鋼鉄の歯車の使い魔~転生したのはいいけど・・・これ!?~   作:零城

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感想も
ノロケル さん
ヘタレ王子 さん
古明地 さん
桜白狐 さん
ポポポン さん
フローランテ さん
ありがとうございます!!

誤字脱字報告も
NoSTRa! (ノズトラッ!) さん
ありがとうございます!!

ここで皆さんに一つご報告を
前回で勇者の特典に無限〇剣製がありましたが・・・

実際今後・・・固有結界とかは出ません
投影は一回ぐらい出るけど固有結界は出ません


三十三発目 勇者の正体

アーク「……なんで神様がここに?」

 

ロリ神「まぁまぁ……とにかく座って茶でも飲もう?」

 

 そう言うと目の前にお茶が出てきた。

 いや、注がれたとかではなくて……”ポンッ”って感じに、手品の如くその空間に生成された……。

 

アーク「お、おう……」

 

こりゃ、ご丁寧に……と言いたいけど、俺の今の体は口がないから飲めないんだがな!!

 

ロリ神「あれ? そうなの? えっと……それでどう? 異世界生活?」

 

アーク「まぁ、楽しいさ……あ、てかこのロリ神! お前俺を転生させるとき人間じゃなくてメタルギアにしたろッ!」

 

ロリ神「いや、あれは衰弱死する程ゲームをするのが悪いって!?」

 

アーク「んなわk……いや、よくよく考えたらそうか……よく生きていられたな俺……」

 

ロリ神「でしょ?」

 

アーク「まぁそれはそれとして……何で、こんな郊外に俺を呼んだんだ?」

 

ロリ神「あ~それね? 神である私の神聖な力が駄々洩れるとかで、この世界の住民にばれたく無かったの」

 

アーク「……じゃぁ、この空間も神様の力か?」

 

ロリ神「うん! すごいでしょ神様の力って!」

 

 小さい癖に、ドヤ顔をするロリ神。

 

アーク「で? 呼んだのはただお話しするためじゃないだろ?」

 

ロリ神「あ、そうだった! ……えっと……実はね……徹君……いや、()()()にお願い事があるの」

 

アーク「……ほう?」

 

 人間の頃の名前ではなく、「歌う死神」としての名前で呼んだっていう事は……余程のことか。

 

ロリ神「実はね……一か月前に私……神が普段生活している神界でね? ()()()()()があったの」

 

アーク「事件?」

 

ロリ神「うん……」

 

 そこから彼女は浮かない表情の中、ぽつりぽつりと話していく……。

 

ロリ神「地球でね? ある人間が罪を犯してね、死んでしまったの……。そりゃあ罪が多過ぎる罪人だったから、速攻地獄行きになったの……」

 

 あ、ちゃんと地獄とかはあるんだな。

 

アーク「一応聞くがその……魂か? そいつの罪ってなんだ?」

 

ロリ神「端的に言えば、痴漢野郎。もっと詳しく言っちゃうと……東京の電車内で()()()()した後、何食わぬ顔で降車しては別の駅でエスカレーターで女子高生のいる段の一段下にいて()()したの。そして、そのままついて行って痴漢しようとしたんだけど……覆面警察に見つかって逃げようとしたけど、階段から踏み外して転げ落ちてそのまま死んだ、おマヌケさん

 

アーク「……ギルティ過ぎるだろ。後、死に方が下らなッ!?」

 

ロリ神「でね、その地獄に落ちた魂なんだけど……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 ……ん?

 

ロリ神「でね? 地獄はそりゃ大慌てで急いで調べたんだけど……部下の鬼がその魂に騙された挙句、独断で地獄から出してしまったって……」

 

アーク「……何やってんだよ、その鬼……」

 

ロリ神「……それで一応その魂は見つかって、私たち神が天変地異を使って追いかけたけど……なんとその魂……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()……」

 

 ……ダサい死に方してるクセして、死後は”大怪盗”みたいな事してるって……何だ、その魂ッ!?

 

ロリ神「それで神々は急いでその行った世界を探したけど……転生する世界って無数にあるからね……。それで時間を割いて探した結果、この世界にいるって分かったけど……ねぇ、アーク?」

 

アーク「なんだ?」

 

ロリ神「ここ最近でさ? ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()見てない?」

 

 威張っている奴?

 転生者って……俺以外にいるわけ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺の名前は、勇者ペガサスだぁッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アーク「……いるわ一名」

 

 めっちゃ心当たりがあるわ。

 いるわ、なんなら今日主人の国に来たわッ!

 

ロリ神「え!? いるの!? また気のせいかなって思って、アークも拉致って探そうかなって思ってたッ!」

 

 てめぇ、ザッケンナッ!?

 

アーク「あ、でも間違いだったらイケないから……その逃げた魂の名前とか分かる?」

 

ロリ神「えっとね・・・」

 

……すると、ロリ神はどこからか出したファイルをペラペラとめくり調べていると……?

