鋼鉄の歯車の使い魔~転生したのはいいけど・・・これ!?~   作:零城

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感想も
アラガミを喰らう艦息睦月改二 さん
ヴェノム さん
ノロケル さん
6吋プラスドライバー さん
Fw190 さん
ありがとうございます!!

ちょっと今回は残党軍が何をしていたのかをはっきりさせたいので少し駄作かも?


九十九発目 脱走者

ニゴウの部屋から出たアークはこの敵地帯からの撤退のため走り回っていた。

 

 

キュッ♪

 

 

アーク「少しニゴウの部屋で時間かけすぎたな……」

 

先ほどまで暗かった廊下が少しずつ明るくなっていく。

そんな廊下の目の前でアークは

 

「く、苦し……」

 

兵士の首を絞めていた。

先ほど外に出るため走り回っていると曲がり角で運悪く出くわし見つかってしまったが敵が一人だったので逆に捕まえて首を絞めている。

 

アーク「あ、そうだ……なぁなぁ? この国の国民ってどこに行ったんだ?」

 

「し、知るか」

 

アーク「そ、んじゃな」

 

 

グキッ

 

 

欲しかった情報を手に入らなかったので口を手で押さえ首の骨を折った。

 

アーク「ん~……いっそ、壁に穴開けて逃げようかな」

 

さっきからあちらこちら走り回っているんだが……うん、やっぱこの建物の地図を手に入れとけばよかったわ。

 

今更、後悔しつつどうするかを考えていると

 

 

ビィィィィィ!! ビィィィィィ!!

 

 

アーク「ッ!?」

 

突如、城全体に耳をつんざくような五月蠅い警報が鳴り響いた。

 

アーク「何かミスを……いや、俺に心当たりがありすぎるな」

 

流石に巡回の兵士が帰ってこないってなったら不信に思うか。

多分、どこかに隠しておいた兵士の縛られている姿を発見して鳴らしたんだろうな。

 

アーク「なら、遠慮なく出ていいよな!!」

 

もはや潜入のことは完全に忘れ屋外から出るのを諦め壁を壊してド派手に出ることにした。

え? ニゴウが起きて追ってきたらどうするんだって?

起きるわけないだろ! だってさっき段ボールで暴れても起きなかったから大丈夫!!(フラグ)

 

アーク「んじゃ、遠慮なく!!」

 

サイボーグの右足に力と恨みをこめ壁を蹴りつけた。

 

 

ズドォォォォォォン!!

 

 

蹴りつけた壁は丁度人一人出れそうな穴が出来上がった。

そして、開けたと同時に

 

 

ガチャガチャ

 

 

アーク「……来たか」

 

遠くの廊下から複数の足音が聞こえてきた。

十中八九、敵だな。

 

アーク「変身する前に会敵するな」

 

少々、面倒だが少しだけでもいずれ戦うであろう敵の数を減らしておくか。

 

腰からサプレッサー付きのP90を取り出し足音が聞こえてくる方向に銃口を向ける……が

 

「急げ!! ()()()が出たぞ!!」

「追跡隊はBTR-60で捜索!! 一応BTR-152も出ろ!!」

「首相に急いで報告しろ!!」

 

 

ガチャガチャガチャガチャガチャガチャ

 

 

アーク「……あり?」

 

音は近づいてきたが何かの報告と共に多数の足音は遠くなり聞こえなくなった。

 

アーク「来ないんかい……てか、脱走者って?」

 

腰にP90をなおす。

てっきり自分の存在に気が付いてこちらに来ると思ったが……なんか、脱走者が出たらしくここの兵士は全員そちらに意識を持っているらしい。

てか、BTR-60と152あるんかい(ちなみに152も60も装甲兵員輸送車で60はウォータージェット搭載型である)

 

アーク「まぁ、いいか。その脱走者さんのおかげで俺は安全に出れる」

 

穴に体を向けスライダーに変身し空に向かって飛ぶ。

 


 

以前のポイント 15578

 

変身

スライダー 250

 

合計ポイント 15328

 


 

 

バサッ

 

 

アーク「あーらよっと」

 

ジェットエンジンを吹かし空へ羽ばたく。

空のかなたに目をやるとそこには綺麗な朝日が顔を出していた。

 

アーク「ふぅ……ギリギリだったな」

 

このままアーハム帝国まで戻れば任務完了だ。

あとは皇帝たちに今回のことを報告するだけだな。

 

アーク「それにしても……ニゴウがなぁ」

 

少々心残りなのがニゴウだ

……なんで殺す気が失せたんだろうか?

