鋼鉄の歯車の使い魔~転生したのはいいけど・・・これ!?~   作:零城

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すまんが先に言わせてもらおう




テストとレポート全部終わったぜヒャッハー!!



感想も
フロムの民 さん
T-72A さん
無名のゴジラ信者 さん
マウス壊れた人 さん
NWのデータ消えた人 さん
日本兵 さん
ZONE さん
ありがとうございます!!

誤字脱字も
フロムの民 さん
ありがとうございます!!

ちょっと今回は駄作だわ
ネタがねぇ……


百六発目 帰還と問題発生

アークがVR世界から戻った。

クライング・ウルフを開発して本人に会ってそのあとちょいと男の子に会って現実に戻った。

 

 

パチリ

 

 

眼を開け周りを確認する。

窓から差し込む光から見るにまだ太陽が昇っているころだろう。

 

アーク(でも何日たったんだ?)

 

寄りかかっていた壁から離れ立ち上がる。

 

アーク「おっと」

 

少しふらついたが何とかなった。

……どうやら数日間は寝ていたらしい。

 

アーク「さてと、あの王女さんはどこに行った?」

 

 

カチャッ

 

 

シエラ「あ、アークさん!」

 

探そうとしたら本人が現れた。

探す手間が省けて結構だが……

 

アーク「……」

 

シエラ「どうしました?」

 

アーク「シエラ……右目……」

 

シエラ「あ、ああ、これですか?」

 

そっとシエラは自身の右目を触る。

そこには即席だが眼帯がされていた。

 

シエラ「……アークさんが寝てからコレがさらにひどくなって」

 

そういえばと思い出す

この子はどういうわけかあの奴らに勇者の細胞の一つを埋め込まれたそうだ。

寝る前はそんなに肥大化はしていなかったのだが今じゃ一目でわかるくらい大きくなっていた。

 

アーク「……大丈夫なのか?」

 

シエラ「は、はい。生活には支障は」

 

アーク「……そうか」

 

シエラ「あ、アークさんこそ!! けがは?」

 

アーク「ん? ああ、大丈夫だ」

 

肩を回してみる。

痛みは感じない、どうやら完治したようだ。

 

アーク「俺、どれくらい寝てた?」

 

シエラ「多分、3,4日間くらいですかね?」

 

アーク「……わぁお」

 

あんなに大怪我して数日で治るような状態ではない気が済んだが

……やっぱ、この体少し変だぞ?

 

アーク「体内にすでにナノマシンが……んなわけないか」

 

体に支障がないのを確認する。

 

アーク「さて、移動するか」

 

ブォンとiDROIDを起動しマップ機能でアーハム帝国までの距離を調べる。

 

アーク「遠いな」

 

俺一人だったら一日中全速力でサイボーグダッシュすれば着くけど

 

アーク「君がいるからなぁ」

 

横にいる元王女が問題だ。

流石に彼女は人間なので下手に扱ったら永遠にグッバイとなる。

 

アーク「……またバイクかなぁ」

 

シエラ「なんですの? ばいくとは?」

 

アーク「シエラって馬に乗っても酔わないタイプ?」

 

シエラ「ええ」

 

アーク「んじゃ、大丈夫だな」

 

確認が済むとカチカチって操作する。

 


 

以前のポイント 11534

 

召喚

ボンネビルT100 125

 

合計ポイント 11409

 


 

 

ガシャン!!

 

 

重々しい音を立てて現れたのは以前お世話になったバイクさんだ。

 

シエラ「な、なんですかこれ?」

 

アーク「これがバイクだ」

 

シエラ「……」

 

アーク「な、なんだ? そんなに興味を持ったのか?」

 

ガシャリっと乗り込んだがシエラがじっとバイクを見て動かない。

 

シエラ「アークさん、これって」

 

アーク「あ~……詳細は言えんが俺の道具だが。それが?」

 

シエラ「いえ、子供のころに見た本にこれと似たようなものが」

 

アーク「ほ~ん。ま、とりあえず乗りながら聞かせてよ」

 

エンジンをかけ後ろにシエラを乗せて走り出す。

 

シエラ「乗り心地は最悪ですね」

 

アーク「我慢しろそれくらい」

 

シエラ「それより何とも思わないんですか?」

 