 

ロリ神「あ、わかった! えっとね……

 

 

 

 

 

金剛 翔馬

 

 

 

 

っていう名前ッ!」

 

 あ、ペガサスじゃないのか……。

 なんだ……勘違いか……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ん? 翔馬?

 翔馬……翔ぶ馬……ペガサス……。

 

アーク「……確定だわ」

 

ロリ神「え!? いるの!?」

 

アーク「おう、何なら今日来たわ」

 

ロリ神「え!? やった!! これでやることが減る!!」

 

 ……言ったら殴られそうだけど……無邪気な子供を連想させるテンションで、部屋の中をピョンピョン跳ねるロリ神。

 

ロリ神「よし! アーク! 君にお願いして良いかなッ!?」

 

アーク「あぁ? なんだ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロリ神「その転生者を殺して欲しいのッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アーク「わぁお」

 

 すごく無邪気な笑顔で物騒な事を言うなこのロリ神……。神じゃあなかったら、フツ〜にサイコパスだぞ……?

 

アーク「聞いた方が良いだろうから聞くが……何でだ?」

 

ロリ神「何でって簡単よッ! まず、神様ルールとして転生者がいる世界には干渉してはいけないのッ! 鉄則として、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()ッ!」

 

アーク「怖ッ!? ……でもそいつは一応、転生者だろ? いいのか?」

 

ロリ神「安心して! ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()って感じだからッ! 後、報酬も期待して良いからッ!」

 

アーク「安心してって……一応聞くが、最終的に殺せばいいんだろ?」

 

ロリ神「うん! 死んだら即、地獄にシュゥゥゥーッ! するからッ! ……あっ、永遠(ネバー)にね? 永遠」

 

アーク「(納豆みたいに茶化すなよ……!) ……じゃぁさ? まだ……殺さないでいいか?」

 

ロリ神「なんで?」

 

アーク「えっとな……? 俺らがいる世界って魔族がいるファンタジー系なんだ……。んで、全国の絶賛魔族の対策で大忙し……だけど、勇者は皆にとって希望的存在なんだ……そして、一番面倒なことにその”痴漢魂”はこの世界では勇者として活動中……ってとこ」

 

ロリ神「なるほど……分かったッ! 殺すタイミングはアークに任せるからねッ! こっちは、いつでもお迎えする準備をしておくッ!」

 

アーク「ああ……それだけか?」

 

ロリ神「うん! それじゃ私帰るからッ! そろそろこの世界の住民にバレちゃいそうッ!」

 

アーク「そうか。じゃぁな」

 

 神様が作った和室の壁に掛かっていた時計を見ると午後6時……もうすぐ勇者も参加する晩餐会がある。

 

ロリ神「あ、せっかくだから送ってあげるよ」

 

アーク「えっ、いいのか?」

 

ロリ神「うん! 久しぶりに崩れた会話をしたお礼よ! ささっ、入ってッ!」

 

すると、どこかで見たことがある緑色の土管(ワー●ドカン)が出てきた……!?

 

ロリ神「この中に入れば、アーハム帝国にすぐ着いちゃうんだからッ!」

 

アーク「(……好きなのか? マ●オ?)お、それはありがたい……じゃあ、お願いするぜ」

 


 

アリス「……アーク……何処に行ったのよ……?」

 

 その日の夜、アリスは一人で城内にある巨大な庭園にいた。

 

アリス「もう……何処か一人で行くなら事前に言ってって、言ったのに……」

 

 黄昏時が迫る中、もう間もなく勇者を招いた晩餐会が始まるのだが……未だ帰ってこない使い魔をアリスは心配する。

 

アリス「せっかくこのドレスを見せようかなって、思ってたのに……」

 

アリスが着ているドレスは夜空をイメージしたドレスで、藍色の生地にスパンコールの如き、キラキラと光る粒が散りばめられていた。

 

アリス「このドレス……結構、お気に入りなのに……」

 

クロエ「あら? アリス? あとちょっとで、始まるわよ?」

 

アリス「あ、クロエ姉さま」

 

 後ろから声を掛けられ、振り向くと自分の姉がいた。

 クロエが着るドレスは、アリスとは真逆な朝日をイメージして作られた純白のドレスだ。

 

クロエ「……やっぱりアークですか?」

 

アリス「はい……少し、心配になってきたので……」

 

クロエ「全く……あの使い魔がそれほど心配なのですか?」

 

アリス「そりゃそうですよッ! 私の大切な使い魔なので……」

 

クロエ「……もしかして……アークはアリスより私の方が美しすぎて、早くアリスが何処かに行かないかなって、思っているのでは~?」

 

アリス「あ、アークはそんな事は思いませんッ!」

 

クロエ「うふふふ♪ 嘘よ。……でも、そのドレスは彼に絶対に見せたいでしょ?」

 

アリス「はい! もちろんッ!」

 

 アークの話題になると、意気揚々に耳をパタパタさせるアリス。

 そんな妹の話を聞いてあげようと、近くのベンチに姉妹は揃って座る。

 

アリス「アークって、前にアークの生まれた世界の事を話してくれたんですよッ! ワイバーンより早く飛ぶ道具に、世界中の誰とでも繋がる通魔機ッ! 空の向こう側に行ける飛行体まで出来てるってッ! それから、それから……!」

 

クロエ「……ねぇ、アリス……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(アーク)の事……好き?

