風笠煌矢   作:パピヨン。

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捏造バリバリです。キャラ崩壊あり。


宿題のお話

困った。

これは非常に困った。

 

まさか…………まさか…………

 

「はあ!?宿題を手伝ってほしい?!」

「はい……」

 

こんにちは。またしても僕、風笠煌矢です。

今回は癒空から怒られています。

というのも、宿題が終わらないので、癒空に手伝いをお願いしたからです。

でも、今日は僕だけじゃなくて……

 

「癒空、僕からもお願いしていいかな……?」

 

恐る恐る後ろから顔をのぞかせるのはそう、永澄くんです。

つまり僕らは寄って集って女の子一人に宿題を手伝ってほしいとお願いしているわけだ。

 

「マスターまで……」

「このとおり!!」

「今度何か奢るから!!」

 

異様な光景だ。

だがしかし、僕らにはこんなの……

こんなもの……できるはずがない!!

だから、スペシャリスト(?)の癒空にお願いしに来てるんだ!!

だから……だから…………!!

 

「あーもー、わかったわかった。わかりました!!」

「ほんと!?」

 

僕は嬉しさのあまり叫びそうになった。

 

「早く宿題持ってきて!ほら、早く!!」

「「は、はい!」」

 

僕らが癒空の部屋に持ってきた宿題。

そう、それは家庭科の宿題。

僕はプリント。永澄くんは手芸だ。

永澄くん、授業で作る作品なのに持って帰ってまでやらされるとは…………

 

「ええ!?マスター波縫いできないんですか?!」

「う、うん…………」

「かがり縫いしかできないって逆にすごいですよ……それ……」

 

ええ!?永澄くん基本中の基本、いくらお馬鹿な禎佑くんですらできる波縫いができないの?!

まっすぐ縫えないどころの話じゃない……

波縫い自体ができない!?ええ?!

それなのにかがり縫いできるってそりゃ天才だよもう。

 

「兄さんはちゃんとできてーないね。」

「包丁ってどう持つの?わかんないや。」

 

選択肢は三つある。

Q.包丁を持ち運びするときは、どう運ぶか

1.まな板の上に乗せて運ぶ

2.刃を下に向けて持ち運ぶ

3.刃を前に向けて持ち運ぶ

 

…………難しいな。

どうすればいいのか………………。

 

「兄さん、はっきり言うよ。こんな常識問題もわかんないなんて馬鹿なの?!死ぬの!?」

「だ、だって僕普段料理しないし?!」

「これどう考えても2でも3でもないでしょうが!!」

「そ、そうなの?」

「2だったら落としたとき足に刺さるでしょ。3だったら明らかに見た目が殺人鬼よ。兄さん人殺す気?」

「あ、そっか。なるほど。」

 

そう言われてみればそうかもしれない。

まな板の上に乗せて運ぶ方が何倍も安全だ。

 

「んー……よっと……痛っ!!」

「マスター大丈夫ですか!?」

「永澄くん刺しちゃった?」

「痛い……」

 

それでも頑張る永澄くんに無性にちょっかいをかけたくなったので、考えながら宿題を進める。

コスプレとかさせたいな……あ、でも……そうだ!!

 

「おい、探偵。お前なにしてるんだ?」

「!?」

「永無?!」

「あれ、いない……?」

 

……成功?

成功した?したの?え?しちゃったの?

 

「永無!どこだ!!」

「あ、ごめん。今の僕の声。」

 

癒空にチョップされ、永澄くんに本を投げられた。

永澄くん、そのマイブックどこから出してるの?

 

「ややこしいことして!!怒るよ?!」

「全く!!兄さんってば!!」

「ご、ごめんごめん。だからもうやめて。」

「おい、探偵……とその他もろもろ。お前達、なにしてるんだ?」

「「「え?」」」

 

え?今度は僕の声じゃないぞ?

ということは……?

 

「煌矢?またふざけてるの?僕怒るよ?」

「は?!いやいやいや?!俺じゃない俺じゃない!!」

「じゃあ、もしかしてこの声は……」

 

居た。目の前に。

なぜか目の前に存在する奴を僕らは見上げていた。

そう彼の名は、影宮永無。

あっちの世界の人間の筈なのに……

 

「どうしてここに!?」

「え、あ、いや、散歩してたらうっかり来てしまって……」

「え、お前散歩とかするの?!うっかり!?」

 

永澄くんは混乱している。そりゃそうか。

癒空は…………戸惑っている。どうしたんだろうか。

 

「あ、そうだ。永澄くん、提案があるんだけど。」

「え、何?!今それどころじゃあ……」

「永無くんに永澄くんの宿題手伝ってもらえばいいんじゃないかな。せっかく来たんだし。」

「…………煌矢ナイス」

「そうと決まったら、マスター、早速取り掛かりますか!?」

「え、ちょ、おま、待てよ?!」

「ごめんね。永無くん♪」

「お前絶対楽しんでるだろ!?」

「さあ、僕はプリントやらなきゃなー(棒)」

「おい!てめえ!!」

「はいはい。永無はこっちね。」

 

数時間後。僕はプリントを全て終わらせた。

永澄くんと永無くんはどうなったか見てみると、作品は完成していた。

不格好だけど。

隣を見たら、仲悪いはずなのにとても仲良く眠っている。

変なの……。

 

「兄さん、日も暮れてきたからご飯作ってくる。」

「え、ああうん。いってらっしゃい。」

「マスター達、起こしておいてね。」

「うん。わかった。」

 

そう言って癒空は部屋を出た。

 

「おーい……永澄くーん。永無くーん。起きt……」

 

起きてと言おうとしたら殴られた。

ええ、なんなの!?

永無くんも永澄くんもなんでこう僕を殴るの?!

その後、永無くんは何も言わずに帰っていった。

 

 

トレス絵ですがすみませんでした

 

【挿絵表示】

 




今回とっても可哀想だったのは煌矢くんじゃなくて永澄&永無でした!!
捏造バリバリでした。ごめんなさい。楽しかったです。はい。

今回登場した永無くん。
散歩してたらうっかりなんてことはありえません。絶対。
永澄くん。
手先は器用……だと思います。
不器用だったらの話です。
次からも頑張ります。

お詫び絵載せました
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