鋼鉄の歯車の使い魔~転生したのはいいけど・・・これ!?~   作:零城

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感想も
ヴェノム さん
アラガミを喰らう艦息睦月改二 さん
Fw190 さん
ドレッドノート さん(めっちゃ来た)
ありがとうございます!!

誤字脱字も
朱色の羊 さん
ありがとうございます!!


今回はすごく長いよ!!(16000以上!!)





第四章 Bullet Queen編
祝☆百発目 Bullet Queen(弾丸の女王) VS 歌う死神(アーク)


BGM:「Sudden Changes Sans Song [OverSave-Tale] phase1」

or

Archange「Ace combat7より」

 


 

以前のポイント 15578

 

変身

サイボーグ 150

 

合計ポイント 15428

 


 

 

 

 

 

 

 

 

アーク「……ようやく出したか」

 

朝日が森に差し込み何とも幻想的な世界にニゴウの能力が発動する。

前にスキャンした時に判明したんだが見るのは初めてだな……

 

アーク「さぁ……どうくる」

 

FN SCAR-H Mk.17を構えながら警戒する。

何かをつぶやいたニゴウからすごい殺気を感じる。

 

シエラ(な、なんですかあの女は……な、なんていう魔力なんですか……)

 

ニゴウ「すぅ……」

 

アーク(くる!!)

 

さぁ、鬼が出るか蛇が出るか!!

 

 

 

 

ニゴウ「Gun, follow me(銃よ、女王に従え)

 

 

 

 

《蜜蜂、顕現》

 

 

 

 

アーク「……ゑ?」

 

突然だが読者諸君はMGS:TPPの「キラービー地対空ミサイル」を知ってるだろうか?

「蜜蜂はどこに」で出たソ連のアフガニスタン侵攻に対抗してアメリカがムジャヒディンに提供したミサイルだ。

ロックオンすれば高い命中率のミサイル群が飛んでいく対空ミサイル……なぜか人間もロックオンするミサイルだ。

FOBでは作者が重宝した。

まぁ、そんな生身の人間だったら確殺な武器なんだが……

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

アーク「すぅー(深呼吸)……I have predicted the conclusion(その結論は予測済みだ)

 

アークの能力で弾道を予測するが……あ、ダメだわこれ

全部こっちみてらぁ!!

 

アーク「ははは………ッ!!」

 

自然と引きつった笑みが出るが息を吸い足に力を入れる。

 

ニゴウ「穿て」

 

 

 

バシュゥゥゥゥゥゥゥゥ    !!

 

 

空から降り注ぐ流星群がアークに向かっていく。

 

アーク(多いな……回避するか)

 

流石に腰のマチェーテでさばきれる数ではないので

 

アーク「おい!!」

 

シエラ「は、はい何ですか!?」

 

アーク「舌嚙むなよ!!」

 

シエラ「へ!?」

 

先ほど隠れたばかりの王女を掴みだし肩にからい、全速力で逃げ始めた。

 

シエラ「えちょっと!? なんで逃げるんですか!? 歌う死神なら負けないのでは!?」

 

アーク「おま!? 俺を何だ思っているんだよ!?」

 

シエラ「死という概念がない殺人鬼!!」

 

アーク「んなわけあるk……あぶな!?」

 

二人して冗談を言い合っているように見えるがすぐ真横をミサイルが着弾する。

一歩横に飛び回避するが次々とミサイルのおかわりがくる。

 

アーク「おい、王女!! 魔法でどうにかできないのか!?」

 

シエラ「いやいやいや!? 無理がありますよ!?」

 

一応で聞いたがやっぱりダメか

 

アーク「んじゃ、デカい岩の柱を作れるか!?」

 

シエラ「そんなのエルフじゃないと無理よ!?」

 

あ、そうか

エルフって魔法が得意な種族で人間基準が感覚麻痺してたわ。

 

シエラ「そ、それよりどうにかしてくださいよ!? さっきの槍が目の前まで来てますよ!?」

 

アーク「だぁ!? うるさい!!」

 

担がれながら文句を言ってくるがこっちだって忙しんだよ!!

山道で足が取られるんだよ!!

てかハニービーって対空ミサイルなのに人間にもロックオンできるんだよ(怒)

 

 

ヒュゥゥゥゥゥ

 

 

アーク「っく!!」

 

後方から次々迫ってくるミサイル群を寸の所で避けていく。

流石に担ぎながら避けるのは骨が折れる。

 

アーク「ッ!!」

 

シエラ「うそでしょ!?」

 

後方から迫ってくるミサイルから逃げるために走っていたが……遠くに移動しすぎたせいか目の前には崖になって下には

 

 

ドドドドドド!!

 

 

激流になっていた。

落ちてしまえばひとたまりもないだろう。

後ろにも行けない……なら!!

 

アーク「舌噛むなよ!!」

 

シエラ「え、ちょちょ嘘で……」

 

もう目の前まで広がっている断崖絶壁にアークはスピードを緩めずに

 

 

ピョン

 

 

飛び降りた。

だが、後方から迫ってきたミサイルは目標を追いかけようと機首を下に向けた。

しかし、下に向けたせいでミサイル群は地面に衝突し

 

 

ドォォォォォン!!

 

 

無数のクレーターが生成された。

土煙があたりに舞い上がり立ちこもった。

 

ニゴウ「……やりましたか?」

 

土煙が立ちしばらくするとニゴウが静かに歩いてきクレーターの前で立ち止まった。

辺りを見回し殺すべき相手(アークと逃げた脱走者)がいないか確認する。

少しずつ晴れていく煙と畑を作ろうにもできないであろう大地が広がっていた。

……この荒れ果てた大地から見るに死体も残らず吹き飛ばしたんだろう。

 

ニゴウ「消去完了、帰還します」

 

速く帰ってマスターに報告しよう……お仕置きを受ける前に

そう思い、踵を返し帰ろうとしたが

 

 

ッガッガッガ

 

 

ニゴウ「……音?」

 

どこからか()()()()()()()()()()()()()()が聞こえてきた。

死神かっと思い再度見渡すがその姿は見えない。

 

 

ッガッガッガ

 

 

時間がたつにつれ音は大きくなっていく。

だが、音が大きくなったのでどこから聞こえているのか分かった。

 

ニゴウ「……断崖のほう!!」

 

FA-MASを召喚し崖下を見下ろした瞬間

 

 

ッタン

 

 

アーク「よぉ!!」

 

 

目の前に王女を担いだアークが飛んで現れた。

 

 

ニゴウ「ッ!! 攻撃をメキッごふ」

 

 

ズシャァァァァァァァァァァ!!

