小説家とドラゴン   作:リューオ

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ハマナスパークのポケモン、残ってるのはルギアとレックウザとミュウツーだけなんですよね
ビバ、まひ&みねうち


その時、女王が動いた。

~トーマサイド~

 

前回の、ゼンカイジャーはァァァァァァ!

 

『いや、ゼンカイジャーじゃねえから』

 

やりたかっただけです、はい。

真面目に前回のあらすじ:イッセーに召喚されて欲しくない鯖1位が来た。

…というか、コイツ何者だ?

 

「何者か!大人しく、正体を明かすがいい!」

 

「ちょっとちょっと、いきなり何!?…こほん。でも、この突発的な舞台に対応できてこそ真のミュージカルアイドル。ならば歌で返すが道理というものね。そちらこそ~誰なのかしら~♪忘れてたらごめんなさい~♪」

 

「…怪しい奴!」

 

おまいう…!圧倒的おまいう…!

 

「むっ。怪しさで言えばアンタの方だってすこぶる怪しいわ。ビリビリの服で、鎖で…、まるで逃げ出してきた囚人みたいな…」

 

「―――私の姿を憐れむな」

 

「別に憐れんではいないけど。態度とか雰囲気から、アンタ自身がそう思っていないのは何となく分かるし。共演者の内に秘めた輝きを見抜くのも、ミュージカルスターの能力。漏れ出る高貴さ…、生まれつきの品格、そういうの、感じ取れるわ。ぶっちゃけ奴隷どころか、かなりいい身分の存在でしょう、アンタ?少なくとも人の上に立つ存在だ、って事くらいは…わ~か~る~わ♪」

 

上に立つ存在か…。真名を当てるヒントの一つになりそうだ、覚えておこう

 

「ほう。分かるのか…?」

 

「それより、サーヴァントっていうなら、アンタだって同じでしょう~♪こっちにとっては、アンタ腰が突然出てきた怪しげなサーヴァントー♪いきなり喧嘩蟹(ファイトクラブ)になる前に、すべき事があるんじゃない?」

 

「確かに…そうだ。気が逸っていたのかもしれない。謝罪しよう。女王としては即断即決であるべきだが、今は思慮深く動かねばならんだろうな」

 

「「女王?」」

 

3世紀の中近東に、砂漠に女王…、もしかして…?

 

「ああ、そうだ。この事態の元凶たる存在について、風の便り…のようなものを聞いていないワケでもなかったのだ。いきなり出会ったサーヴァントがその元凶だと勝手に思い込むとは、我ながら短絡的にも程がある。元凶は何という名だったか。うーん…、もう少しで思い出せそうな…。そう、確か…エ、エリ…」

 

「落ち着いた所で今の内に自己紹介でもしておこうかしら?主役の自己紹介タイムこそ序盤にたっぷりじっくり行われるものだものね!それ即ち観客の視線独り占めの独演(ソロ)パート。1時間くらいあってもいいと思うわ。トーマもそう思うわよね?」

 

「観客から叩かれてもいいんならどうぞ。俺は知らんから」

 

「ららら~、(アタシ)は、スーパーミュージカルアイドル~♪エリザベート・シンデレラァアア~♪」

 

「うん、そうだ、()()()()()()…。…何?」

 

「うん?」

 

「やっぱり貴様かぁぁぁ!」

 

巨乳サーヴァントはいきなり叫び出した

 

「おいエリザベート!お前また何かやらかしたのか!?」

 

(アタシ)、何もしてないわよ!?」

 

「それで誤魔化せると思ってんのか!」

 

ヴァーリはエリちゃんに詰め寄る

 

「この砂漠…麗しきパルミラ王国の異常は私が正さねばならない。何としても。()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

…なるほど、そういう事か

 

「さっきの言葉で確信になった。お前の真名はゼノビア、パルミラ王国の戦士であり女王だな?」

 

「そうだ!私はゼノビア。パルミラの戦士女王ゼノビア!いざ―――私の国を返してもらうぞ、エリザベートとやら!」

 

「はーい、戦闘入りまーす」

 

悲劇的(ドラマティック)~♪やっぱり一度は戦う運命なのね~♪」

 

