正確な援護が出来る。だから隼人を先に倒さないと動きを見切られて攻撃すら当たらなくなっちゃう。」

 

「もはやチートじゃん!」

 

「どうやって対処すんだよ!?」

 

 

一佳の説明に泡瀬が絶句の表情を浮かべる。更に一佳の経験を話すと上鳴と鱗が声を上げる。そんなことが出来る人間がいるはずがない。しかも自分たちと同年代の人物がそんな人間離れしたことを軽々おこなっている事実に誰もが驚く。

 

 

「もちろん弱点はあるけどね。隼人(あいつ)曰く『相手の視線、関節、脚や腕の動きはよく見れるようになればどこにどう攻撃が来るか分かるようになる。特に殺気の籠もった攻撃は動きを読みやすい。やろうと思えば出来る技術だ。』らしい。」

 

「「「「出来る訳ねえ!!!」」」」

 

「ホントだよ。」

 

「(……なるほど。先程爆豪少年の攻撃を躱せたのはそういうことか。でもそれ、プロでもそこまで出来るか怪しいケド!!?神村少年もだが、その動きについてこれる紺野少女もかなり高い実力を持っていることだよな!!?今年の1年はレベルが高いなと思っていたが、あの2人はかその中でもかなりずば抜けて高いな!!)」

 

 

 クラス全員が叫び声をだす。オールマイトは隼人が爆豪が煙の中で、背後に回り込んで放った一撃を回避出来た理由を知ると同時にそんな人間離れした技術を持つ隼人に驚く。そしてそんな隼人の動きに寸分違わず合わせることの出来る木綿季も高い技術と身体能力を持っているという事に気付き、2人のレベルの高さを改めて理解する。

それほどの実力をどうやって身につけたのか気になったが深く考えずに授業を続ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「がっ……チッ!」

 

 

 木綿季に吹き飛ばされるも、すぐさま体勢を立て直す爆豪。そのあまりのタフさに木綿季は驚きの表情を見せる。

 

 

「すごいタフだね……。かれこれ10回ぐらい攻撃してるのに、まだ耐えるなんて。」

 

「(クソッ!確かに強ぇ……だが、変身野郎と比べて動きは読みやすい。少しずつ動きに慣れて来た。次は……捉えられる!)」

 

 

だが、流石センスや才能の塊と言うべきか、爆豪は少しずつだが木綿季の動きに慣れてきていた。その様子を隼人は轟の相手をしながら見ていた。

 

 

『(爆豪の奴……少しだが木綿季の動きに追い付いてきてるな。……木綿季なら大丈夫だろうが、長期戦だと厄介かな。ここは……よし!)』

 

 

 そんなことを考え一気に動き出した。轟は、爆豪とは逆に隼人に追い込まれた状態が続いていた。

 

 

『動きが鈍いぞッ!』

 

「グッ……。」

 

 

氷結を無力化され、封じた炎を使う覚悟もできずに徐々に追い込まれていく。

 

 

「(どうする!?このままじゃ負ける!左を使えば……いや……俺は……俺は絶対に、奴の力に頼りはしない!!)」

 

 

『敵を相手に余所見とは、随分と余裕だな!』

 

 

「ガッ!?」

 

「グッ!?」ドンッ

 

「!!」

 

 

【必殺リード! ジャアクドラゴン!】

 

 

【暗闇必殺撃!】

 

 

【習得一閃!】

 

 

『追撃だ!!』

 

 

 隼人は炎を灯した闇黒剣を振り斬撃飛ばした。直撃した轟を吹き飛ばす。周りの氷も熱で溶け辺りは蒸気に満たされてしまいかなり見づらい状況だが、隼人は轟から眼を離さずに攻撃する。

 吹き飛ばされた轟は後ろで戦っていた爆豪とぶつかる。突然背中から衝撃を受けよろけてしまう爆豪。その一瞬の空きを木綿季は見逃さない。すぐさま片手剣範囲技【セレーション・ウェーブ】を発動させる。剣を地面に打ち下ろすと鋸刃のようなライトエフェクトが放射状に広がって2人を足止めするとともに多少のダメージを与える。

 更に怯んだ2人に隼人は斬撃を飛ばして追い打ちをかける。再び紫色の竜のエネルギーをこめた斬撃を放つと2人に直撃する。

 

 

「クソ……。」

 

「オイ半分野郎!てめぇ何やられた挙げ句に人の邪魔してんだ!!ふざけんな!!」

 

「……。」

 

「また黙り込みやがってふざけてんのかてめぇ!!」

 