 

アーク「……てか、なんで俺はこんなに彼女のことを気にするだろうか? 別に敵なのに……」

 

空を飛びながら悩む。

 

アーク「まぁ、今は検索はいいか。とにかくだ、速く戻らないとアリスがご機嫌斜めになって面倒なことになる」

 

帰ったらどうせアリスは喚くんだろうなぁ

嫌だってわかるもん、絶対「遅い!!」とか「怪我はない!?」とか言ってくるもん

別に怪我してもサイボーグだから大丈夫なんだがなぁ……あいつ、少しの怪我でも騒ぎ出すもん。

 

アーク「……なんか、お母さん臭いなぁアリスは……はぁ、家族が欲しい」

 

前世では一人っ子だったので兄弟がいないのでアリスたち三姉妹が少しうらやましい

はぁ……()()()()()()()()

 

アーク「って言っても、もう遅いんだがな」

 

そういえば、この体……人間状態の俺の体の本来の持ち主はどんな人だったんだろうな?

まぁ、なんかドス黒い魔力がある時点でやばい気がするが

 

アーク「……この体を生んだ母親と父親はどんな人種だよ」

 

なんなん……本当

魔王かなにかかよ……

 

アーク「まぁ、マジでこの体の主の親が魔王だったら笑えんがな」

 

上空で一人笑う死神

すると

 

 

ズドォォォォォ

 

 

アーク「おや?」

 

現在、アーハム帝国の方角に飛んでいるが方角から少し離れたところの森の中に一つの煙が上がりだした。

付近に村もなければ人工物もない。

……ようは、あそこに脱走者とやらがいるようだな。

 

アーク「行ってみるか」

 

機首を煙が上がっている方向に向け飛行する。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

??「はぁはぁはぁ……っく、は、速く!!」

 

朝日が木々から入り込む森の中に一人の少女が走っていた。

白色の実験体用の服に裸足という場違いな格好で森の中を駆けていく。

 

シエラ(申し訳ございません……父上、母上)

 

彼女はシエラ・フォン・ギャレット

元シュレイド王国の王女様だ。

まぁ、その祖国も今はないが

 

シエラ(本当に何ですかあいつ等!!)

 

その日はいつも通りに自分の父親の執務を手伝ってたりしていたが突然、謎の轟音と共に城全体が揺れだした。

何事かと窓から外を見るとそこには城に向かって鉄の鼻から何かを打ち出す化け物(T-72)

その光景を見た瞬間、襲撃を受けていると判断し部下や騎士に指示を出そうとした瞬間に部屋に変な装備をした兵士が突入してきてそのまま捕まってしまった。

そのあとは地獄だった。

 

シエラ「この()()()()()()()()も……(ズキッ)っう!?」

 

シエラは右目を抑えながらその場に座り込む。

随分、走ったがそれでも早く遠くへ逃げないといけない。

 

「おい、本当にこっちだったのか?」

 

シエラ「ッ!?」

 

普段走り慣れて無く過呼吸になって休憩しようとするが追いかけてきた奴なの声が聞こえた瞬間、急いで立ち上がり木の陰に隠れる。

 

 

ズキッ

 

 

シエラ「痛ッ!!」

 

だが、隠れるが右目が痛む。

 

シエラ「あいつら……何を打ち込んだのですか……」

 

捕まった後にいろんなことをされた。

別に女として恥ずかしいことはされてはないんだが今着ている服を着せられ全員牢屋に入れられた。

最初は小さな牢屋にぎゅうぎゅうと入れられ居心地が悪かったが自分は王女なのでそこらへんは我慢した。

襲撃されてから一週間くらい入れられ食料も少ししか与えられなかったが我慢し他国が救助に来るのを待ち続けた。

だが、三日後に変なことが起きた。

いつもどおり狭い牢獄で過ごしていたのでが襲撃してきた敵が牢屋にやってきて中にいた人間を数人出してそのままどこかに連行していった。

最初は別に牢獄に移動させられたのかなっと思ったが次の日も数名連れていかれた。

数人抜いたら終わると思っていたその連行だがどういうわけか数日間続き、とうとう牢屋の中は自分一人となった。

流石に不審に思い牢屋の外の兵士に詰め寄ったが返ってきた答えは

 