 

 

急いでFA-MASを撃とうとしたがアークの右足がニゴウの顔面に容赦なくめり込み漫画のように体が回転しながら森に突っ込んでいき木々をなぎ倒していった。

 

アーク「はぁ……ここの土がそこまで硬くなくて助かった」

 

先ほど飛び降りたが下まで行ったわけではなく途中で壁にマチェーテを突き刺し直角の壁をサイボーグの足に鞭打って上ってきた。

足にめっちゃ乳酸がたまりそう(小並感)

 

シエラ「や、やりましたよね!! い、嫌な音が聞こえましたが!!」

 

アーク「いや、ギリギリのところで防がれた」

 

シエラ「嘘ぉ!?」

 

 

パラパラ……

 

 

ニゴウ「やりますね、アーク」

 

そういっていると森の中から()()()()()()()F()A()-()M()A()S()を片手にニゴウが帰ってきた。

感触的にあれか……芸達者な奴だな。

撃つのが間に合わないのをあの一瞬で判断して防御に移ったとわな。

 

ニゴウ「ほんと……馬鹿なことを考えますね」

 

アーク「お、誉め言葉か?」

 

ニゴウ「………なら、あなたから誉め言葉が出てしまうほどすごいことをしましょうか」

 

するとニゴウはそっとつぶやく。

 

 

 

ニゴウ「Gun, follow me(銃よ、女王に従え)

 

 

 

Mk.46 Mod1(M249)、顕現》

 

 

 

アーク「ッ!? 伏せろ!!」

 

シエラ「はい!? どういう……むぎゃ!?」

 

肩に担いでいたシエラを少々手荒だが地面に落とし頭を地面にこすりつけるほど低くさせ伏せる。

そして、伏せた瞬間

 

ニゴウ「穿て」

 

 

バリバリバリバリバリバリ!!

 

 

頭の上を無数の5.56弾丸が通り過ぎていった。

後ろの方では木々に弾丸がめり込んで大木が倒れ森のすんでいた動物たちの悲鳴が聞こえてくる。

後少しでも伏せるのが遅ければハチの巣になっていただろう。

 

アーク(てか、なんだよこの弾幕は!?)

 

だが、これを一人の女がアサルトライフル…ましてやマシンガンで森をなぎ倒すには無理がある。

 

アーク「……なんじゃそりゃ」

 

弾幕の嵐が通り過ぎ顔を上げるとそこには珍百景が広がっていた。

 

アーク「なるほど……それがお前の能力か」

 

ニゴウ「すごいでしょう?」

 

そこにはガンダムのファンネルのように飛び回るMK.46 Mod1の群れが

なるほど、これがニゴウの「Bullet Queen(弾丸の女王)」か

まぁ、当たり前だが人間の腕は二本しかない……が

 

ニゴウ「集合、結束、標準」

 

 

ガチガチガチ

 

 

彼女にとっては使える腕とかは関係ないらしい(てか、なんか見たことがあるなって思ったら「まどマギ」のマミさんの銃のアレじゃん)

彼女を守るように回るをMk.46 Mod1がさながら女王(ニゴウ)を守る騎士のように飛び回る。

ニゴウが命令するとMk.46 Mod1が合体し始め一つのガトリングのようになった。

「弾丸を放つものなら魔力がある限り無限に召喚することができる」のが彼女の能力だが個数に制限がないのは予想外だった。

てか、あんなファンネルみたいな運用なんか予想できるかよ。

 

アーク「げほ……容赦ない…なぁ!!」

 

伏せた状態からFN SCAR-H Mk.17の引き金を引く。

……が

 

ニゴウ「防御」

 

アーク「……ウソン」

 

銃口から出た7.62mmは……F()A()-()M()A()S()()()()()()()()

え、なに? 言っている意味が分からんって?

つまりニゴウは大量のFA-MASを召喚して盾にして7.62mmを防いだ、文字のままだよ畜生。

 

アーク「いやいや……どうゆこっちゃねん」

 

開いた口が塞がらない

そんなアークにニゴウは

 

 

カシャ

 

 

ニゴウ「……消えて」

 

アーク「くそ!! どいてろ!!」

 

シエラ「ふぇあ!?」

 

ガトリング状になったマシンガンが回転し始めこちらに銃口を向けた瞬間、アークはシエラの首根っこを掴み射線から切るよう適当に投げ捨てる。

 

アーク「I have predicted the conclusion(その結論は予測済みだ)!!」

 

ならばとこちらも能力(アーク)を発動させる。

コマ送りのように少しずつ遅くなっていく世界、そしてマシンガンから放たれた弾丸から伸びる赤い弾道予測戦。

 

アーク(……顔面に5発で0.6秒後……だけど、避けた先に別の弾丸。右肩全体を覆うほどの弾幕が0.75……狙いは全部俺かよ!!)

 

狙いは悪くない…てか、良すぎる。

だが……だからと言って引くわけにはいかない!!

 

アーク「すぅ……」

 

足に力を入れ回避を開始する。

首を横に傾け最初の弾丸を避ける。

次に右足を軸に回転され次の弾丸を避ける。

 

ニゴウ「ッ!? なんで!?」

 

この弾幕前ではどんな奴でも走馬灯が見え挽肉になるはずなのだがアークが次々と回避しこちらに迫ってきた。

狂気の沙汰だ。こんな弾丸の豪雨でなぜ避けられるのかわからない。

 

アーク「……ッ」

 

 

カチッ

ズドンズドンズドン!!

