小説家とドラゴン   作:リューオ

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もう、ハロウィン特別編は抜こうかな


操られし、5人のはぐれサーヴァント。

「―――さて、どうしたものか。困ったものだ。彼らはもう一度戻るつもりか。となると、当然こちらも戻らねばならぬ。このまま身を隠したまま、過ごせると良いが…そういう訳にもいくまいか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~妖の森~

 

「ふっふふ、やっぱり良いものですねー、こういう雰囲気。古典的(クラシック)たるゴシックホラーも、決して悪くないけど…。こんな正気度が削られちゃうファナティックな場所は、心が安らぎます。そう思いません?」

 

「何言ってだコイツ」

 

「おまえは何を言っているんだ」

 

使い魔の森を思い出しはするけどね!

 

「ちぇーだ。まー、それは置いといてですねー。これから先どうしましょ?あ、お腹減ってない?何か食べます?山羊のチーズとかどうよ?あの山羊共はさー、正直嫌いなんだけど、チーズだけは絶品だからさ」

 

「チーズで思い出したけど、ハイジが食ってたあのチーズは何なんだ?」

 

「特に決まってないみたいだぞ」

 

『そういや、長年謎だった千と千尋の序盤で千尋の父親が食ってたブヨブヨ、あれシーラカンスの胃袋っぽいぞ。確証はないけど』

 

「「マ?」」

 

何だよシーラカンスの胃袋って…

 

「…それで。コイツは何で馴れ馴れしくオレ達に話しかけてくるんだ」

 

「そんな事言われたって…あたしだって、どう対応したものやら、サッパリ分からねー!馴れ馴れしいですかー?そんなに胡散臭いですかー?ダメなら、こう…傅く感じでもロールできますケドー?これでも騎士やってましたからね、モレー」

 

「今のままでおk」

 

「よくねえが、まあオレの決める事でもないか。どうせ儀式も失敗するような間抜けなサーヴァントだ。放っておいても害はない、よな?」

 

「ぐぅぅぅぅ…挑発だとは分かっていても、事実だけにぐうの音も出ねえー。ああ、儀式が失敗さえしなければ…。触媒だって完璧で、いけると思ったのにー!」

 

「アホ!」

 

「うぐっ!?この蛇…、痛い所を…!」

 

「企みが瓦解した時点で罰を受けた。後は、こちらに協力する事で贖いになると見るべきさ。最も、これを押し付ける気は無い」

 

「とりあえず怪しげな事をやる時は、予め言えよ。事前告知無しは、一刀両断だ」

 

「事前にって、それこそ真性のバカでは「おまいう」ぐふっ!?」

 

俺の頭突きでダメージを受ける。使えるなこりゃ

 

「こ、こちらとしては、深淵の聖母の降臨が望めないと分かった時点で、諸々お手上げですが」

 

「アルセウス擬きの降臨が見れたからいいんじゃね?」

 

「それとこれとは全く別なんですけどー」

 

「しかし、そんなナリになっちまって、よくもまあ平気だな」

 

「二人共、大丈夫?痛いとかない?」

 

「俺は何とか大丈夫だ。トーマは…、問題なさそうだな」

 

「何か言った?」

 

俺はと言うと、ラブコフの頭の上で連邦に反省を促すダンスをひたすらしてた。モレーに向けて

 

「ともかく、何はなくともこいつら(マスター)を治さなきゃな」

 

「でも、コレはコレで可愛いわね。いついつまでも、このままだって(アタシ)はいいのよ?いーいーのーよー♪」

 

「こっちがよくねえよ!」

 

「帰ったらヴラドに頼んでみる」

 

「残念~♪」

 

「その為には、ともかくあたしの城に戻ってほしいですねー」

 

「モレー、アレは(アタシ)の城」

 

「あーたーしーよー」

 

(アーターシー)よー」

 

2人は喧嘩を始める

 

「実に不毛な争いだ…」

 

「ほんとそれ」

 

んで、時間が経過して二人は疲弊する

 

「ぜーぜーはーはー」

 

「ぜーはーぜーはー」

 

「息切らすまで殴り合う奴がいるか、アホ共」

 

「い、いや、これも入信の儀、イニシエーションって事で?」

 

