小説家とドラゴン   作:リューオ

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降臨者(フォーリナー)であり、騎士。

前回の、ゼンカイジャーはァァァァァァ!

 

『だから、ゼンカイジャーじゃねえっての!』

 

あいサーセン。

真面目に前回のあらすじ:俺がアルセウス擬きに、ヴァーリがアルビオンになった。

さてさてさーて、俺らは森に落ちた訳ですけれども

 

「くっ…。無事か、エリザベート?」

 

「だ、だ、大丈夫よ~♪頭がクラクラするけど~♪死んでいないと思うわ、多分~♪」

 

「ラブゥ…」

 

「モードレッド!ナポレオン!」

 

モーさんとナポレオンが落ちてくる

 

「オーララ!派手に吹き飛んだぜ。…で、どういう事だいこの森は」

 

周りを見渡すと、最初の時とは何か違ってた

 

「うお、ヤベえなこの森。ファンシー通り越してブッ飛んだナイトメア状態だ。なあトーマ、ヴァーリ、お前らは大丈―――」

 

肝心の俺らはと言うと、かぼちゃ頭の2等身になってた

 

「…夫、じゃなさそうだな」

 

「お前ら…トーマとヴァーリなのか!?」

 

「え、えええええ!?トーマとヴァーリ!ホントに!?」

 

「頭が重いな…。何がどうなってんだ…」

 

「俺は問題ねえぞ。頭が重いけど」

 

『こっちもだ』

 

「ほら、オレの剣で姿を映してみろ」

 

「オーマイ…」

 

「…ぎゃあああああああああああああああああああああああ!」

 

ヴァーリは自分の姿を見るなりそう叫んだ。うるせぇ

 

 

 

 

 

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「落ち着いたか?」

 

「長年、ハロウィンやってたが…。とうとう俺らがカボチャ頭になるとは…」

 

『世も末だな』

 

ホントそれ

 

「に、人間にはめったにない経験だな!うん!」

 

「二人共、可哀想に…。これからはカボチャトーマと、カボチャヴァーリってよn「嫌ですけど」

 

(それはそれとして、割かし元気なのがスゲえなコイツら)

 

(ああ、大した少年だぜ…。相当の修羅場に慣れているんだろう…)

 

「にしても、吹っ飛ばされてきたもんだから場所が分かんねーな。ンだよこの森」

 

「これからの事を考える為にも、どこかに一度腰を落ち着けたいものだが…オレ達の根城とは、大分離れた場所にいるようだからな」

 

「探せば別の家くらいあるでしょう~♪童話の森には~、お菓子の家がつきものよ~♪」

 

…どうだか

 

「そう…かな?まあ、ずっとここにいても何も始まらん。とりあえず動いてみるか」

 

俺らは歩く

 

「ここも立地的には私の国の一部の筈だが…。ええい、奇怪で不快な森だ。森林資源は大事だが、いっそ焼き払ってしまおうか」

 

火炎剣烈火持ってるから俺も焼きたいけど、この体じゃ持てないな

 

「や、焼き払うのは~、止めましょうね~?」

 

「この前は焼いてスッキリと言っていなかったか?まあ、焼かないに越した事はないが…」

 

「そうそう、そうですともー。確かに奇怪な森だけど、これはこれで冒涜完マシマシでいいじゃないですかー」

 

「まあそういう気持ちは分らなくもないけど…。ど…ど?」

 

「いやあ、その…どうもどうも」

 

声の正体は俺らをヤバい奴にさせたモレーだった

 

「っ!モレー!」

 

「何でここにモレー!?い~る~の~!?」

 

「追いかけてきたか、テメエ!」

 

「待った待った!降参、降参しまーす!」

 

「うるせえブッ殺し確定だ!」

 

「落ち着け、モードレッド!ヴァーリ!さて、些か毒気が抜け落ちた総長殿。降参とはどういう事かな?」

 

「やー、言葉まんまの意味ですって。降参、降伏、大惨敗、あたしの負けでーす」

 

「へえ。じゃあ、この特異点は解決か。お疲れ解散さようなら。…って訳にはいかなそうだな。オイ」

 

「あー…実はーですねー…そのー…。大きい声では言えねーのですが…。ドラゴンのビーム?で…皆さんと同様に…吹き飛ばされました…」

 

「「「「「はぁ!?」」」」」

 

逆にあの攻撃で吹っ飛ばない方がおかしいだろ…。

近くの小屋に行って話を聞く。どうやらあの後、裁きの礫とホロウハート・アルビオンを食らって吹っ飛んだっぽい

 

「いやー、儀式の手順は充分だった筈だけど―――」

 

『マスタークラウンが仮面を割り、ラブコフが笛に変身して吹いた影響で俺の肉体が復活した訳だが…。あのままだと、ここら辺が無になる。お前だって見過ごせないだろ?』

 

まさかとは思うが、ラブコフって卑弥呼的なポジションだったのか?

