エデンズダンガンロンパ 希望の生徒と絶望の楽園   作:M.T.

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非日常編②(学級裁判前編)

コトダマリスト

 

【モノクマファイル①】

モノクマファイル①

被害者は【超高校級のタロット占術師】札木未来。

死亡時刻は午前0時頃。

死体発見場所は厨房の冷凍倉庫。

死因は凍死。

内臓が内部から破壊されており口からの出血がある。

また、両脚を複雑骨折しており打撲痕が見られる。

 

【死体発見アナウンス】

死体を3人以上が発見すると死体発見アナウンスが流れる。

事件が起こった直後のみ犯人は数に入らない。

 

【札木の血】

口の周りの血は凍っているが、身体の周りの血は凍っていない。

 

【枯罰の証言】

枯罰は、仕田原に呼び出されて冷凍倉庫に向かった。

アナウンスが流れたのは枯罰が死体を見た直後。

 

【腕の紐】

札木の腕には血が染み込んだ細い紐が繋がれていた。

長さは目測で約10mで、少しほつれており先端に水色の粘土のようなものが貼り付いている。

 

【ポケットの鍵】

札木のポケットに鍵が入っていた。

 

【謎の文字列】

床には、血で『74+18+ムム+8+(36ー19)=96』と書かれていた。

何かのメッセージなのだろうか。

 

【文字列の位置】

文字は、仰向けに倒れている札木のちょうど頭上に書かれていた。

 

【血塗れの紙切れ】

札木の服に挟まっていた紙切れ。

血で汚れて内容は読めないが、何かの表と思われる。

 

【手書きの履歴メモ】

武本がモノクマから聞いて書き取った冷凍倉庫の開閉履歴のメモ。

21時32分に開けられた後21時55分に閉められており、翌日の7時半に再び開けられている。

 

【ターンロックの香り】

冷凍倉庫のターンロックから甘くてスースーした香りがする。

 

【荷物と板】

棚の上に荷物を噛ませて斜めにした板とその周りに積まれた荷物があった。

 

【裁縫セットの糸】

厨房に落ちていた。

女子の裁縫セットに入っていた糸。

強靭で、簡単には千切れないのが売り。

 

【ガラス片】

厨房にガラス片が落ちていた。

 

【厨房から消えたガム】

厨房に置いてあったガムが、翌日にはごっそりなくなっていた。

 

【冷凍倉庫の鍵】

事件当時冷凍倉庫の鍵を持っていたのは仕田原と札木のみ。

 

【仕田原の証言】

仕田原が札木の死体を見た時はうつ伏せで倒れており、身体に血は付着していなかった。

 

【割れた小瓶】

割れた小瓶がトラッシュルームに捨てられていた。

 

【血塗れの袋】

ポリ塩化ビニルの袋がトラッシュルームに捨てられていた。

破れており、表面は血塗れになっている。

 

【輸血パック】

輸血パックが一つ診療所から持ち出されていた。

 

【毒薬の瓶】

毒薬の瓶が何者かに盗まれた。

 

【安生の証言】

毒薬の場所を知っていたのは俺、安生、神崎、黒瀬、枯罰、武本の6人。

 

【宝条の証言】

事件当時、宝条は仕田原と一緒にランドリールームにいた。

 

【筆染の証言】

20時半から21時50分の間、俺、漕前、ジョンの3人はジョンの部屋にいた。

聞谷、弦野、一、筆染の4人は20時40分から22時までの間プレイルームにいた。

9時半頃に武本がプレイルームに入室し、その直後黒瀬が退室。黒瀬は5分ほどで戻ってきた。

4人がプレイルームにいる間安生、枯罰、速水の3人は倉庫にいて、神崎はずっと部屋で寝ていた。

 

【壊れたパスポート】

札木の近くに落ちていた。

壊れており電源がつかない。

 

【パスポートの弱点】

電子機器の故障のあらゆる要因に対して耐性があるが、高温低温にのみ弱い。

−50℃で3時間放置すると壊れる。

 

 

 


 

 

 

エレベーターが止まると、扉が開いた。

目の前には裁判所のような部屋が広がっており、席が環状に並べられていた。

その奥では、モノクマが専用の席で偉そうにふんぞり返っていた。

 

