ようやく、チェイテシンデレラ城に着いた
「さあ行くわよ~♪
「「「「「「「「キャーエリチャーン!」」」」」」」」
「わ、私は言わないからな…」
「前回は勢いで言っちゃったけど、もう言わにゃい!さー、アルセウス擬きになってるトーマと白いアルビオンになってるヴァーリを打ち倒しましょう!そして聖杯をゲットです!」
はぁ…、何かもう疲れてきた…。手には負えない現実ってこういう事だったんだな…
『帰ったら清姫に癒してもらいな』
「(そうする…)モレー、お手柔らかにな…」
「心配いらないわ~♪
「さり気なくあたし除外されてません?うう、それでも頑張るー!」
「くっちゃべってないで行くぞ!超越神とドラゴン退治だ!」
「オーララ!」
「オニヴァ!」
~崩壊したシンデレラの間~
俺らはまた最上階に行くと、アルセウスとアルビオンが待機してた
「いたわ!もう1人のトーマとヴァーリ!」
「ドドギュウウーン!!」
「■■■■―――!」
やっぱし、どう見てもアルセウスだな…
「すっごくうるさいわ~♪きっと不安とか~あれこれで~怯えているのね~♪」
「こいつはまた…!」
「やっぱやべえな」
「大きい…!そして神の如き神々しさの咆哮!これは一筋縄ではいかないようだな…」
「問題は無い。より巨大な鬼を斬った事もある」
「はは、心強いな!かく言う
「そうは思えないが…。いいえ、やるだけやってみせるさ!」
「お力添えいたします、参りましょう」
「ああ!」
『目標:敵集団』
『行動:排除』
『行動:抹消』
『目標:捕捉』
==================================================
攻撃するも、効いてなかった
「あ~れ~れ~♪効いた感じじゃないわ~♪」
「おーい、お姫様!歌がまるで通用してねえぞー!」
「そんな事~言われても~♪…ど、どうしようクリム!!何で
『本来の俺の強さは絶対で、傷のきの字も付けられない。…が、それは俺の魂とマスタークラウン込みでの話で、今回はどうも違うみたいなんだよな…』
『ヴァーリの体も似たような事になってるだろうな』
久しぶりにアルビオンの声を聞いたな
「あっ」
「モレー。今、『あっ』って言ったな?言ったよな?さあ、何を隠しているかさっさと答えろ!」
「い、いやその。あくまで推測…妄想なんだけど…。先日もお伝えした通り、ここは、メルヘンな夢世界なのです!これまでの貴方方の行動は確かに
「メチャクチャに…か?」
「コイツの話を聞く限り、それしか手は無いようだな」
「そうです。メチャクチャにしなければいけないのです。このモレーの呼び出してしまったアルセウス擬きと白いアルビオンは、この特異点の『メルヘン要素』故に―――
そういや、元を辿ればコイツが呼び出したんだっけ?失敗に終わったけど
「メチャクチャな終わり方で、この世界をメルヘンでなくさせる!だから、メルヘンとは真逆の行動が最大の武器。メルヘンの世界を破壊するには、
「ふむ、つまり…見覚えある物語だとしても、その物語のまま行動をしてはいけない?」
「ウイ!
「そうなのね~♪何だかよく分からないけど~分かったわ~♪優雅に~♪唄って~踊りながら~♪あのアルセウス擬きと白いアルビオンを降参させて~聖杯もゲットして~♪全部解決しちゃうのよ~♪」
「エリちゃん、ホントに意味分かって言ってる?」
「なあに~♪」
「シンデレラの時間は終わりって事なんだぞ?」
「…え?それって、え?もしかして―――ア、
エリちゃんは膝を着く
「コブ…、エリちゃん…」
「ああ…ショックは大きいわ…。ミュージカルとアイドル…いつも以上に完璧に相性が良くて…、これこそ最高の歌を届けられる究極フォームだと確信していただけに…。この姿を、捨てなくちゃいけないなんて…」
「ふん。下らん」
「はァー!?下らなくないわよ、死活問題!アイデンティティ!クライシス!でしょう!」
エリちゃんはゼノビアにキレる
「それが下らないと言ったのだ。いいか。私はパルミラの女王だ。この姿を見ろ。ローマに敗北し、黄金の鎖に繋がれ、屈辱的な凱旋式を経た私の姿だ。私を敗北者と呼ぶ者もいるだろう。奴隷とすら思う者もいるかもしれん。
「―――!」
