対魔忍者と極道兵器   作:不屈闘志

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Weapon 18 異次元イカ野郎 地獄編

『何ィィィッッッッ????!!!!!!』

 

後、一m程でテセラックを手に入れようとしていたアルサールは、迫りくる強大な未知のエネルギーに驚愕する。そのエネルギー波には、対魔粒子は僅かしか含まれていないが、もし直撃すれば自慢の装甲であろうと危ないかもしれない。故にアルサールは、テセラックを受け取るよりも、物理防御のバリアを展開することを優先した。

 

「「「「「グアァァァァッッッ?!」」」」」」

 

アルサールの前に陣取っていた、最新の科学で作られているはずのパズズ達が一瞬で融解する。

 

バキャァァァンッッッッ!!!!

 

『次元を圧縮した無敵のバリアが?!』

 

そして、物理攻撃を無効化するバリアも一瞬で破壊され、バリアを過信していたアルサールは、エネルギー波を全身に浴びた。

 

ドジュゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!!

 

エネルギー波は、ブレインフレーヤー最高の装甲を容赦なくどんどん溶かしていく。

 

『ギャァァァッッッッ…何だこのエネルギー波はぁぁっっっ?????!!!!! テセラックはもういい! 早く別の次元へぇぇッッッ!!!!!』

 

アルサールは、全身が溶かされる前に最後の力を振り絞り、次元転移装置を作動させ別次元へ逃亡した。

 

そして、それと同時にトランクに入っていたテセラックも対魔超粒子ゲッター砲の攻撃範囲に入り、呆気なく一欠片も残さずに破壊された。

 

やがて、アスカから放たれているエネルギー波は、敵がすべていなくなると、意志があるかの如く、蛇口をゆっくりと閉められる水道の水のようにゆっくりと萎んでいき消えていった。

 

「「「「「「……………………」」」」」」

 

敵をすべて退けて、未知のエネルギーも消えた倉庫内は、静寂に包み込まれる。

 

しかし、数秒後…

 

「「う、うぉぉぉぉっっっっっっ!!!!!!」」

 

三太郎と拓三の勝利の叫び声が響いた。二人は、喜び顔でアスカに駆け寄る。

 

「すげぇぜ! アスカ! さすが米連最新のアンドロイドアームだ。」

 

「もう駄目かと思ってハラハラしたぜ!」

 

「……………」

 

だがアスカは、謎のエネルギーを撃ってから放心状態で何も答えない。

 

「どうしたの? アスカ?」

 

仮面の対魔忍もいつの間にか、アスカに駆け寄っており彼女を軽く揺すった。

 

肩を揺すられたアスカは、すぐに我に返る。

 

「あ、ああ…久し振りの結構ギリギリの作戦だったから、気が抜けちゃった…かな?」

 

「へへへ、やっぱりガキじゃのぉ! しかし、感謝せぇよ! わしが両腕を支えなけりゃ! あのすごい威力の対魔超粒子砲?は撃てなかったんだぜ。」

 

将造は、アスカの背中をバンバン叩く。

 

「痛! 止めてよ! 胴体は生身なんだから!」

 

ゆきかぜもアスカの元に駆け寄る。

 

「さすが、アスカの対魔超粒子砲ね。見たのは久し振りだったけど、あんなに威力があったのね…」

 

「久しぶり…?」

 

アスカは、何も答えない。実物を見たことがない将造、三太郎、拓三と何年も見ていないゆきかぜは、あれが本当の対魔超粒子砲だと思いこんでいる。しかし、アスカは将造達にいきなり起こった現象の説明と見たことがあるというゆきかぜを問う気力はもう無く、あえて触れなかった。

 

その後、すべての障害がなくなり、ゆきかぜはアスカと仮面の対魔忍に遺物、もといテセラックのことを説明した。

 

「未来かぁ…だから、私の対魔超粒子砲も知っていたのね。それとテセラック! にわかには信じ難いことだけど…あの異常な科学力を持つ化け物が必死に狙う物だもん。もし、手に入れられていたら、想像もつかない未来になるのは、私にも解るわ。」

 

「けれど、良いのかしら? 結局、あのアルサールを逃しちゃったけど?」

 

「テセラックなしで二度も撃退された今、アルサールは、恐らくだけど私達を恐れて、もうこの次元には来ないと思う。目的のテセラックも壊されたことだし。」

 

「そう、なら良かったわ…あんなのがまた来たら、もうノマドや中華連合とか言ってられなくなる。」

 

激闘を終えた六人が安堵の雰囲気に包まれたとき、将造が笑顔でゆきかぜの肩に手を置いた。

 

「ゆきかぜ! 仕事が終わったんなら、今夜わしのビルに泊まって、明日、五車町に行かんか? ぬしをみたら、あいつら慌てふためくわい!」

 

「そうだぜ! ゆきかぜがこんなにも大人びいた良い女になるなんて、あの三人びっくりするぜ」

 