『やっと全員来たね。それでは、全員自分の名前が書かれた席について下さい!』

 

そう促され、全員自分の席につく。

俺から時計回りに、安生、神崎、聞谷、黒瀬、漕前、枯罰、札木、仕田原、ジョン、武本、弦野、一、速水、筆染、宝条の順に並んだ。

 

『全員席に着きましたね。それでは、始めましょうか!お待ちかねの学級裁判を!』

 

 

 

《学級裁判 開廷!》

 

 

 

モノクマ『ではまず裁判の簡単な説明をしておきましょう。学級裁判では『仲間を殺した犯人は誰か』について議論をし、その結果はオマエラの投票によって決まります!もし正解ならクロのみがオシオキ、不正解ならクロのみが失楽園、それ以外の全員がオシオキとなります!』

 

筆染「あのさ…それより、アレは何?」

 

札木の席には札木のモノクロの顔写真に大きくバツが書かれた遺影が飾られていた。

筆染は、札木の遺影を指差しながら尋ねた。

 

モノクマ『ちょっと、筆染サン!仲間に対して『アレ』はひどくない!?札木サンだってオマエラの仲間だったんだよ?死んだからって仲間外れにしちゃ可哀想でしょ!?』

 

ジョン「crueはオマエの方だろ!!」

 

漕前「札木ちゃんの死を弄びやがって…!!」

 

枯罰「ホンマええ趣味しとんのぉ。せやけどな、今はあないなイタズラ気にしとる場合とちゃうやろ?議論して犯人吊さなウチらが死ぬんやぞ。」

 

赤刎「枯罰の言う通りだ。早く議論をしないと…」

 

ここで間違えれば、俺達が死ぬ。

だったら、どんな綻びも見逃さないよう慎重に議論を進めるんだ。

 

『それではジャンジャン話し合ってくださーい!』

 

一「あ、あの!ボクは犯人じゃないですから!犯人はボク以外の誰かに違いないんで!だから、ボクには絶対に投票しないで…」

 

枯罰「黙れド阿呆!!」

 

一「ひっ!?」

 

枯罰「お前みたいな腰抜け、最初から疑う価値もあらへんねん!喚く暇あるなら議論に参加せんかいボケ!!」

 

一「す、すみません!!」

 

枯罰「…ったく。ほな、始めよか。」

 

聞谷「そう仰いましても…まず何を話せばよろしいんですかね?」

 

赤刎「まずは事件を振り返るべきだと思うな。」

 

安生「それなら僕がファイルを読み上げるよ。」

 

 

 

ーーー議論開始!!ーーー

 

 

 

安生「被害者は《【超高校級のタロット占術師】札木未来》。死亡時刻は《午前0時頃》。死体発見場所は厨房の《冷凍倉庫》。死因は《凍死》。」

 

ジョン「クソッ、あんなに優しかったミライを殺すなんて…!」

 

筆染「酷いよ…」

 

安生「《内臓が内部から破壊されており口からの出血がある》。また、《両脚を複雑骨折しており打撲痕が見られる》。」

 

黒瀬「あと、未来ちゃんの身体には血がいっぱい付いてたよねー。」

 

速水「血がいっぱい…あ、わかった!未来は《刺し殺された》んじゃないの!?」

 

漕前「女の子を刺し殺すなんて…!」

 

ジョン「So crazy!!」

 

武本「………卑劣な…ッ!!」

 

今の速水の発言はおかしい!

 

 

 

《刺し殺された》⬅︎【モノクマファイル①】

 

「それは違うぞ!!」

 

《論 破》

 

 

 

赤刎「モノクマファイルに書かれている以上、死因は凍死だ。」

 

宝条「でもそんなのあのクマの捏造かもしれないじゃない!!」

 

赤刎「いや、あのファイルは本物だった。枯罰にも確認を取ってあるし間違いないよ。」

 

枯罰「それに仮に刺したんやったら身体に刺し傷が残るやろ。外傷は両脚の骨折だけやったし、刺殺とちゃうと思うぞ。」

 

速水「あ、そうだね。ごめ。」

 

仕田原「じゃあ、札木さんの口からの出血というのは一体…?」

 

安生「内臓を破壊されたというのも気になるね。」

 

赤刎「じゃあ、札木の口からの出血の原因について議論するか。」

 

 

