鋼鉄の歯車の使い魔~転生したのはいいけど・・・これ!?~   作:零城

62 / 113
UA 30,00人突破ありがとうございます!!

感想も
ノロケル さん
アラガミを喰らう艦息睦月改二 さん
ヴェノム さん
神無月 十夜 さん
大和 さん
ヘタレ王子 さん
ありがとうございます!!


五十九発目 狂王ペガサス

虐殺戦争から一週間後

バサビィ共和国が完全に見える丘の上でアークは座りながら新聞を読んでいた。

なぜ、こんな場所にいるのかというと

 

アーク「念のためねぇ……」

 

バサビィ共和国を出た後、皇帝陛下に連絡し命令を受けた。

まず、もしまた軍をそろえてアーハム帝国に攻めてきた場合はすぐさま変身し殲滅しろというのであった。

ここからなら軍をそろえて出撃しても見えるので何時でも殺せるわけだ。

 

アーク「あとは……陛下に任せるしかないか」

 

俺は殺すことならできるが政治についてはさっぱりだ

皇帝は賠償金とか土地をもらおうとしている。

……が

 

アーク「()()()()()()()()……か」

 

だが、異変は起きた。

それは四日前のことだが通魔機で呼び出しても変身が来ないのだ。

まぁ、別に黙秘するならば圧力をかけたり、ほかの国と組んで侵略やらすればいい

 

アーク「あ~……早く帰りたい」

 

野原に寝転ぶ。

すると心地のいい風が肌に感じる。

 

アーク「……平和だなぁ~……ノエルたちも今頃ミール聖教国に戻ってるかなぁ?」

 

だが、その平和のひと時はすぐに終わった。

 

 

 

バァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!

 

 

 

アーク「な、なんだ!?」

 

突如、バサビィ共和国の上空に巨大な魔法陣ができた。

大きさもバサビィ共和国の城下町を収まるくらいの大きさだった。

 

アーク「……とにかく連絡だ!!」

 

懐からiDORIDを取り出し電話をかける。

 

 

カチャ

 

 

アリス「アーク? どうしたの? あ、もしかしてお父様の御使い終わったの!!」

 

アーク「あー……ごめんけどアリス? ちょっと皇帝陛下に変わってくれないか? 急用だ」

 

アリス「急用? わかったわ!」

 

しばらくすると

 

アレクサンダー「変わったぞ」

 

アーク「皇帝陛下!! 聞こえますか!? 緊急報告で突然、バサビィ共和国上空で巨大な魔法陣が発生しました!!」

 

アレクサンダー「なに!? それは一体……待った……わかった……アークよ、こちらもとんでもないことが起きた」

 

アーク「とんでもないこと?」

 

アレクサンダー「たった今、バサビィ共和国から手紙で来たのだが……

 

 

 

 

 

 

 

 

勇者がバサビィ共和国の王になり、各国の大使館や外国との関りがある人間を人質に取ったそうだ」

 

アーク「へ~……えええええ!?」

 

え、ちょっと待って

草とか森を超えてアマゾン生えそう。

 

アーク「それってどういう……」

 

アレクサンダー「わからん……だが他の国でも同様の手紙が来たらしい」

 

何それ

もっとわからん

 

するとバサビィ共和国の方から嫌な声が聞こえてきた。

 

 

 

ペガサス「あー、あー……聞こえるか人間ども!! 俺はこの国の新しい王、ペガサス様だ!! 貴様ら愚民どもには勝手ながら奴隷にする魔法をかけさせてもらった!! だが、誇れ国民よ!! この首の模様は私への忠誠の証でもありバサビィ共和国……ペガサス王国民としての証だ!! これがあれば世界中、どこに行こうが見せれば威張れる……」

 

 

 

アーク「わぁお……愚王」

 

何を言い出すと思ったら、まさかの王様宣言と国民全員奴隷にした宣言。

まぁ、確かにそうすれば反感は出ない(まず、できない)し、自分の思い通りにできる(つまり独裁政治)

 

アーク「ってか、使役魔法を学ぶくらいなら攻撃魔法を覚えるよ」

 

とりあえず、皇帝に報告する。

 

アーク「……聞こえましたか? 皇帝陛下?」

 

アレクサンダー「ああ、しかと聞こえた」

 

アーク「……これ、どうします?」

 

アレクサンダー「……無視でいいだろう。あんな愚者が政治なんぞできるわけがない」

 

アーク「……捕まっている人質はどうしますか?」

 

アレクサンダー「その国から要請がこれば助けに行く(アークが)」

 

アーク「あ、我々の国は?」

 

アレクサンダー「勝手に起きた戦争のおかげですでに撤退させている」

 

あ、それなら別にほっといていいか

その代わり国外から制裁祭りが起きそうだけど。

 

アーク「それで……私はもうしばらく待機ですか?」

 

アレクサンダー「そうだな……恐らく各国が人質奪取のために動くがアークは基本無視で頼む」

 

アーク「了解」

 

 

ブン

 

 

iDROIDを切って懐にしまいバサビィ共和国を見る……と

 

 

ペガサス「”誇り高き壁よ!!我が同族を守りたまえ!!「アースウォール」”!!」

 

 

ドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!

