小説家とドラゴン   作:リューオ

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冬でもやります!


姫であり、アイドル。

指定された時代、場所へのレイシフト――

初めての事ではない。

けれど。

妙な感覚があった―――ような―――?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺とヴァーリは洞窟に着く

 

「…洞窟だな」

 

俺は辺りを見渡す。ハロウィン関連は無いが、今回はそういうタイプなのか?

連絡しようにも繋がらないし、南瓜エネミーがいる

 

「ヴァーリ、ここから出よう」

 

「ああ」

 

外に出ると屋敷があった

 

「これって屋敷か?ここって3世紀の中近東だよな?」

 

「ロリンチが言ってたから、間違いは無いと思うんだけど…」

 

「1人~♪寂しく~屋敷のお掃除~♪お姉様とか~♪お母さまとか~♪そういうのは何故だか見かけないのだけど~♪気づいたらココにいたのだけど~♪だいたい~分かって~いるの~♪(アタシ)は~♪世界で~1番~美しいお姫様~♪アイドルでもあるの~♪」

 

歌声がした方を見ると、エリちゃんがいた

 

「つまり~(アタシ)は~♪世界で~1番~美しい~シンデレラ~♪」

 

「よう、エリちゃん」

 

エリちゃんは俺達に気づく

 

「あら?そこにいるのは子イヌ達じゃないの。いいわいいわ。役者が揃ったってコトなのね!そこに~いるのは~誰かしら~♪シンデレラに~どんな~御用~なのかしら~♪」

 

(他人の為に歌うエリザベートの歌は綺麗なんだよな…)

 

今回はミュージカル路線で行くのか。…のど飴あったかな。喉の味方である龍角散でもいいけど

 

「どうしたの~♪何を黙っているの~♪」

 

(この歌、凄く上手い!ってわけでもないが、鮮血魔嬢が発動する程でもない?)

 

「なあエリちゃん、今回はミュージカルなんだね」

 

「ええそうよ。アイドルといえば歌!歌といえばそう、ミュージカル!ミュージカル作品で大成するアイドルって、斬新だし素敵でしょう?なのでアンタ達も要所要所で合わせるように!いいわね?い・い。わ・ね~♪」

 

「了解だ~♪」

 

「分かった」

 

「トーマはいいとして、ヴァーリはノリが悪いわね…。リズム。リズム、大事よ?(アタシ)は~♪世界で~1番~美しい~お姫様~♪でもね~♪今は~屋敷のお掃除中~♪自分の才能にも気づかずに~♪ひたすらに~お掃除を~しているの~♪そこに現れたのがyou!そう、2人の魔法使い!知ってるわ。(アタシ)に魔法をかけてくれるんでしょう?」

 

「ま、魔法?何のだ?」

 

「バーカ。こういう魔法ってのはな、女の子に魔法をかけて素敵なドレスを着せるものなんだよ」

 

「トーマ分かってるじゃない。さあ!早く早く、ハリアップ!」

 

「では…、ンンンン急々如律令ですぞ」

 

『それ道満…』

 

「うさんくさい!」

 

すると、エリちゃんの衣装がドレスに変わる

 

「マジで衣装が変わったんだけどォォォォォォォォォォォォ!?」

 

ヴァーリは驚く。そんなに驚く事か?

 

『ヴァーリは童話とか読んでないだろうから…』

 

おk、納得

 

「やったぁ!いいわよ子イヌ、やるじゃない!見なさいな。ふふふふ、このドレス姿!純粋無敵(エレガント)傲慢無垢(アロガント)…、まさに完全無欠(パーフェクト)のエリザベート・シンデレラよ!さあ、分かってるわね子イヌ。これから…」

 

「これから…何だ?」

 

「チェイテ城―――いえ、チェイテシンデレラ城を探し出すわ!どこにあるかは分からないけど、きっとあるわ!だって今は―――ハロウィンなんだからね!」

 

「無茶苦茶な理屈だけど、どうも納得するんだよな…」

 

「諦めろヴァーリ、ハロウィンとはそういうものだ」

 

「ところで(アタシ)、どうしてあんな場所で放棄を動かしていたのかしら…?まあいいわ。ともかく、シンデレラといえばお城よ!行くわよ子イヌ達!って―――」

 

南瓜エネミーが邪魔をする

 