「ビルは空き部屋が一杯あるから大丈夫だ!」

 

将造、三太郎、拓三がゆきかぜを陽気に誘う。

 

三人の言葉を聞いたゆきかぜは、手元の小手を見ながら初めて会った時のように寂しく笑った。

 

「ごめんなさい…私が過去にいられる時間は、もう一分程しかないの。将造、最後に貴方だけに最後のお願いがある…」

 

そう言って、ゆきかぜは皆に聞こえないようにボソボソと将造に耳打ちし、そして数秒で離れた。

 

ゆきかぜの言葉を聞いた将造は、真剣な顔になる。

 

「ああ、解った…二度と会えないぬしの頼みじゃ。普段は馬鹿にしとる仁義をぬしだけには通してやるわい。」

 

将造は真剣な顔を崩さずに、ゆきかぜと向き合いそう言い切った。

 

ゆきかぜは、将造の言葉を聞くと寂しさが消えて安心した笑みになる。

 

「有り難う将造、けれど二度と会えなくなるわけじゃないわ。現代の私が成長すれば、中身は違うけどまた会うことができる。それまで、さようなら。また会いましょう…」

 

そして、笑顔のままで音もなく一瞬でその場から消えていった。

 

「またな、ゆきかぜ…」

 

将造も不敵な笑みで見送った。

 

「「「「「…………」」」」」

 

しんみりとする雰囲気が広がるが、それをわざと破るように三太郎と拓三が将造に喋りかける。

 

「未来かぁ…結局詳しいコトは聞けなかったですね…」

 

「確かに、俺達は未来ではどうなっていたのかなぁ? 若、ゆきかぜは最後になんて耳打ちしたんすか?」

 

「ん…ああ、十年努力しても胸は少しも成長しなかったから、過去の私に無駄な努力は止めさせてだとよ!」

 

将造は、ニヤリと笑って答えた。

 

「「「ガハハハハハ!!!!」」」

 

三人は、ゆきかぜと別れた寂しさを紛らわすように大笑いをした。

 

やがて、その大笑いが止まるタイミングで仮面の対魔忍が将造に話しかける。

 

「岩鬼将造、貴方はこれからどうするの? 時間があれば治療と交流を兼ねて私が経営する店で少し飲まない?」

 

いきなりの仮面の対魔忍の誘いに、将造は表情を変えて油断なく彼女を探るような目で見る。

 

「ほぉ、別にええが…ぬしの店はいい酒は出るんじゃろうな?」

 

「クラブペルソナっていう店よ。自慢じゃないけど東京キングダムの中では、一、二を争う最高級の店なんだから。勿論酒代は私の奢りにしとくけど、どうかしら?」

 

「まぁわしもぬしには色々聞きたいことがあるけぇ、米連関係やそのアスカが持っとるアンドロイドアームとかのぉ?」

 

将造は、アスカをチラリと見る。

 

将造の視線に気付いたアスカは、『何よ?』と言わんばかりに将造を見返した。

 

そんな火花を散らす両者の間に仮面の対魔忍が割って入る。

 

「ごめんなさい…この娘は貴方と違って、両手足がアンドロイドなの。さっきの戦闘でその両方を酷使したから、このまま放っておけば歩けなくなる可能性がある。だから早く研究所に戻って、新しい手足を付けなければならないわ。おまけに未成年だしね。だから、先に帰らせてもいいでしょ?」

 

「マダム…いいんですか? 私が居なくて?」

 

いくら共に命懸けで戦った者とはいえ、一時間前までは、理解できない狂人と認識していた極道兵器である。故に護衛である自分が居ないところで会合させることは、アスカとしては許可しづらかった。

 

「もう、アスカ…」

 

困ったように笑う仮面の対魔忍は、将造から会話が聞こえない離れた所までアスカを連れて行く。それは、あからさまに彼女を説得させる為だと将造達には見えた。

 

「所長? やはり一人で『さっきの未知のエネルギーを早く小谷くんに調べさせて…』え?」

 

仮面の対魔忍は、将造に見えない位置で先程の笑みを止めて、仮面越しでも解る仕事モードの真剣な顔でアスカに向き直る。

 

「もしかしたら、アンドロイドアームに痕跡やデータが残っていて、新しい発見があるかもしれないわ。それに五車の対魔忍抜きで岩鬼将造のことを知るには、今夜が絶好の機会なのよ。極道兵器は私以上にボロボロだし、何かあったとしても自分でなんとかする力は残ってる。」

 

「……わかりました。」

 

納得したアスカは、将造の方を向いて大声で叫ぶ。

 

「岩鬼将造! マダムには絶対手を出さないでよね!!」

 

将造は、答え代わりに笑顔でアスカに中指を立てた。

 

「では所長、失礼します。」

 

アスカは、ゆっくりと倉庫の外に繋がる扉から出て行った。

 

(未来かぁ…大人のゆきかぜには、気絶はさせられたけど、性格は嫌いにはなれなかったのよね。もしかしたら、未来では仲良くなってたりして…あの未知のエネルギーも多分、ゆきかぜがなんとかくれたんだと思うし…)

 

そう考えながら、アスカは『風神・飛翔』という空を飛ぶ忍法を発動させ、東京のDSO本部まで向かって飛んで行った。

 

 

アスカが東京のDSOに向かった数分後、将造達は仮面の対魔忍に先導されて、クラブペルソナヘと向かっていた。

 

(いくらタダ酒が飲めるからって、信用して良いんですか、若?)