 

 

アーク「うお」

 

バサビィ共和国の周りに巨大な土壁が生成された。

土壁はミルミルと上がっていきすっぽりと国を囲ってしまった。

 

アーク「城壁か? でも……」

 

防壁のために召喚したなら少し大きすぎる気がするが……出入口がないのだ

え、貿易とか大丈夫なん?

食料大丈夫?

 

アーク「まさかと思うけど……後先考えずに作ったのか?」

 

自滅じゃん

なんか……勇者らしい

 

アーク「さて……もし、攻めることを考えてあれを作っておくか」

 


 

一方バサビィ共和国内

 

街では国民たちが城に集まっていた。

だが、誰も言葉を発さずただ城を見ている。

そして、それを城の窓から見ている者がいた。

 

ペガサス「くっくっく!! いいぞ……これで世界は俺のものに……」

 

そう勇者ことペガサスだった

鎧は脱ぎ、王冠を被り、豪華な服を着て王様になったつもりでいた。

最早勇者らしいところはなくなりただの愚王であった。

 

ペガサス「俺はいい考えをしたと思わないかい? ねぇ? ノエルちゃん?」

 

勇者……もう面倒くさいからここからは「勇者」ではなく「王」と書く。

王が振り返るとそこには……

 

ノエル「……なんでなんですか」

 

ノエルがいた。

いつも通りに清楚な黒いシスター服であったがその可愛らしい手には痛々しく鎖がまかれていた。

なぜ、ここにいるのかというと今朝ようやく出国してミール聖教国に戻れると思ったらバサビィ共和国の騎士に「アーハム帝国に情報を流した罪」で連行されてしまった。

最初はやってないと無罪を主張したが強制的に連れていかれた。

 

ノエル「なんで……なんでこんなことをしたのですか!?」

 

泣き叫ぶ勢いで叫び、勇者に問うと

 

ペガサス「理由? そんなの簡単だよノエルちゃん? ()()()()()()()()()()()()()!!」

 

ノエル「な、なにを!?」

 

ペガサス「この世界は魔族と戦っているのはよ~くわかる……なら、戦わずに支配してしまえばいいと思ってね!! だから、こうしたんだ!! この世界全員を俺の奴隷にしてしまえば俺の支持一つで戦争を起こせなくなる! そうすれば世界が平和になる!! 平和になればしたいことがみんなできる!!」

 

特別に作らせた玉座の前でくるくる回りながら言う王

 

ノエル「……確かに世界が平和になるのは良い事です……しかし!! その方法だと絶対に平和になどなりません!!」

 

ペガサス「どうしてだい?」

 

ノエル「平和というのは()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()です!! そんな強制的に従わせても平和などなれません!!」

 

ペガサス「でも平和になればなんでもできるんだよ? まず、人間を全員奴隷にしてそのあとにエルフっていう感じにs怪獣を奴隷だらけにする!! そして、あのロリ神も奴隷に……」

 

ノエル「でも!! たとえ従わせても幸福ではいられません!! 私も戦いは嫌いですが……それでも好きな人と会って好きなことを努力して手に入れるこそ人間らしいことです!!」

 

ノエルがやめるよう訴えるが

 

ペガサス「はぁ~……ま、いいか。はい!! 茶番は終わり!! ここから本題に入ろう!!」

 

無理やり話を水に流し話題を変える。

 

ペガサス「ノエル? 俺は君とこの世界が支配されていくのを一緒に見たいんだ……どうだい? 俺の妃にならないか?」

 

ノエル「……御断ります」

 

ノエルの顔に力が入る。

ノエルは普段見せない怒った顔で王を睨む。

 

ノエル「私はそんな世界を支配しようとする大馬鹿者の側など居たくありません!!」

 

初めて自分からキッパリと答えれた。

今まではマザーとぐらいしか話したことがなく頼まれても断りずらかったがトオルとあってから感情を表に出せるようになった。

 

ノエル(そういえば怒るのもこの人で二人目ですね)

 

始めはトオルが自分の裸を見た時だがあの時はトオルが大人しく土下座をしてダンジョンの出入り口までしていたので許した。

少し予想外のことが起きたが彼とは友人となれた(ちなみにアークとは初めての外国の友達でもある)

今ここに彼がいたらどんだけ心強いことだろうか……

 

ペガサス「そ、そうかい……仕方ない……手荒いことはしたくなかったんだけどな」

 

 

パチン!!