 隼人の動きを全く対処できないこと、木綿季との戦闘途中でぶつかってきて攻撃を食らってしまったことで轟に怒鳴り散らす爆豪。だが轟はここまで追い込まれたこと、今のまま(半分)では隼人を相手に出来ないことが受け入れなれないのか。右手を見つめて考え込んでしまい、爆豪の声は届かない。全力(右手)を封じて勝つという自分の縛り。それを解かないと隼人に、否、2人に勝てない。だが―――

 

 

 

 

『お前はいずれ俺を…そしてオールマイトを越える義務があるのだぞ…。お前は俺の最高傑作なんだからな…。』

 

 

 

 

―――そんな事を考えていると、ゴウゴウと燃え盛る業火の中で辛辣な言葉を投げ掛ける人物が轟の頭の中で思い描かれ、轟の顔は一層険しくなった。

 

 

『なんて顔してんだよ。とてもヒーローには思えないな。』

 

「っ!」

 

 

 突然隼人に話しかけられ轟は現実に戻った。すぐに轟に近づき、斬り掛かる隼人に氷壁を出現させ斬られる直前で何とか防いだ。後ろでは木綿季が爆豪を相手している。

 

 

「一気に行くの!?」

 

『ああ!』

 

「了解!」

 

「クッ……。」

 

「ガァッ……ッッそがぁぁぁぁ!!」

 

 

 轟と爆豪が背中合わせとなり追い詰められた。轟の前には隼人が、爆豪の前には木綿季が剣を構える。そんな危機的状況でも爆豪は再び木綿季に迫る。右腕を振り、木綿季に叩きつけようとするが、それを難なく回避と同時に隼人が空間を繋げて爆豪を自身の前に移動させると飛行に使っていた左腕を3回ほど斬る。左腕の痛みでコントロールを崩した爆豪を蹴っ飛ばし轟と衝突させる。

 

 

「邪魔すんな半分野郎!!」

 

「爆豪!勝手に動くな!」

 

「てめぇが俺に合わせろや!!」

 

「そんなこと言ってる場合か!まず足止めをs『木綿季!』!!」

 

「うん!」

 

 

【必殺リード! ジャアクドラゴン!】

 

 

【暗闇必殺撃!】

 

 

【習得一閃!】

 

 

(くら)(やみ)(ふう)(どう)(じゅつ)!!

 

 

揉めている内に2人は同時に技を放つ。隼人がそう言って剣を振り下ろすと、剣から闇のオーラが放たれて爆豪と轟に纏わりつく。すると2人は体を伸ばすとその状態らかジタバタし始めた。

 

 

「な、何じゃこらぁ!」

 

「う、動けない……!」

 

『悪いな、これも試合だからな。』

 

「許してね!!」

 

 

 動きを止めた隼人に合わせて木綿季がソードスキルを発動させる。左手を前にかざし右手の剣を肩の上に大きく引く構えから単発の突きをはなつとジェットエンジンのような独特の効果音が発生する。刀身の2倍以上の距離を一気に詰め寄り2人を貫こうとする。

片手剣重単発重攻撃【ヴォーパルストライク】。片手剣ソードスキルの中でも威力の高い一撃。まともに喰らえば間違いなく戦闘不能になるだろう。

 

 

「やっあああ!!!」

 

「(これは……喰らったらまずい!)」

 

 

 木綿季の一撃が、爆豪と轟に迫る。轟は何とか個性を使い避けようとするが、身体が拘束されてまともに動かせない。絶対絶命のピンチの時、突然爆豪が話しかけてきた。

 

 

「……威力は……デクの時程じゃねぇ……!」

 

「あ……!!」

 

「だから……!しっかり……防げや半分野郎!!!」

 

 

 爆豪の意図に気付いた轟はすぐに個性を発動出来るよう準備する。爆豪は力づくで腕を動かし、唯一残った左籠手のピンに指を掛けると、それをゆっくりと外す。すると、緑谷戦で見せた爆発床に向かって放たれた。

 

 

「うわっと!っ!」

 

「くたばれやぁ!!」

 

 

 巨大な爆発により木綿季はソードスキルがキャンセルされ、硬直時間が発生してしまう。その隙に動けるようになった爆豪が爆破で攻撃するが、当たる寸前でガードする。

 

 

「死ねぇぇ!」

 

 

 今度は完全に直撃するかと思いきや、木綿季はマクアフティルを地面に突き立て、片手で柄頭を持ちながら倒立して回避した。

 

 

『木綿季っ!』

 

 

 隼人はすぐに向かおうとするが地面から氷結が迫りくるのを回避する。瞬時に氷壁を発動させて爆破を防いだ轟が隼人のいた場所に冷気を放ったのだ。隼人はそれを回避したが轟はそれを読んでいた。

 

 

「ここだ!」

 