 

 

ニゴウ「(チュン)ッ!!」

 

豪雨の中でもアークは隙を見てはトリガーを引く。

三発しか出ていないがニゴウの頬をかすめる。

白い頬からタラりと赤い雫が流れ落ちる。

だが……

 

 

ザシュザシュザシュ

 

 

アーク「っぐ」

 

ニゴウに傷はつけれたがアークはその倍だった。

弾丸の雨の中どうにかFN SCAR-H Mk.17のトリガーを少し引けたくらいだ。

直撃弾はないが体中のあちらこちらに傷ができる。

 

アーク(ニゴウをやる前にあの取り巻きみたいなマシンガンどもを何とかしないとな)

 

一旦、距離を取るため木に隠れるが

 

 

バキャァァァァァ!!

 

 

アーク「ぬあ!?」

 

まさかの隠れた木ごと弾幕に物を言わせ破壊された。

完全に破壊される前にその場から離れ、お返しにガトリングに標準を向ける。

 

アーク(落ち着け……集中しろ……)

 

自分の「I have predicted the conclusion(その結論は予測済みだ)」が発動中だが精神を落ち着かせさらに集中し高める。

すると静かだった世界がさらに静寂になり   音のない世界になる。

無数の銃弾が迫ってくるが自然と驚異では感じなくなり……いつも通り相棒のストックを肩にあてサイトを覗きトリガーを引く。

 

 

ズドドドドドドドドドドド!!

 

 

ニゴウがマシンガンを六丁をガトリングのように束ねた兵器が放つ弾丸より圧倒的に弾幕は薄い。

だが、嵐のような銃弾に逆らうように自分が放った銃弾はニゴウに向かって飛んでいく。

 

アーク(だけど狙いは!!)

 

狙ったのはガトリングになったMk.47 Mod1の……銃本体の中心部を狙ったのだ。

本体の下部にボックスマガジンから伸びる弾薬に俺の銃弾が命中した。

Mk.47 Mod1の銃弾に7.62が命中した瞬間命中した弾丸が爆発し、さらに連鎖して他の弾薬も誘爆し……

 

 

ドガァァァァァァァァァ!!

 

 

ニゴウ「っく!!」

 

アーク(っしゃ!!)

 

心の中でガッツポーズをする。

これであいつの攻撃手段を減らせると思ったのだが……

 

ニゴウ「Gun, follow me(銃よ、女王に従え)

 

アーク「はぁ!?」

 

ニゴウはすぐに破壊された即席ガトリングを捨てると大量のMk.47 Mod1を召喚し大量のガトリングにしていった。

あいつ、限界の天井がないのかよ!?

 

ニゴウ「殺せ」

 

 

カシャ

ズドドドドドドドドドドド!!

 

 

アーク「I have predicted the conclusion(その結論は予測済みだ)!!」

 

先ほど一つしかなかったガトリングだったが今は一個大隊並みの個数。

数が増えたのでもちろん弾幕もさらに激しくなる。

 

アーク(左上0,01秒!! 下半身全体0,5!! ……くそ!! 間に合わない!!)

 

あまりの密度に避けられないと悟った瞬間、逃げるではなく前に出ることにした。

前に少しでも近づけば射線と射線の間が増え攻撃できる隙ができる。

だが、もちろん負傷するリスクも増える。

 

 

ドクッ!!

 

 

アーク(っぐ)

 

自分の能力を酷使し前に進む。

初めて極限状態になったから気が付いたが……俺の能力のも弱点があることに気が付いた。

どうやらこの能力は使用時間が長くなると()()()()()()()らしく、頭の中が沸騰した石が入ったかのように熱く痛い。

一歩踏み出すたびに脳から神経を通って体を動かそうと筋肉が動くが能力のせいでオーバーヒートした脳でふらつきそうになるが()()()止める(助ける)()()()足を人間の限界以上に動かす。

 

アーク(右に一歩行った0.015秒後に再度右……回避した後、すぐにジャンプ!!)

 

脳から各部位に弾丸のように命令を出して動かしていく。

だが……能力を限界にしても

 

 

ドシュッ

 

 

アーク「ッ!?」

 

ニゴウの弾丸の一発がサイボーグの右足の太ももに命中する。

サイボーグの白い人工血液があたりを白く塗りつぶしていく。

痛覚機能は切っているので痛みは感じないが体内に硬い何かが入り込んでくる不快感は感じる。

足に命中したせいでスピードが少し緩んだ……その隙に次々とニゴウの弾丸が命中しそうになるが

 

 

ズドォン!!

 

 

ニゴウ「飛んだ!?」

 

ニゴウまで残り7mになった瞬間、上に飛んだ。射線は一時外れることができたがニゴウのガトリングはアークを追いかけようと上に向ける。

軽機関銃を六丁束ねたせいで重いはずなのだが物ともせず機敏な動きをしてアークに機首を向ける。

 

アーク「っそこ!!」

 

 

カショ

ズドドドドドドドドドドド!!

 

 

丁度、ニゴウの真上に来た瞬間トリガーを引く。

急いでニゴウも銃を召喚し盾にするが若干に合わず肩や太ももの布を切り裂き血が流れる。

 

アーク(くそ、当たらんか!!)

 

先ほどとは反対側に着地した瞬間、姿勢を低くしトリガーを引きながら突撃する。

ニゴウも対応しようとガトリングをこちらに向けMk.47 Mod1たちの引き金を引こうとするがアークのほうが先に動いており二人との間は残り2mほど。

ニゴウもこれ以上近づかれては困ると発砲するが

 

アーク「今!!」

 

 

I have predicted the conclusion(その結論は予測済みだ)

 

 

一旦切っておいた能力を再度フル回転で使用する。

Mk.47 Mod1から放たれた恐らく5.56mmの弾が赤い弾道予測線を描きながらアークの体に当たる。

……がほぼ目の前の距離でアークを殺そうと全弾アークの急所に当たるよう狙ったので

 

 

ズサァァァ!!

 

 

アークはまるで野球の試合で選手がするスライディンをする。

ハゲた頭ギリギリを弾丸が通っていく。

目の前でスライディンしたアークに驚いたニゴウは急いで銃口を下に向けるが

 

ニゴウ(間に合わない!!)