 

 

王が指を鳴らすと

 

「は、放しなさい!!」

 

ノエル「マザー!?」

 

扉が開かれそこから体中に鎖を巻かれたマザーがいた。

ノエルとは違い白い修道服を着ているが尋問のせいかところどころ殴られた跡があって汚れたり傷ついていた。

 

ノエル「貴様!? マザーに何を!?」

 

ここで初めてノエルは他者を「様呼び」ではなく勇者を「貴様」と呼んだ

家族を傷つけられて怒る人などいないのだから。

 

ペガサス「これはノエルちゃんが悪いんだよぉ? ノエルちゃんが俺のお願い(命令)を断るからよぉ?」

 

ノエル「早くマザーを解放して!!」

 

ペガサス「おっと!! それは無理だなぁ?」

 

ノエル「……どうすれば解放しますか」

 

ペガサス「確かぁ? 聖書の中に『聖職者が罪を犯してしまったらすぐさま神に懺悔して善い行いをする』ってあったよねぇ? 俺って? 勇者で? 神の使いだからぁ? 俺の言うことを聞かないとねぇ?」

 

今更、自分が勇者であることを盛り返し迫ってくる。

ズカズカとノエルに近寄り汚い手でノエルの頬を触る。

 

ノエル(……プルプル)

 

人に接して初めて気持ち悪いと感じた。

 

 

 

ペガサス「俺と結婚()()、ノエル・スカルツォ」

 

 

 

ノエル「……結婚?」

 

ペガサス「そうだ!! 聖職者ならこれくらいできるだろぉ?」

 

ノエルの体を嘗め回すように視姦し、手をノエルの体に回し結婚を迫る。

 

「黙りなさい!! この悪魔が!! 私の大切な子になんていうことをいしてくれてるの!?」

 

マザーも黙ってはおれず叫びやめるよう言うが

 

ペガサス「っち五月蠅いなぁ……」

 

ノエル「……お断りします!! 私はもうあなたを讃えるシスターではありません!!」

 

ペガサス「……あ! そうだ!! いいことを思いついた!!」

 

すると王は最悪なことを思いついた。

腰の剣を抜き、鎖で動けなくなっているマザーに近寄り()()()()()()()()()()()()()()()()

 

ペガサス「これのほうが早いなぁ? さぁ、どうする?」

 

ノエル「あなた!? マザーは傷つけないで!?」

 

ペガサス「なら、俺の結婚を了承するんだなぁ!!」

 

「だめ!! ノエル!! 了承したらd(ゴキャ!!)ぐふ!?」

 

ペガサス「ババァは黙ってろ!!」

 

ノエル「やめて!! マザーを殴らないで!!」

 

「こ、このクズ野郎……」

 

ポタポタと鼻から血を流しながら勇者を睨むマザー

だが、勇者は罪悪感など露知らず

剣をマザーの首に入れこませていった。

少しずつ切り口から血が出てくる。

 

ペガサス「さぁ!! どうする!? このままだとマザーが死ぬぞ!?」

 

「ダメ!! ノエル!! 受け取らないで!!」

 

ペガサス「首を縦に振れば済むことなんだぞぉ!!」

 

このままだとマザーは出血で死んでしまう……だからノエルの判断は早かった。

 

 

 

ポタポタ……

 

 

 

ノエル「受け取ります」

 

ペガサス「え? なんだって?」

 

 

 

ノエル「私、ノエル・スカルツォはペガサス様の妃になるのを誓います……」

 

 

ペガサス「はは……あはははははは!! そうか!! 誓うか!! なら、明日には結婚式をあげないとなぁ!! お? なんだ? うれしすぎて泣いているのか? なんだぁ!! 俺はうれしいぞ!!」

 

勝手に一人で喜びノエルに抱き着くが

ノエルは顔は真顔のまま涙を流して……そして、たった一言

それは今この場にいない大好きな友人に向けた物だった。

 

 

ノエル「トオル……助けて……」

 

 


 

アーク「ん?」

 

今一瞬誰か俺を呼んだ気が……

まぁ、いい……

 

アーク「にしても……集まったねぇ」

 

空はとっぷりと暗くなり、あたりは夜になっていた。

あれから少しずつだが各国の軍隊がバサビィ共和国の周りを囲み始めた。

 

アーク「……てか俺が殺した奴らの国の軍隊の奴らまでいるやん……気マズ」

 

まぁ、勇者が勝手な行動をするからな

 

こうして俺は新しい命令が来るまで森の中から軍隊、そしてバサビィ共和国の様子を見ていると……

 

 

ガ、ピィィィー!!

 

 

アレクサンダー「アークよ聞こえるか?」

 

アーク「うお!? 陛下!? どうやってかけたのですか!?」

 

アレクサンダー「なんか適当に押していたら繋がったわい……それより新しい命令だ」

 

アーク「……ようやくですか……それで? 私は何を?」

 

こうして俺は命令を受け、準備に入った。




どうもリバイスにもゲンム(神)来ないかと思っている零城です

次回は新しいメタルギア兵器が出ます(多分)

リキッド・スネーク入れてほしい?

  • 欲しい!!
  • 欲しくない
  • リキッドォォォォォォォ!!
  • スネェェェェェェェェク!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。