鋼鉄の歯車の使い魔~転生したのはいいけど・・・これ!?~   作:零城

55 / 113
感想も
朱色の羊 さん
ももまん さん
ノロケル さん
ヘタレ王子 さん
大和 さん
桜白狐 さん
ありがとうございます!!


五十二発目 本気で怒った(マジでキレた)歌う死神(アーク)

……暗い夜の中、アーハム帝国の馬車が走っていた

本来は昼間に移動して襲われるリスクを下げるためだがアークが乗っているから安心して移動できるはずだったが……

 

アーク「……アリス……今、なんて?」

 

アリス「だ、だから……私、勇者様に婚約を申し込まれて結婚することになったnよし、少し行ってくるああ! ちょっと待ちなさいよ!!」

 

話の内容が分かった瞬間、アークは立ち上がり馬車のドアを開けて外に出ようとしたがアリスに手を掴まれてしまった。

 

アリス「ちょっと!? 殺さないって約束したでしょ!?」

 

アーク「ああ、殺しはしない……だが地獄に逝ってもらうだけだ」

 

アリス「それも殺すって意味よ!?」

 

アークは今すぐにでも外に出て勇者のところに強襲したいがアリスがそれを許さない。

とりあえず、アークを落ち着かせ説明することになった。

 

アリス「いい? 落ち着いて聞いてね?」

 

アーク「……やっぱ、コ☆ロ☆ス」

 

アリス「ああもう!! いいから聞きなさいって!!」

 

そしてアリスは落ち着いた表情と静かな声で話した。

ことの発端は会議のことであった。

 


回想シーン

 

「~~~~で~~~~なりまして」

 

アリス(どうしよう……暇だし、大臣たちが言っている意味が分からない)

 

会議室内でアリスと交渉担当大臣のアーハム帝国側と勇者や首相たちバサビィ共和国側がいた。

大臣たちがわけのわからない話題を言い合っている。

 

アリス(はぁ……こうなるんだったら帝王学や経済学を学んでおくべきだったわ)

 

そう、暇なのだ

自分はアーハム帝国側の中央に座っているのだが、まるで店に並ばれている商品みたいな感じだった。

 

アリス(今度、クロエ姉さまに聞いてみようかな)

 

正直、早くここから立ち去ってアークに会いたい

主に理由は二つあるが、一つ目はアークに謝りたいのだ。

昨日に使い魔が罪を犯したので罰を与えたが……やはり不快であっただろうか

急に立ち上がらせて抱き着いたが……はたしてあれでよかったのか?(前に恋愛系小説でこうすれば男性は黙るとか何とか書いてあった気がする)

だが、いざ会おうとしたら顔から火が噴くほど恥ずかしくなった。

それに抱き着いたときに言った言葉だが……あれもとてつもなく恥ずかしかった。

そして、二つ目だが……

 

アリス(……なんでさっきから見てくるのよ!?)

 

ペガサス(ニヤニヤ)

 

そう先ほどから勇者がこちらを見てくるのだ

もはや”凝視”って言っていい程見てくる

 

アリス(正直、あまち好きじゃないの!! こっち見ないでよ!!)

 

心の中で訴えるがそんなことは露知らずの勇者はアリスの体を嘗め回すかのように気持ち悪い目で視姦する。

どうにか勇者から意識を外そうと頭の中で別のことを考えるが

 

アリス(……だ、だめだわ……どうしても昨日のことを思い出してしまう)

 

少しでも思い出すと顔が火照ってしまう

仕方ないので早く会議が終わるのを待っていた。

 

ペガサス(ああ♡ 今日もアリスは可愛いなぁ♡ 流石俺の花嫁一号、美意識を忘れず、俺を魅了しようと誘ってくるな♡……安心して、()()()()()()()()()()()♡)

 

ちなみに勇者のほうはというと

アリスの懇願を込めた目線には全く気付かず逆に見ていてくれていると思った。

 

「……ではお願いします」

 

「はい……では会議を終了します」

 

……アリスが我慢している間に会議は終わったようだが大臣たちも違和感があった

 

(……なんか違和感がないか?)

 

(事前まで会議の内容を教えられてないし……さぞかし超重要案件かと思ったが蓋を開けば貿易のことや今後のことなどであった)

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()?)

 

そう、会議の内容はとても国のトップが来るほどの内容ではなかったため違和感があった。

 

アリス「……ではアーハム帝国側はこれで失礼します」

 

会議が終わったのでアリスは椅子から立ち上がりさっさと出ようとしたが……

 

ペガサス「アリス! 少しいいか!?」

 

アリス「……なんでしょうか? 勇者様?」

 

扉から出ようとした瞬間、勇者に呼び止められた。

本当は無視して帰ってアークに会いたいが流石に無礼すぎるので振り返る。

 

ペガサス「え、えっと……えっとな?」

 

勇者がアリスの目の前に立ち急に改まる

 

アリス(はぁ……どうせ、「俺の部屋に来て話さないか」っていうんだろな……正直、この勇者様は自慢話しかしないから面白くないのよ……)

 

アークがいないこの時……果たしてどうやって断ろうかと悩んでいたが……まったく違うのが来た

 

ペガサス「アリス……いや、アリス・フォン・アーハム様……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

アリス「……はい?」

 

今、この勇者はなんて言った?