「いにしえーしょん?」

 

「通過儀礼って意味だ」

 

「迎え入れの儀式が必要でしょ?まー、ぐだぐだしつつも流れるようにエクストリーム仲間入りも考慮したのですが―――どうにも誤解や禍根を残しちゃいそうだったので?」

 

「要はよろしくオナシャスって事か」

 

「まー、そんな感じで。面目ねーです。もちろん、お嫌なら大挙いたしますけど…(チラッ)」

 

チラ見した、あざといなコイツ

 

「あざとい~あざとい~あざとさ10連~♪」

 

「コブ、10連爆死!」

 

「な、何ですかー、エリザベート。そ、そんな直球すぎる皮肉なんて、痛くもかゆくも(ベシッ)げふぅ」

 

「大体、二人がこうなったの、アンタが原因でしょ!?」

 

「断じて違いますー!あたしにとっても計算違いでした!」

 

そこに敵が来る

 

「平和にやり合ってる所悪いが、敵が出たぞ!オラ、とっとと支度しろ支度!」

 

「「はーい!」」

 

 

 

 

 

==================================================

 

 

 

 

 

「邪魔邪魔!」

 

「悔い改めそして死ねーーー!」

 

「そらよっと!」

 

「悪鬼滅殺斬!」

 

「ぜりゃああああああああ!」

 

俺らは魔獣を問題なく倒す

 

「むぅ、出てくる敵も様変わりしているぞ、いつも狩っていた魔獣じゃない」

 

「嫌な予感がするな…。おい、カルデアの。一旦、オレ達の小屋に戻って構わないか?」

 

「場所分かるか?」

 

「…あ、ダメだ」

 

「オレ達がここを出てから数日。その間に、地形が完全に変わってしまったからな」

 

「俺の蓋棺鉄囲山いっとく?この状態でもやれるし」

 

「待て待て待て。森から出る時に使うのはいいが、小屋を諸共吹き飛ばす気か?」

 

「吹き飛ばされてもアイツらなら気付くって!いったれ!」

 

「判断、早すぎません?」

 

「せめてもう少し調べてから―――」

 

「2回目の蓋棺鉄囲山!」

 

蓋棺鉄囲山で辺りを焼き尽くす

 

「「やっちゃうのかー…」」

 

「やりやがったわ~♪滅茶苦茶だわ~♪」

 

「どうだ?」

 

樹木が即座に生え変わる

 

『ダメだったか…。雑草かよ』

 

「抜け替わる鮫の歯のようだな」

 

「とはいえ、今の一撃(噴火)で仲間は気づくはずだ。『お、この辺りを飲み込むマグマはカルデアのマスターに違いない!』ってな」

 

ふと、妙な音が聞こえた

 

「ちょっと待て、何か妙な音がしないか?」

 

「聞こえるわね~♪何だかとっても嫌な予感がするのよ~♪ヴァーリ、しっかり捕まってなさいね~♪」

 

「ああ」

 

音が大きくなるにつれ、モーさんに斬りかかる

 

「…って、うお!?テメエ、綱か!何しやがる!」

 

「ぬ、おっと!」

 

3人は砲撃を避ける。何か様子が変だな…

 

「…何だ、その殺気は。お前、そんな分かりやすい奴だったっけ?」

 

「それが困った事に、少々悩みを抱えていてな…」

 

「は、悩み?」

 

「先程、何か起きただろう?この特異点に影響を与えるような、厄介事が」

 

「まあ…な」

 

「その余波で洗脳された。すまん。なので倒せ」

 

『わーお、簡潔』

 

「うむ!洗脳された所で綱は綱、という訳だな!」

 

「俵藤太、貴様もか!?」

 

「いや、拙者は大丈夫だ。龍神様のご加護があったのだろう。だが、そちらの4人はちょっと難しいな。マスター無き()()()の身のままならん所だ」

 

「遺憾ながらその通りだ。もちろん、こちらも全力で抵抗させてもらう」

 

「あー、参った。頭バーサーカーって感じだ」

 

「それは辛そうだな。うむ、サクリと介錯してやろう」

 

「殺す手前で抑えてくれます?」

 

「すまない、不覚だった。だが、手を抜く訳にもいかないようだ。さあ、覚悟」

 

「同じく不覚を取りました。卿よ、どうぞお願いしたい」

 

「しゃあねえな、貸しだぞ」

 

「構いませんが…。借りの類を返された事、ありましたか?」

 

「無いな!」

 

「仕方ないわね。(アタシ)も戦うわ!」

 

「こんな姿だけど、俺もだ!」

 

それ以前に、どうやってアイツらを助けるんだ…?

