エデンズダンガンロンパ 希望の生徒と絶望の楽園   作:M.T.

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六章・解説

皆様ご愛読ありがとうございました。

それでは解説していくよー。

 

最後は、1と2の世界線と思わせておいて実はV3の世界線だったというオチでした。

しかも今までのコロシアイとは違い主人公達は実在しないキャラクターという救いようのない真相でしたが、それでも主人公達は立ち向かって行きました。

六章のタイトルは、コロシアイがループしている事と、主人公達とダンガンロンパの存続を望む大勢の人間達との戦いが始まるという事を表しているタイトルになります。

前々作とオチが被ってしまいましたが、どうしても最後に全員分のオシオキを書きたかったのでこういうオチにしました。

 

ほんじゃ登場人物解説ー。

 

 

 

赤刎円

この物語の一人目の主人公で一応この作品のイロモノ枠。愛すべきちっちゃい子。主人公にもかかわらず5章で死んだ。やっぱりイロモノは生き残れない。一般人に近い感性を持つ常識人に見えて実はトップクラスにヤバい奴。結果的に濡れ衣を着せられたが、設定上は元々殺人鬼だったので自業自得とも言える。

ギフテッドで元々頭が良く、さらにひたすら勉強を続けた事で才能が開花した。勉強頭は一番良くて身体能力も平均以上という設定。推理頭も黒瀬と枯罰の次に良い。ただし頭の良さと運動以外はポンコツ。

オシオキのテーマは、赤ペン先生。自分の血を使ったペンで採点させられる。

 

安生心

黒幕。黒瀬を殺した真犯人。心優しい好青年に見えて、実は絶望を欲してやまない狂人。作中一ヤバい奴。下半身付随というのもコロシアイに必要な機器を持ち運んでいても怪しまれないための嘘で、若干病弱というのは本当だが十分健常者。優しい白衣メガネには碌な奴がいないと相場が決まっているのだよ薫殿()

勉強面でも推理面でも非常に頭がいいため裁判ではポイントゲッターとなっていた(当然不正解にならないようにそれとなく誘導するという狙いがあったが)。病弱で身体能力は最も低いが割と器用。

オシオキのテーマは、蠱毒。蠱毒と孤独をかけてる。ちなみに最後の化け物はまどか☆マギカのお菓子の魔女がモチーフ。

 

神崎帝

女神様が微笑まなかった世界線の十神。まさかのお兄ちゃんキャラ兼マザコン。黒瀬程ではないもののトリックスター的言動は見せていた。意外にも読者様のクロ予想がさほど多くなかった。基本的に傲慢で毒舌だが、認めた相手に対してはそれなりの態度を取る。嫉妬に狂って実弟を殺害したが、別の形で出会えていたらどうなっていたかは神のみぞ知る(つまり何も考えていない)。

全ての分野において一度専門書を読んだだけで超高校級には僅かに及ばないものの一流の才能を発揮する。何でも努力なしにソツなくこなせるが、使われる側ではなくむしろ使う側なので、器用貧乏というより器用裕福。

オシオキのテーマは、ロンドン橋落ちた。歌詞を忠実に再現したオシオキ方法。

 

聞谷香織

生き残りメンバーその1。本作のお嬢様枠。本人は気品溢れる大和撫子だが、意外にも庶民っぽいものが好きで庶民を理解しようと努力しているがいつも空回りする天然っ子。生き残れたのは偶然ではなく、人を刺激するような事をせず穏便に過ごしていたため。筆染や宝条と仲良しで、特に宝条に対してはそっちの気があったという裏設定がある。

裁判では活躍する機会が少なかったが、勉強頭はかなり良い。身体能力は低めだが、嗅覚が異常に優れている。伝統芸能に秀でているが、何故か家事は壊滅的。

オシオキのテーマは、芸能人格付けチェック。途中の拷問は、番組に出てくる罰ゲームがモチーフ。

 

黒瀬ましろ

ぽわぽわした萌えキャラかと思いきや本作のトリックスター枠。作者のお気に入り。読者様の予想ではほとんどがクロ退場だった。でもトリスタは5章でシロ退場すると相場が決まっているのだよ薫殿()赤刎を守るために悪者を演じていたが、実はマイペースなだけで倫理観は割と普通の子。1章までが本当の性格。ちなみに、もし枯罰が殺人を計画しなかったら自殺で裁判を起こすつもりだった。余談だが、Twitterでは人気キャラ。

