歪みの先はルルハワだった
「ルルハワとか久しぶりじゃん!」
「そだねー」
「??」
「ルルハワ、だよねえ。うわ陽射し強!」
「あっつあつなのだな!突然のホットリミットに体がサマータイムだワーーン!」
キャットは走り回る
「キャット、どうどう!どうどうどう!」
「落ち着いてー!タマモキャットー!」
「キャット君はしばらく使い物にならないか…。しかし何故ルルハワか、と口にするのは流石に愚問だな」
「確かに。記録は閲覧しているので予想はつく。なるほど、
もう察した。どうせアイツなんだろ?
「その通り―――惑わされるな。夏の日々の中に会った無数の刃!引き裂くが如く敵意、害意を奥底より呼び起こせ。心せよ、オーフォス、トーマ。此処はお前達の奥底ではないが、人の支配地ではない。逞しく羽ばたくモノ共の巣窟!一秒たりとも気を抜くな!刹那の内、首を持っていかれるぞ!」
今度のナビ役は夏仕様のエドモンのようだ
「ウェーイ巌窟王!あ、ルルハワ仕様じゃん!」
「…クク」
「エドモンがナビ?なのよね?って事は、ここのエリアのボスは―――」
「恩讐のターキー?」
「そういうホラー小説ありそう…」
なるほど、次の新作はホラー小説にするか
「来たぞ!魔力反応、前方…いや四方八方、囲まれている!」
「何と周到な!トーマ、オーフィス、これは過酷な戦いと見た!出し惜しみはしていられない!騎士パーシヴァル、全力で行かせていただこう!」
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「転身火生斬!」
転身火生斬で鶏を倒す
「トーマっち、他の技ないの?」
「『極の番:隕』をやってもよかったが、魔力がカツカツになるから、あまり使いたくないんだよな」
『
牙突のように突き出せば行ける?次の戦闘で試してみるか
それはそうと、宿儺の■ってどう発音するんだ?アーク?
『■の発音はアークの可能性が高いと言われてるな』
「…こんな所か」
走り回るキャットはやっと止まる
「お?暑さにはしゃいでいたらバトルが終わってるな?並み居るボーパルチキン軍団がバタンキュー!しかし、これは…ちょっとばかり偏っているような?」
「鶏、鶏、鶏、鶏…。鶏ばっかで七面鳥がいないわ!どうしよう!?」
「七面鳥なくてマジウケる~!」
「ローストチキンも美味しいし、クリスマスチキンも悪くないけど、折角だから当初の予定通り、チキンと七面鳥の両方を揃えて出したいよねぇ」
「このままじゃ帰れないわ。両方ゲットしなきゃ!」
「―――強欲だな。聖女マルタ。今は、聖女と呼ぶのは控えておくべきか?否。霊基にとっては遠くとも、聖女としての記憶も残ってはいるのだったな」
「聖女?え、ええ。実感は薄いんだけどね」
「ほう。ならばどうする。七面鳥は諦めて鶏肉で妥協するか、聖女?」
「…。聖女かどうか以前に、クリスマスのご馳走に両方用意するって決めたの。だから、最初に決めた想いは貫き通したいわ。我が儘かもしれないけど、そうしたい!」
「いいだろう!」
エドモンが指パッチンすると、地震が起きる
「うぇ、地震!?」
「かなりの魔力反応だ。複数。何を喚んだ、アヴェンジャー!」
「聖女の覚悟を受け取った!ならば俺は、この地の真の支配者を喚ぼう!来たれ!
巨大な七面鳥が襲って来る
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「■、
剣をしまってフーガを発動して炎を出す。俺の魔術は炎なのか
弓矢のように構えて残りの数体に撃って倒す。本家と違って連射や散弾も出来るみたいだな
「これで最後みたいだな」
これなら剣が無い時でも大丈夫かもな
「ウェーイ!お疲れ!」
「終わった…。終わったのね?」
「やったね、七面鳥ゲット!とれとれだねえ!にしても、キングターキーだったっけ。見た感じチキンとそっくり同じじゃなかった?七面鳥っていうのはもっと、こう…」
「細かいコトは言いっこなしだブーディカ。ただのターキーではなくボーパルターキー、だワン!」
「まあ、純粋な鳥や七面鳥とは違って当然なのかな?お肉さえちゃんとしてれば何でもよし!」
「私は例によって、そのう、応援料理を作ってばっかりだったけど、食材ゲットできたなら何よりだわ。ほっ」
(結構アタック決まってましたよ姐さん)
「戦闘中に補給が出来るのは実にありがたい。改めて礼を言うよ、レディ」
「そうだな。…激しい戦闘のさなかに何かを口にできる傑物に限られる話、ではあるが」
「さーて、それじゃあ帰還しよっか。これでメインの食材もバッチリ!いよいよ次は、ラストになるかしら。クリスマス料理のラストと言えば、やっぱり…」
「アレっしょ!」
「だな」
「そうアレ!」
「何だか分からないけど、任せて!とびっきり美味しいアレを作ってみせるわ!頑張りましょうね、タラスク!トーマとオーフィスも!」
(うっす!)
「そうだな」
「はーい☆」
「よろしい!ふふふ!」
俺達は帰還する