 

「まー、そうですねー…。図々しい事は百も万も承知ですが…。つまりはですねー。あたし、ジャック・ド・モレー!皆さん、よろしくお願いしまーす!」

 

「なーにーがーよーろーしーくーだー!」

 

「な~に~が~よ~ろ~し~く~な~の~よ~♪」

 

「サラウンドで喧しくするな、お前達。よし、まずは説明しろ。貴様の本来の目的は何だったんだ?」

 

「それは勿論…『深淵の聖母』の召喚。この悲願に尽きる。けれど彼の御方は、現実に降臨するには存在強度があまりにも足りなかった。でもこの夢のような特異点なら引っ張り出せるかも―――だからここを利用させてもらった…という訳」

 

「夢のような特異点で神を…」

 

「ふっふふー、言いたい事は分かるよ。所詮、それは贋物(にせもの)だろう、とね。無辜の怪物たるこのジャック・ド・モレーの“妄想”に過ぎないものかもしれない。でもね、それが我が理想の神へと真に届く存在であるなら…本物と贋物(にせもの)に何の区別がある?“夢”の部隊であれば、贋物(にせもの)と本物の違いはいっそう曖昧模糊と化す。晩餐の贄を捧げ、(ふる)き典礼に則り儀式を辿れば必ずや秘跡は成る。ここに、理想の神が召喚される!―――される!筈だっただけどなー…」

 

「はっはっは、アルセウス擬きとアルビオンで残念だったな」

 

「う…うい。め、めるしー。巻き込まれた被害者にそう言われちゃうと…、こっちの立つ瀬が無いな。すげーな、カルデアのマスター。トーマとヴァーリ、か。ふっふふー」

 

「なら、次の質問だ。この特異点を解決するには、どうしたらいい?」

 

「解決するだけなら簡単。もう1回、あの城に戻って例のアルセウス擬きとドラゴンを、スカーンとボコればいい…はず」

 

それが出来れば苦労せんよ

 

「引っ掛かる言い方だな。つまり、それではもう一つの問題が解決しない、という事か?」

 

「げっ、お分かりで」

 

「分かるに決まっているだろう。もう一つの問題…。二つになったトーマとヴァーリを元に戻すには、どうしたらいい?」

 

「えーと、それは…」

 

「それは?」

 

「何というか…。現地に向かわないとハッキリした事はちょっと…」

 

「つまり何も分からない、と」

 

「ふ、ふふ、ふふっふ」

 

「アホ!」

 

『もういっぺん、裁きの礫とホロウハート・アルビオンを食らわせるか?』

 

「ぴいぃぃ、あれはやめて!こ、これからのモレーのご期待あれー!…てか、さっきその蛇アホって言ってなかった!?」

 

「つ・ま・り・は。結局もっかい城に行って、アルセウス擬きのトーマと、アルビオンのヴァーリを何とかする必要があるって事ね?」

 

すっかりアルセウス擬きで定着したな

 

「モレーの企みが成立すりゃあ、どうせロクでもない事になんだろ。コイツも放っときゃ元に戻る感じじゃねーし、寧ろイヤなオチになりそうだ。ま、止めるしかねーな」

 

「不確定要素が多いから、何もしなくたって儀式が失敗する可能性はある。けどまー、この夢みたいな世界に引きずり込まれたサーヴァントとマスターが全滅するだけ。気楽に気楽に」

 

「全く気楽になれん情報だなあ!まあいい、やはりもう一度あの城に行かねばならんのは確かなようだ。それなら―――」

 

ドスンと音が聞こえた

 

「ん?何だこの音は」

 

「あっ、まずいや。しっ―――皆、息を潜めて。儀式の発動で、メルヘンな世界は反転しちゃった。この森はもはや童話の森じゃない。殺人鬼や魔獣が闊歩する、世にも悍ましい、死の―――」

 

「コブコブ…」

 

「大丈夫だぞラブコフ。俺らがいる」

 

「ホーンテッド・フォレストって訳ね~♪ハロウィンらしくはあるけど~♪」

 

「唄うなー!バレるじゃん!」

 

「お前らも大概だぞ」

 

怪物は雄叫びを上げる

 

「何だ!?デカそうだぞ!」

 

「しーっ!だ、大丈夫。大丈夫なはず。森は反転しちゃったけどこの家にも役割がある。呪われた森の内側の家は、きっと安全地帯だから。殺人鬼も魔獣も中には入って来られない筈なので!外に出さえしなければ…」

 

「ホラー系は大抵、外に出ざるを得ない状況になるんだよね。ソースは夏のキャンプ」

 

「ミュージカルでも~、お約束は~、大事よ~♪」

 

突然、浮遊感を得る

 

「うおっ、コイツは…()()()()()()()()()()()()()()()!」

 

「家の中には入れねえけど家自体は壊せるのかよ!?意味ねえな!せっかく見つけた二つ目の家だが、外に出るしかねえぞ、南瓜マスター!」

 

「総員、脱出ゥゥゥゥゥゥ!」

 

家から脱出する

 

「家を持ち上げていたのはコイツか。何という巨大な樹怪!」

 

「殺人樹、邪悪な樹の怪異といった所だな!撃退するしかあるまい。ジャック・ド・モレー、アンタも手伝え!」

 

「えー?出身時代的にはあたしの方がフランスの先輩なのにー。それを顎で使おうとするなんて、何様ー?」

 

「初代フランス皇帝様さ!何度も言うようだが…かの総長殿がこうも麗しきお嬢さん(マドモアゼル)とは!―――世の中、分からんものだ!」

 

 

 

 

 

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俺とヴァーリの援護で木の怪物を倒す

 

「よし、仕留めた!」

 

「ふへー…つ、疲れた…」

 

「ヴァーリで弱体化させて、俺の炎で火傷状態にする事はできたな」

 

「ラブラブ!」

 

「ああ、安心しろ。問題なくできていたぞ。とは言え…。いつまでもそのまま、という訳にもいくまい。さて、どうしたものやら」

 

「絶対に大丈夫よ~♪いつだって愛と正義は勝利するわ~♪」

 

「いいねえ。愛はいい。実にいいモノだ!」

 

「うさんくせー」

 

「忌々しいが同意なんだよな…ったく」

 

「おや、もしかしてあたし達、気が合うのでは?」

 

「な訳ねーだろボケ」

 

「ですよねー」

 

「さーてと。さっきの騒動でこの森に何が起きたか。ひとまず散策といくか!」

 

そんな訳で、散策する事になった

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