 

 

 

 

==================================================

 

 

 

 

 

ゼノビアと戦うも、相手は中々強かった

 

「くっ…強いわね…!」

 

「全くだ…」

 

「だが、この戦いも悪くない!」

 

相変わらずだなヴァーリは

 

「ちょっと待って~♪可能なら話し合いで~♪」

 

「唄うな。ふざけるな。ふざけている=貴様が元凶と考えても差し支えなかろう」

 

「話を聞いてくれ」

 

俺が割って入る

 

「むう。戦士でありながら、我らの間に割って入るとは中々の度胸。いいだろう、少しだけだぞ」

 

よーし…、何とか収まった…

俺はその場に座り込む

 

「あー、まずは…」

 

ヴァーリはエリちゃんを見る

 

「な、何よ?最初の自己紹介パートで(アタシ)の魅力に、既にメロメロだったってわけかしらヴァーリ?それはいいけど、ちょっと情熱的に見つめすぎじゃない?この(アタシ)でも照れる時は照れるわよ?」

 

エリちゃんの照れてる顔なんて珍しいな

 

「…。ねえ、黙ってないで何とか言いなさいよー!」

 

「エリザベート、分裂したか?」

 

「かw「ますたぁ…?」っ!?い、今…、きよひーの声が聞こえた気が…」

 

「う。それを言われると、ちょっと言葉に詰まるわね。した記憶は無いけど、自然発生自然分離も有り得るし…。全否定する事は…難しいわね…」

 

「ホント、エリちゃんはフリーダムだな」

 

「ハイマットフルバーストしたらカッコいいぞ」

 

「ガンダムじゃねえか」

 

「褒めてるのよね~♪」

 

「「褒めてない」」

 

「つまり…やはり元凶…?」

 

ゼノビアは武器を出す

 

「ちーがーうーわーよー!100歩譲って、アンタの聞いた通り元凶の名前がエリザベートだったとしても、それは(アタシ)じゃないわ。多分、エリザベートはエリザベートでも別のエリザベートよ」

 

「お前は何を言っているんだ?同じ人間(サーヴァント)がそう何人もいるか!サーヴァントの仕組みとしては有り得る事でも、そうポンポンと発生する事態ではなかろう。しかも都合良く同じ場所にいるなd「否定できないのが現実なんだよね…」えー…」

 

「そうよ、この(アタシ)は史上まれに見る~♪視線の独占禁止法違反・ミュージカルアイドル、なんだから~♪…今の視線の独占禁止法違反、ちょっと我ながら良かったわね…。またどこかで使いましょう。めもめも」

 

「その歌はともかく…そうなのか?ホントに?」

 

「ホントなんだよね…」

 

「ああ…」

 

今の俺ら、死んで遠い目してるんだろうな…

 

「むう、お前達の目…。まったく嘘の無い目だ。これは信じざるを得ない、か。ひとまずはないいだろう。話を聞かせてみろ」

 

俺らは説明する

 

「というわけで、チェイテシンデレラ城に向かってるのよ~♪理由はハロウィンだしシンデレラだから。そうしなきゃダメなの。ゴールがそこなのは確実」

 

「ふむ。その城に事態の元凶…もう1人のエリザベートがいる可能性が高いか。そして城ならこの砂漠の先、遥か彼方に見えた記憶が無い訳でもない」

 

「ホント?なら案内して!退屈な移動も~、歌と踊りで楽しめる~♪それがミュージカルの醍醐味よ~♪」

 

「私が召喚された理由は、恐らく時代と土地の縁だろう。何故なら、今この時代には―――私の国、パルミラが存在する筈だからだ。そして私の記憶が確かならば、私の国はこんな様子ではなかった」

 

「どういう事だ?」

 

「まず、件の城だ。これがまた随分とメルヘンだ。国土の半分は、奇妙な森になっているらしい」

 

「ミスマッチにも程があるだろ」

 

それな

 

「そしてこの砂漠…見覚えが無い。何というか、生前に見た砂漠とは趣が違う。もちろん、ここは間違いなく私の国パルミラだ。それは感覚的に理解できている。その一方で―――どうしようもなく歪んでいる、とも。歪んでいるなら正さなくてはならない。何者かに襲われているなら守らねばならない。具体的に言うと!あの邪悪な城を!完膚なきまでに叩き壊す!」

 

「…そこまでする必要はないんじゃないかしら~♪」

 

「私の領地、私の国に、あのような悪趣味かつメルヘンな城を置き続ける訳にはいかない。有効射程距離に入り次第、バリスタで跡形も無く吹き飛ばしてやる…!」

 

そもそも、ゼノビアのバリスタで城を壊す事できるのか?