『!』

 

 

 避けた先で着地と同時に、階段の手すりから伝わった強力な冷気が発生。ついに隼人の左腕と左脚を絡め取り完全に氷結させた。最初から轟の狙いは地面とは時間差で壁に冷気を伝えておき、隼人が避けた先で隙をあたえず凍らせることだったのだ。だが隼人はそんなこと構わずすぐに動こうとしたが、轟は『動くな!』と強く言い放ち、その動きを止めさせる。

 

 

「その左腕や脚は完全に凍らせた。外側を凍らせたのとは訳が違う。変に炎で溶かすと腕の細胞組織が壊死するかもしれねぇし、強く動かすと腕や脚ごと氷が割れるぞ。凍らせたまま早くリカバリーガールの所に行って来い。」

 

『……つまり動いたらアウトか。なるほどな。だったら……こうしよう。』

 

 

【必殺リード!!ジャアクフェニックス!】

 

 隼人は地面に闇黒剣を突き刺すとすぐにディープフェニックスを読みこませて剣を抜く。そして―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『………復活(リザレクション)

 

 

【月闇必殺撃!】

 

 

【習得一閃!】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――自身の腹に向けて闇黒剣を突き刺した。腹を貫き、背中から血の付いた闇黒剣の剣先が見えた。轟は目を見開いて驚き、モニター前からは悲鳴が上がる。

 

「おいッ!マジかよッ!?」

 

「きゃああ!?」

 

「…!」

 

 

 男子も女子も顔を青ざめ、悲鳴を上げる。隼人の行動に、思わず口元に手をあてて吐き気を我慢している生徒も居る。

 

 

「神村少年!?何を!?」

 

「先生!これは流石にヤベェって!」

 

 

 切島の訓練中止の叫びを皮切りに、ほとんどの生徒が中止をオールマイトに訴える。オールマイトもすぐに中止しようとするが、一佳がそれを止めた

 

 

「…先生、隼人なら大丈夫です。安心してください。」

 

「拳藤少女……!?」

 

「い、一佳!?」

 

「一佳!?なんで!?どう見てもやばいじゃん!!神村が!」

 

 

 一佳は生徒の問いかけに無言のまま答えず、隼人のその在り方に対して怒りの表情をしていた。

 

 

「あのバカ……それはやめろって言ったのに……!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『か…はっ』

 

「おい…!何してる!今すぐ……!」

 

 剣を抜けと言おうとしたが、隼人が刺した部分から闇のエネルギーが溜まり、そのまま一気に爆散した。爆風と瓦礫が飛び交う中、轟はその爆発四散した隼人がいた方を見るがそこには爆発で凹んだ階段と壁だけが残っており、隼人の姿はどこにもなかった。

 

 

「嘘だろ……!」

 

 

 轟は隼人の行動に理解が出来ず、固まっていた。

オールマイトの最初の授業という事で気合いが入っている生徒が多いのは、第1戦を見ていれば分かった。実戦形式なのだから、緑谷ほどでは無いが怪我も覚悟しているだろうが、目の前にいた剣士はたかが戦闘訓練で自ら死を選んだ。目の前でクラスメイトが死んだことに驚きが隠せずにいた。

 

 

「アアッ!?何だ今の!?変身野郎か!?」

 

「どこ見てるの!?」

 

 

 爆発音を聞き、遠目でその様子を見ていた爆豪も轟の表情や周りの状態から爆発の原因は隼人と確信するが、木綿季はそんな事を気にせずに攻撃を続ける。

 そんな目を疑うような光景を見ていた轟は、普段の彼からはありえない程動揺していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だから、()()()()()()()

 

 

 

 

ザシュッ

 

 

 

「っ!!?」

 

 

 突然背中から強烈な痛みが発した。轟は痛みに耐えながらゆっくり振り向くとそこには―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『やられた〜〜!……なんてな。』

 

 

 

―――背後からの不意打ちによる一撃を決めたであろう隼人がいた。

 

 

「か、神……村……何で……!?」

 

『敵がそれを教えるか!木綿季!』

 

 

【必殺リード!ジャアクフェニックス!】

 

 

 自分の目の前で爆発した。確かにあの時に死んだはずの生徒が自分の後ろにいたことに驚愕する轟の疑問に、敵役の隼人が答える訳が無い。素早くディープフェニックスを読み込ませると轟を斬り飛ばして距離を取り木綿季に合図を出す。

 

 

「!分かった!」

 

「死ねェェェェ!!」

 

 

 爆豪は怒鳴りながら右の大振りで爆破を放つ。想定していた大振りは、身体を後ろに傾けることにより回避する。爆破が木綿季の目の前を空振りする。そのまま背中から倒れると同時に体術蹴り技【弦月】を発動する。

 

 

「グフッ!!」

 

 

 空振り姿勢を崩した爆豪の顎へと蹴りが炸裂する。姿勢が不安定なところへ蹴りを放ったので大きく上空へ吹っ飛んでいった。木綿季は続けてソードスキルを発動させると、落下地点へとダッシュして距離を詰めると、大きくジャンプをする。してから一気に剣を前に突き出した。

 

 

【月闇必殺撃!】

 

 

【習得一閃!】

 

 

獄炎十字斬(ごくえんじゅうじざん)

 

 

ハアアアッ!!