「来たわね、邪魔者!(アタシ)がチェイテシンデレラ城に行くのを邪魔して、ハロウィンを台無しにするつもりとみたわ!さあ、衝撃のデビュー・ライブ、ぶちかますわよ子イヌ達!」

 

「オラァ!」

 

ヴァーリは蹴り飛ばす

 

「転身火生斬!」

 

火炎剣烈火を振り抜き、炎を吐く大蛇を召喚してエネミーを焼き払い、エリちゃんは蹴りでエネミーを倒す

 

「魔法使いに~魔法を貰ったから~♪勇気も~魔力も~たっぷりなのよ~♪さあ、行くわ。チェイテシンデレラ城へ。こっちよ、来なさいトーマ!ヴァーリ!」

 

エリちゃんについて行くと、そこは砂漠だった。…うん

 

「砂漠100%」

 

「アキラ100%みたいに言うな」

 

全裸お盆やった方が良いか?

 

『やめろ』

 

「何でよー!!南瓜の山も無ければ、お菓子も無し!全然ハロウィンって感じじゃないし…。何より、(アタシ)のお城どこ!?チェイテシンデレラ城がないと~♪シンデレラがシンデレラになれないわ~♪」

 

「シンデレラと言えば、城と王子だからな」

 

夏の日のビールと枝豆みたいに外せない存在だ

 

『分かりやすいなオイ』

 

「そう!王子様も重要ね!でもお城が無いと、王子様も出てくる筈ないじゃない…うう…」

 

「そういや、レイシフト先は3世紀の中近東だったのを思い出した」

 

「ああ~♪どこへ~行って~しまったの~♪(アタシ)のお城~♪」

 

俺は気配を感知する

 

「…トーマ」

 

「分かってる、そこにいるのは誰だ?」

 

「…ほう、分かってたのか」

 

「へ?」

 

グレー髪の女性が現れる。…うん、イッセーホイホイ

 

「ならばこの事態の元凶と見たぞ。―――そこの女!何者か!大人しく、正体を明かすがいい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~チェイテシンデレラ城&ナレーションサイド~

 

「すーっ、すーっ…。むにゃむにゃ…」

 

誰かが寝てる所、近くに何か全体的にグレーの奴がいた

 

「ふっふふふー。なんて穏やかな眠りだろ…。でもまあ、お姫様(プリンセス)ってのは、大体そんなものだよねー。無力で無欲でか弱くて。そして王子様(助けが来るの)を待ち焦がれてる。あたしとは縁遠い存在だなー、まーじーで」

 

「ぴよぴよ…」

 

「…何だかイラっとするー。顔に落書きでもしてみよっか…?…ま、穏やかに眠ってるならそれに越した事は無いか。迂闊に傷つけちゃったら、それはそれで問題だし?」

 

「…カッ!!

 

寝てた者は目覚める

 

「ぴゃぁー!?びびびびっくりするじゃん!何、何、何で急に目覚めたの?おっかいーなー?眠り薬がバッチリ効いてる筈なんだけど。もう()()()()()()()()から、比較的、欲求には素直になってる筈だし…」

 

寝てた者こと、エリザベートは起きる

 

「…あの?」

 

「唄いたいから!!唄うわ!!ボエ~♪」

 

エリザベートは歌い始める

 

「ギャー!ウッソでしょ(セパヴレ)!?眠れ眠れ眠ってーーー!!」

 

グレーの人はエリザベートを物理的に眠らせる

 

「スヤァ…」

 

「ぜーぜー…。な、何とか眠った…。このサーヴァント…って、肉体面の欲求に“歌”があるのかな?ん~~、それとも余分な要素が混じっちゃってるせい…?まーともかく、とんでもない歌声をお持ちで…。どうしてカルデアのマスターは、平気なんだろね。歌の種類が違うとか?」

 

グレーの人は考えるも思い浮かばなかった

 

「…んー、分からん!分っかんない!分からんので、後はもう目覚めないようにお祈りするしかねーですわ。これさー、人選、間違えちゃった?もうちょいお姫様属性のサーヴァントを狙えば良かったとか?まー今更だけど。はぁ~…。陰謀、策謀、悪巧みも一苦労だわ…」




~トーマのヒミツ~
実は、キレるとオベロンみたいな口調になる。
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