 

ーーー議論開始!!ーーー

 

 

 

速水「《思いっきり殴った》んじゃないの!?」

 

聞谷「物騒ですわね…」

 

武本「………いや、それだと足だけでなく胴体にも打撲痕が残るはずだが。」

 

一「何かの拍子に《口の中を切っちゃった》んじゃないの?」

 

黒瀬「それだと内臓破壊の説明ができないと思うよー。」

 

宝条「《毒》は?札木は毒を盛られたのよ!!」

 

ん?今、気になる発言をした奴がいるな。

俺の集めた証拠を提示してみるか。

 

 

 

《毒》⬅︎【毒薬の瓶】

 

「それに賛成だ!!」

 

《同 意》

 

 

 

赤刎「…札木はおそらく毒を盛られたんだ。安生の証言によると、毒薬の瓶が診療所から一本盗まれていたらしい。」

 

一「毒だって!?ひぃいいいいいいっ!!ぶ、物騒な…!!」

 

筆染「でも、それだと死因は毒殺になっちゃわない?」

 

安生「いや、致死量に達しない量を盛れば意識だけ奪って冷凍倉庫に置き去りにして凍死させる事は可能だよ。」

 

 

 

弦野「テメーの言葉は雑音だな。」

 

《反 論》

 

 

 

赤刎「弦野?」

 

弦野「テメーの推理は穴だらけだっつってんだよ。それを今から教えてやるよ。」

 

 

 

ー反論ショーダウン開始ー

 

弦野「テメェの推理だと、犯人は札木に毒を盛った後冷凍倉庫に札木を閉じ込めたって事になるよな?」

 

赤刎「そうだが…」

 

弦野「じゃあ毒が実際に盗まれたっつー証拠は?安生がそう言ってたってだけで決めつけるのはいただけねぇな。診療所から毒が持ち出された《証拠がねぇ》だろうがよ!」

 

《証拠がねぇ》⬅︎【割れた小瓶】

 

「その言葉、ぶった斬る!!」

 

《論 破》

 

 

 

赤刎「トラッシュルームに割れた小瓶が捨てられていた。」

 

弦野「はぁ?それがどうしたんだよ!」

 

赤刎「安生、一応捨てられてた瓶の写メ撮ってきたんだけど、盗まれたのってこの瓶で合ってるよな?」

 

安生「うん、間違いない。それは診療所から盗み出されたものだよ。」

 

赤刎「それに、札木が毒を盛られたっつー根拠なら他にもある。」

 

 

 

コトダマ提示!

 

【ガラス片】

 

「これだ!!」

 

 

 

赤刎「厨房にガラス片が落ちていた。色や形状から判断するに、おそらくこれは小瓶の破片だ。これは札木が閉じ込められていた冷凍倉庫から近い位置にあったものだし、事件に毒が使われた可能性が高い。多分、札木に毒を盛った時に犯人が誤って瓶を落として割ってしまったんだろう。それで床を掃除して毒を拭き取って瓶を回収したつもりだったんだろうけど、小さな破片までは回収し切れなかったんだ。」

 

ジョン「I see.」

 

武本「……………これで死因と出血の原因は明らかになったわけか。次はどうする?」

 

神崎「こういうゲームではまず、自分のアリバイを証明するのがセオリーだと思うが。」

 

枯罰「おい、ちょい待ちいお前。今ゲーム言うたよな?何やゲームて。」

 

神崎「……フン、こっちの話だ。それより、さっさと次の議題に移れ。」

 

赤刎「え?あ、ああ…」

 

神崎の奴、何か様子が変じゃないか?

命懸けの裁判だっていうのに不気味なぐらい落ち着いてるし、俺達が言い合いになる度に笑っているような気がする。

神崎をこのまま放置して議論を進めてもいいんだろうか…?