婚約? それって将来結婚してほしいと言っているようなものでは?

 

「き、貴様!? アリス様に急に何を言い出す!?」

 

「こ、婚約なぞ結べるか!?」

 

ペガサス「はい! それは承知のことです……しかし私はそれでも諦めません!! 確かに私は異世界から来た高々平民でした……しかし、私はあなた様にあったとき初めて心の底から惚れました……まるで猛吹雪の中で咲く一凛の百合のようでした……だけど、アリス様も私のことを知らないかもしれません……でも!! 俺は魔族を滅ぼすという大切な役目があります、だけど私は!!あなたと一緒に世界を救いたいのです!! 俺はあなたを絶対に幸せにします!! なので……結婚を前提に付き合ってください!!」

 

「し、しかし!? それはまるでアリス様が欲しいだけでは!?」

 

「ええ、しかし……勇者様はこの世界を救う救世主であります。……別に今ここで断っても構いません……しかし、()()()()()()()()()()()()()()のにエルフはそんな簡単に神の使いのお願いを断るんですねぇ?」

 

「だ、だが!? それは「待って」……アリス様!?」

 

アリス「……わかりました……しかし猶予をください……その間に決めますので」

 

回想終了


 

アリス「……ってあったのよ」

 

アーク「へ~(納得)……あの勇者がねぇ(絶許)……よし!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勇者殺す(絶殺)

 

アリス「ああ、もう!! いい加減にしなさいよ!! 今、勇者を殺してしまったら私が困るのよ!!」

 

アーク「……っち」

 

アリスを攫いに来たり、暗殺してくるなら俺が手を出せるが……()()()()

これが一番面倒だ

恐らくセリフ的に勇者法の中にあった「魔族殲滅の際には勇者が必要とした人材、資源、資金を提供する」という内容があったのでソレを言っているのであろう。

それに正式に申し込んだってことは逆に断れば「勇者様が頭を下げてまで頼み込んだのに断った」っていうラベルをアーハム帝国に張り付けて余計面倒なお願い(命令)をしてくるのであろう。

俺も本で読んでわかったがこの世界は勇者に酔狂している。

勇者がいないアーハム帝国と勇者がいるバサビィ共和国だと周りの国は間違いなくバサビィ共和国のほうを信じるであろう。

 

アーク「……俺もその場にいたらな」

 

アリス「……もしかしてコレが狙いで私たちだけ会議室に入れたのかも」

 

アーク「はぁ……それで受け入れるのか?」

 

アリス「……仕方ないでしょ、相手は勇者なんだから……従わないとアーハム帝国とお父様が世界中から猛批判されてアーハム帝国の威厳が総崩れになるからね」

 

アーク(アリスが……あの糞勇者のものになってしまうのか?)

 

受け入れるという答えを聞いた瞬間、少しずつ体が冷たくなってきた。

 

アーク「アリス……本当にいいのか?」

 

アリス「……いいのよ……私、あなたが来るまで”無能”って言われてた皇族で家族のみんなのために全く恩返ししてないもん……だから、少しでも恩を返されたなって思って」

 

アーク「……」

 

なんでだろう?

何故、俺の主人はここまで嫌なのを受けいるのか?

いや、まず……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()って思ってしまうのか

別に結婚に関しては気にしてない、なんならめでたいことだ。アリスが幸せに生きるのなら俺は安心できる……しかし、相手はあの勇者だ

本当にあいつがアリスを幸せにするのか? いや、答えは見ないでもわかる……

なら、殺すべきなのか?

だが、それだとアーハム帝国が勇者の願いを断って殺したって世界中に思われるであろう

どうすれば……どうすればいいんだ……俺はただ……

 

アーク「君と一緒に生きて一緒に傍で死にたいだけなのに……」

 

アリス「……何か言った?」

 

アーク「いや何にも……」

 

アリス「そう……今回のことはお父様に伝えるわ。先に言っておくけど殺そうなんてしないでね?」

 

アーク「わかってるよ……」

 


 

数日後

 

あのあと無事にアーハム帝国に戻ってきたが問題も起きた

アリス曰く、皇帝はとても怒ったらしい

まぁ、そりゃそうだな……あんな無礼な勇者に自分の娘をあげるわけないよな。

 

それで皇帝はすぐさまバサビィ共和国に国家間で繋げた通魔機で猛反論するが

 

「では、結婚はしませんがアリス・フォン・アーハム様をこちらに在住させるという選択肢がありますが……こちらも断れば世界中にアーハム帝国に対して制裁をくわえますが?」

 

アレクサンダー「な!? ふざけるな!! 第一、アリスは魔法の才能がないのになぜ勇者様のパーティーに入れないといけんのだ!?」

 

「ほう? 我々としては良いことだと思いますよ? 勇者様と一緒に魔族殲滅の旅に出れるのは大変光栄ですし……何より勇者様のお願いを自分勝手な事情で断ったアーハム帝国の地位が揺るぎますぞ?」