 

間に合わないと判断し防御に移行する。

重々しい音を立てながら巨大な盾になる。

 

 

カショ

ズドドドドドドドドドドド!!

 

カカカカカカカン!!

 

 

至近距離でトリガーを引いたが表面の何丁かだけ破壊しただけになった。

 

アーク「弾くか……なら!!」

 

スライディングしながら右ひじで地面を殴り反動で立ち上がった瞬間、右腕を振り上げ

 

アーク「おら!!」

 

 

ガンッ!!

 

 

銃で出来た盾を思いっきり殴った。

生身の人間だったら痛いはずだがサイボーグの体に物を言わせ殴り続ける。

 

アーク「おらおらおらおらおらおらおらぁ!!」

 

 

ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン!!

 

 

ニゴウ「しょ、正気ですか!? 銃を殴って破壊するなんて!?」

 

アーク「お前が言うなそ……れ!! ぬぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

内心で「逆に銃を盾にするくせに」とツッコミながら殴り続けできた小さな隙間に両手を入れこじ開ける(ゴリライズ)

 

 

ギ……ギ……

ガシャァァァァァン!!

 

 

盾を縦に裂き、腰からマチェーテを引き抜き切りかかる……が

 

ニゴウ「Gun, follow me(銃よ、女王に従え)

 

 

《Saiga-12、顕現》

 

 

アーク「しまっ!?」

 

盾を破壊した先には同じくガトリング状に合体されたSaiga-12があった。

そして、至近距離で被弾するのはあまりにも危険すぎるそれがゆっくりと回転し始め

 

 

ドンッドンッドンッドンッ!!

 

 

銃口から12ゲージ弾が大量に発射されていく。

アークもそれに気が付き後方に大きくバックステップするが

 

 

ドシャァッ

 

 

アーク「あっぐ!?」

 

突然、左足に鈍い音と感覚がなくなる感覚が全身を襲った。

目線をやるとそこには()()()()()()()()()だった。

どうやらニゴウのSaiga-12の弾幕で飛んで行ったらしく……白い人工血液をまき散らしながら飛んでいく自分の足が見えた。

後ろ向きにしかも片足で回避しようとするが

 

ニゴウ「もらった」

 

 

《PTRD1941、顕現》

 

 

ニゴウから見れば絶好のチャンスであり新しい武器を召喚した。

それはかつてのソ連が開発した()()()()()()()であり……かのナチス時代のドイツが開発したⅲ号戦車・Ⅳ号戦車の装甲を貫通させたほどの威力を持ったライフルだ。え、Ⅵ号戦車(ティーガー)? 知らん!!

ニゴウの頭の中には手加減とかの文字がないらしく、目の前に隙を見せている死神を殺すには十分すぎる兵器だ。

どうやらニゴウの能力のおかげか対戦車ライフルを片手で構えるニゴウ。

そして……そっと引き金を引いた。

 

 

ズドォォォォォォォォォォォォン!!

 

 

耳をつんざくような爆音を鳴らしながら銃口から対物ライフルの12.7mmを超える14.5mmの死の弾丸が放たれアークの心臓部に吸い込まれるように飛んでいく。

アークも回避しようと片足しかない右足に力を入れ上に跳躍する……が

 

ニゴウ「やっぱり、そうしますよね」

 

 

《M72A3、顕現》

 

 

ニゴウが何かをつぶやくと……()()()()()()()()()()()()

 

アーク「遠隔召喚できるのかよ!?」

 

ニゴウ「チェックメイト(もらった)

 

 

ドガァァァァァァァァァァァン!!

 

 

背後に召喚されたM72A3から放たれた66mm HEAT(対戦車榴弾)がアークの背中に直撃し森の方に飛んで行った。

 

ニゴウ(やりましたね)

 

もはやこのニゴウ……アークを戦車かなんかと思っているらしく対戦車兵器で殺してきた。

まぁ、生の人間でも死ぬほどの威力のものだが

 

ニゴウ「早く、マスターの所に帰らないと」

 

流石に死んだ手応えがあったので帰ることにしたニゴウ。

 

 

ザ……ザザ……

 

 

『おい、ニゴウ何をしている』

 

ニゴウ「マスター……申し訳ございません。先ほど死神を始末しました」

 

『……ほう、それはよく頑張ったな。だが、時間がかかりすぎだ……ということでお仕置きだ』

 

ニゴウ「ッ!? 待ってください!! アークを倒せば我々の障害は減り世界統一も容易になります!!」

 

『……()()()()()()?』

 

ニゴウ「……え?」

 

『なんだ? ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()?』

 

ニゴウ「…………いいえ、何でもありません」

 

『早く帰ってこい、さもなきゃお仕置きの時間を長くするぞ』

 

ニゴウ「(ブルっ)……はい、了解しました」

 

通信機を切ったニゴウは自分の来ている服を掴む。

今、自分が来ている服は首相の残党軍の来ている真っ黒な戦闘服。その服の下にはガトリングを動かし死神を殺したとは思えないほど華奢な体。

首相の部下からは華奢な体と健康そうに育った双丘をジロジロと見られるが慣れた。

だが……そんな体が震えている。

 

ニゴウ「お仕置き…………嫌だ……」

 

首相が言っている『お仕置き』とは《大量のムカデと毒虫の入った風呂に沈められる》というものだった。

しかも、裸で全身沈められるので足の先から頭の上まで虫でおおわれるのだ。

毒が至るとこから差し込まれ体中を蝕んでいく。

息をしようにも虫どもは穴という穴から入り込んでいく。

口の中に何匹……いや、何百匹の虫を飲み込んだもわからないほど入り込まれた。

……そして、二日前に女性としては大切な女性の象徴の中、耳の中、鼻の中、肛門……精神がぐちゃぐちゃになるほど入り込まれた。

 

ニゴウ「死にかければ……引き上げられて……また沈められて……繰り返して……」

 

逆に毒が致死量に達しあの世に逝こうにも引き上げられて部下の魔法使いに解毒と精神回復魔法をかけられ元の状態に戻され、また虫の海の中に沈められる。

 

ニゴウ「早く帰りましょう……」

 

踵を返し駆け足で帰ろうとした瞬間

 

 

 

マテ、この糞野郎がぁぁぁぁ!!