 

 

 

ーーー議論開始!!ーーー

 

 

 

安生「まずはお互いのアリバイを証明しておこうか。」

 

ジョン「でも、ミライのcold deathはduring a night timeだろ?alibiのproofなんてできないぜ。」

 

黒瀬「そうでもないよー。だって、死因は凍死だよ?《実際の死亡時刻は犯行時刻より数十分から数時間は後》のはずだよー。だから、《昼時間中に犯行が行われた可能性》は十分あると思うよー。」

 

漕前「でも、その犯行時刻がわからないんじゃなぁ。」

 

黒瀬「心配御無用ー。実は闘十郎くんがー、ちゃんと冷凍倉庫の開閉履歴を調査してくれてたのですー。」

 

武本「……………ああ。《冷凍倉庫は昨日の9時半過ぎに一度開けられている》。おそらくこの時に犯人は札木を冷凍倉庫に閉じ込めたんだ。」

 

聞谷「では、その時間わたくし達が何をしていたのかを議論すればよろしいんですの?」

 

筆染「そうだね。あ、ちなみに《聞谷ちゃん、弦野君、一君、あたしの4人は潔白だよ》。ずっと一緒にプレイルームにいたもん。」

 

一「ほら!!ね!?ボクは犯人じゃないんだよ!!」

 

枯罰「せやからお前は度胸がないから犯人な訳ない言うとるやろ。」

 

一「う…」

 

速水「ってか、律も一緒にいたの?意外ー。」

 

弦野「チッ、筆染に無理矢理付き合わされたんだよ。アリバイは証明されたんだから文句無いだろ。…まあ俺は、一人怪しいと思ってる奴がいるけどな。」

 

ジョン「Who?」

 

弦野「…枯罰だよ。」

 

枯罰「ウチかいな。」

 

弦野「正直俺はテメェならやりかねないって思ってたぜ。テメェは才能を明かしてねぇし、やけに落ち着いてるじゃねぇかよ。」

 

枯罰「…阿呆らし。」

 

赤刎「そうだ。それだけで決めつけるのは良くない。現に枯罰が犯人だっていう証拠が無いだろ。」

 

弦野「逆に枯罰が犯人じゃねぇっつー証拠もねぇよな?《札木殺しの犯人はテメェだ》枯罰!!」

 

今の弦野の発言はおかしい!

 

 

 

《札木殺しの犯人はテメェだ》⬅︎【筆染の証言】

 

「それは違うぞ!!」

 

《論 破》

 

 

 

赤刎「弦野、やっぱり枯罰は犯人じゃない。」

 

弦野「あ?」

 

赤刎「だよな、安生、速水?」

 

速水「うん、環は犯人じゃないよ!アタシと心とずっと一緒にいたもん!」

 

安生「うん。それは僕も保証する。枯罰さんは、僕達と一緒に倉庫の整理をしてくれていたんだ。」

 

弦野「信用できねぇな。テメェら二人が共犯かもしれねぇだろうが。」

 

枯罰「…おいクマ公。共犯したらどないなるんや?」

 

モノクマ『その場合はね、実行犯のみがクロという扱いになるよ。もし投票結果が不正解だった場合、実行犯のクロだけが失楽園、共犯者にはエクストリームなオシオキをプレゼントするよ!』

 

枯罰「な?聞いたやろ?共犯しても何のメリットも無いねん。」

 

赤刎「だから言っただろ。枯罰は犯人じゃない。」

 

弦野「チッ…」

 

筆染「ああ、そうそう。あと、武本君はシロだよ。武本君は犯行時刻の直前にプレイルームに来てるからね。」

 

黒瀬「絵麻ちゃーん、ボクもみんなと一緒にいたんだけどなー。」

 

筆染「…いや、黒瀬ちゃんはちょうど犯行時刻に5分ぐらい席外してたじゃん。」

 

黒瀬「それはおしっこしに行ってたのー。」

 

弦野「そんなの何とでも言えるだろうが。とにかく、テメェは犯行時刻のアリバイがねぇから疑いは晴れてねぇぞ。」

 

黒瀬「ぐぬぬ…」

 

枯罰「おいチビ、お前は?」

 

赤刎「え?あ、俺は漕前とジョンと一緒にいたよ。な?」

 

ジョン「Yeah.」

 

漕前「おう、俺も保証するぜ。」

 

聞谷「という事は、犯人さんは神崎さん、黒瀬さん、仕田原さん、宝条さんの中にいらっしゃるという事ですの?」

 

宝条「いや、あの…」

 

枯罰「何や宝条、言いたい事あんのか?せやったらハッキリ言わんかい。」

 

宝条「うっ…い、いや、何でもないわ…」

 

枯罰「?まあええわ。ほな、犯行可能な奴を絞ってくんでええよな?」

 