 

(それにあの仮面は、アサギさん並に人を殺してる歩き方をしてますし…)

 

三太郎と拓三は、仮面の対魔忍を少し怪しみながら将造に小声で話しかける。

 

(安心せい…いざとなったら、右足のRPGを使って何とかするわい。それに未来のゆきかぜもあまり敵対はしとらんかったじゃろ?)

 

(若がそういうんだったら…)

 

(わかりやした…)

 

二人は、将造の言葉に大人しく意見を引っ込めた。

 

そして、ゆきかぜの名を出した将造は、数分前にした彼女との約束を思い出す。その内容は、将造が言ったような胸のサイズに関することでは、決してなかった。

 

『今の達郎は将造に心酔してるから、性格も大胆になってすごく死に易くなっている。だから、お願い。私は大丈夫だから達郎を絶対に死なせないで、今の私を悲しませないで…』

 

(恐らく達郎が死んだから、ゆきかぜはあんな性格に…共に死地をくぐった同士の頼みじゃ、仁義を通してやるぜ。)

 

将造は、夜空を見ながらそう誓った。

 

 

将造達と別れた未来のゆきかぜは、気がつくと小さい電球一つしかない薄暗い部屋の中に立っていた。

 

「そうか…私、戻って来たんだ。」

 

ここはブレインフレーヤーや人食いレーダーに見つかりづらい地下にある、レジスタンスの隠れ家の部屋の一つである。

 

ゆきかぜは、自分が過去から戻って来たことを認識すると、作戦成功を仲間に報告するため、部屋から出ようする。

 

その時…

 

ガチャリ…

 

ゆきかぜが出るより早く、出口に繋がる扉からノックもせずに、年齢が十歳くらいの少女が入ってきた。その少女は、仮面の対魔忍が着ていた羽織をしており、どこかアスカの面影がある。

 

「無事戻って来たのね、ゆきかぜ。時間ピッタリだわ。」

 

「ただいま…アスカ…」

 

その少女は、甲河アスカであった。未来のアスカは、過去に戻る実験に失敗して手足を失う前の年齢になり、アンドロイドアーム&レッグを失っていた。しかし、ゆきかぜと切磋琢磨する中で風遁の術を極め、『鋼鉄の死神』から『風神アスカ』と呼ばれる程、過去とは比べ物にならない実力を持つ。

 

共に十年もの間、激戦を潜り抜け、親友となっていた二人はそれから色々なことを話し始めた。

 

まだ平和だった五車町のこと。過去の自分達のこと。アスカの師匠であり、親代わりでもあった今は亡き仮面の対魔忍のこと。破茶滅茶な将造のこと。アルサールをタコ殴りにしたこと。そして、ギリギリでテセラックを破壊し勝利したこと。

 

互いに気が置けない二人は、存分に懐かしんだり、笑ったり、涙を流したりと表情をコロコロと変えて話し合った。

 

話が一段落ついたとき、アスカは急に思い出したかのようにゆきかぜにある事を聞いた。

 

「そう言えばゆきかぜ? 達郎と会わなくて本当に良かったの?」

 

普段なら答えづらい達郎関連の質問だが、ゆきかぜは、迷いが吹っ切れたような笑顔を見せた。

 

「いいのよ。過去の達郎は、過去の私の物だもの。それに達郎のことは、将造にお願いしてあるし、過去の私は、今の私のようにはならないはずよ。」

 

ブレインフレーヤーが攻めてきてから、十年以上も見せなかった爽やかなゆきかぜの笑顔を見たアスカは、安心したような笑顔になる。

 

「もう、達郎は過去の私の物って、独占力が強いのか弱いのか解らない台詞ね。まぁ、ゆきかぜが納得してるならいいわ。そろそろ、他の仲間に報告しに…『コンコン…』ん? 何かしら? 良いわよ、入って。」

 

ノックの数秒後、扉からレジスタンスの男が興奮気味に部屋に入って来た。

 

「アスカ! すごい人がレジスタンスに来たんだ!…と、ゆきかぜ! 帰ってきたのか!」

 

「落ち着いて、誰が来たの? もしかして神村舞華?」

 

「そ、それが…」

 

ガチャ…

 

男が紹介する前に、さらに扉が大きく開かれた。

 

二人の前に現れたは、ボロボロのカンカン帽子を被り、服装は黒いシャツに腹巻を巻き、半ズボン。そして、左腕は肘先から無く、右足には手作りらしい粗末な義足をはめ、右目に眼帯をした男だった。