 

 

 

ニゴウ「殺気!?」

 

()()()()()()()()()()を感じた瞬間、ニゴウはその場から真横に飛んだ。

すると、その数秒後ニゴウがいた場所に

 

 

ズダァァァァァァァァァァァァ!!

 

 

ニゴウ「岩!?」

 

()()()()()()が生成された。

周囲に魔法使いがいるのか!?

だが、この付近で演唱は聞こえなかった……一体?

 

ニゴウ「それにこの岩……何か違和感が……ん?」

 

地面から出てきた岩にFA-MASを装備しながら近づくと付近に()()()が立ちこもった。

やはり、この付近に魔法使いがいるらしい。

もしかして、さっき逃げていた脱走者(シエラ)か?

 

ニゴウ「どこにいるんですか? あまり私に手間を取らないでほしいのですが」

 

今まで国相手に単独でトップを殺してきたので魔法使いの特徴はわかる。

速く帰らないといけないこの状況になっても抵抗してくる敵にいら立ちを覚えながら探していると。

 

 

ガサッ

 

 

ニゴウ「いた……ッ!?」

 

音が鳴った方向に振り向きFA-MASを構えたがサイト越しに見えたのは()()()()()()()()()()()だった。

高速で飛んでくるそれを横に飛んで避け先ほど生成された黒い岩の陰に隠れた。

 

 

ガサッ

 

 

ニゴウ「……なんですか……アレ」

 

森の中から出てきたのは……()()だった。

 

ニゴウ「何者ですか?」

 

ニゴウが何者かと問いかけるがそのだが遺骨は黙ったままだった。

 

ニゴウ「まぁ、この場所にいる時点どちらにしても殺しますが。恨むなら運のない自分を恨んでくださいね」

 

そういいFA-MASを持ち上げ狙おうとしたが

 

ニゴウ「……え?」

 

自分の獲物を持ち上げた瞬間、ニゴウは目を見張る。

()()()()()()()()()()()()

先ほどまで新品同様だったのに今、持ち上げてみれば長年放置し風化したような有様だったのだ。

 

ニゴウ「なんで……っく!!」

 

錆びたFA-MASを捨て岩に隠れて新しい武器を召喚しようとするが

 

 

キィィィィ……

 

 

ニゴウ「え、音ズドォォォォォォォォォォォォン!!

 

隠れていた岩から金属音に似た音が聞こえた瞬間、岩が爆発した。

岩に完全に張り付いていたので岩の破片が体に刺さる。

 

ニゴウ「うっく……ま、まさかアークですか?」

 

アーク(こくり)

 

ニゴウ「ははは……対戦車兵器を使用したのに死なないとは……あなた、何者なんですか?」

 

アーク(うっせ!! てか、対戦車兵器を人に向けんな!!)

 

ニゴウ「……だんまりですか……失礼なものですね。人が質問しているのに答えないとは。まぁ、答えなくても殺しますが」

 

アーク(答えないじゃなくて答えられないんだよなぁ……)

 

そういいながらも()()()()の腰からマチェーテとP90を引き抜く。

いやぁ、危なかった。

背中からロケットが飛んで来た時、とっさにiDROIDを操作してスカルズに変身して鋼鉄化して何とか防げた。

だが、スカルズでもロケットの衝撃には少々荷が重かったらしく、背中がジンジンと痛いし火傷のように熱い。

 


 

以前のポイント 15428

変身

スカルズ 500

 

合計ポイント 14928

 


 

あ、ちなみになんでP90を引き抜いているのかというと、さっきのM72A3のロケットの衝撃のせいでFN SCAR-H Mk.17がお釈迦になってしまった(てか、よく壊れんな俺のSCAR)

あと、P90は片手でも比較的持てるのでこれにした。

 

ニゴウ「穿て!!」

 

またしてもMk.47 Mod1のガトリングをこちらに向け一斉に射撃してくる。

……がアークもさっきのようにはいかない。

射撃音と共に足に力を籠め

 

 

バシュッ

 

 

ニゴウ「消えた!?」

 

アークが射線上に消え辺りを見渡す。

残像も残さないほどの速さで縦横無尽に駆け回る。

 

ニゴウ「速い!?」

 

ニゴウも追いかけようとガトリングで乱れ撃ちしまくるが当たらない。

しかも……

 

 

パキッパキッパキッ……

 

 

ニゴウ「また!!」

 

ニゴウは攻撃しようにもこの赤い霧のせいで新しく召喚した銃が次々と錆びていき使い物にならなくなってしまうので霧の外に出たいのだが丁度アークを狙える場所に霧が来るのだ。

 

ニゴウ「どこかに魔法使いが……どこに……」

 

とにかくこの赤い霧が邪魔だと判断し探したいが

 

アーク(ぬぁらぁ!!)

 

 

ヒュォン……

ズドォォォォォォォォォォォォン!!

 

 

ニゴウ「またか!!」

 

攻撃をやめた瞬間、アークがどこからか岩を召喚し投げつけてくる。

 

ニゴウ「アークは魔法使いなのか……」

 

ひらりと避け後方で粉砕音が聞こえる中、ニゴウはスカルズ(骸骨)となったアークをにらむ。

速くこの霧から脱出したいが

 

 

斬!!

 

 

近づいたと思ったらマチェーテで切られ遠距離だとP90と岩の投擲で動けなかった。

 

アーク(……よしよし、スカルズの能力がいい感じに刺さっているな)

 

一方アークは内心少しずつ冷静になってきた。

 

アーク(てか、いい加減勝負をつけないと他の増援が来て面倒なことになる……)

 

クラウチングスタートのように姿勢を低くし、地面と平行になるほどまっすぐニゴウに突撃する。

ニゴウは再度ガトリングで攻撃しようとするがスカルズのメタリックアーキアの含んだ赤い霧のせいで錆びていく。

 

アーク(ここ!!)