 

アレクサンダー「くぅぅぅ……!!」

 

……って言ってたらしい。

勇者を核みたいな扱いをされているな

勇者という危険な爆弾をチラチラ見せられたら従うしかあるまい。

あと、あちらが上から目線すぎる。

 

 

コツコツコツ

 

 

現在、俺はアーハム城の廊下にいる。

まぁ、やっぱり皇帝が俺を呼んだってことだろう……

 

アーク(アリスが……いなくなる……か)

 

現在、夜で暗くあまり人通りが少なかった……が

誰もいない廊下だが空気が重い

 

アーク(もう……あの笑顔も見れないのか)

 

本当は心の底から公開をしている

俺が出たいがそれだと逆にアリスの敵が増えて俺が潰しまた増えるというイタチ合戦が始まってしまう。

 

 

アリス『私は無能だったからみんなの役にようやく立てるから嬉しいもん!!』

 

 

アーク(……俺が嫌なんだよ)

 

ただ、彼女の笑顔が恋しいだけだ

なんで世界はアリスを狙いたがる?

ただ彼女の力は可能性にすぎず本当にまた俺みたいなのが出てくるとは限らないのに……

 

アーク「……あ、もう着いたのか」

 

いつの間にか前に来た皇帝の部屋に着いていた。

 

 

コンコン

 

 

アーク「失礼します」

 

アレクサンダー「入れ」

 

 

カチャ

 

 

中に入ると皇帝がいた。

皇帝は皇族らしく優雅に紅茶を飲んでいた……どうやら一旦は怒りは静まったらしい

 

アレクサンダー「アークよ……よくぞ来てくれた」

 

アーク「いえ……それより要件は?」

 

アレクサンダー「……バサビィ共和国の勇者の婚約……聞いたか?」

 

アーク「はい、本人から直接」

 

アレクサンダー「……まったく……バサビィ共和国は勇者を利用して好きなことをしおって」

 

アーク「……逆に勇者のほうも気が付いていませんよね」

 

アレクサンダー「ああ、報告によれば勇者であることをいいことに女や富を独占していると聞いたが?」

 

アーク「はい……先日、潜入してところによると勇者は勇者法をいいことに使い、近隣の町や村から若娘を城に強制的に連れて行き娯楽を楽しんでいるようです」

 

アレクサンダー「……もはや勇者ではなく愚者じゃのう……して、反勇者勢とは?」

 

アーク「はい、主に勇者をよく思っていない組の塊だそうですが……大体は親エルフ勢がほとんどです」

 

アレクサンダー「そうか……バサビィ共和国の人間はエルフを格下に見ているっと思っていたが……」

 

アーク「そんなこともない……って感じですね」

 

アークと皇帝が現状を確認していると

 

 

コンコンコン

 

 

「失礼します」

 

アレクサンダー「入れ」

 

 

カチャ

 

 

扉を開けたらそこには前に見た白髪の老人エルフの執事がいた。

 

「皇帝陛下……通魔機から連絡です」

 

アレクサンダー「……一応、聞くが誰からだ?」

 

皇帝は暗い顔で聞くが、もう相手は誰なのかは予想はついているらしい……

 

「……()()()()()()()()()()からです」

 

アレクサンダー「……はぁ~~~~~~」

 

ため息を吐き、決心したような顔で言う。

 

アレクサンダー「……わかった、変わろう」

 

「っは」

 

すると執事はどこかに行き、しばらくすると手に大事そうに包みながら空色のクリスタルを持ってきた

なるほど……あれが通魔機か。初めて見たな

 

「こちらです」

 

アレクサンダー「……ああ、ありがとう……私だ、アレクサンダー・フォン・アーハムだ」

 

皇帝が執事からクリスタルを受け取り、クリスタルに向かって話しかけるとすぐに返事が返ってきた。

そして、この会話が戦火に進むとは思ってもいなかった。




どうも深夜に急にお気に入り登録が増えて驚いた零城です
なんで深夜……控えめに言ってすごくう嬉しいけど

前回に戦争はまだあとって言ったよな?
あれは嘘だ( ー`дー´)キリッ
速く、メタルギアたちを解放したいからね!仕方ないよね!!

ていうことで次回はなぜバサビィ共和国が戦争をしようとしているのかがわかる回です

あと、もう一つ

「鋼鉄の歯車の使い魔~転生したのはいいけど・・・これ!?~」の評価者が30人突破しました!!ぱちぱち!!(前回から12話!! 一話分速い!!)

(新規評価者様です)10人おきに出したかったけど今回は12人です

maremo さん
レイン・ワールド さん
ホワイトグリント88号機 さん
豚骨味 さん
ピィ さん
堕ちた天使ミ☆ さん
大和2482 さん
辻口 さん
地底産名無し さん
741 さん
田中 伸宙 さん
ガガギゴ さん

ありがとうございます!!
これからも頑張って書いていくので応援よろしくお願いします!!

「ギアレックス」を入れてほしい?(モンハンコラボキャラです)

  • 欲しい
  • 欲しくない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。