 

「ああ、丁度次は思えの番だから見せてやるよ」

 

 

そういわれると兵士は自分を連れ出し城の中央にある塔の地下へと連れていかれた。

確か、ここは地下などなかったはずなのだが……最下層に到着するとそこには無数の水槽?と液体に浸されている死んだはずの勇者。

この光景を見た瞬間、すぐに質問攻めをした。

だが、いくら聞いてもつれてきた兵士は無視し自分をどこかに連行していく。

しばらく連れていかれると白い部屋に到着し中央にある椅子に座らせられ拘束された。

そうしたら黄色い変な服(対化学用防護服)を来た人間が先ほど死んだはずの勇者が使っていた液体と同じ色の液体の入った針のついた筒を持ってきて自分の腕に差し込み何かを流し込み始めた。

謎の液体を流し込まれると強烈な痛みを感じた。

筒の中をよく見ると小さな肉片が入っておりこれは何なのかと聞いてみると

 

 

「ん? ああ、()()()()()()()()()()()()

 

 

それを来た瞬間、自分でもわかるほど血の気が引いていった。

先ほどの勇者は生前はとんでもないほど悪評が出るほど勇者ではなく愚者であった。

そんな奴の体の一部を自分の中に入れると分かった瞬間、体を暴れさせ抵抗した。

途中、兵士数名に取り押さえられ結局すべての液体が中に入っていった。

数分後、先ほどの牢獄より数十倍大きな部屋に移されそこで自由の身とされた。

中は自分が牢獄にいた時にいた仲間や自分の父親や母親がいたが……恐ろしいことになっていた。

どうやらここにいる仲間は自分と同じようにさっきの液体を入れられたらしい。

最初は魔法を使って逃げようとしたがなぜか使えなかった。

 

シエラ(まさか……あいつらはバサビィ共和国の残党であんな物まで作ってたなんて)

 

父から聞いた情報によると敵は「対魔法使い兵器:夢殺し」なるものを開発したらしく、それは周囲の魔力を完全に消す道具らしくあれがあるせいで魔法が使えなくなるそうだ(本来はアーハム帝国に使う予定だったらしい)

部屋に入れられてしばらくすると少しずつ異変ができ始めた。

 

「う、腕がぁぁぁぁぁ!!」

 

冷たい床で寝ていると仲間の一人が急に叫びだしなんだと思い近寄ると、なんと腕が肥大化し勇者の顔が無数に浮いて出ていたのだ。

肥大化した仲間はよほど痛いらしく大きくなった腕を搔きむしるが皮は剥がれ血が流れるだけだった。

 

「あ、あ、あぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁ!?」

 

そして、最終的に肥大化した腕は仲間ごと膨れ上がり爆発した。

子供にはあまりにも刺激的過ぎたのか泣いている。

数分後、部屋の中に液体を入れた時にいた変な服を着た兵士が入ってきた。

急いで自分は「私たちに何をしたのだ」と問いただすが

 

 

「1098番、失敗。次の実験体は肉片を2g増やすか」

 

 

っと、わけのわからないことを言った後、自分の抗議を無視し部屋を出ていった。

それから数日後、異変は広がっていった。

子供から老人まで体のどこかに勇者の顔が出てきたのち、爆発し肉片となった。

どうにか解決しようとするが兵士は話も聞いてくれないので手段がなく、とうとう父親も出てきてしまった。

そのうち自分もこうなるのであろうと悟り脱出することになった。

自分もどうせこうなるのならせめてこうなった原因を排除しなければ。

そして、早朝に寝起きの兵士の隙をついて脱走した。

 

シエラ(一番あいつらに対抗できる存在……死神にあうしか!!)