 

P90を片手構え発砲する。

ライフル弾並みの貫通力を持った5.7mm弾がニゴウに向かっていくに対してニゴウは現在使えるだけの銃をかき集め盾にしたが厚さが薄い。

 

 

キンキンキンキン!!

 

 

ニゴウ「う、ぐぅ!!」

 

生成した盾で何とか防ぐがもうアークとニゴウの間は1mもない。

アークもマガジン内の弾が無くなるほど走りながら撃ち続けマチェーテを握りしめ振りかぶる。

 

アーク(動くなよ!! 動いたら痛いぞ!!)

 

上段で振りかぶりニゴウの盾が目の前に来た瞬間、振り下ろす。

盾が薄かったおかげかバタ-を切るかのように滑らかな断面を残しニゴウの驚愕している顔を拝めた……が同時にご丁寧に先ほどより多くなったSaiga-12の群れがお出迎えになった。

……が下がることなく第二撃に持っていくため前世で習った剣道の「脇構え」の状態にもちこみ、さらにもう三歩前に進み

 

アーク(硬化!!)

 

スカルズの『覆いつくすもの』が発動しアークの体がみるみると岩石のごとく金属装甲に覆われていく。

 

 

カカカカカカカン!!

 

 

ニゴウ「弾いた!?」

 

これにはニゴウも予測外だったらしくバク転でアークの第二撃を避けようとする。

アークは手に持っているまを振りかぶる……ことはなかった。

アークの手には()()()()()()()()()()()のだ。

 

ニゴウ「ッ!?」

 

いきなりだが剣道の「脇構え」とは一つの戦術でもある。

脇構えとは刀などの獲物を自分の体に隠すように敵に接近し切りかかるというものだがこれをすることによって敵は獲物は何なのかわからないし獲物が一体どれくらい届くのかがわからないのだ。

まぁ、一番わかりやすい例えが鬼滅の刃第一話の炭次郎が義勇さんに斧で立ち向かう場面のアレだ。

 

アーク「すぅ……」

 

マチェーテは構えていると思わせて腰に収しておいた。

出すと思わせて油断をさせ右手を出し五本の指を固め力を入れる。

そして、ニゴウに

 

アーク(すまん、痛いが許してくれ)

 

と、申し訳ないと心の中で謝りながら最速で最短の距離から

 

 

ゴキッ

 

 

ニゴウ「お……ぐ……」

 

硬化した右腕に力を籠めニゴウの腹部に向かって真っすぐ突き出した。

鉄の塊が腹部に直撃し内臓に突き刺さりニゴウは嘔吐する。

ふわりと浮いたニゴウの体はその勢いのまま木に衝突する。

 

ニゴウ「げほげほ!!」

 

アーク(ここだ!!)

 

アークはこの瞬間を逃さなまいとMk.22を取り出しニゴウの急所を狙う。

彼女は敵のはずだが無力化し持ち帰ることにした。

 

アーク(盾があったせいで狙えなかったがこれなら!!)

 

そして、()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

そう、()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

ニゴウ「『Bullet Queen(弾丸の女王)』第二艤装 制限解除」

 

 

 

 

アーク「なッ!?」

 

あと少しで引き金を引けそうなった瞬間、謎の衝撃に吹き飛ばされた。

地面をゴロゴロと転がり何とか体制を整えれ見えた景色は……なんとも幻想的な光景だった。

ニゴウの体は光り輝き収まったころには黒い服は夜空を描きたような漆黒のドレスに変わり、さながら女王だった。

 

ニゴウ「……初めてですよ、私のこの形態に持ち込めた敵は」

 

アーク(……まだ、本気を出してなかったのかよ)

 

ニゴウ「今までの敵は私の第一形態で殺されていきましたが……ここは大人しく褒めましょう。素晴らしい技量と度胸ですアーク」

 

パチパチと拍手をするニゴウ。

 

ニゴウ「でも……

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()

 

アーク(……来る!!)

 

P90を構えるアーク

そして、ニゴウは本当の力の一部を発動する。

ドレスのはじとはじをすっと上げ貴族みたいに挨拶をする。

 

ニゴウ「さぁ、戦争を始めましょう? アーク?」

 

 

 

 

 

《鋼鉄の城、顕現》

 

 

 

 

 

アーク(……………おいおい、冗談だろ)

 

アークは上空にニゴウが新しく召喚したものを見てあまりのスケールの大きさに一歩下がってしまう。

ニゴウの『Bullet Queen』は「弾丸を放つものなら魔力がある限り無限に召喚することができる」だ。

先ほどのFA-MASやMk.47 Mod1、Saiga-12にPTRD1941という対戦車ライフルまで多種多様な武器を召喚した。

サイズや弾の種類も関係なく召喚する。

だが、ここで再度読者に聞こうではないか。

 

 

この世界で最も巨大な銃はなんだと思う?

 

 

実際に世界で最も大きいライフル銃で「Big Ernie」という約10mのライフル銃がある。

だが少し待ってほしい。

そもそも「銃」って人が手の中に持ってこそ銃だろうか?

銃とは「()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()」という道具だ。

ここまでくると読者は「何言ってだこの作者?」「てかさっさと進めろよ」って思っているであろう。

だが、先ほど紹介した「Big Ernie」より数十倍巨大な銃があるのだ。

そんなのあるのか?って思うかもしれないが読み返してほしい銃とは何なのか。

某国が開発中の兵器?

