鋼鉄の歯車の使い魔~転生したのはいいけど・・・これ!?~   作:零城

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ありがとうございます!!


五十五発目 狙撃

アークがバサビィ共和国に急遽来た次の日

バサビィ共和国ではアーハム帝国との戦争に向けての出撃式が始まるところだった。

予定では今日の早朝に式をやって出撃をし、アーハム帝国に向けて進軍してきて途中で陣を張る予定だ。

 

「それではこれより式を始めます!! まず首相お願いします!!」

 

事前に準備しておいたステージの上に首相が昇り演説を開始する。

ステージ下では各国の大臣や将軍に加え、勇者までいた。

 

「……我々はこれまでアーハム帝国とはいい関係を結んできました……しかし、その仲もたった今切れられました!! 我々はこれよりアーハム帝国に進軍しアーハム帝国を解放しより良い世界を作り帝国に征服されている地域を解放させあああああああ

 

首相が演説をし市民がそれを聞いている。

大体は嬉々として聞いているが……一部だけ恨んでいる者がいた。

 

「……そんなの勇者がいるからだろ」

 

「勇者がいないと何もできなかったくせに……」

 

そう、”反勇者勢”だった。

彼らは勇者の正体が”本当”の勇者でもないことは承知している……

なら、なぜ国民に告発しないのかというと……まず、反勇者勢が本当に少人数で8人に1人ぐらいしかおらず例え言っても他の勇者勢に潰されてしまう

それに国民も勇者に酔狂しているので聞いてくれる耳もない。

 

「こちらは証拠をつかんでいるのに!!」

 

「動けないのがなんともな……」

 

証拠は掴んでいる

って言っても「勇者が近隣の女性を連れてきて好き勝手にしている」や「召喚の際に禁呪を使用され1000人もの奴隷が死んだ」とか物的証拠ではなく実際に見た証拠だ。

あと、欲しいって言ったら実際の被害者が欲しい。

最初は自分たちも勇者を崇拝していたがちっとも魔族を倒しにはいかず女性を連れて娯楽ばかりしているので反勇者勢に入った。

 

「……しかし、本当なのでしょうか?」

 

「何がだ?」

 

「……いえ、早朝に出発したときに玄関にあった手紙なのですが」

 

「ああ、あの宛先人がわからない手紙か?」

 

しかし、不思議なこともあった。

それは反勇者勢の家に一通の手紙が届いた。

内容は


(手紙に書かれていたこと)

『おはようございます。誰からの宛先なのかは事情により書けませんがお宅が反勇者勢であることが既に知っております。ですがご安心を城に密告などはしません……あなたがた様にやってほしいことがあります。本日、出撃式がありますがその時に私は少し騒ぎを起こしますので

「魔族とは戦わずにエルフと戦争をする勇者に対する神の怒りだ」

とか

「正義ではなく悪に進もうとしている神々の裁き」

などの勇者のせいでこうなったという噂を流してください。そのあとにミール聖教国に証拠を出してください。あの国も勇者については不審に思っているので世界中に告発してくれるでしょう。最後にバサビィ共和国にある最も大きい監獄ですがその中には勇者に妻を取られた夫たちが捕まっています。どうにかそこに所属している看守を変えて何時でも出せるようにしてください……

()()()()()()()()()()()

後は好きにしてください

ー同志よりー


 

「同志とは一体誰でしょうか?」

 

「誰だとかは今は関係ない従うだけだ」

 

「しかし……もしこれが嘘で我々を嵌める罠だったら?」

 

「だが、このまま一生黙ったままだったら勇者勢の思い通りだ」

 

「……成功してくれたらいいですが」

 

「こういう時こそ『()()()()』いてくれたらなぁ……」

 

「馬鹿言え……そいつは今回の戦争相手なんだぞ? 多分、今はアーハム帝国のどこかにある封印場所から出されているころだろう」

 

反勇者勢の人間がひそひそとステージ裏で話していたが……すでにこの国に死神が来ているのを気が付かなかった。

 


そのころ同時刻

 

首相が演説しているステージのある広場が見えるとある見張り塔……

その見張り塔は高さはかなりあり、しかも広場まで直接見えるほどの大通りがあるところの塔であった。

 

「なぁ、ここを見張る必要性いるか?」

 

「……あ、お前も思う? 俺も必要性がないと思った」

 

「はぁ……どうせ俺らは落ちこぼれ組ですよー」

 

塔の中では見張り役の兵士が三人が愚痴を言いながら警備をしている。

だが、鎧を脱ぎ剣を立てかけ完全に警備をサボっていた。

 

「ってかこんな所から殺しに来る奴なんているか?」

 

「いるわけないだろ? ここから広場までどれくらいあると思ってんだ? 弓矢でも無理な距離だぞ?」

 