アーク「もい?」

 

シエラ「馬上でもそうですが男性が女性を後ろに乗せるって恋人ですかって思ったのですが」

 

アーク「おう」

 

シエラ「……え、まさか何ともないんですか?」

 

アーク「うん?」

 

シエラ「こう、ドキドキするとか」

 

アーク「い、いやまったく」

 

言われてみれば前に男で後ろに女

はたから見れば恋愛ドラマに見えないこと無いが……別にドキドキはしないな。

 

アーク「あ、別に女性的魅力がないわけではないからな?」

 

シエラ「わかってますよ、からかっただけです」

 

エンジン音を鳴り響かせながら大地を疾走していくバイク。

周りを見ても小動物たちが驚いて道を譲っていくぐらいで残党兵の影は見えない。

 

アーク「あ、そういえばさっき言っていた本ってどんな内容なんだ?」

 

シエラ「昔、城にあった古い本でおとぎ話のような感じですよ?」

 

アーク「いーよいーよ、どうせ移動中は暇なんだ」

 

シエラ「えっと、昔で詳細は覚えていないんですが……」

 


 

昔、昔、

一つの島にたくさんの種族が住んでいました

獣のような見た目をした獣人族、森を愛しているエルフ族、力があるドワーフ族、手先器用な人族が協力し合い平和そうに住んでいました。

しかし、一種族だけ除け者にされていた種族がいました。

その姿はとても醜く爪は刃物のように尖っており大きな牙、蝙蝠のような翼をもった種族…魔族でした

魔族はみんなから差別されてました。

しかし、魔族も黙ってはいません

仕返ししようとする魔族もいましたが()()()()()()()()がそれを止めていました

その少年の正体は魔族の王子だったのです

彼は魔法の天才でこの世界の9割の魔法は彼が作ったといわれるほどです。

彼は必死にみんなをなだめました

なぜなら彼は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()

 


 

アーク「おい待て、話が飛びすぎだろ!?」

 

最初は普通だなって思ったらラストがデカすぎた

てか大雑把すぎんだろ。

 

アーク「それ、実話ってなわけないよな?」

 

シエラ「言ったでしょ? これはおとぎ話だって」

 

ま、まぁそうか

滅んでたら俺が転生するわけないしな。

 

アーク「てかその王子……変な奴だな」

 

魔族ってヤバいイメージがあるんだが争いが嫌いってだいぶ変わってんな

 

ふと頭の中に思い浮かべるのはアリスを誘拐した魔人

あいつ、いい趣味しているなって感じた。

 

アーク「ま、この世界じゃ当たりまえかもな」

 

でもあってみたいもんだなその王子さんに

 

心の中でそう思いながらアクセルをひねりスピードを上げる。

 

 

 

 

 

 

少年少女移動中

 

 

 

 

パチパチ

 

 

 

 

アーク「ん? なんだこの匂い?」

 

シエラ「どうしました?」

 

アーク「いや、なんか匂うくね?」

 

ボンネビルT100の重々しいエンジンを響かせながら走っていると草木香る森の中から焦げ臭いにおいを感じた。

誰かがこのあたりで焚き木でもしているのだろうか?

 

シエラ「……本当ですね」

 

アーク「流石にコレを見られたら怖がられるからこのあたりで降りて離れたら乗りなおすか」

 

T100から降りていつものワープゲートを開いて愛車をマザーベースに送り、においがするほうに向かった……なんだが

 

シエラ「……臭すぎません?」

 

アーク「うん、なんか焚き木にしては焦げ臭すぎるし……」

 

匂いを感じる方向に近づくにつれ匂いが悪臭になってきた。あとなんか熱い気が?

 

アーク「山火事か?」

 

シエラ「だったらここを離れたほうがいいのでは!?」

 

アーク「……そうだな」

 

山火事だったら早めに引き返したほうがいいな。

あ~あ、無駄足だったか。

 

匂いと肌に感じる熱さから山火事だと予想し引き返そうとした……瞬間

 

 

 

 

パァーーーン!!

