小説家とドラゴン   作:リューオ

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ジャックリバイス、デザインかっこよくね?


さようなら、メルヘンの世界。

ようやく、チェイテシンデレラ城に着いた

 

「さあ行くわよ~♪(アタシ)の7人のイケメン達~♪」

 

「「「「「「「「キャーエリチャーン!」」」」」」」」

 

「わ、私は言わないからな…」

 

「前回は勢いで言っちゃったけど、もう言わにゃい!さー、アルセウス擬きになってるトーマと白いアルビオンになってるヴァーリを打ち倒しましょう!そして聖杯をゲットです!」

 

はぁ…、何かもう疲れてきた…。手には負えない現実ってこういう事だったんだな…

 

『帰ったら清姫に癒してもらいな』

 

「(そうする…)モレー、お手柔らかにな…」

 

「心配いらないわ~♪(アタシ)とゼノビア~♪そして(アタシ)の7人のイケメンを信じるのよ~♪」

 

「さり気なくあたし除外されてません?うう、それでも頑張るー!」

 

「くっちゃべってないで行くぞ!超越神とドラゴン退治だ!」

 

「オーララ!」

 

「オニヴァ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~崩壊したシンデレラの間~

 

俺らはまた最上階に行くと、アルセウスとアルビオンが待機してた

 

「いたわ!もう1人のトーマとヴァーリ!」

 

「ドドギュウウーン!!」

 

「■■■■―――!」

 

やっぱし、どう見てもアルセウスだな…

 

「すっごくうるさいわ~♪きっと不安とか~あれこれで~怯えているのね~♪」

 

「こいつはまた…!」

 

「やっぱやべえな」

 

「大きい…!そして神の如き神々しさの咆哮!これは一筋縄ではいかないようだな…」

 

「問題は無い。より巨大な鬼を斬った事もある」

 

「はは、心強いな!かく言う(オレ)も、でかぶつには多少の心得がある。我ら無双の英傑ならば、何とでもなるさ!」

 

「そうは思えないが…。いいえ、やるだけやってみせるさ!」

 

「お力添えいたします、参りましょう」

 

「ああ!」

 

『目標:敵集団』

『行動:排除』

『行動:抹消』

『目標:捕捉』

 

 

 

 

 

==================================================

 

 

 

 

 

攻撃するも、効いてなかった

 

「あ~れ~れ~♪効いた感じじゃないわ~♪」

 

「おーい、お姫様!歌がまるで通用してねえぞー!」

 

「そんな事~言われても~♪…ど、どうしようクリム!!何で(アタシ)の歌が、効いてないのかしら!」

 

『本来の俺の強さは絶対で、傷のきの字も付けられない。…が、それは俺の魂とマスタークラウン込みでの話で、今回はどうも違うみたいなんだよな…』

 

『ヴァーリの体も似たような事になってるだろうな』

 

久しぶりにアルビオンの声を聞いたな

 

「あっ」

 

「モレー。今、『あっ』って言ったな?言ったよな?さあ、何を隠しているかさっさと答えろ!」

 

「い、いやその。あくまで推測…妄想なんだけど…。先日もお伝えした通り、ここは、メルヘンな夢世界なのです!これまでの貴方方の行動は確かに()()でした。でもこのアルセウス擬きと白いアルビオンは違う次元(ジャンル)から来た存在。言うなれば…定番と言えば定番ですが…。全てを終わらせる幕引きの神様(デウス・エクス・マキナ)というもの。どんな物語の世界でも『終わりの概念(ジ・エンド)』に、勝てる存在はおりません。…ですが、活路があるとすれば。()()()()()()()()()()()()()。それも、可能な限り()()()()()()にしてしまいましょう!」

 

「メチャクチャに…か?」

 

「コイツの話を聞く限り、それしか手は無いようだな」

 

「そうです。メチャクチャにしなければいけないのです。このモレーの呼び出してしまったアルセウス擬きと白いアルビオンは、この特異点の『メルヘン要素』故に―――()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

そういや、元を辿ればコイツが呼び出したんだっけ?失敗に終わったけど

 

「メチャクチャな終わり方で、この世界をメルヘンでなくさせる!だから、メルヘンとは真逆の行動が最大の武器。メルヘンの世界を破壊するには、()()()()()()()()()をするのが最も効果的!逆に、下手にメルヘンに乗っかると、そのまま取り込まれる危険がありますので!はいおしまい!助言おしまい!反メルヘンを成し遂げるまで、もはやプリンセスの歌は補助以上の意味なし!」

