厨房ではホワイトシチューが完成する
「完成ね!ホワイトシチュー!」
「いい匂い~♪」
「(スンスン)マジでいい匂いd(ズキッ)っ!」
俺もその匂いを嗅ぐと、頭に痛みが来て思い出す
「トーマっち、何か思い出した?」
「ジャンヌ・オルタとウニ頭の男性。多分、俺の両親なんだろうけど…」
「ジャンヌオルタって、こっちもいるっしょ?何で?」
パーマー姿で口調がややヘリオスのオーフィスは首を傾げる
「もしかして、駒王町で聖杯戦争があったのか?だとしたら、俺は人間とサーヴァントのハーフ?」
『だとしたら、体の頑丈さと身体能力は納得だ』
「おお…匂いだけでご飯が進む…。アメイ…ジング…」
「中々の出来栄えでち。よいレシピに、よい調理を行ったとみまちた。甘さを際立たせながらもコクがある。大人も子供も楽しめる味わい―――ヘルズキッチン評点、70点をあげるでち!」
結構高得点だな
「そうなんだ、そうなのね。よかったあ」
「新人にはあえて厳しい女将が70点とは…!期待の新人と言わざるを得ない…!」
「ふふ。よく分からないけどありがと!ライネスさんに感謝ね!」
「今回は魔術の出番は無いな。複数の大鍋を厨房内にそれぞれ保管して、パーティー開始直前に火を掛ければいい」
「では、いよいよお待ちかねの―――」
「メインのお料理に取り掛かりましょう!お肉料理ね!」
「ドイツ風にお魚でもいいんだけど、クリスマスと言えば、やっぱり…?ローストチキン…?または!ローストターキー?」
「えっと、ターキーって言うと…」
「七面鳥だ。世界のクリスマス料理の定番は様々だが、
「うーん、うーん。カルデアではどっちがいいのかしら?」
『シャケだ!シャケを『それはこっちでやってね☆』へーい…』
何か声が聞こえた気がするが、気のせいだな
「ウチも聞こえたから気のせいじゃないよ。てか、さっきの声ってシャケ派じゃん!ウケる~!」
「悩むよねぇ。でもどっちもあっていいんじゃない?大人数だし、どうせ七面鳥の一羽や二羽じゃ足りない足りない。七面鳥も鶏もアリアリでどう?」
「悪くないな」
「どうあれ量があるのは良い事だね。私も賛成しよう」
「ねえトーマとオーフィス、貴方達はどっちがお好み?」
「ウチはチキン!」
「どっちももいいが、個人的にターキーかな」
前は小食だったが、今は身体能力が高いせいか空腹になる頻度が高くなり、色々食えるようになってきてるから、食えるものは食いたい
『健康体になって、アスクレピオスも上機嫌だったしな』
いつか、俺の胃を犠牲にしてモンハンワールドの定食を食いたい
「なるほどなるほど。分かったわ!私、ターキーを主に集めるつもりで攻める!」
「じゃ、チキン集めはあたし達に任せなさいな」
「はい!」
「話は決まったと見た!ならば、最高のターキー&チキンをゲットだワン!」
「道中気を付けるでちよ~」
~地下食料保管庫~
いつも通り、地下食糧保管庫に行く
「ローストチキンにローストターキー。なるほど、どっちもオーブン料理なのね。ふふ。オーブンならタラスクにも搭載してあるから、道すがら練習用に作れちゃうかもだわ」
「あ、そっか。そういえばタラスク凄いよねえ」
「えへへ」
「ああ、お陰で遠征中にも立派な食事が楽しめる。有難い。そして、大したものだ」
「えへへへへ。聞いた?褒められてるわよ、タラスク」
「タラスクが夏に続いて輝いてるな」
(あ、アキレウスの兄さんの水着霊基)
「アレってどういう経緯なの?アキレウスの肩に乗ってたよね、キミ」
(色々あったというか…。ご想像にお任せしますハハハハハ)
何となく訳ありなのは確かだな
「何を言っているかは分からないが、笑いが乾いているのは若干気になるな…」
(まあ、姐さんの命令とあらば何とでも!)
「その、姐さんっていうのやめない?何だかくすぐったいわ」
(でも姐さんは姐さんですし…)
「お姉さん」
(姐さん)
「お・姉・さ・ん」
(お…姐さん)
「ニュアンス違くない?んもー」
「仲良き事は恐ろしき事だワンオペ。そろそろ、いつものが来るタイミングだ皆の衆。ほら見ろ、耳をすませば~?」
いつも通り魔獣が来る
「ほい来たー!二番テーブルに入れ!」
「ほい来た二番テーブル、エミヤ君頼んだ!」
「意味が分からん!トーマ、オーフィス、戦闘態勢だ!」
「氷を砕いて新茶のバーに仕入れるよー!」
「お前が砕いたらかき氷になるだろうが」
俺は火炎剣烈火を構え、オーフィスは拳を構える
(うおおおおオーブン加熱…!)
=================================
「ヒノカミ神楽、輝輝恩光!」
新技を作る為に鬼滅の刃を読んで思いついた、輝輝恩光で霜の魔獣を倒すと導きが出現する
「輝輝恩光とか、トーマっちキマってんじゃ~ん!」
「来た来た、ルーンの導き!だったっけ?」
『マシュは状況解析の合間の休憩中故、私だけで開設するが、その先が第5の食材エリアだ。エネミーを配置したつもりは毛頭ないのだが、これまでの傾向を鑑みるに―――それなりの歯応えがある、食わせ物のエネミーが揃っているようだ』
「食わせ物!なるほど、北欧流の洒落―――というわけですか。中々のセンスですね、敬服しました。ユア・マジェスティ」
『え?あっ、い、いや、そういう意味ではなく!難敵がいるだろうという、ほら!』
キッチン組は笑ってる
『ううっ…。ええい、もういい!行ってくるがいい!道中気を付けるように!わーん!』