 

 

 

 

アーク「銃声!?」

 

山特有の木々の間に流れる風の音に混ざるようにして場違いな音が聞こえた。

常人なら空耳かもと思うかもしれないが、これでも蛇の影武者(ヴェノム)の訓練に嫌というほど聞いた音だ。

 

アーク「すまんシエル!! ちょっと見てくる!!」

 

シエラ「何が…ってアークさん!?」

 

シエラの応答も聞かずに聞こえたほうに全力ダッシュしiDROIDを取り出しスイッチを押す。

 

アーク「報復」

 

例の言葉をいうと体が変形していき足が軽くなる。

いつもお世話になっているサイボーグになると足に力を籠め天高く飛ぶ。

飛ぶたびに森に棲んでいた動物たちが何事だと慌てふためく。

 

アーク「……いた!!」

 

前日に雨が降ったせいなのかぬかるんだ地面を蹴っていると前方に集団が見えてきた。

集団といっても数人ほどの人間とその周りを包囲している異世界にしてはえらい現代的な武装をした人間だが。

 

「とうとう見つけたぞ!!」

 

「やめてくれ!! 俺達には関係のないことだろ!?」

 

「うるせぇ!! 早く言え!!」

 

「だ、だからそんな奴、俺らの村にはいなかっただろ!?」

 

「黙れ!! さもなきゃこいつを殺すぞ!!」

 

「うわぁぁぁん!! おかぁーさん!!」

 

……状況から見るに武器を持ってないほうがピンチみたいだな

周囲にXM8を持って囲まれて人質に子供一人が隊長らしき人間につかまれていると

まぁ、見ただけでもどっちが敵かはわかる。

 

「頼む!! 私が死んでもいいから子供は返してくれ!!」

 

「……そうか、なら先に逝かせてやるよ!!」

 

そういうと、腰からM9を引き抜き開放してくれと懇願した人間に向け引き金を引こうとした……が

 

 

トン……

 

 

「誰d」

 

アーク「ふー、間に合った」

 

引き金を引くより前よりそいつの首がズレ落ち地面に落ち、その横には血の付いたマチェーテを持った死神(アーク)

トップスピードのまま抜刀し首をはねたのだ

 

アーク(残り数は……4か)

 

「し、死神!?」

 

アーク(装備から見るに残党軍か)

 

銃口を向けられてもなお落ち着いて周りを見る。

 

アーク「おい、がきんちょ」

 

「は、はい!?」

 

アーク「伏せとけよ」

 

助けた子供に忠告すると同時に一歩前に右足を踏み出す。

出した右足が地面についた瞬間、人工筋肉が地面を抉り猛スピードで前に突進した。

 

「っな!?」

 

兵士たちもあまりの速さにこちらに銃口を向けるが残念ながらこちらのほうが先に届く。

 

アーク(あ、でも隣にいるやつ……目の前のやつを仕留めてもギリギリ間に合わんな)

 

目の前にいる敵を無力化する前に隣にいた敵の攻撃を受けてしまう。

ならばっとアークは行動する。

 

アーク(I have predicted the conclusion(その結論は予測済みだ)

 

能力が発動すると世界はゆっくりとなり音が遠くなる。

木々の擦れる音は聞こえなくなり周りの騒ぎも落ち着いているときの心臓みたいに聞こえなくなっていく。

 

アーク(まず隣にいるやつだな)

 

手に持ったマチェーテを振りかぶり思いっきり投げる。

直線で飛んで行った得物は持っていたXM8ごと切断し右腕を切り落とした。

 

アーク(そして、目の前)

 

もう目の前にいる敵は引き金を引く。

綺麗な爆発を起こしながら銃口から弾丸が飛んでくる。

距離的に3発しか避けられないが3発なら十分だ。

 

アーク「ッフ!!」

 

3発とも俺の体に命中するコースだ。

だが、ここは避けずに真っすぐ進む。

 

 

ズシュズシュズシュ

 

 

アーク「っち」

 

体を抉る不気味な感覚を感じるがこれでもサイボーグの痛覚抑制機能で痛みはこれでも和らげているほうだ。

だがこれで届く。

 

左手で銃のバレルをつかみ右手前に引っ張る。

敵は吊られるように右に体を開いた瞬間に右手でトリガー部分を敵の手ごとつかみ銃本体を構える。

そしたらそのまま敵が来るので左足軸に体を回しストックで後頭部を殴り勢いで飛んで行ったら心臓と頭に向かって一発ずつぶち込む。

血しぶきを撒き散らしながら倒れていく死体を仲間が驚愕していく中、引き続き右腕を撃ち落とした敵の両足から上に胴体、頭を撃ち抜く。

 