 

「ふむ、つまり…見覚えある物語だとしても、その物語のまま行動をしてはいけない?」

 

「ウイ!()()()のは最悪!」

 

「そうなのね~♪何だかよく分からないけど~分かったわ~♪優雅に~♪唄って~踊りながら~♪あのアルセウス擬きと白いアルビオンを降参させて~聖杯もゲットして~♪全部解決しちゃうのよ~♪」

 

「エリちゃん、ホントに意味分かって言ってる?」

 

「なあに~♪」

 

「シンデレラの時間は終わりって事なんだぞ?」

 

「…え?それって、え?もしかして―――ア、(アタシ)は…シンデレラプリンセスを…卒業しなきゃダメ…。…そういう事?なのかしら~♪」

 

エリちゃんは膝を着く

 

「コブ…、エリちゃん…」

 

「ああ…ショックは大きいわ…。ミュージカルとアイドル…いつも以上に完璧に相性が良くて…、これこそ最高の歌を届けられる究極フォームだと確信していただけに…。この姿を、捨てなくちゃいけないなんて…」

 

「ふん。下らん」

 

「はァー!?下らなくないわよ、死活問題!アイデンティティ!クライシス!でしょう!」

 

エリちゃんはゼノビアにキレる

 

「それが下らないと言ったのだ。いいか。私はパルミラの女王だ。この姿を見ろ。ローマに敗北し、黄金の鎖に繋がれ、屈辱的な凱旋式を経た私の姿だ。私を敗北者と呼ぶ者もいるだろう。奴隷とすら思う者もいるかもしれん。()()()()()()()()()()()()()

 

「―――!」

 

「自分が何であるかなど、自分で定義すればいい。自分の定義には誰にも逆らえない。それが衣装や姿に左右されるものであっってたまるか。その意思を示す為、私というサーヴァントは存在する。だから私は問うだけだ。お前は何なのだ、エリザベート・バートリー。ここで何をするのがお前なのだ、エリザベート・バートリー!」

 

「はぁ…。ふふ。ふふふ…そう、ね」

 

「…悪い、無神経な事言って」

 

「何を誤ってるのよ、トーマ。ハロウィンは楽しいモノでしょう?アンタ達二人がその姿のままだなんて、全然楽しくないわ。元に戻す為に必要だっていうなら、シンデレラにもミュージカルにも拘ったりしない。ええそうよ。拘る必要なんて無いんだもの。昔話も御伽噺も、物語は大好きだけど、それがなきゃ何もできないなんて(アタシ)は言わない。だって!(アタシ)は!昔はともかく!この霊基(イマ)は!それだけで十分!最ッ高の、アイドルになるって決めたんだから!」

 

エリちゃん、成長したな…

 

「その通りだ、エリザベート。例えどの様な姿だとしても。自らの在り方を決めるのは、自らの意志だけなのだから…!」

 

「うんうん!そうよね!」

 

「ま、眩しい…。これがアイドルの持つ輝き…」

 

「トーマ、ヴァーリ!悪いけど、もう2人のアンタ達をブッ飛ばすわ!」

 

「頼んだ!」

 

「失礼。ブッ飛ばすわ~♪」

 

「クリム!ラブコフ!お前らも協力してやってくれ!」

 

俺はレックスバイスタンプを俺自身に押印して、実体化した人型のクリムを実体化させてドライバーを投げ渡す

 

「了解!てか、ミュージカルに拘るのやめたんじゃなかったのか?」

 

「ええそう!ミュージカルもシンデレラもこれで卒業(おしまい)!だからこれが最後の―――卒業コンサート!ゼノビア!7人のイケメン!クリム!ラブコフ!皆、(アタシ)に力を貸して!」

 

「我が土地の平穏を取り戻す為だ。存分に使うがいい、この女王の力を!」

 

「「「「「「「キャーエリチャーン!」」」」」」」

 

「元より、そのつもりだ!」

 

クリムは腰にベルトを巻く

 

デモンズドライバー!

 

ホルダーからスパイダーバイスタンプを出す

 

スパイダー!