推理頭は作中トップクラスで、裁判ではふざけていたりはするものの実はとっくに真相に辿り着いていたりする。勉強頭もかなり良い。ただし女子とは思えない程怪力で、脚本や勉強以外はドがつく程のポンコツ。

オシオキのテーマは、推理小説。最後は若干シャーロックホームズをモチーフにしている。

 

漕前湊

本作の幸運枠。これといった才能がない事を全く気にしておらず、明るく振る舞うムードメーカー。まさかの弟キャラ。原作では幸運枠が割と終盤まで生き残っていたので、序盤で死ぬ幸運もいてもいいのではと思い退場させられた。実兄に殺されたが、別の形で出会えていたらどうなっていたかは神のみぞ知る(つまり何も考えていない)。

勉強頭はかなり悪いが、推理頭はそこそこ。ゲームはかなり上手い。その他は何においても平均。【超高校級の幸運】といっても本当に運で選ばれただけの一般人で、運に関係する才能なども無い。

オシオキのテーマは、ギャルゲー風学園生活。舞台は漕前が通っていた学校。

 

枯罰環

霧切ポジかつ本作の二人目の主人公。生き残りメンバーその2。雄んなの娘枠兼関西弁枠。作者のお気に入り。イメージ声優は宮村優子しか勝たん。3章終盤で才能が明らかになったが、実は犯罪系の才能である伏線は前々から散りばめられていた。5章では赤刎の退場という形で主人公に昇格した。ドライな印象だが意外にも面倒見がよく非日常編ではリーダーポジになったりする。

勉強頭も推理頭も作中トップクラス。身体能力の総合値は作中一で、特に対人戦闘と殺人技術は人間離れしている。神崎ほどではないが何でも器用にこなせる。本人曰く、『職業柄必要だったのでかなり頑張った』。

オシオキのテーマは、刑務所からの脱出。刑務所を舞台にしたのは、犯罪系の才能であるため。

 

札木未来

本作のヒロイン枠。まさかの1章で退場。無口だがたまに口を開くと的を射た発言をする。1章では赤刎の推理を難航させる程のトリックを考えるなど(実際神崎がバラさなければ犯人に辿り着けなかった)頭の回転が早いため終盤まで生き残っていれば大活躍した可能性は十分にあった。ただし才能がチートすぎるキャラは論破作品では大体序盤に死ぬ。今回は、未来が読めると言う才能が悪い方向に働いてしまった。

未来が読める才能を抜きにしても、勉強頭も推理頭もかなり良い。身体能力は低めだが、かなり器用な方。特に料理の腕は、店を出せるレベル。

オシオキのテーマは、タロット占い。出てきたカードに合わせた処刑方法で殺される。

 

仕田原奉子

本作の眼鏡っ娘枠。まさかの狂人枠。読者様の予想では、大体シロか生き残りだった。これでもかという程自分を卑下し強いインパクトを与えたキャラだが、実は世間を騒がせていた爆弾魔で、本当の才能は【超高校級の爆弾魔】。恋人を亡くしたショックで気が触れてしまい奇行に走った可哀想な人。

勉強頭も身体能力も平均より高い。頭がいいので推理もそこそこ得意。才能柄何でもこなせる必要があるため非常に器用。ただし、精密機器の扱いと歌が苦手。

オシオキのテーマは、恋人との理想の生活と爆弾。実はずっと幻覚を見ており、最後は巨大ロケットで打ち上げられた。

 

ジョナサン・ウォーカー

本作の海外枠。まさかの内通者枠。シロとしては一番グロい死に方をした人。読者様の予想では、大体クロ退場だった。内通者である事以外は特段変わったところはないため、実は4章までの態度は素だったりする。赤刎や漕前の事も、本当に親友だと思っていた。赤刎に内通者である事を正直に打ち明けていれば、黒瀬速水コンビの餌食にならずに済んだかもしれない。

勉強頭は平均より少し良い程度。推理頭は普通。身体能力は当然のようにかなり高く、サバイバル生活をしていた時期もあったため生活力が高く器用。

オシオキのテーマは冒険。それぞれのトンネルが世界中のあらゆる自然をモチーフにしている。

 

武本闘十郎

本作の筋肉枠。原作のゴン太に並ぶ意外性の高いクロで、コロシアイの口火を切った。筋肉枠は生き残れない。最初の殺人犯である事と、基本的に最後までいい人だったため他のクロに比べてみんな信じたがらなかった。寡黙なキャラで枯罰という上位互換キャラがいたため生き残っていても出番は少なかった。