一「あのぅ…冷凍倉庫って、専用の鍵があるんだよね?だったらそれを持ってる人が犯人なんじゃないの…?」

 

速水「あ、そっか!え、誰なの!?鍵持ってんのって!!」

 

それって…

 

 

 

《人物指定》

 

 

 

 

赤刎円

 

安生心

 

神崎帝

 

聞谷香織

 

黒瀬ましろ

 

漕前湊

 

枯罰環

 

札木未来

 

仕田原奉子

 

ジョナサン・ウォーカー

 

武本闘十郎

 

弦野律

 

一千歳

 

速水蘭華

 

筆染絵麻

 

宝条夢乃

 

 

 

 

 

➡︎仕田原奉子

 

 

 

 

赤刎「仕田原、お前だよな?」

 

仕田原「…え!?自分ですか!?」

 

 

 

ーーー議論開始!!ーーー

 

 

 

赤刎「お前は毎日厨房で料理してるし、冷凍倉庫の鍵も持ってるよな?」

 

仕田原「いや、そりゃあ持ってますけど…でも、それだけで犯人にされたんじゃ…!!」

 

弦野「でも実際、《冷凍倉庫を開け閉めできんのはテメェだけ》だろうが。」

 

武本「…………確かにな。」

 

仕田原「違います!そりゃあ、自分はホント役立たずなんで皆さんが疑うのも無理はないですけど…でも、命が懸かってるんで違うものは違うと言わせてもらいますよ!」

 

神崎「ほざけ瓶底。言うのは勝手だが、今の所《犯行可能なのは貴様だけ》なのだぞ。」

 

仕田原「うぅっ…」

 

ジョン「Wait!!オレ、kitchenに入った事あるけどfreezing roomのkeyは2本あったぜ!トモコの他にも、《この中にいる奴でkeyを持ってる奴がいるだろ》!!」

 

今のジョンの発言はおかしい!

 

 

 

《この中にいる奴でkeyを持ってる奴がいるだろ》⬅︎【冷凍倉庫の鍵】

 

「それは違うぞ!!」

 

《論 破》

 

 

 

赤刎「…いや、ジョン。この中で鍵を持ってるのは仕田原だけだ。」

 

ジョン「Why!?keyは2本あるんだろ!?だったら持ってる奴がいるかもしれないだろ!」

 

赤刎「うん、確かに鍵は2本ある。そして鍵を持ってた奴は仕田原の他にいる。」

 

ジョン「See!」

 

赤刎「…けどな。その鍵を持ってた奴って、札木なんだよ。」

 

ジョン「Huh!?」

 

赤刎「それは仕田原自身が認めてる。つまり、今生きてる奴の中で鍵を持ってるのは仕田原だけだ。」

 

 

 

漕前「悪い、ちょっといいか?」

 

《反 論》

 

 

 

赤刎「漕前?」

 

漕前「赤刎、悪いけどお前の推理には穴がある。だから俺からいくつか言わせてもらうぜ。」

 

 

 

ー反論ショーダウン開始ー

 

漕前「確かに仕田原ちゃんは、仕田原ちゃんと札木ちゃんが鍵を持ってるのは認めたよ。でも、それって札木ちゃんが生きてた時の話だろ?」

 

仕田原「えぁ…?は、はい…」

 

漕前「だったら、犯人が札木ちゃんから《鍵を奪った》可能性だってあるじゃねぇか!!本当は隠してるだけで誰かが鍵を持ってて、ソイツが真犯人なんじゃねぇのか!?」

 

確かに、一見その可能性は無いとは言い切れないように思える。

だが、俺はそうじゃないと断言できる証拠を持ってる…!