普通は無理であろう……()()()()()()

 

 

 

コンコン

 

 

 

「ん? なんだ?」

 

「もしかして上司がサボってないか見回りに来たんじゃないか?」

 

「え、やだな……おい、出る奴は装備しとけよ」

 

面倒くさそうに鎧を着て扉に向かう兵士。

 

「だれだ?」

 

??「おう、お前ら暇だろ? 酒を持ってきたんだがどうだ?」

 

「おお! いいなそれ!!」

 

??「……だけどすまんが、酒の入った樽が結構あるから一緒に運んでくれないか?」

 

「おお!! いっぱいあるのか!! わかった一緒に運ぶぞ!!」

 

酒があるのを聞いた騎士は喜びながら外に出て行った。

無理もない平和すぎて暇だったので暇つぶしに何か欲しかったのだ。

 

「酒じゃ♪ 酒じゃ♪ ……あら? どこに行った?」

 

扉を開けたがノックをした主はおらず、いつも通りの景色が広がっていたが……

 

 

 

アーク「спокойной ночи(おやすみなさい)

 

 

 

突如、視界外から何者かに口顔に布をかぶせられ眠ってしまった。

 

アーク「さてっと……聞こえたのは3人だったよな?」

 

正体は我らが主人公アークであった

ちなみに先ほどの言葉はロシア語である。

 

塔の中は階段で上に上がっていくらしく、途中で他の騎士がいる部屋にたどり着いた。

 

アーク「……二人か」

 

一番下にある地上に出る扉から階段で上り続けると屋上に出る構造でその中間に騎士の駐在所があった。

部屋の中は休憩のできる最低限の設備しかなく騎士が酒に飛びつくのも納得ができる。

 

アーク「行くか」

 

俺がなぜこの塔に来ているのかというと少し用事があるからだ。

下準備も万全で早朝に反勇者勢の家を突き止めて手紙を置いた……読んだところも見たからあとは実行してくれるのを願うだけだ。

装備も最近お世話になっているレインコートに懐にはMk.22と手には()()()()と背中に()()()()を担いでいる。

これほど軽装な理由は終わったらさっさと帰るだ。

 

 

ギシギシ……

 

 

木でできた階段を上り、騎士の視界に入らないように覗くと一人は窓の外を見て一人は本を読んでいる。

……行くか

警戒してないのか兜まで取っている。

 

アーク(……当たりますように)

 

懐からMk.22を取り出し窓の方を向いている騎士の頭に標準を向け引き金を引く

 

 

パシュッ

 

 

「ぬあ? なんで眠く……」

 

見事ヘッドショットを決め騎士は倒れるかのように崩れていった。

 

「おいおい? 今から酒が来るんだぞ? 何寝てんだ?」

 

相方の騎士は不審に思わず眠った騎士を起こそうと立ち上がった瞬間

 

アーク「はい、御休みー」

 

「むが!? だ、誰……( ˘ω˘)スヤァ」

 

背後から忍び寄り手に持ったハンカチを騎士の顔にかぶせた。

すると、騎士は死んだように眠った。

 

アーク「睡眠ハンカチはお世話になるな」

 

手に持ったハンカチを見ながら任務のために屋上に上がる。

このハンカチは普通のハンカチではなく「睡眠ハンカチ」だ

そう、MGS3で出たハンカチでスパーッツァのである(スパーッ↑ツァ→である)

 


 

以前のポイント 6988

 

開発

睡眠ハンカチ 2

 

合計ポイント 6986

 


 

周りを見て敵がいないのを確認し、騎士たちを全員部屋に運び最初から何もなかったようにする。

運び終わったら屋上に上がり広場を見下ろす。

 

アーク「下準備していた時、ここがいいなって思ったが正解だったな」

 

そして、肩から()()()()()()()()()()()()()()

 

アーク「んじゃ、頼むぜDSR-1ちゃん」

 

肩から降ろしたのは「ブルパップ方式のボルトアクション狙撃銃 DSR-1」である。

DSR-1にはサプレッサー(DSR-1用に新しく開発した)と二脚(こちらも新しく開発した)と6-24倍スコープを装備している。

 

アーク「ん~♪ この姿……流石ドイツ……いい物を開発したな」

 

ライフルの二脚を展開し隣にこちらも新しく作った測定器を置く。

え? 測定器いるのか? って?