 

ドライバー上部のパッドに押印する

 

DEAL...!

 

「変身!」

 

そして、正面のモニターに押印する

 

DECIDE UP! DEEP.深く――― DROP.落ちる――― DENGER.危機――― 仮面RIDER DEONS!

 

クリムは仮面ライダーデモンズに変身する。*1

それを見たアルセウスは黄金の光に包まれると、神を思わせる姿になる。…え、もしかしてメガシンカ!?嘘だろオイ!?てか何で!?

 

「聖杯の力を無理矢理引き出したか…!」

 

「ドドギュウウーン!!」

 

「■■■■―――!」

『目標:敵集団』

『行動:排除』

『行動:抹消』

『目標:捕捉』

 

「いっくわよ~~♪」

 

 

 

 

 

==================================================

 

 

 

 

 

「はああああっ!」

 

ゼノビアが攻撃し

 

「思いっきり、やるわ!~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♪」

 

エリちゃんは歌う

 

「―――――!」

 

「■■■■―――!」

 

メガアルセウスとアルビオンは膝を突く

 

「膝を突いたぞ!」

 

「魔力もガクッと落ちてる!今の内に、聖杯を引き剥がしちゃえ!」

 

「エリザベート!クリム!」

 

「分かったわ!任せて!…ええっとぉ。何を、どうするんだっけ?」

 

「「「うおい!?」」」

 

「ごはーっ!?」

 

ロビンは思わず吹き出す。忘れるってどうなのさ…

 

「こ、ここで止まんのかよお前?!何でだよ!!」

 

「ははは!豪快なお嬢さん(マドモアゼル)だ!」

 

「いや全くだ。余程肝の据わった娘と見たぞ!」

 

「落ち着いてください、エリちゃんさん。答えは既に出ている筈です」

 

「確か…。メルヘン、がどうと…?」

 

()()()()()()()()()()()()、だ!英霊エリザベート・バートリー!」

 

「あっ、そう。そうだわ!そうだわ~♪メルヘンに無い行動しなきゃなの~♪なの~♪の~♪メルヘンに無い…行動…。…?具体的にはえっと、えっとどうすればいいの!?トーマ~!」

 

おっと、俺に選択を委ねるか。まあ一択なんだけど

 

「クリムと一緒にライダーキックだな」

 

「ライダーキック?飛んで蹴る奴ね!いいわ。やるわ!」

 

クリムはドライバーのサイドを押し込む

 

ADD

 

バッタ!スコーピオン!モグラ!コンドル!

 

4つのスタンプを押印して、モニターにも押印する

 

DOMINATE UP! バッタ!スコーピオン!モグラ!コンドル! GENOMIX!

 

ゲノミクス状態でサイドを2回押し込む

 

MORE

 

もう1度押し込む

 

バッタ!スコーピオン!モグラ!コンドル! デモンズレクイエム!

 

「「はああああああああああああああああああああああああ!」」

 

同時に跳んでアルビオンとアルセウスにキックを叩き込むが、2体は魔力を振り絞ってガードする

 

「後もう少しだ!」

 

そのガードを突き破って2体を貫くと爆発する

 

「ギュアア…!」

 

「■■…■■…!」

 

2体は俺とヴァーリの体に戻り、魂も元の体に入る。それを見たクリムは変身解除して俺の中に入る

 

「コブ、戻った!」

 

「やっぱ、いつもの体が落ち着くな!」

 

「そうだな」

 

「…なあトーマ、髪に黒と黄色が混ざってるけど?」

 

「マ?」

 

「マ」

 

「ラブコフ、手鏡になってくれ」

 

「ラブ!」

 

ラブコフが手鏡に変身して俺の目の前に行き、鏡に映った俺には黒と黄色のメッシュが確かにあった

 

『俺と言う超越神の依り代になった影響だな』

 

学校に何て言えばいいんだよ…

 

『いつもの姿をイメージすれば戻れるはずだ』

 

俺は念じると元の白い髪に戻る。良かった…

 

「この感じ―――終わったな」

 

「ああ。お役御免だ」

 

「特異点が…消えていく…」

 

「空間に、高密度の魔力塊が現れました。これが…」

 

「聖杯だな。エリちゃん」

 

「もちろんよトーマ!ええ、こんなにたくさん唄って踊ったんだもの!トロフィーは、‎(アタシ)にこそ相応しいわ!」

 