 

アリス「え?」

 

クロエ「最近のアリスの顔を見ていると、彼の話題になった瞬間……笑顔になってる……」

 

アリス「……え? えぇ!? えぇぇッ!?」

 

クロエ「それにアリスって……私より魔法の才能がないから、友達さえできなかったでしょ? 昔はいつも死んだ目をしていたアリスが、アークに出会ってから気付いてないかもしれないけど……色々と変わっているのよ?」

 

アリス「変わってる? 私が?」

 

クロエ「……私だって、あんな使い魔を手に入れられたアリスを見て、嫉妬はしちゃうわ……でも彼、不思議と人間の癖に……何か、憎めないのよね……」

 

アリス「……」

 

クロエ「それに彼……あなたに忠誠を誓ったのでしょう?」

 

アリス「……見ていたのですか?」

 

クロエ「えぇ。すごくロマンチックだったわねぇ……」

 

アリス「そ、その私が……アークが好きであると……何故、なるのですか……?」

 

クロエ「だってアリス……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()んでしょ?」

 

アリス「ふ、ふぇ!?///////////」

 

クロエ「普通嫌いな使い魔を待っておく主人だったら、こうしてアリスはアークを待ってないでしょ? それよッ!」

 

アリス「で、でも……仮に私が、アークの事が好きでも彼が好きじゃなかったら……」

 

クロエ「あら? 好きじゃないならぁ……? じゃあ、私が貰おうかしら? アークって、(ゴーレムの癖に)料理が上手いし……家事が上手だから、私の身の回りの世話でも……」

 

アリス「そ、それは絶対にダメですッ! アークは、私のアークですからッ!」

 

クロエ「うふふふ♪ その意気よ……。後、最後に一つ姉として忠告をしておくわ……。早くしないと……他の女に取られちゃうわよ? 特に目の前のとか♡」

 

アリス「え? それてどういう……」

 

 最後のは一体どう言う事なのか聞こうとしたが……。

 

「クロエ様ーッ! クロエ様ーッ! 皇帝陛下がお呼びですッ!」

 

クロエ「あ、お父様が呼んでいるわ……それじゃ、アリスお先に♪」

 

 何故か上機嫌に鼻歌を歌いつつ、そそくさとクロエは立ち去って行った……。

 

アリス「私が……アークと?」

 

 そう言えば……前に、クラスメイトと女子会をしていた時に……。

 

「アークの事、どう思っているの?」

 

 ……なんて聞かれたが、別にどうと思ったことはない。

 あくまでも、自分は主人でアークは使い魔だ……それ以上でも、それ以下でもない。

 毎日大体一緒だが……特に思ってない。

 精々、今度街に一緒に出て回ろうとしか……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ん? ()()()()()()()()

 

 一旦、冷静になって考えてみる。

 本当を言うと、アリスは街の事は知っているが……行った事はない。

 だが、重要なのはそこではない……自分の使い魔の事だ。

 彼曰く、男性(らしい)が……もう一度言おう。……アークは男性で、自分は女性だ。

 男性と女性……それが一緒に街を練り歩くって……

 ……それって()()()じゃ……ッ!?

 

アリス「いやいやいや!!絶対ない!!ぜっっっっっっっっっったいない!!いい!アリス!私は確かにアークとは永遠に破られることはない主従関係を結んでいるけど、べ、別に好きじゃ///////」

 

 よくよく思い返してみたら……自分の使い魔のスペックが高い気がする。

 クラスメイトの女子が言っていたが……。

 

「結婚するなら……身長が高くて、筋肉があって、ちゃんと相手のために怒ってくれて、でも優しくて……あ! 後、()()()()()なところですわッ!」

 

 ……あれ?

 アークって……ある意味じゃ、ほぼ全部当て嵌まってないか?

 (顔と頭はアレだが……)身長も高く、(サイボーグの所為でもあるが……)筋肉もある……しかも、主従関係はあるのに怒ってくれてる(そのほとんどがアリスのスイーツの食べ過ぎ)……しかも、悪魔的に料理が上手い(知らぬが花だが……ほとんどが先人の知恵のおかげ)……。

 ……ウチの使い魔……優秀物件では?

 

アリス「……なんかここまでくるとアークの顔……見てみたいな……ああ、もう! 早く帰ってきてよアークッ!」




どうもそろそろハリアーⅡを出そうか悩んでいる零城です
はい、まさかの勇者アンチ入りです!!
しかも勇者・・・まさかの転生者ではなく侵略者!!

次回は・・・まだ勇者は殺さないけど(てかまだどうしようか考えていない)・・気長に待っててくださいな!!

オリジナル弾薬を出してもいい?(対魔法使い弾など)

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