そう思った時、どこからか声が聞こえる

 

「―――いや、それは違う。それでは彼らを救う事は出来ない」

 

「「「「「「「「!?」」」」」」」」

 

「(気配を感じなかったぞ…)何者か!姿を現せ!」

 

「わ…たしが誰かなど、どうでもいい。エリザベート・シンデレラ」

 

「え、あ、うん?」

 

「お前が成すべき事はただ一つ。唄え、シンデレラ」

 

「…うた?」

 

「その通りだ。唄え。世の為人の為に高らかに唄え。歌でこの持ちをボコボコにしてメロメロにするのだ」

 

「ぼこぼこ…めろめろ…」

 

「では、さらばだ…」

 

「待って!アナタ、一体―――」

 

「ふっ。どうやら今風に言うと…。王子様(プリンス)、というものらしい」

 

「な、な、な、何ですってーーー!?」

 

「だが、王子はこの世界の役に立てぬ。精々こうして手助けをする程度だ」

 

「城の時、助言してたよな?」

 

「ふっ。どうだったかな…」

 

王子の気配は消える

 

(気配は消えたな。敵じゃないみたいだが…)

 

「今の姿が見えなかった人が王子様なのね…!…おかしいわね、王子様と遭遇なんて最高に盛り上がるイベントなのに…。何故か(アタシ)の中で、さっぱり盛り上がらないわ、謎。モレー王子様について知ってる?」

 

「王子様がいた事は驚いてます。そもそも、二人が王子様だったのでは…?」

 

「ちょっと何言ってるか分かんないっすね…」

 

「同じく」

 

「つまりあたしの意味深な台詞は大体無意味だった!!他人に聞かれなくてホント良かった…!」

 

『トーマは割かし無慈悲な一面もあったりするからな。童話の王子役には不向きだ』

 

書店だと変態トリオを問答無用で出禁にして、学校だと殺書文直伝の无二打(にのうちいらず)で打ち込んでるからな

 

「あ、ボンヤリ覚えてるわソレ。『可憐な(アタシ)を救いに来てね、王子様!』みたいな事言ってなかった?」

 

「忘れてぇ!」

 

「あー…つまり、王子様は謎のままって事ね?」

 

「そういう事になります…」

 

「何と言うか…とことん穴だらけの計画だな…」

 

「凹むからやめて!」

 

「それで結局、(アタシ)どうすればいいのかしら!?」

 

「コブ、フルボッコ!」

 

「フルボッコね!大丈夫よ、(アタシ)の歌なら大抵のものは原子崩壊するわ!」

 

マキシマムハイパーサイクロンかよ

 

「大きく出たな…。いや原子崩壊だから小さく出たのか?…私は何を言っているのだ」

 

「正気に返るな正気に!」

 

「…ンッンッ。要するに~♪ブン殴り倒すって事でいいのよね~♪戦い~挑み~串刺し~拷問~槍~♪瀉血喀血冷酷流血~♪」

 

(瀉血と喀血あまり関係ないな…)

 

「要するに~♪ブン殴り倒すという事で構わないぞ~♪でも気を付けてほしいのは~♪殺さないでやってくれ~♪」

 

乗るんかい…

 

(((((((((乗った!?))))))))

 

「「それではいざ尋常に~♪正々堂々~勝負~♪」」

 

「…これは…やはり俺も乗る流れか…!」

 

「違うんじゃね?」

 

「…残念だが致し方ない。行くぞ!洗脳されているので、斬り刻んでやろう!…キャベツのように!」

 

「はっはっは。決め台詞も家庭的だなぁ、綱よ!」




~トーマの秘密~
実は、スカディ達のおかげで、ダルク書店に売ってある『LIBER PRIMUS』という本が読める。
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