勉強頭は平均より少し下。案外推理頭はいい方。パワーはダントツで作中一だが、運動神経は意外にも人並み。幼い頃から武道に夢中だったため、武道以外は平均以下。

オシオキのテーマは言わずもがなドラゴンボール。サイヤ人ならぬサイヤ熊化したモノクマにボコボコにされる。

 

弦野律

生き残りメンバーその3。本作の成長枠。自身のコンプレックスと大切な人との死別を乗り越え、最後まで奮闘した。初めは常に単独行動を取っており仲間と打ち解けられなかったが、2章以降は次第に心を開くようになる。割と常識人なのでツッコミ役になる事が多いが、若干金銭感覚が狂ってる。聴覚が非常に優れており、2度目の裁判では不本意ながら才能が役に立った。余談だが、Twitterでは人気キャラ。

不良だが、一応英才教育を受けているため成績優秀で教養と品格もある。推理頭も悪くないが、短気な性格が悪目立ちしがち。親に決められたレールから抜け出したくて色んな事に手を出しまくったが飽きっぽい性格故にどれも大成せず、音楽関係以外は平均以上にはできる程度。

オシオキのテーマは親からの仕打ちと演奏。オシオキ部屋で受けた拷問は全てモノクマの持っていたヴァイオリンの内部の出来事だった。

 

一千歳

生き残りメンバーその4。原作の不二咲、左右田、入間に並ぶ機械系才能枠。まさかの不二咲の親戚。ビビりな性格故に周りに迷惑をかけたり4章ではスケープゴートにされたりしたが、何とか生き残った。パニックになると余計に人の話を聞かなくなるという悪癖があるため、裁判を悪い方向に持っていく戦犯となってしまうキャラ。

勉強頭はかなり良く、特に数学は満点以外の点数を取った事が無い。ただし推理頭はかなり悪く、速水といい勝負。引きこもりだったため身体能力はかなり低く、機械やゲームは大の得意だがそれ以外はからっきし。

オシオキのテーマはスーパーマリオブラザーズ。途中の拷問は、マリオの敵キャラがモチーフ。

 

速水蘭香

本作のギャル枠。黒瀬に利用されて退場した可哀想な人。クロになったところで裁判を乗り越えるのは無理なのでは?と思いきや、黒瀬という協力者のお陰で割としぶとく粘った。4章までは裁判を乗り越えられない事を自覚していたため殺人をするつもりはなかったが、4章では共犯ルールを利用して殺人に走ってしまった。

勉強頭、推理頭共に作中ワーストクラス。身体能力は当然のように高く、運動神経は枯罰の次に良い。家では弟達の世話をしているため、意外にも家事はそれなりに得意。

オシオキのテーマは走れメロス。小説の内容を忠実に再現している。

 

筆染絵麻

3章シロ。殺人犯でもあり被害者でもある。宝条には殺されかけ、仕田原には八つ当たりで殺されるという作中一可哀想な最期を迎えた人。宝条を殺した件に関しては正当防衛による事故であるため、ほとんど落ち度は無かった。仲間想いで馬鹿正直な性格が災いし二人に狙われてしまった。カップルは大抵片方死ぬ。余談だが、Twitterでは人気キャラ。

勉強頭、推理頭共に平均より少し下。身体能力は平均。集中力があり過ぎるが故に自分の世界に入り込んでしまうという悪癖がある。絵以外はポンコツで、特に歌唱力に関しては絶望的。

オシオキのテーマは写実。普通の写実とは逆で、既に描かれた絵に合わせて身体を変形させられる。

 

宝条夢乃

3章シロ。せっかく仲間との信頼関係を築けたところでジョンに唆されて再び疑心暗鬼に陥ってしまい筆染を殺そうとしたが、返り討ち(というよりほとんど事故)にあって呆気なく命を落とした。ワガママで毒舌だが、根は優しい性格なため変な気を起こしさえしなければ十分生き残りメンバーになり得た。

勉強頭、推理頭共にかなり良い。身体能力はやや低め。収集家という才能故に情報収集や洞察力に長けており、特に1章では意外と活躍した。ただし、家事に関してはやった事がないためポンコツ。

オシオキのテーマはオークションと人身売買。最後は、モノクマに買われて身体をバラバラにされた。


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