エリちゃんは元の霊基に戻る

 

「…魔法が解けちゃった。なんて、冗談だからね。本気にしたらブラッドバスよ」

 

「エリザベート…」

 

「…エリザベート・バートリー。そしてトーマとヴァーリ。正直な所を言うと、初めの内は…。お前達3人の事は、私の故郷で妙な事をしている貴人と見ていた」

 

「だろうね」

 

「まあ、傍から見れば異常なのは是非もないよネ!」

 

おいノッブになってるぞ

 

「原因がお前達でないと分かった上で、そんな風に見てしまっていたのだ。だが。今はちょっと違う」

 

ちょっとってオイ

 

(ちょっとって事はまだだいぶ変人のカテゴリに入れてるなコイツ。まあオレも賛成!)

 

「モーさん、今変な事考えてなかったか?」

 

「い、いや…」

 

「…そうかよ」

 

「あんなに楽し気にしていたのに、歌と踊りを自ら捨てて…煌びやかな姿さえ捨てて―――お前はお前自身の在り方に、堂々と胸を張ってみせた。その勇気と姿に私か敬服する、エリザベート。シンデレラと言う姫君の物語について、私は詳しくないが、お前は間違いなく、最高の姫君だ。思うままに唄い、踊り、最後には衣を捨てて私の故郷を救ってくれた。だから…。女王として、心から感謝しよう。ありがとう、プリンセス・エリザベート・バートリー」

 

お礼を言われたエリちゃんはそわそわする

 

『エリザ、ファンのコールには応えるべきだぞ』

 

「…ふ、ふん。えっと、ゼノビア」

 

「うむ」

 

「いつの間にかアンタ、すっかり‎(アタシ)のファンになってたって訳ね。いいわ。それなら、次会った時にはサインしてあげる。…握手もつけてあげてもいいわ。特別に!」

 

「ファンか。ふふ、確かにそういう事になるのかもしれないな。戦士女王と呼ばれる私であっても、芸事の大切さはよく分かっている。腕のいい芸人が得難いものだ。機会があれば我が王宮に招こう。ぜひ部下達も楽しませてやってくれ」

 

ゼノビアは座に還り始める

 

「王室御用達アイドル!?いい響きだわ…。覚悟しなさい、部下と言わず国民みーんな‎(アタシ)の虜にしてあげる!」

 

「ははは。皆の私への忠誠はその程度では揺るがんぞ。やれるものならやってみるがいい。…しかし最後に、一つだけ言いたい事がある。注意点、というか」

 

注意点?

 

「…シンデレラとしてのお前の衣装、脚や胸が危うすぎはしないだろうか?風紀的に、もう少し露出度は控えめでもいいと思うのだが…」

 

「アンタに言われたくはないんだけどー!?」

 

『「「禿同」」』

 

「それはそれ。これはこれ。まあ、いずれ再会したらお前の歌を聴きに行くよ」

 

綱達も座に還り始める

 

「ふむ。我々もそろそろ退去だな。お陰で無事に解決した。感謝する」

 

「召喚される機会があれば、私達も応援ライブに参加しよう」

 

「えー、って事はアレか。召喚されてやる事が、キャーエリチャーン!って叫ぶ事になるのか!…それはそれで面白そうだな!」

 

「何、どうせやるなら徹底的にだ。お揃いの法被、鉢巻、ペンライトを用意しなければな!」

 

ロビンは断りたい雰囲気出てんな

 

(武士が鎧や袴の色を統一するようなものなのか)

 

(その際には、絶対にトリスタン卿を連れて行きましょう)

 

「うむ。その際にはオレも盛大に大砲を撃とう!え、ダメか?」

 

「文句なしのハッピーエンドだしな、賑やかでいいんじゃねーか。オレは好きだぜ、そういうの!」

 

「何はともあれ、お前の歌声が聞ける日を楽しみにしているぞ。エリザベート・シンデレラ!」

 

「ええ、こちらこそ!カルデアに来た暁には、全員S席優先予約してあげるわ!」

 

「楽しみにしておこう。ではまた、な!」

 

全員退去し、俺達もカルデアに戻る

*1
ちなみにデモンズドライバーは、サーゼクスの共同開発らしく、元の種族のまま悪魔の力を引き出せるようにしたらしい

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