 

だが、逃げたのはいいのだがすぐにあいつらの追手がきた。

馬より速いスピードで追ってき、”ジュウ”なるものを撃ってきこちらを殺しに来た。

あちらは悪路でも走破する乗り物に対してこちらは裸足だ。

足の裏は長時間走ったせいで血まみれだ。

 

シエラ(はぁはぁ……お願い……どこか行って……)

 

口に手を当て気配を消すが

 

「サーモグラフィーに反応は?」

 

「この辺りは……ッ!! いたぞ!! 木の後ろだ!!」

 

 

ズドドドドドドドドドドド!!

 

 

シエラ「っう!!」

 

見つかってしまい急いで逃げようとするが敵のXM8の銃弾が足に当たってしまい顔面から地面に転倒した。

泥だらけでも急いで立ち上がろうとするが

 

「動くな」

 

 

カチャ

 

 

シエラ「……」

 

倒れた体の上にXM8の銃口を突き付けられた。

 

「全く……監視は何やってんだよ」

 

「てか、こいつもよくここまで来れたな。周囲に一応で地雷を設置していたんだが走って突破したし」

 

「いや、それは起爆までの時間が長いからだと思うんだが」

 

シエラ「放しなさい!! 一国の王女に礼儀はないんですか!!」

 

「それよりこいつはどうする?」

 

「実験体だが……まぁ、一人ぐらい減っても構わないだろう」

 

「でも、一応本部に連絡するか」

 

シエラの抗議もむなしく、この女の処遇をどうするかにしか兵士は興味を示していない。

そして、会議の結果……

 

「……了解、殺処分しておきます」

 

シエラ「っ!?」

 

「出なかったらよかったのに……」

 

カシャっと心臓に銃口を当てられた。

コッキングしトリガーに指をかける。

 

シエラ(ここまでのようですね……)

 

心の中で命を懸けて逃がしてくれた両親に謝罪しつつ目を閉じようとした瞬間

 

 

キィィィィィ

 

 

シエラ(……あれは?)

 

空に一筋の雲が伸びていた。

変な音を立てながらソレは雲を一筋作りながら……こちらに向かってくる。

 

シエラ(あれ? なんか……近づいて……)

 

「おい、なんだあれ?」

 

「ほんとだ……流れ星か?」

 

「あれ? なんか近づいて来てn(ッバ)んあ!?」

 

何か来ているので目を細めて確認していると仲間の一人がその流れ星に連れていかれた。

気が付いた時には仲間は流れ星に引っ張られ大木に突き刺さっていた。

 

「くそ、敵だ!!」

 

撃ち落とそうとXM8のマガジンが空になるまで撃ち続けるが高速で変則的に動く敵に当たらない。

 

 

カチッ

 

 

「リロード!!」

 

弾切れとなり急いでマガジンを交換しようとするが

 

 

パシュッ

 

 

飛んでいた物体は減速した。

正体は鳥だった。

だが、あんなに速く飛べる鳥なんて見たことがない。

鳥は翼から何かを撃ちだした。

 

「……え」

 

撃ちだしたものは目の前に来て正体がわかった。

それは最近ニゴウから撃ち方を教えてくれた「ミサイル」に似ていたのだ。

 

 

ズドォォォォォン!!

 

 

地面に当たった瞬間、視界は白に塗りつぶされた。

視界が晴れているころには仲間は地面に倒れていてピクリとも動いてなかった。

自分も倒れていたらしく起き上がって急いで本部に連絡しようとした瞬間

 

アーク「とぉぉぉぉ……」

 

「な、何の声d「コンニチハ=ニンジャデス!!」ぬはぁ!?」

 

シエラ「……え?」

 

こちらに向かってきた鳥は何かに変化したと思った瞬間、兵士の顔面を拳がぶち抜いた。

 

アーク「てか、銃弾怖かったわぁ……気分エースコンバットだよ畜生」

 

シエラ「え、えっと……どちら様でしょうか?」

 

アーク「んぇ? ああ、俺はアーク。ただの通りすがりの侵入した潜入員だよ」

 


 

ああー、怖かった……

飛び交う銃弾を縫って飛んだもん……

 

シエラ「アーク……もしかして、歌う!?」

 

アーク「あ、それ」

 

シエラ「あのハゲで仮面をつけていて実は女たらしの!?」

 