 

「「し、将造ぉっ?!」」

 

「また会ったのぉ…ゆきかぜ! ん? ぬしはアスカの娘か?」

 

ゆきかぜは、将造の問いを無視してすぐに駆け寄った。

 

「色々聞きたいけど、何でこんな場所にいるの?!」

 

慌てるゆきかぜの問いに、将造はニヤリと笑って答える。

 

「この前、ぬしとさゆりが去った後ですぐになよ子に会ったんじゃ。やはり、好きな男が他の女と喋っとると、何年会えなくとも女は嫉妬するもんなんじゃろうな…」

 

「そう…見つかって良かったわね…」

 

「ああ、今はわしが作った極道連合の共同墓地で眠っとる。」

 

「将造…じゃあこれからは…!」

 

「ああ、約束じゃ! これからは共に異次元イカ野郎を皆殺しにしようぜ!」

 

将造の言葉にゆきかぜの顔が喜びに溢れた。

 

「ちょっと! 私を無視しないでよ! 久し振りね、岩鬼将造!」

 

今度はアスカが将造の前に立つが、将造は不思議そうな顔で彼女を見る。

 

「ん? ぬしは…どこかで会ったか? 十年前のアスカはよお知っとるが、まさか、浩介のガキを産んどったのか?!」

 

「産んでないっ! 私がアスカよ! 甲河アスカ!」

 

そこから三人は、じっくりと今までの事を、そしてこれからの事を話し合った。アスカの若返りのこと。ゆきかぜが過去に戻ってテセラックを破壊したこと。そして、レジスタンスの反撃はここからだということ。

 

その後、レジスタンスは、ゆきかぜのテセラック破壊作戦の成功と『極道兵器』岩鬼将造の参入で士気は、最高潮となる。

 

そして、三人はこれからの反抗作戦の為、少数精鋭のチームを組むことになった。

 

十年ぶりに新しい義眼、義手、義足を装着した将造は意気揚々と二人にあることを提案する。

 

「のぉゆきかぜ、アスカ。三人でチームを組むなら、せっかくじゃからチーム名を決めようじゃねぇか!」

 

「極道連合や独立遊撃隊みたいな名前を? 私はどっちの名称も遠慮するわ。勿論、岩鬼組も嫌よ。」

 

「じゃあ、真・極道兵器…『却下!』ちっ!」

 

ゆきかぜは、将造の案を次々否定するが、アスカは、指を顎先に付けて真剣にチーム名を考え始めた。

 

「そうね…人類はブレインフレーヤーに全てを奪われた。だから、私達三人は奴らに取られた全てのものを奪い返す奪還者のチーム…そうよ! 奪還者(ゲッター)の集まったチーム! 『ゲッターチーム』なんてどうかしら!」

 

「ゲッターチームか…すげぇしっくり来る名前じゃねえの! 気に入ったわい!」

 

「まぁ、将造の考えるチーム名よりマシね。差し詰め私は、ゲッターワンってとこかな?」

 

将造とゆきかぜは、納得した顔でチーム名を了承した。

 

「じゃあ、私はゲッターツー!」

 

アスカが元気良く手を上げる。

 

「まぁ、わしは一番の新入りじゃから、ゲッタースリーで納得してやるわい。」

 

「よし、だったらゲッターチーム出動よ!」

 

アスカが、勢いよく手を頭上高く上げた。

 

その後、『雷神』水城ゆきかぜ、『風神』甲河アスカ、そして『極道兵器』岩鬼将造からなるゲッターチームは、躍進を続け、後に『炎神』と『氷神』を加え、ブレインフレーヤーから全てを奪い返す切っ掛けとなるチームとなる。

 

 

一方、対魔超粒子ゲッター砲に全ての装甲が溶かされる直前、運良く逃れたアルサールは、ブレインフレーヤーが支配する次元に戻るため、時空間を進んでいた。時空間とは、全ての次元が交差する場所であり、決してブレインフレーヤー以外の生命体が辿り着けない場所…なはずであった。

 

『くそぉぉっ!!! 下等生物共めぇぇっ!! よくもテセラックを破壊しやがってぇぇっっ!』

 

将造達にテセラックを目の前で破壊されたアルサールは、いつも使う上品な言葉が吹き飛ぶ程怒り狂っていた。

 

しかし、そのアルサールにブレインフレーヤー以外の知的生命体が三人、時の波を越えて近付いていた。

 

『テセラックが破壊されているから、もう自分達の次元は侵攻されないと考えているなら大間違いだ! 今度はもっと戦力を整えて必ず復讐を…「ドカァ!」ウギャアアアア!』

 

そして、怒り狂うあまり、注意を疎かになっていたアルサールは、その三人の人間に思い切り激突されて時空間の波に飲まれていった。

 

その三人は、全員江戸時代風の服装をしており、一人は顔に数えきれない程の針を撃ち込まれた大柄な侍、もう一人はその大男に乗っている大きな手裏剣を持った忍者、そしてもう一人は同じく大男に乗っている左目に傷を負っている侍だった。