答えはいいえだ。だって、それはおそらく数百年前からあるものだから。

だってほら……()()()()()()()()()()()()()()だもん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()()………そして、世界で最も巨大な銃

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()

 

 

それが今、アークの頭上の上空で顕現された。

周囲は薄暗くなる、体の震えが止まらなくなる。

武者震いではない本能的に震えている。

 

アーク(何だよそれ……)

 

P90を強く握りしめる。

今、手にある武器は人を殺すには十分すぎる武器だが目の前にある兵器じゃとても対抗できない。

しかも、その主砲が6門……すべての砲門がこちらを見ている。

 

ニゴウ「この兵器……()()()()()()()()()()()っという兵器に乗っていた50口径40.6cm砲という名前だそうです……人一人を殺すにはオーバーすぎる兵器ですがあなた相手なら十分でしょう」

 

とうとうニゴウはアークを戦車ではなく軍艦としてカウントする気らしい。

 

ニゴウ「アーク、これはあなたに対する最後の言葉です」

 

そして、アークには聞こえないほどの声で囁く

 

 

 

 

 

 

 

ねぇ、死神さん。もし、もし私からのお願いを聞いてくれるなら

 

 

 

 

 

 

 

ニゴウ「マスターのために死んで、アーク(私を殺して、お兄様)

 

 

 

 

 

 

BGM:「Sudden Changes Sans Song [OverSave-Tale] phase2」

 

 

 

 

 

そして、一人ぼっちの女王は命令する。

 

ニゴウ「殺せ」

 

 

ゴゴゴゴゴ……

ガチン

 

 

アーク(ヤバッ!? くrズドォォォォォォォォォォォォン!!

 

 

回避しようとしていたころには視界が真っ白になり空を飛んでいる感覚を感じた。

視界が元に戻っているころには全身に痛みを感じた。

どうやらあまりの威力に「覆われるもの」が破壊されたらしい。

 

アーク(驚いたな……今まで突破した奴はいなかったが……まぁ、戦艦の主砲相手なら当たり前か)

 

ふらふらと立ち上がるが

 

 

ブチッ

 

 

アーク(痛ッ!?……うわ、右腕が)

 

立ち上がった反動で右の肩から腕に痛みが走った。

眼をやると右腕に力が入らなく振り子のようになっていた。

 

アーク(くそ、骨が折れたか脱臼したか……っち、いってぇ)

 

右腕の痛みに我慢しながらニゴウを見上げる。

どういうわけかアイツ……第二形態なった瞬間、空に浮かんでるぞ。

マジの女王じゃん

 

ニゴウ「No One Escapes Death(死から逃れれるって思ってるの?)

 

 

《38口径12.7cm砲、ファランクスCIWS(M61A1)、M134、顕現》

 

 

アーク(召喚する量もえぐいことになってるな!!)

 

ニゴウは新たに艦載兵器を召喚してきた。

本来、戦闘機やミサイルに対する兵器を目の前の死神一人に向ける。

50口径40.6cm砲9門、38口径12.7cm砲12門、ファランクス・M134無数……

 

アーク(もはや、陸上の戦艦だな)

 

さてっと右腕には少し我慢してもらうか。

 

ニゴウ「轟け!!」

 

アーク(I have predicted the conclusion(その結論は予測済みだ)

 

再度足に力を入れた瞬間、ニゴウの一斉砲撃が開始する。

 

 

バシュッ

 

 

ズドドドドドドドドドドド!!

ズドォォォォォォォォォォォォン!!

 

 

高速移動を開始すると自分いたところが吹き飛び巨大なクレーターが完成された。

銃弾の台風の爆風があたりの木々を破壊していく。

だが、アークが変わればニゴウも変わるらしく

 

アーク(上、次は下で1.2秒後にバク転……やばいな、多すぎる!?)

 

先ほどのアークの一撃でニゴウも学んだのかアークに一点集中ではなく周りに乱れ撃ちをし始めた。

しかも、さっきより銃弾の数は圧倒的に多く避けた先に別の銃弾がありそれを避けてもまた避ける。

さっきのでほぼギリギリだったのにそれ以上にもなるとアークでさえも無事ではいられない。

 

 

ドシュッ

 

 

アーク(あぐっ!?)

 

次々とスカルズの体に銃弾が刺さっていく。

スカルズの体は常人の体より丈夫ではあるがアークの「I have predicted the conclusion(その結論は予測済みだ)」のおかげで被害は最小限に抑えれこめれている。

ただでさえ右腕が使えない状況では地獄に等しい。

 

アーク(当たれ!!)

 

どうにか一太刀だけでもとP90を構え引き金を引く。

 

 

バララララララララララ!!

 

 

ニゴウ「ッ!!」

 

 

カカカカカカカン!!

 

 

アーク(やっぱり防ぐか!!)

 

5.7mmの銃弾はニゴウを襲うがニゴウは先ほどの50口径40.6cm砲を前に突き出し防ぐ。

戦艦の装甲の前ではP90は豆鉄砲である。

どうにか戦う手数を減らそうとメタリックアーキアの霧を放出するが

 

 

ガコン

 

 

ニゴウ「轟け」

 

 

ズドォォォォォォォォォォォォン!!

 

 

アーク(ぬぁ!?)

 

まさかのその場所ごと主砲で砲撃し爆炎と爆風で霧を消し飛ばした。

アークも巻き込まれて燃え滾るように熱い爆風に耐える。

 

アーク(う……あちぃ……)

 

足から力が抜けそうになる。

あ、そういえばスカルズの「覆われるもの」って『乾燥や熱に非常に弱く、火炎や日光に晒されると活動を停止してしまう』とかいう弱点があるんだっけ。

盲点だったな……弱点のことを忘れてた。

 

アーク(耐えろよ、スカルズ……おら!!)

 

岩を生成し投擲する。

ニゴウも主砲で防ぐが少し凹んで終わった。

 

アーク(どうにか決め手が欲しい!!)

 

どうしようかっと考えていると

 

アーク(あ!! 目には目を歯には歯を……デカいものならデカいものだ!!)

 

そうして懐からiDORIDを取り出し回避しながら操作する。

召喚するのはメタルギアZEKEだ。

どんなにデカくて硬いやつでもレールガンの前じゃ無理があるからな!!

 

アーク(えっと……あった!!)

 

スクロールし核搭載メタルギアの枠を捜し決定を押す。

 

アーク(こい、ZEKE!!)

 

ニゴウ「あれは!? 防いで!!」

 

 

《トマホーク、ハープーン、顕現》

 

 

アーク「おま、それ使用用途違うだろ!?」

 

今までアークと対峙してあの端末(iDROID)から召喚されていると判断したニゴウはなぜか対空ミサイルも召喚し……

 

ニゴウ「死んで!!」

 

 

バシュゥゥゥゥゥゥゥゥ!!

ズドォォォォォォォォォォォォン!!

ブォォォォォォォォォ!!