 

「せめて穏便に引っ越しという訳にはいかないかしら?あれ、一応(アタシ)のお城!」

 

「人の土地に勝手に上がり込んできた以上、敵対したと認識しても仕方なかろう。…今はお前達の顔を立てておくが…。民を守る為、慈しむ為ならば。私は一切の妥協をせず、叩き潰す。かつて愚かなローマの皇帝から民と国を守ったのと同じようにな」

 

「本に書いてあった通りだな」

 

「ふーん。アイツとも知り合いかしら?ローマ皇帝っていってもたくさんいるけど」

 

うちにはクィリヌスもいるからな

 

「ローマ皇帝と親しいような口ぶりだ。まさかアウレリアヌスではあるまいな」

 

「うちにアウレリアヌスはいないな」

 

「そんな名前の皇帝は知らないし、赤いのはライバルよライバル!でも~、ミュージカルスキルを手に入れた(アタシ)の方が~♪何周分も、先に進んでいるのは~、確・実~♪」

 

「まあ、ローマ皇帝といっても玉石混淆だろう。肯定全てを唾棄するつもりはない。ともあれ、一緒に行くのに異論はないぞ。協力して事態の解決にあたろうではないか」

 

「助かる」

 

「さて…城の方角は大凡分かっているが、問題が三つある」

 

問題が三つ?

 

「何ですって、三つも~♪一つくらいまけてほしいわ~♪」

 

「…まあ、纏めれば一つと言えるもかもしれないが」

 

「その問題ってのは何だ?」

 

「こほん。まず一つ、この砂漠はある特定のルートを辿らなければ、酷い砂嵐で進めない。二つ目…私も一度城の方に向かってはみたのだが、ルート先には高い岩山が立ち塞がっていた。山越えはかなりの労苦を伴うだろう。ましてお前達がいるのなら、尚更だ。進むなら山の中腹。洞窟だ。岩戸に閉ざされているが、隙間に空気の流れを感じた。きっと、山向こうまで洞窟が続いているのだ。もし岩戸を開ける事が出来れば、城への道は拓けよう」

 

クリムの体が復活さえすれば、山を越えて成層圏突破できるのに…

 

『気持ちだけで十分だぞトーマ。それと、俺はレックウザじゃねえ』

 

でも、成層圏突破は出来るんでしょう?

 

『否定しない』

 

「そして三つ目は…まあ、これは我らにとってはそれほど障害ではないかもしれない。風の便りで聞く限り、この辺りには多くの盗賊達がいるらしい。出会ってしまえば邪魔をされるかも…という所だ」

 

盗賊?もしかして、あの童話か?

 

「そんなの、話し合い(物理)で友達(ファン)にしちゃえばいいじゃない?ミ・ナ・ゴ・ロ・シ~♪じゃなくて、ミ・ナ・ヨ・ロ・シ~♪」

 

「いいなそれ」

 

「ああ。私の国で盗賊行為とはけしからん。見つけ次第、身柄を拘束し裁きを受けよう。パルミラの風紀と治安は私が守る!」

 

エリちゃんが俺とヴァーリに耳打ちする

 

「ねえトーマにヴァーリ。この人の服、風紀乱してない?」

 

「言うな」

 

「健康美は良いと思うぞ」

 

「そうね~♪ペンテシレイアやブーディカと気が合うタイプね~♪」

 

ブーディカといい、ゼノビアといい、頼光といい、イッセーに召喚されないか不安でいっぱいだ…

スパルタクスとレオニダスに、ペンテシレイア?アイツらはいいんだよ。

マッスル系だからイッセーも邪な事しないだろうし

 

「よし、出発だ!」

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