「自分が何であるかなど、自分で定義すればいい。自分の定義には誰にも逆らえない。それが衣装や姿に左右されるものであっってたまるか。その意思を示す為、私というサーヴァントは存在する。だから私は問うだけだ。お前は何なのだ、エリザベート・バートリー。ここで何をするのがお前なのだ、エリザベート・バートリー!」
「はぁ…。ふふ。ふふふ…そう、ね」
「…悪い、無神経な事言って」
「何を誤ってるのよ、トーマ。ハロウィンは楽しいモノでしょう?アンタ達二人がその姿のままだなんて、全然楽しくないわ。元に戻す為に必要だっていうなら、シンデレラにもミュージカルにも拘ったりしない。ええそうよ。拘る必要なんて無いんだもの。昔話も御伽噺も、物語は大好きだけど、それがなきゃ何もできないなんて
エリちゃん、成長したな…
「その通りだ、エリザベート。例えどの様な姿だとしても。自らの在り方を決めるのは、自らの意志だけなのだから…!」
「うんうん!そうよね!」
「ま、眩しい…。これがアイドルの持つ輝き…」
「トーマ、ヴァーリ!悪いけど、もう2人のアンタ達をブッ飛ばすわ!」
「頼んだ!」
「失礼。ブッ飛ばすわ~♪」
「クリム!ラブコフ!お前らも協力してやってくれ!」
俺はレックスバイスタンプを俺自身に押印して、実体化した人型のクリムを実体化させてドライバーを投げ渡す
「了解!てか、ミュージカルに拘るのやめたんじゃなかったのか?」
「ええそう!ミュージカルもシンデレラもこれで
「我が土地の平穏を取り戻す為だ。存分に使うがいい、この女王の力を!」
「「「「「「「キャーエリチャーン!」」」」」」」
「元より、そのつもりだ!」
クリムは腰にベルトを巻く
<デモンズドライバー!>
ホルダーからスパイダーバイスタンプを出す
<スパイダー!>
ドライバー上部のパッドに押印する
<DEAL...!>
「変身!」
そして、正面のモニターに押印する
<DECIDE UP! DEEP.深く――― DROP.落ちる――― DENGER.危機――― 仮面RIDER DEONS!>
クリムは仮面ライダーデモンズに変身する。*1
それを見たアルセウスは黄金の光に包まれると、神を思わせる姿になる。…え、もしかしてメガシンカ!?嘘だろオイ!?てか何で!?
「聖杯の力を無理矢理引き出したか…!」
「ドドギュウウーン!!」
「■■■■―――!」
『目標:敵集団』
『行動:排除』
『行動:抹消』
『目標:捕捉』
「いっくわよ~~♪」
==================================================
「はああああっ!」
ゼノビアが攻撃し
「思いっきり、やるわ!~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♪」
エリちゃんは歌う
「―――――!」
「■■■■―――!」
メガアルセウスとアルビオンは膝を突く
「膝を突いたぞ!」
「魔力もガクッと落ちてる!今の内に、聖杯を引き剥がしちゃえ!」
「エリザベート!クリム!」
「分かったわ!任せて!…ええっとぉ。何を、どうするんだっけ?」
「「「うおい!?」」」
「ごはーっ!?」
ロビンは思わず吹き出す。忘れるってどうなのさ…
「こ、ここで止まんのかよお前?!何でだよ!!」
「ははは!豪快な
「いや全くだ。余程肝の据わった娘と見たぞ!」
「落ち着いてください、エリちゃんさん。答えは既に出ている筈です」
「確か…。メルヘン、がどうと…?」
「
「あっ、そう。そうだわ!そうだわ~♪メルヘンに無い行動しなきゃなの~♪なの~♪の~♪メルヘンに無い…行動…。…?具体的にはえっと、えっとどうすればいいの!?トーマ~!」
おっと、俺に選択を委ねるか。まあ一択なんだけど
「クリムと一緒にライダーキックだな」
「ライダーキック?飛んで蹴る奴ね!いいわ。やるわ!」
クリムはドライバーのサイドを押し込む
<ADD>
<バッタ!スコーピオン!モグラ!コンドル!>
4つのスタンプを押印して、モニターにも押印する
<DOMINATE UP! バッタ!スコーピオン!モグラ!コンドル! GENOMIX!>
ゲノミクス状態でサイドを2回押し込む
<MORE>
もう1度押し込む
<バッタ!スコーピオン!モグラ!コンドル! デモンズレクイエム!>
「「はああああああああああああああああああああああああ!」」
同時に跳んでアルビオンとアルセウスにキックを叩き込むが、2体は魔力を振り絞ってガードする
「後もう少しだ!」