 

《鍵を奪った》⬅︎【ポケットの鍵】

 

「その言葉、ぶった斬る!!」

 

《論 破》

 

 

 

赤刎「…残念ながらそれはないな。」

 

漕前「はぁ!?何で!?」

 

赤刎「札木のポケットに鍵が入っていたからだ。つまり、鍵を外から開け閉めできたのは仕田原だけって事になる。」

 

仕田原「そ、そんな…で、でも…!自分、本当にやってないんです!!嘘じゃありません!!」

 

漕前「そうだよ!仕田原ちゃんは犯人じゃねぇ!見ろよ、嘘ついてるように見えねぇだろ!?」

 

弦野「理屈になってねぇよ。テメェは何とかして仕田原を庇いてぇようだけどな、仕田原が犯人じゃねぇって言い切れる根拠なんかねぇだろ?」

 

黒瀬「そうそう。それにさー、嘘ついてるかどうかが見てわかるんだったらとっくに犯人さん見つかってるよね?誰が嘘ついてるのかわからないから議論が行き詰まってるんじゃない。」

 

漕前「そ、それは…そうだけど…」

 

聞谷「仕田原さん、悲しい事ですが殺人は許される行為ではありませんわ。あなたは札木さんを殺害なさってしまったのにはあなたなりの事情がおありなのでしょうけど、罪は罪です。潔く認めて下さいまし。」

 

仕田原「だから自分は犯人じゃないんですよ!あ、そうだ!宝条さん!宝条さんからも何か言って下さいよ!」

 

宝条「…。」

 

神崎「何も言う事は無いそうだが?」

 

仕田原「そんな…!」

 

神崎「フン、頼みの綱だった縦ロールにも見捨てられたか。まあ、何故貴様がこんな女を頼ったのかは知らんがな。」

 

筆染「そんな…嘘だよね?」

 

速水「奉子が犯人だったんだね…」

 

仕田原「いや、だから…」

 

みんなが仕田原を白い目で見る。

犯人じゃないと言い切れる証拠が無い仕田原は、みんなからの信用を得る事が出来なかった。

黒瀬に至っては、ショックのあまり泣き出してしまった。

 

黒瀬「うぅっ、ぐすっ…ひどいよぉ、奉子ちゃん…ボク達の事を騙してたんだね…ボク達、お友達だと思ってたのに…うっ、ふぅっ…」

 

仕田原「いやいやいや!!泣きたいのはこっちですよ!!自分はやってませんから!!お願いします、皆さん信じて下さい!!」

 

一「そう言われても…ねぇ。」

 

聞谷「仕田原さん…ごめんなさい…」

 

武本「………すまない。俺はお前を庇えない。」

 

宝条「…。」

 

仕田原「そ、そんな…」

 

弦野「決まりだな。もう投票に移ろうぜ。」

 

武本「……………賛成だ。話し合うだけ話し合った。結論も出たし、もういいだろう。」

 

安生「ちょっと待ってよ、まだ…」

 

弦野「うるせぇなぁ!!犯人は仕田原以外あり得ねぇんだよ!!」

 

…本当にそうか?

本当に仕田原が犯人だと決めつけていいのかな。

まだ何か、見落としてる事があるような気がするんだが…

 

モノクマ『おっと、結論が出たみたいですね。ではでは、投票ター…』

 

 

 

枯罰「待てやド阿呆!!!」

 

声を荒げたのは枯罰だった。

 

枯罰「仕田原、ウチはお前を信じとるぞ。」

 

仕田原「枯罰さん…!!」

 

枯罰「それにしてもなぁ…お前ら黙って聞いとったらどいつもこいつも阿呆な事言いよってからに、命懸かっとんの忘れたんか!?」

 

あれ?

枯罰?

なんか、いつになく元気なような…

 

枯罰「ウチかて死ぬんは嫌やし、お前らの舐め切った根性叩き直したるわ。シャキッとせんかいド阿呆共!!!」

 

 

 

《学級裁判 中断!》

 

 

 

 

 


 

 

 

ー生存者ー

 

【超高校級の講師】赤刎円

 

【超高校級のカウンセラー】安生心

 

【超高校級の天才】神崎帝

 

【超高校級の香道家】聞谷香織

 

【超高校級の脚本家】黒瀬ましろ

 

【超高校級の幸運】漕前湊

 

【超高校級の???】枯罰環

 

【超高校級の家政婦】仕田原奉子

 

【超高校級の冒険家】ジョナサン・ウォーカー

 

【超高校級の武闘家】武本闘十郎

 

【超高校級のヴァイオリニスト】弦野律

 

【超高校級のソフトウェア開発者】一千歳

 

【超高校級のランナー】速水蘭華

 

【超高校級の画家】筆染絵麻

 

【超高校級の収集家】宝条夢乃

 

ー以上15名ー

 

 

 

 

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