 

アーク「さて、次は?」

 

一気に二人も無力化され怖気つく残りの敵。

アークの体から人工血液が流れ落ちていくがナノマシンのおかげで数時間後には完治しているだろう。

いやはや、時代の進歩はすごいもんだな。

 

アーク「おいおい、来ないのか?」

 

体中から白い液体が漏れ痛みを感じているとは思えない声で近づいてくる死神に敵はアークが一歩前に出るたびに一歩後ろに下がる。

 

「う、うわぁぁぁぁぁぁ!!」

 

銃が効かないと判断したのかアークに一番近い敵がナイフを取り出し片手で握り迫ってくる。

……片手はまずいぞ敵さん。

 

アーク「よっと」

 

迫ってくるナイフを右手で横から殴りつけて外させる。

そして、空いたところを左手でビンタする。

よろけついたところを右足を敵の足にかけひっかけて倒す。

倒れたところを回し蹴りの要領で首に足をかけ首を押さえつけて地面に伏せさせる。

 

「あ、がぁ…離せ!!」

 

アーク「片手でナイフはダメだろぉ」

 

プロではない限り片手でナイフだと軌道が外されやすいから両手で握る(ついでに腹部あたりで構える)と外されにくくなる。

っていうのを作者が中学の英語の時間で顧問から学んだ(なんで?)

 

「おらぁ!!」

 

もう一人ナイフを逆手に構えて襲ってきた。

今、下敷きで抑えている奴がいるから動けないのでカウンターする。

 

アーク(ここを……こう!!)

 

左上方向から迫ってくるナイフを右手で絡めとり剣先を俺から敵自身に向けて…あとは押し込む。

 

 

ドスッ

 

 

剣先は運悪くも首に深く刺さり噴水のように血が噴き出した。

 

アーク「っち、汚ねぇ」

 

シャワーのように血をかぶるアーク。

 

「あ、あ、あぁぁぁぁぁぁ!!」

 

その姿にとうとう最後の敵は敵前逃亡を図ったが

 

アーク「お、お前さんの仲間は逃げる気みたいだぞ?」

 

「は、離せ!!」

 

アーク「いいよー」

 

まぁ、()()()()()()()()()()

 

アーク「なぁ、サッカーの起源って知ってるか?」

 

「さ、さっかー?」

 

アーク「あー、こっちでは無いんか。ま、いいや」

 

そういうと足を首の後ろに絡めさせ力を入れる。

 

「く、苦し……」

 

アーク「諸説ありだがヨーロッパの8世紀頃だといわれている」

 

 

メキメキメキ

 

 

「く、首が」

 

アーク「その当時は戦争で勝利すると()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「や、やめ」

 

アーク「せっかくだ、今回の俺の勝利を祝ってくれよ」

 

人間離れのサイボーグの筋力で嫌な音を立てながら力を入れていく……そして

 

 

バキッ

 

 

血に伏せられていた敵の首はちぎれ落ちた。

 

アーク「よっと」

 

ポーンっと蹴り上げ本当にサッカーようにリフティングをする。

千切れたせいで血があたりに撒き散らす。

 

アーク「ほら、返す……よ!!」

 

少し上に打ち上げタイミングを合わせてキックをする。

すると綺麗に曲線を描きながら…逃げている敵の後頭部に直撃し転倒した。

 

アーク「それじゃ、あの世でな」

 

腰からTORNADO-6を引き抜き全弾撃つ。

全弾命中し逃げた敵はあの世に旅立った。

 

アーク「ふぅ、終わったか」

 

パッパッと体中についた血を落としながら振り返ると

 

アーク「……あ」

 

振り返るとそこには恐怖の余り怖い顔をする敵ではない人間たち。

 

アーク「……やっちまったなぁ」

 

どうやら彼らの第一印象は最悪で始まったようだ。

……まぁ、この光景を見たらなぁ。

 

アーク「あー、大丈夫ですか?」

 

一応声をかけてみるが

 

「ひ、ひぃ……」

 