 

「何じゃあのバケモノは?」

 

忍者が振り返り、アルサールが飲まれた波を見る。

 

「そんなことよりウマナミ、俺達は徳川家の秘密を暴くぞ!! おぞましき忍びの江戸時代がなぜできたのか!! 徳川家康出生の刻に!!」

 

片目の侍が忍者に叫んだ。

 

「はい! 十兵衛様!!」

 

三人はそのまま時空を越えて行った。

 

 

三人に激突されたアルサールは、時空間の波に飲まれて、新たなる次元の世界で倒れていた。

 

『な、何で…時空間に下等生物がいたんだ。いやそれよりもここはどの次元だ?』

 

周りは廃墟のビルと恐竜と機械が合体した巨大な機体で溢れていた。

 

アルサールは、さらに周りを探ろうとするが…

 

ドカァッ! バキャッ!

 

突然の何かがぶつかり合う轟音が聞こえ、音の発生源に視線を送る。すると百m程先に全長が何百mもの青い機体がバリアを展開しており、それに何度もぶつかっている二つの角がある四十m程の赤い機体が見えた。

 

『この世界は一体?』

 

アルサールが首を捻った瞬間…

 

『サンダァァッッボンバァァァッッッ!!!!!』

 

突然、赤い機体から叫び声と共に、ゆきかぜの雷遁とは比べ物にならない程の電撃が青い機体に向かって放たれた。

 

そして、その電撃は近くにいたアルサールにも直撃した。

 

バリバリバリバリバリバリバリバリッッッッッッッ!!!!!!!!!!

 

『ギャアァァァァァァッッッッッッ!!!!!! なんだこの世界はぁぁぁぁ????!!!! 早く別の次元へぇっっ!!!!!』

 

どんな電撃にも耐えられるはずの装甲が先程の雷撃で崩れるなか、アルサールは急いで再度時空間へと逃亡した。

 

しかし…

 

『しまった。さっきの電撃で次元転移装置が安定しな…うわぁぁぁ??!!』

 

再度、アルサールは時の波に飲み込まれていった。

 

 

アルサールが気付くと、そこは何の変哲もない町中の平和そうな商店街だった。商店街には八百屋や肉屋などが並んでおり、電気店のウィンドウに飾ってあるテレビ画面の中では、日本のある企業が世界に誇れる核シェルターを完成させたとアナウンサーが大声で叫んでいる。

 

しかし、平和な町中にいきなり現れたアルサールを見た周囲の一般市民は泣きながら逃げ惑っていた。

 

「うわぁ化け物だ! 逃げろぉ!」

「助けてぇぇ!」

「お母さぁぁん!」

 

慌てふためく彼らを見たアルサールは、逆に心底安心する。

 

『ふぅ〜この世界は安全なようですね…下等生物だらけですが、さっさと次元転移装置を直して元の世界へと帰りましょう。』

 

だが、同時刻、ブレインフレーヤーであろうと永久に辿り着けないこの世界の異次元で、ある戦いが始まろうとしていた。

 

宇宙空間のような場所で、背中に白い羽を生やした人間らしき軍団と魔界の住人にも似た異形者達の軍団が対峙していた。

 

白い羽の軍団のリーダーらしき男が仲間に向かって叫ぶ。

 

「群れなす神を率いるは大天使ミカエルなり! われに宇宙の正義あり、万物の真理あり、断じて魔の存在を許すまじ!!」

 

その男に対抗するように異形の軍団の先頭にいる赤い髪をした女が叫ぶ。

 

「魔軍よ進め! 功ある者にイシュタルの紅き唇を与えようぞ! 義は神のみの属性にあらず、勝者すなわち正義の使徒なり! 勝利の冠を得た後は、人は我らを『神』と呼ぶべし!」

 

そして、次元を超越した二軍の戦いの波動が、三次元空間に歪みをきたし、そのショックで全地球の核弾頭が発射された。

 

 

全世界が余すところなく核の炎に包まれて数分後、一人の女性が、かつて商店街と言われていた廃墟を歩いていた。

 

「人間は幸せ者。飢えに苛まれながら亡びた恐竜達に比べれば、平和を夢見ながら滅亡の時を迎えたのだもの………ん?」

 

女性の視線の隅で動くものがいた。

 

『な、なんでいきなり核爆発が…ギリギリバリアが間に合ったが…早く別の次元へ…』

 

核の炎で溶けかかっている装甲を着たアルサールであった。息も絶え絶えなアルサールは、また別次元に移動した。

 

「あの生物、今逃れても楽に死ねないわね…それよりもテレサ、ユンクの二人は、今頃永劫のいくさに加わっておろう。」

 

そう言って、女性は消えていった。

 

 

また別世界に転移したアルサールは、今度は高層ビルの屋上にいた。

 

『こ、今度は大丈夫なのか?』

 

また、人知を超えた酷い目に合わないように辺りを注意深く見回す。

 

ゴロゴロゴロゴロ……ズガァァァァン!!!!