 

 

 不死鳥を模した十字の斬撃が轟に、木綿季の【ヴォーパルストライク】が爆豪に直撃、轟が壁に、爆豪が床に衝突。斬撃とぶつかった衝撃で気絶したのを確認すると2人はすぐに確保テープを巻く。その瞬間、オールマイトのアナウンスが響き渡った。

 

 

『爆豪少年、轟少年、共に拘束!よって、敵チームWIIIIIIIIIIIN!!!!』

 

 

 

自分達の勝利を知らせるアナウンスが響く。

 

それを聞いた隼人は小さく息をフゥッとはき、ディープフェニックスをベルトから引き抜いて変身を解いた。

 

 

 

 

 

———KチームVS AB混合チーム。結果は隼人と木綿季ペアのKチームが勝利を納めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「〜♪」

 

 

―――場所は変わり日本のとあるタワーの頂上。そこから夕日を眺める青年がいた。そんな場所にタワー関係者でなさそうな青年が一人でいるのは気がかりでが青年は気のする様子がない。右手に()()()()()()()()()()()()を垂れ下げながら強く吹き荒れる風と日差しを気持ちよさそうに浴びていた。

 

 

「!」

 

 

 すると何かを感じたのか、青年は直ぐに感じた方角に顔向ける。しばらくその先を眺めていると、青年は口を開き小さく呟いた。

 

 

「今のは………不死鳥と………闇?……まさか………お前か?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隼人?

 

 

青年はそう呟くと背中から巨大な炎の翼が出現する。バサリと翼をはためかせ、青年はどこかに飛んでいった。

 

 

青年がいたタワーの頂上には一枚の炎の羽根がふわりと舞っていた。

 

 

 




最後まで読んでいただきありがとうございます。では「おい作者」…………ハイ


隼人「最後に一言………何かあるか?」


【暗闇居合!】


作者「………痛くしないで、ね?」



【読後一閃!】



作者「ギャァァァァァア!!ごめんなさーい!!!」

隼人「ふぅ、うちの作者がバカで文章力皆無でな。こんなことになっているが、今後は一ヶ月に1、2本ペースであげていくらしい。ま、期待して待ってあげたら嬉しいな。では今回は、前回から出たオリジナルワンダーライドブック“ディープフェニックス”の説明をする。」


ディープフェニックス

ライドスペル
【かつて全てを無にした漆黒の不死鳥が、世界を再び無に還す!】


・仮面ライダーカリバーディープフェニックスへの変身に用いられるワンダーライドブック。

・神獣のジャンルに属しており、高い回復、再生能力を発揮させる。また使用者は死んでも蘇る不老不死の状態となる。カラーはオレンジと紫。

・1ページ目には空へ飛び立とうとする不死鳥の姿が描かれており、2ページ目には「冷徹無慈悲な不死鳥が聖剣と交わり身に宿る」と記載されている。


隼人「……とまぁこんな感じかな?後は必殺技で使うときに炎を出すこと位だな。……察しているとは思うけど、これは元々俺が持っていたものじゃない。これは元々「隼人!」うおっと!」

木綿季「これ以上は駄目だよ!ネタバレになっちゃう!」

隼人「……ああ、そうか。それじゃあ今日はここまでだ。改めて最後まで読んでくれてありがとうございます。」

木綿季「この作品への感想と評価をお待ちしています!」

隼人「これから投稿ペースはあがるから楽しみにしてください。」

隼人、木綿季「「ではまた次回!!」」
















「では講評を始めよう!」


「あの場面だと明らかにお前が足を引っ張った。自覚あるだろ?」


「二度とやるなって言ったよな?」


「隼人は僕より全然強いよ。間違いなく、そう言える。」



次回
絶剣と闇騎士の講評


「隼人。約束したよね?」


「覚えているよ。忘れてないさ。」








「だから、俺に力を貸してくれ。相棒。」

今回最後に登場した少年。変身フォームは?

  • エターナルフェニックス
  • ディープフェニックス
  • アメイジングセイレーン
  • オリジナルフォーム
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