「だ、誰だお前はぁ……」

 

アーク「だめだこりゃ」

 

コミュニケーションはダメっと

さて、どうしたものか(汗)

 

シエラ「アークさぁぁぁん!!」

 

アーク「ん? あ、シエラ」

 

シエラ「あ、シエラじゃないですよ!! 勝手にいかないでくださいよ!!」

 

アーク「あ~、すまん」

 

そういえば置いて行ってたな

完全に存在忘れてたわ

 

シエラにこの現状をどうにかしてほしいと相談しようとすると

 

「お、おお!! シエラ様!!」

 

アーク「え、シエラ、もしかして知り合い?」

 

シエラ「え、ええ…昔、訪問した村の住民ですわ」

 

アーク「あ、じゃ、ちょっと彼らの話し相手になってくれ」

 

シエラ「はい? 何でですか?」

 

アーク「……彼らの第一印象を殺しで始めてしまった」

 

シエラ「……わかりました」

 

シエラが村人たちのところに行き、俺の正体を説明してくれた。

すると村人たちが俺のほうに来て崇め始めた。

 

「アーク様ぁぁ!!」

 

「ありがとうございます!! ありがとうございます!!」

 

「救世主だぁ」

 

アーク「えぇ……」

 

音速の手のひら返しに少し引く。

てか、別に俺らは通りかかって偶々助けただけなんだが

 

するとシエラの横に老人がやってきシエラに何かを話す。

 

シエラ「あと、アーク。これは村人からの願い事ですが」

 

アーク「なんだ?」

 

シエラ「彼らの村が謎の集団に襲われて自分たちはそこから逃げてきたが何人かは村で捕まってしまっているから助けてほしいらしいです」

 

アーク「……ちなみにその集団ってどんな特徴だ?」

 

シエラ「……手に変な鉄製の棒を持っていたそうです」

 

アーク「あ~、はいはい」

 

特徴を言った瞬間、残党軍だと判明した。

 

アーク「てか、なんであいつらここを攻めたんだ? 城からはそれなりに離れていると思うし」

 

あ、あとここまで影響が来ているならもっと遠くに逃げんとな。

 

シエラ「……村人たちも襲われる原因はわかってないそうです」

 

アーク「俺は早くアーハムに戻らないといけないんだが」

 

でも見捨てるわけにもなぁ

 

どうしようかと考えていると子供たち数名がシエラに近づき何かを話した。

 

シエラ「ッ!! アークさん!! 襲ってくる前のことならこの子供たちが見たそうです!!」

 

アーク「何があったんだ?」

 

シエラ「……今朝あたりでこの子たちが森の向こう側にある草原で遊んでいたところ大量の何かが移動する音が聞こえてきたので気になっていってみたらさっき倒した敵たちとそっくりな集団がある方向に向かっていたそうです」

 

アーク「……方向は?」

 

シエラ「……それはわかりませんが見ていたらさっきのやつらに見つかって襲われたそうです」

 

アーク「なるほどね……」

 

どうやら残党軍は大群でどっかに向かったそうらしい。

今なら城の警備が少ないからまた行こうかなって思ったが流石に警備は少人数でも厳重にしているんだろう。

 

アーク「ん? 待った。まだ残りの村人は村で捕まっているんだよな?」

 

シエラ「は、はい」

 

アーク「ついでだ。村にいる敵を一人捕まえてついでに村人を助ける」

 

さて、今後の予定も決まった。

はぁ、まーたアリスに会うのが遅くなっちまう。

 

アーク「早く、アリスに会いたいなぁ」

 

多分、城でアークの帰りを待っている主人のことを思いながらアークは被害にあった村のほうに向かった。




どうも何やら最近アームストロング超院議員が流行っていると聞いた零城です
どうしようかな? このビッグウェーブに乗るべきだろうか?
てか、なんで「落ち着いて聞いてください」といい急にメタルギアが流行りだしたんだろうか……
っは!! もしかしてこれがボスたちが言っていたミームか!?
で、でも登場したいけどアークの資金が……

次々回でアリスのところにようやく帰るかな?
次回も戦闘回です

超院議員(アームストロング氏)を開発してほしい?

  • ほしい!!
  • まだだ!! まだ終わってry
  • この社会には変革が必要だ!!

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