そのガードを突き破って2体を貫くと爆発する
「ギュアア…!」
「■■…■■…!」
2体は俺とヴァーリの体に戻り、魂も元の体に入る。それを見たクリムは変身解除して俺の中に入る
「コブ、戻った!」
「やっぱ、いつもの体が落ち着くな!」
「そうだな」
「…なあトーマ、髪に黒と黄色が混ざってるけど?」
「マ?」
「マ」
「ラブコフ、手鏡になってくれ」
「ラブ!」
ラブコフが手鏡に変身して俺の目の前に行き、鏡に映った俺には黒と黄色のメッシュが確かにあった
『俺と言う超越神の依り代になった影響だな』
学校に何て言えばいいんだよ…
『いつもの姿をイメージすれば戻れるはずだ』
俺は念じると元の白い髪に戻る。良かった…
「この感じ―――終わったな」
「ああ。お役御免だ」
「特異点が…消えていく…」
「空間に、高密度の魔力塊が現れました。これが…」
「聖杯だな。エリちゃん」
「もちろんよトーマ!ええ、こんなにたくさん唄って踊ったんだもの!トロフィーは、
エリちゃんは元の霊基に戻る
「…魔法が解けちゃった。なんて、冗談だからね。本気にしたらブラッドバスよ」
「エリザベート…」
「…エリザベート・バートリー。そしてトーマとヴァーリ。正直な所を言うと、初めの内は…。お前達3人の事は、私の故郷で妙な事をしている貴人と見ていた」
「だろうね」
「まあ、傍から見れば異常なのは是非もないよネ!」
おいノッブになってるぞ
「原因がお前達でないと分かった上で、そんな風に見てしまっていたのだ。だが。今はちょっと違う」
ちょっとってオイ
(ちょっとって事はまだだいぶ変人のカテゴリに入れてるなコイツ。まあオレも賛成!)
「モーさん、今変な事考えてなかったか?」
「い、いや…」
「…そうかよ」
「あんなに楽し気にしていたのに、歌と踊りを自ら捨てて…煌びやかな姿さえ捨てて―――お前はお前自身の在り方に、堂々と胸を張ってみせた。その勇気と姿に私か敬服する、エリザベート。シンデレラと言う姫君の物語について、私は詳しくないが、お前は間違いなく、最高の姫君だ。思うままに唄い、踊り、最後には衣を捨てて私の故郷を救ってくれた。だから…。女王として、心から感謝しよう。ありがとう、プリンセス・エリザベート・バートリー」
お礼を言われたエリちゃんはそわそわする
『エリザ、ファンのコールには応えるべきだぞ』
「…ふ、ふん。えっと、ゼノビア」
「うむ」
「いつの間にかアンタ、すっかり
「ファンか。ふふ、確かにそういう事になるのかもしれないな。戦士女王と呼ばれる私であっても、芸事の大切さはよく分かっている。腕のいい芸人が得難いものだ。機会があれば我が王宮に招こう。ぜひ部下達も楽しませてやってくれ」
ゼノビアは座に還り始める
「王室御用達アイドル!?いい響きだわ…。覚悟しなさい、部下と言わず国民みーんな
「ははは。皆の私への忠誠はその程度では揺るがんぞ。やれるものならやってみるがいい。…しかし最後に、一つだけ言いたい事がある。注意点、というか」
注意点?
「…シンデレラとしてのお前の衣装、脚や胸が危うすぎはしないだろうか?風紀的に、もう少し露出度は控えめでもいいと思うのだが…」
「アンタに言われたくはないんだけどー!?」
『「「禿同」」』
「それはそれ。これはこれ。まあ、いずれ再会したらお前の歌を聴きに行くよ」
綱達も座に還り始める
「ふむ。我々もそろそろ退去だな。お陰で無事に解決した。感謝する」
「召喚される機会があれば、私達も応援ライブに参加しよう」
「えー、って事はアレか。召喚されてやる事が、キャーエリチャーン!って叫ぶ事になるのか!…それはそれで面白そうだな!」
「何、どうせやるなら徹底的にだ。お揃いの法被、鉢巻、ペンライトを用意しなければな!」
ロビンは断りたい雰囲気出てんな
(武士が鎧や袴の色を統一するようなものなのか)
(その際には、絶対にトリスタン卿を連れて行きましょう)
「うむ。その際にはオレも盛大に大砲を撃とう!え、ダメか?」
「文句なしのハッピーエンドだしな、賑やかでいいんじゃねーか。オレは好きだぜ、そういうの!」
「何はともあれ、お前の歌声が聞ける日を楽しみにしているぞ。エリザベート・シンデレラ!」
「ええ、こちらこそ!カルデアに来た暁には、全員S席優先予約してあげるわ!」
「楽しみにしておこう。ではまた、な!」
全員退去し、俺達もカルデアに戻る