 

すると上空で凄まじい轟音が聞こえてきた。アルサールが急いで空を見上げると球体に入った仏教の神々のような者達と、西遊記の孫悟空らしき者が戦っている。

 

彼らを見たアルサールに凄まじい悪寒が走る。

 

『い、嫌な予感しかしない! 早く別の次元へ!』

 

しかし、早く移動したい思いとは裏腹に次元移動装置は連続起動により、しばらく時を置かないと使えない状態になっていた。

 

『は、早くっ!………何だ? 音が…』

 

急いで装置を調べるなか、今まで響いていた頭上の戦闘音がいきなり止まった。アルサールは、次元転移装置から恐る恐る視線を再度を空に移す。

 

『ギャアァァァ!!! 何だあれは?!』

 

アルサールが悲鳴を上げるのも無理はない。

 

いきなり目の前の地平線一杯に、巨大な仏のような人間の顔が出現していたからだ。あまりのスケールの大きさにアルサールが言葉を失うなか、巨大仏が孫悟空と会話し始めた。

 

「悟空よ! 新しい仏が誕生する! そのためには多くの魂が必要…新しい仏には、新しい曼荼羅を作る。新しい曼荼羅はすべてを支配する! 悟空よ、お前の曼荼羅も、だ!」

 

空に浮く悟空と呼ばれた者は、怯まずに巨大な顔に向かって叫ぶ。

 

「させるか! 貴様らの思い通りにさせぬ!」

 

「悟空よ。生きて現世に戻ることができたなら、須弥山を探せ。そこに新しい仏が誕生する。」

 

そして、直径何百mもある眼球が徐々に閉じていき、それと同時に巨大な顔は、ゆっくりと周りの風景に溶けていくように消えていった。

 

『た、助かったのか?』

 

しかし、安心したのも束の間、次に地面が凄まじい光を放ち始めた。そして、光が先程の仏の顔に変わる。

 

「悟空よ…お前に人類の滅亡は止められぬ。魂はすべて天上界が頂く。そして、生き残った人間どもがまた一から文明を作り上げていく。程よい頃を見て私達が魂を回収しよう。その輪廻は永遠に続く。そこにだけ人間の存在の意味はある。」

 

「釈迦よ、いい気になっているようだが、俺達はそう簡単に殺られねぇ!」

 

『い、嫌な予感が最高潮に…よし! 貯まっ…』

 

しかし、次元転移装置のエネルギーが溜まった次の瞬間…

 

ズドォォォォォォォッッッッッン!!!!!!!!

 

巨大な顔が核兵器並の威力で爆発した。

 

『グオォォォォォッ???!!!!!』

 

アルサールは、爆発の瞬間に運良く時空間に移動することができた。しかし、爆発を完全に免れる程ではなく、装甲にまた深刻なダメージを負ってしまった。

 

 

そこからアルサールは次元転移装置を直せる安全な世界を求めて、別次元に転移を繰り返した。しかし、震度七以上の地震と高波に襲われ、牙が生えた髑髏のような機械生命体に東京ごと食われかけ、三つの白い角を生やした光の巨人と巨大生物に踏まれそうになり、巨大な機体達の天地創造の戦いで地球外に放り出され、荒唐無稽なゴルフ勝負でショットされたりと、様々な次元で人知を超えた酷い目に会わされ続けた。その度に命はギリギリで助かるものの、徐々に装甲が損傷していった。

 

『な、なんで核爆発や天変地異が起こる世界ばかりで、安全な世界に辿り着けない! そうだ…あの謎の薄緑色の光を浴びてから、全てがおかしい! まるで、危険な世界ばかり行く運命を強制されているようだ…』

 

そして、アルサールは新しい次元にまた移動した。そこはただの何の変哲もない広い丘だったが、危険な世界ばかりを味わったアルサールは、またすぐに核爆発や戦争が起こってもいいように身構える。

 

………しかし、何時間経っても何も起こらない。

 

『フ…フハハハハハハ!!!!!! やっと安全な次元に移動できたぞ! もう装甲はボロボロだがすぐに次元転移装置を直して元の世界に戻り、今度こそ下等生物達に復讐してやる!』

 

アルサールは、やっと安堵し大声を上げて笑った

 

『しかし…ここは一体どこなんでしょう? 原発が近くにあると良いのですが?』

 

笑い終えたアルサールは、丘の周囲を探ると近くに古ぼけた一つの古い立て札を見つけた。書かれている文字は大分かすれていたが、何とかアルサールにも読むことができた。

 

『下等生物の文字はわかりにくいですね…ええと、ここの地名は、…………土暗(ドグラ)古墳……………ですか…』

 

その後、どの次元においてもアルサールの姿を見た者はいなかった。

 

 