アーク「おいてめぇ、喧嘩売ってんのか」

 

会って早々喧嘩を売られる死神

なんだ? お前もハゲにすんぞ。

 

アーク「てか、お前も誰だよ。あいつら脱走者とか言っていたが?」

 

シエラ「あ、失礼、私はシエラ・フォン・ギャレット。この国……今はもうないですが元王女です」

 

アーク「……これは失礼しました。無礼でしたね」

 

シエラ「いえ、いいことです。危ないところを助けてもらいありがとうございます」

 

アーク「他の人間は?」

 

シエラ「……」

 

あ~……この反応から見ていないっぽいな

 

アーク「ま、それよりシエラ様はあの場所……シュレイド王国からですか?」

 

シエラ「……はい」

 

よし、なら彼女もついでだが助け出すか。

潜入した時にいろいろと書類を手に入れて証拠はあるが証言もあった方が会議にいる奴らも信じるだろう。

 

アーク「なら、一緒に来い。君をアーハム帝国か近くにある国まで護衛する」

 

シエラ「で、でもあなたぐらいの実力なら今すぐにでも助けに……」

 

アーク「馬鹿言え。今、あっちでは警戒状態になってんだぞ?」

 

シエラ「……そうですか」

 

さて、だったら早く移動しないとな。

追跡部隊をやったとはいえ、ゆっくりとはできないしな。

 

アーク「自分で動けるか?」

 

シエラ「はい、何とk(ズキッ)っう!?」

 

アーク「ッ!? おい、大丈夫か!?」

 

移動を開始しようとしたがシエラは右目を抑えて膝をついてしまった。

 

シエラ「い、いえ大丈夫です。ちょっと足が……」

 

アーク「ンなわけないだろ。足が痛いなら目を抑える意味なんてないだろ」

 

シエラ「……私を見捨てないなら」

 

アーク「いいぞ」

 

 

 

少女、説明……

 

 

 

アーク「うわ、糞やん」

 

シエラという元王女様を背中に担ぎながら移動している中に何があったのか説明を受けた。

勇者の一部を体の中に入れるって……殺した俺でもいやだわ。

この王女さんの右目には痛々しく、そして見て吐き気を催す邪悪な勇者に似た腫瘍ができていた。

 

シエラ「私の命はそう長くはないでしょう……だけどせめて仇でも!!」

 

アーク「あいつら……本当に何がしたいんだ?」

 

シエラ「それだけは私もわかりません……」

 

まぁ、今は彼女の護送が先だな。

ここはまだ敵の基地から近いからな。

 

アーク「まぁ、なんだ……災難だったな」

 

シエラ「いいえ、慰めの言葉をおかけていただきありがとうございます」

 

アーク「とにかく今は安全なところに行くぞ」

 

シエラ「はい、ありがとうございます」

 

さてと全速力で離脱しますか。

あ、こういう時こそMGS:TPPのピークゥオドみたいな回収ヘリを開発しとけばよかったな。

 

またもや後悔しつつ全速力で走ろうとした時だった。

 

 

 

ゾワァァァァァ!!

 

 

 

シエラ「ッヒ!?」

 

アーク「どうした?」

 

シエラ「な、なんですか……今の魔力は……」

 

背中に抱えていたシエラが急に震えだし怯えた。

顔は青くなり冷汗が噴水のように出て……まるで鷹に狙われているウサギのようだった。

 

シエラ「あ、アーク……さんでいいですか?」

 

アーク「おう、いいぞ」

 

シエラ「あ、アークさんは感じないのですか?」

 

アーク「……何にも?」

 

シエラ「……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()……」

 

アーク「……………まさか!?」

 

シエラ「ど、どうしたんできゃぁ!?」

 

何なのか察したアークは少々手荒だがシエラを木陰に隠し後方に振り向いたと同時に腰からマチェーテを引き抜いた。

 

 

ガキィィィィィィィィン!!