 

 

まさかの戦艦ミズーリに搭載されていた兵器全てが火を噴いた。

アークを狙うのではなくその周りに打ち込み逃げ道をなくすように撃ち続けた。

 

アーク(逃げ道は……ないか!!)

 

が……見当が外れた。

 

 

ガコッ

 

 

アーク(ん? なんか揺れたような?)

 

ニゴウの射撃した瞬間大地が揺れたような感じがした。

なぜかニゴウによる直撃弾はなく至近弾で終わったのだが……まさか!?

 

アークの予想が当たる前に事態は動いた。

 

 

ゴシャァァァァァァァァァ!!

 

 

アーク(うわぁ!?)

 

断崖絶壁の上で戦っていたのが仇とでた。

まさかのニゴウはこの場所ごと破壊し下の激流に落とすという暴挙に出た。

崖がそのまま崩壊していく。

地面に足をつけていたアークも巻き込まれるが空を飛べるニゴウは悠々と浮かんでいる。

 

アーク(あいつ……容赦ないだろ!? あ、シエラは!?)

 

落ちていく中、護衛対象のシエラを捜すと

 

 

シエラ「ひぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

 

アーク(いた!!)

 

崖が崩れていく音に負けないほどの悲鳴を挙げながら落ちていく王女を見つけた。

落ちていく中、上にいるニゴウを見上げる。

なぜか()()()()()()()()()()()()()()()()()()()が最終的に引っ込めてしまった。

 

アーク(それより今はシエラだ!!)

 

壁に足をつけ下に向かって飛ぶ。

きりもみ回転しながら落ちていくシエラの右腕を……

 

アーク(掴んだ!!)

 

シエラの腕をつかみ引き寄せる。

落ちていく中、下には激流が見えてくる。

なんか高所から水に落ちるとコンクリート並みの硬さになるらしいのでお勧めしないと本で読んだことがある気がする。

 

アーク(なら、硬化!!)

 

なんとか回復した「覆われるもの」を展開し金属装甲を体ジュに展開し自分が下になるように移動する。

 

シエラ「あ、アーク!! し、下に川がありますよぉぉぉぉぉ!?」

 

アーク(大丈夫だ!!)ッぐ!!

 

目の前で大泣きしながらしがみついてくるシエラ。

 

 

ふにゅ

 

 

アーク(あ、この王女……デカい)

 

こんな状況下なのに肌に感じる柔らかい感触。

何がと言わんがデカいなこの王女。

 

そんなことを思いつつも下から迫ってくる激流。

 

 

ザバァァァァァァァン!!

 

 

シエラを抱えたアークは川の中に巨大な水しぶきを出しながら落ちた。

 

アーク(よし、どうにか衝撃は解決したな)

 

水の中で硬化能力を解除し水の上に浮かぶ。

 

アーク(さーって、ニゴウからは逃げれたからさっさと瞬間移動で(ドグッ)っうぐ!?)

 

水の中に落ちた瞬間、体に異常を起こした。

体……っというよりスカルズに異常が起きた。

 

アーク(あ、そういえば)

 

スカルズは日光などの高温に弱いのに加えてもう一つ弱点があるのだ。

それは

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()使()()()()()()()()()()()()

 

 

 

アーク(しまったぁぁぁぁぁぁぁぁ!? すっかり忘れたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!)

 

水の上に顔を出しながらどうしようかと慌てる。

 

アーク(や、やばい!! 俺は別にいいがシエラだけでも先に出さないと!!)

 

洗濯機の中のような激流の中、シエラを背中に担ぎどうにか岸に泳いでいく。

……がニゴウの砲撃の衝撃がここまで来たらしく。

 

 

ズド      !!

 

 

アーク「ごぽ!?」

 

アークの頭上に巨大な岩が降ってきアーくの頭に直撃した。

頭から水の下に沈められ呼吸がままならなず、川の底に沈んでいくアーク。

 

アーク(しまっ……た………な……あ……り…す)

 

そして、歌う死神は気を失った。




どうもとうとうこの作品も100話言ってうれしい零城です
今回、ニゴウのアレも書いたけど……ここまで来たら作者でもある自分の精神と性格と性癖を疑いたくなってきた……
あと、初めて一万越えの文字数を書いたので誰か褒めてほしいです
ちょっとこれ以上文字数増えたら読者(と作者)が白く燃え尽きそうなのでこれくらいにしました

せっかく100話なのでちょっと作者の本音(と今後の予定)を書き込みたいと思います

・前回出たシエラはニゴウの後の名前にする予定だった
本当はシエラをニゴウの名前にする予定でしたが「とある読者さん」から素晴らしい名前をもらえたのでそっちになりました

・こういう系の作品の終わり方がわからない
読者の皆さまってどういう終わり方がいいですか?
1,結婚エンド
2,結婚+そのあとエンド
3,元の世界に帰るエンド
などなど……ちょっとどうしようか悩んでます

・この「Bullet Queen編」ともう一章進んだら他の作品を進める
最近、この作品を進めすぎて他の作品を進めようかなって思ってます
1,アズレン
2,アズレン外伝
3,ゴッドイーター
のうち三つから選んでほしいのです!!

あ、あとここでニゴウの「Bullet Queen」のまとめです

・第一艤装 限定解放
ニゴウが普段使用している形態
召喚できるのは個人形態兵器のみ、銃をかき集めて盾にもできるし物量に物を言わせて制圧射撃もできる
姿は変わらないが心なしかドス黒いオーラが見える……気がする

・第二艤装 制限解除
ニゴウの実力の半分くらいの状態
召喚できるのは前述を加えて艦載兵器も召喚できる(もちろん個数制限なし)
姿は夜のように暗い黒いドレス姿に変わる(見た目はアズレンの大鳳の禁断の奴を
黒くした感じ)
(少々露出が激しい希ガスbyアーク)

・??
ガチになったニゴウ

では少々長くなりましたが
次回は……今回みたいな糞長くはなりません




あと、どなたかこの作品の挿絵を描いてくれる人いなせんか(泣)

1話4000以上8000以下の文字数にしているけど丁度いい?

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