いやいや、これがなきゃ風向きとかわからんし。逆になかったらそうやって狙撃をするんだよ? (クワイエット? ボス? あいつらは違う)

 


 

以前のポイント 6986

 

開発

二脚(DSR-1、M-2000NL両用とアサルトライフル、LMG両用の二つ) 2

測定器 2

 

合計ポイント 6982

 


 

アーク「えっと……風向きは……東に少し強いな……調整っと……距離は……」

 

測定器と狙撃中の間を行ったり来たりする。

……マジでこういう時こそ観測手(スポッター)が欲しいな。

 

アーク「よし、調整完了っと」

 

カチカチっとスコープの調整を完了しスコープを覗く。

 

アーク「えっと……距離は450mか……なんか1km以上を狙える奴は一流だって聞いたな……DSR-1の.300ウィンチェスターマグナム弾の有効射程距離は1,100m……余裕だな」

 

そんなことを言いながらもスコープを覗きながらターゲットが上がってくるのを待つ……そして

 

アーク「……来た!!」

 

頬をストックにあて、構える。

遠くから見ているので音は聞こえないがスコープから見える景色からはわかる。

 

「続きましては今回、軍を導く将軍です!!」

わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

 

今回のターゲットは軍を率いる司令官とその側近だ。

狙う理由は……のちにわかる。

 

「今こそ!! 我らに刃向かうエルフを一匹とも殲滅し世界に平和を」

 

アーク「……まったく……戦争って言うのは戦う前から始まっているのに……呑気なものだね」

 

怖そうな顔で演説しているが……まさか、もうすぐで死ぬなんて思ってもないだろう

え? 勇者は良いのかって? アイツよりアリスが先だ。

それに今、勇者を殺すのは問題だ……死んで裁かれるより生きて裁かれてもらう。

 

アーク「ふぅふふ~ん♪ ふ~ふふふん♪」(某第五人格のリ〇パーの鼻歌です)

 

どうしよう……思わず鼻歌が出る。

別にクワイエットになり切ったつもりじゃないが……メタルギアやってたせいで出てしまう。

 

そしてスコープから見える景色が将軍の顔から額に合わせていく……そして運命の時が来た

 

アーク「すぅ~~~~……はぁ~~~~~~……」

 

深呼吸をし、息を止める

すると、徐々に周りの音が遠くなっていき心臓の音も聞こえなくたって来た。

標準もターゲットの額を捉えた、弾のチェックもした、観客(市民)もそろっている……さぁ、舞台は整った。

 

 

アーク「Verabschiedung(さようなら)

 

 

ゆっくりと引き金に入れる力を増やしていき……

 

 

パシュッ

 

 

薬室に収められていた.300ウィンチェスターマグナム弾は銃身を通って銃口から放たれた

放たれた音の無い凶弾は空を裂き、空間を貫き、市民の歓声を破壊していき……

 

 

トシュ……

 

 

「……あれ?」

 

スコープ内で赤い花が咲いた。(ちなみに先ほどの言葉はフランス語である)

将軍の額からトクトクと赤い液体が出てき、将軍は何が起きたのかわからないの手を額にやって血が出ているのがわかった瞬間……バタンと倒れた

 

アーク(まず一人)

 

カショ

 

慣れた手つきでコッキングをし排狭をして次のターゲットを狙う

市民も兵士も何が起きたのかわかってないようでざわついている。

側近の副官が貧血でもしたのかと思ってるのか既に死んでいる将軍を起こしに近寄るが

 

 

パシュ

 

 

ドッ

 

 

アーク「Hit」

 

二人いる副官のうち一人の頭に見事ヘッドショットし即死させた。

 

カショ

コショ

 

排狭し次弾を薬室に入れ引き金を引く

その間でも市民や各国の将軍は何が起きたのかわかってないようでいる

 

アーク「……次」

 

しかし、最後の副官は攻撃されているのが気が付いたのか急いで立ち上がりステージから降りようとしたが

 

 

パシュ

 

 

ドッ

 

「あ、足がぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

うわ、ここまで悲鳴が聞こえてきたな

あ、てかごめん……頭狙ったつもりだけど太ももに当たったわ。

騎士なんか目指さずオペラ歌手のほうが性に会いそうだな。

 

カショ

 

コッキングをして再度狙う

だが副官はこの短時間で狙ってきた場所を特定できたのかスコープ越しに視線がぶつかる。

 

アーク(すごいな……狙撃場所まで特定とは……アーハム帝国にほしい人材だが……一番の間違えは俺のアリスに手を出したことだ)

 

慈悲もなければ情けもかけない……だがせめて苦しみからは解放してやろう。

引き金に掛かっている人差し指に力を入れ引き金を引く。

弾丸は再び空を飛び……

 

「い、いやだ死にたくn」

 

額からヒガンバナを咲かせ、痛みに苦しむ人間を解放した。

勇者は……あ、我先に建物中に逃げてる

 

アーク「ミッション完了……帰還する」




どうも編集中に”G”に遭遇して勝てなかった零城です
奴らは滅ぶべきだ
次回は……まだ戦争シーンではないかな?

アークの位置(何がとは言わない、察しろ、ヒント:恋愛系)

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