 

 

??「ふむ、これを防ぎますか」

 

アーク「よう……ぶっちゃけ一番会いたくなかったぜ……ニゴウ?」

 

ニゴウ「ごきげんよう、アーク。死んでください」

 

アーク「やなこった!!」

 

アークのマチェーテとニゴウのM4が衝突し火花が散る。

 

ニゴウ「マスターから緊急通信で来ましたが……まさか、いたとは」

 

アーク「できればこのまま逃がしてほしいんですが……ね!!」

 

鍔釣り合い状態から離れるため力押しし距離を取る。

距離を取った瞬間、FN SCAR-H Mk.17を召喚しトリガーを引く。

が、寸の所でニゴウは地面に転がり物陰に隠れた。

そして、答えるかのように召喚したFA-MASを撃ってくる。

 

アーク(くそ、ここでニゴウが来るとは予測はしていたが来るの速すぎだろ。ヘリでも乗ってきたのかよ?)

 

マガジンを交換しながら考える。

それにこの拮抗状態が長引けば増援が来てこちらが不利になる。

……が、どうやらニゴウも急いでアークを倒さないといけないわけがあるようだ。

 

 

ザザッ

 

 

『おい、ニゴウなにをぐだぐだしている?』

 

ニゴウ「……マスター」

 

ニゴウが持っている通信機から主人である首相の声が聞こえてくる。

 

『我々の主戦力であるお前が何、一人の人間と死神に手間取っている?』

 

ニゴウ「……申し訳ございません」

 

時間かかりすぎだとクレームが入るがさっきアークと会敵したばかりなので理不尽である。

 

『あと10分以内に奴を殺さなかったら()()()()を前よりひどくするぞ』

 

ニゴウ「ッ!? 了解しました……」

 

ニゴウは震える手で通信機を切るニゴウ。

もう二度とあんなお仕置きを受けたくないと思いながら物陰から出る。

 

アーク「……ん?」

 

何だアイツ?

急に物陰から出てきたんだが?

 

ニゴウ「……」

 

アーク「おい、何の真似だ? 降伏だったらありがたいんだが」

 

ニゴウ「いいえ」

 

今、いつでもFN SCAR-H Mk.17のトリガーを引ける用意はできてはいる。

 

ニゴウ「アーク……これは私からの提案ですが……()()()()()()()()()()()()()

 

アーク「は?」

 

ニゴウ「あなたの射撃スキルに潜入スキル……あなたが仲間になれば兵士の練度も上がり戦力上昇にもなると判断したので」

 

アーク「……はい?」

 

ニゴウ「あなたの主人ごとこちら側に入れば戦う必要性もありませんですし……それに……家族」

 

アーク「………家族?」

 

ニゴウ「いえ、何でもありません。それで返答は?」

 

アーク「嫌に決まってんだろ。てか、そっち行くなら戦う方を選ぶわ」

 

ニゴウ「そうですか……一応で聞いただけです。なら、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これで思う存分に戦えますね」

 

アーク(ッ!? なんだ!?)

 

ニゴウ「っはぁ……」

 

魔法が使えないアークでさえ何かヤバい気配を感じた。

そして、深呼吸したニゴウはそっとつぶやいた。

 

 

 

 

 

 

ニゴウ「『Bullet Queen(弾丸の女王)』第一艤装限定解放、消去開始」




どうも久しぶりにFate/Zeroを見てバーサーカーの「騎士は徒手にて死せず」をF-15Jに使った時ってパイロット絶対死んでるんじゃないかと思った零城です
でもかっこいいんだよな
あと、AUOの武器を奪って戦うシーン
流石NTR(いろんな意味で)騎士

次回は記念すべきストーリー100話!!
三話分詰め込んでます!!

そして、前もって言っておくけど糞長いです!!
(最低)12,000文字以上、(最大)24,000文字以内ぐらいの量


大切なことなのでもう一度言います!!


(最低)12,000文字以上、(最大)24,000文字以内ぐらいの量!!
(これ大事!!)
例:この作品の1話は4,000文字以上8,000文字以下

次回はアークVSニゴウ!!(ついでに次の章に入ります!!)
あと、投稿めっちゃ後だと思う!!

100話前だから聞こう・・・この作品、面白い?

  • 面白いよ!!
  • いや、全く
  • もう書くな糞が
  • はよ、アリスとアーク、くっつけろ
  • ニゴウちゃんに救済を
  • ニゴウとアーク・・・イチャつけや
  • ニゴウ死亡ルートが見たい
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