金属とプラスチックで構成された無機質な室内に無数のディスプレイやコンピュータが並び、白衣を着た様々な人種の研究員たちが、忙しなく歩き回っている。その施設の隅にあるメンテナンスベッドにアンドロイドアーム&レッグを外されて、四肢がない状態のアスカが座っていた。

 

この場所は、東京郊外にある、米連に本社を持つ一般企業『オレンジダストリー』が入っている、ごくありふれたビル内であった。しかしその会社は隠れ蓑であり、そのビルの特殊な操作をしなければ入れない地下十階にDSO(米連防衛科学研究)の日本支部は存在した。この施設の場所は、対魔忍や日本政府でさえ秘密である。

 

アスカは、かつて五車の里で次期頭目と呼ばれる程に実力がある対魔忍であった。しかし、その実力故に慢心してしまい、自分の一族と両親を殺害したエドウイン・ブラックに単身で挑み、返り討ちにされた。その際に四肢をもぎ取られ、絶望しきっていたところに仮面の対魔忍が現れ、DSOに誘われ五車を飛び出したのだ。

 

メンテナンスベットに座らされたアスカは、近くでコンピューターのキーボードを叩いている眼鏡をかけた男性に話しかける。

 

「ねぇ小谷っち、私の戦闘データを見てどうだった。」

 

アスカが小谷っちと呼ぶ男性は、DSOの技術主任である『小谷健ニ』だ。アスカが使っているアンドロイドアーム&レッグは、彼を筆頭に開発、研究をしている。実質DSOのNo.2なのだが、アスカに取っては長年の付き合いで兄のような存在であり、お互いに気兼ねなく喋れる仲である。

 

小谷は、アスカが目に装着していた網膜ディスプレイで記録していた今晩の戦闘映像を見ている最中だった。

 

「異次元の生物、未来から来た少女、さらにサイボーグ極道まで出てきて、色々煮詰め過ぎたSF映画を見てる気分だよ。映像では、岩鬼将造が君の腕を支えたところだ………ふむ、何だろうね? この薄緑色の光は? 対魔粒子はこんな色をしていないし、戦闘で配線が壊れて、偶然こんな色になったのかな? 念の為、放射能の可能性も調べたけど何も検出されなかったしね。」

 

「何なんだろ? 私や岩鬼将造が触っても無害だったし、ああ…けれど、あの光に触れていると何か懐かしい感覚になったかなぁ?」

 

「懐かしい感覚って…幼い時にあの光を見たのかい?」

 

「ううん、それよりも昔…お母さんのお腹の中にいた頃よりもずっと前…」

 

「アスカ?」

 

小谷は、遠い目をし始めたアスカの肩を触る。すると、ビクリと体を震わせてアスカは我に返った。

 

「ハッ?! 寝不足かな…一瞬変な感覚になっちゃった。」

 

「疲れているなら、寝てていいよ。アンドロイドアームの修理にはもう少し時間が…ん? 何かな?」

 

にわかに施設が騒がしくなった。その騒ぎの中心はアンドロイドアームを修理している班である。

 

「ちょっと行ってくるね…」

 

小谷はアスカから離れて、騒いでる職員の所へ向かった。アスカは、その騒いでる職員を見て、少し申し訳ない気持ちになる。

 

(こんな深夜に起こされて、昨日修理したアンドロイドアームをまた直せって言われたら、私だって少し怒るかも…)

 

数分後、小谷は少し困惑した顔でアスカの元へ戻った。

 

「アスカ…あのアンドロイドアームは、本当に昨日、僕らが修理した物なのかい?」

 

「そうだけど? どうかしたの? やっぱり死ぬほど壊れてた?」

 

「いや、外装は昨日のままなんだけど、中身が全く違う物になっている…いや、なりかけている最中と言うべきかな。」

 

「なりかけているってどういう意味?」

 

アスカも目の前の小谷と同じく、困惑した表情になる。

 

「具体的に言えば、君がさっき渡したアンドロイドアームは、僕らが開発した部品とそれとは別の部品が混在していたんだ。しかもその部品を調べると、米連でも発見出来なかった、今まで以上の出力や機能性を発揮できるような構造になっていることが解った。さらにそれ以外の部分は、我々でも解らない未知の構造だった。まるで、蝶に進化する寸前の蛹を解体したような気分だよ。一体、あの夜何が起こったんだ? アンドロイドレッグは昨日のままなのに?」

 

「…………」

 

「アスカ、これからあのアンドロイドアームを調べなければいけないから、五十時間はそこにいる覚悟をしておいてね。精密検査もあると思うし。」

 

「えぇぇぇぇ???!!! そんなぁ…」

 

 

その同時刻

 

「いやん、なにするのよ!」

 

「やめてよ!!」

 

「おらおら、二人でしゃぶらんかい!!」

 

治療を終えた将造は、仮面の対魔忍が経営する高級クラブ・ペルソナで、ドンペリ等の大酒を飲んで酔っ払っい、ホステス達に絡んでいた。

 

このクラブのオーナーでもある仮面の対魔忍は、案内した手前追い出すこともできず、仮面越しでもわかるくらいの引きつった笑みを浮かべている。

 

「なんか、すいませんね…」

 

「若は、酒飲むと素面よりも陽気になるから…」

 

普段は一緒に騒ぐ三太郎と拓三だが、将造の護衛のために酒を少量に控えており、唇をピクピクさせている仮面の対魔忍を前にして、少しいたたまれない気分になっていた。

 

「死ねぇ! 田舎ヤクザ!」

 

「一昨日来やがれ! バカ!」

 

将造の悪絡みに、とうとう二人のホステスは悪態をついて逃げてしまった。その後、将造の相手をするホステスは誰もいなくなり、席に座っているのは四人だけになる。

 

「ハァー…まぁ、別室に行って周りに怪しまれるより、こっちの方が自然に内緒話をしやすいかもしれないわね。」

 

仮面の対魔忍は溜息をついて、将造へと向き直る。

 

「何じゃ…ぬしがお酌をしてくれるんか?」

 

「岩鬼将造…あなたのことをまずは教えてと言いたいところだけど、単刀直入に聞くわ。貴方はノマドをこれからどうしたいの?」

 

真剣な仮面の対魔忍の問いに、将造は不敵な笑みで返す。

 

「つまらんことを聞くのぉ…わしはわしのシマを荒らしたブラックのアホをぶち殺す。ただ、それだけよ…」

 

仮面の対魔忍は、将造の嘘偽りのない言葉を聞くと自身も笑みを浮かべた。

 

「わかったわ。そんな貴方に取って置きの情報を教えてあげる。これでも私は、東京キングダムで結構な情報通と知られているのよ。」

 

「ほぉ~情報通か…戦場でそう言って、情報を売る奴は半分以上、実力以下でガセネタをつかましよる。ぬしの信憑性試しに、まずは岩鬼組自身の極秘情報でも教えてもらおうかい。」

 

将造は試すような口ぶりで仮面の対魔忍に問う。

 

すると仮面の対魔忍は、さも自然な口調で答えた。

 

「関西に行った海座隆は、元気かしら?」

 

「「「?!」」」

 

将造達は、驚愕した顔になった。

 

海座は、裏の世界では朧に殺害されたことになっており、生きていることは対魔忍でも極一部でしか知り得ない情報であった。

 

「な、何で海座が生きていることを知ってるんだ?」

 

「しかも、関西に逃したことまで…誰から聞いた?!」

 

三太郎と拓三が、仮面の対魔忍に詰め寄るが、彼女は狼狽えた様子はなく、再度自然な口調で答える。

 

「わざわざ情報源を明かす情報屋はいないわ。ちなみに私達が海座が生きていることを知っているのに、手を出さないのは、もうあいつは力を失って無害だからよ。これでテストは合格かしら? 岩鬼将造。」

 

将造は、驚いた顔を止め面白そうな笑みを浮かべる。

 

「これはまぁまぁ信用しても良さそうじゃのお。 で、結局ぬしは岩鬼組にどんな有益な情報を教えてくれるんじゃ?」

 

将造の信頼を得た仮面の対魔忍は、笑みを止め、真剣な顔でとんでもない情報を口にした。

 

「近日、少なくとも二週間以内に、龍門の黒龍が沙無羅威のニールセンとフュルストと共に岩鬼組に攻めてくるわ…」




奪還者をゲッターと読むのは、ゲッターロボの外伝でもある『偽書 ゲッターロボダークネス』が元ネタです。どのWikiにも書いていないのですが、極道兵器という名前が、この外伝にも出てきます。『本格醸酒 極道兵器』という敷島博士が飲んでいる日本酒としてですが。それと本書は大変面白いのですが、電子書籍が出ていないのと最終巻はプレミアがついているので注意です。実は私も最終巻だけは持ってない…

今回は、アルサールが地獄のような石川世界を巡りましたが、ラストのネタバレを含む作品もあるので、元ネタを知りたいかたは下の空欄を反転お願い致します。

『柳生十兵衛死す』時空間でアルサールにぶつかった三人
『ゲッターロボアーク』戦闘する青い機体と赤い機体
『セイントデビル-聖魔伝-』天使と悪魔の戦争で全世界に核発射
『禍-MAGA-』巨大仏と孫悟空の戦闘で文明崩壊
『魔獣戦線』震度七以上の地震と高波
『スカルキラー邪鬼王』髑髏の機械生命体が東京を喰う
『石川版ウルトラマンタロウ』三つの白い角を生やした光の巨人
『セイテン大戦フリーダーバグ』巨大な機体達による天地創造を巡る戦い
『超護流符伝ハルカ』荒唐無稽なゴルフ
『次元生物奇ドグラ』ドグラ古墳

です。私の作品で興味が湧いて読んで下されば、すごく嬉しいです。一部、電子書籍にもない一万円以上するプレミア書籍もありますが…
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