鋼鉄の歯車の使い魔~転生したのはいいけど・・・これ!?~   作:零城

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感想も
アラガミを喰らう艦息睦月改二 さん
ありがとうございます!!

誤字脱字も
アリーヤ・如月 さん
申し訳ございません、ありがとうございます。


六十発目 作戦開始

バサビィ共和国の城壁の外

そこでは色とりどりの国を示す旗がひらめいていた。

本来ならあり得ない光景だが今回の件で特別に集まったのだ。

 

「……ペガサス王国って……ダサい名前ですね」

 

「言うなよソレ……まぁ、確かにダサいけど」

 

騎士二人が遠くに見える土壁を見て話す。

自分たちも最初は勇者を讃えていたが、ミール聖教国が出した勇者は偽物である証拠と証人が現れたことで事態は急展開した。

それは勇者がやった蛮行と勇者らしかぬ生活などいろいろとあり、世界中バサビィ共和国の勇者は偽物だと断定した。

まぁ、今ここにいない国のほとんどが未だに勇者は本物である国や先の虐殺戦争で参加した国であった。

 

「それにも厄介ですね……勇者……いえ、バサビィ共和国の王は」

 

共和国なので王がいるのはおかしいのだが勇者が自称しているので気にしない。

王が世界中に発した要求は以下の通りだった。

 

・今すぐに国の行政権、資金などを全て提供すること

・すべての国民を王の奴隷化にさせること

・女性を全て王に捧げること

・アーハム帝国は第二皇女アリス・フォン・アーハムと第一皇女クロエ・フォン・アーハムを奴隷化させスラム街で一日中慰め者にすること

・この要求は一日以内に了承すること

・上記を守らなければ人質を殺す

 

というものだが

 

「無茶苦茶な要求だな」

 

「無理とかではなく私欲丸出しな要求ですね」

 

もちろんだが世界中の国は要求を飲まず、自力で救出することになった……のだが

 

「地味に面倒ですね……あの壁」

 

「出したのが例の勇者であるからなぁ」

 

そう土壁だった。

勇者の神様特典の一つの「魔力量無限」の効果によりただの土壁ではなく巨大な防壁となっていた。

バサビィ共和国の土はそこまで固くなく柔らかいので畑などに向いている土なのだが、勇者がそれを魔力で無理やり固くしてるのだ。

先ほど偵察で土壁に接近し、魔法で穴を空ける試みをしてみたがヒビが入ったがすぐに修復されてしまった。

 

「だけど、破壊ができても救出がなぁ」

 

もう一つの問題がバサビィ共和国の国民だ。

報告では全員奴隷にされてしまったらしく王の命令一つで行動してしまう。

別に他国の国民なので殺してもいいのだが殺したら殺したで世界中から批判を受ける可能性がある。

 

「メンドクサイですねぇ」

 

「ああ、なんであんな奴を召喚したんだよバサビィ共和国」

 

だが考えるのは別にいいが自分たちは騎士で作戦を考えるのが将軍たちなので自分たちはその時が来るまで待つしかなかった……が

その将軍たちはというと……

 

「「「「「困ったなぁ……」」」」」」

 

将軍たちも困っていた。

将軍たちが集まって作戦会議をするテントの中では各国の軍事トップが集まって会議していたのだが全員頭を悩ませていた。

もちらん、騎士たちと同じく土壁なのである。

 

「あの土壁、高すぎますよ……」

 

「超えようにも、縄を使って登っても時間はかかりますよ……」

 

「ワイバーンを使って空から攻めるか?」

 

「でもワイバーン自体兵士を二人くらい乗せるのが限界でワイバーンも数が少ないので無理では?」

 

「なら、どうやって内部に侵入する?」

 

勇者の無限な魔力のせいで土壁は高くなりついでに開けることもできない

しかみ、開けたら開けたで王が国民に自分たちを殺す命令をだすのは性格的にわかる。

だが敵意の無い国民を殺すのはやはり避けたい。

 

「地面を掘って中に入るのは?」

 

「時間はかからないが事前にバレてしまったら対策されるぞ?」

 

「なら、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()ですか……」

 

「いるか? そんなことができる軍隊など?」

 

「……ですよねぇ」

 

だが、ここでとある国の将軍はとんでもない提案をする。

 

 

 

「……「歌う死神」に提案してみては?」

 

 

 

「「「「「……は?」」」」」」

 

「歌う死神って……アークにですか?」

 

「そうだ、奴ならできるかもしれない」

 

「しかし、先の戦争では山のように大きな体で勇者連合軍を殲滅していましたが……でも結構鈍足でしたよ?」

 

なぜ、虐殺戦争に参加していない国がアークがコクーンで戦ったのかというと偵察員を出して観察していたのだ。

偵察によって新しいアークの姿などの情報を知ったそうだ

 

「そうです、偵察員からの報告では勇者の走る速さより少し速いくらいで今回には向きませぬぞ?」

 

「いや、アークに頼もう」

 

「なぜです?」

 

「簡単な理由だ……今回もどうせ何かを持っているのであろう」

 

「……それって勘ですよね?」

 

「ま、そうなるが……今の我々では何もできないことだ」

 

結局結論はアークに任せることになった。

 


 

アレクサンダー「……っということでアークに任せるそうだ」

 

アーク「了解しました」

 

俺は森の中で皇帝からiDROIDを通して命令を受けた

命令の内容は

 

・バサビィ共和国の中に入り国民を全員外に出して救出すること

・可能なら偽勇者を殺す

 

アレクサンダー「それにアークよ……お主にもう一つ依頼が来た」

 

アーク「え、誰ですか?」

 

アレクサンダー「ミール聖教国からだ」

 

ミール聖教国?

なんでそんな俺を流行り病の原因にする国が?

 

アーク「どんな依頼なのですか?」

 

アレクサンダー「先ほど、手紙で世界中に王が要求を出したのを覚えているか?」

 

アーク「はい、どれも酷い内容だと」

 

アレクサンダー「そんな中、ミール聖教国だけもう一つの要求が来た」

 

(ミール聖教国のみの要求)

・貴国の蛮行により我々の国評判が落ちてしまった……本来なら滅ぶべき使命だが所属する()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

アレクサンダー「……だそうだ」

 

アーク「ノエルが!?」

 

アレクサンダー「なんだ? 知り合いか?」

 

アーク「あ、いえ……監視の時にお世話になったシスターなので……」

 

アレクサンダー「そうか……それでこの手紙を読んだミール聖教国はとうとう怒りに落ち本来なら戦争をするのだが……そのシスター(ノエル)と責任者のマザーが人質に取られているので手が出せない……なのでアークに依頼をしたそうだ」

 

アーク「そう……ですか……」

 

なんだろうな王の野郎?

まるで自滅をするようだな?

 

アーク「それで? 彼女も助ければいいのですか?」

 

アレクサンダー「そうだ……よろしく頼むぞ」

 

アーク「了解しました」

 

 

ピッ

 

 

アーク「はぁ……What a terrible day(なんてひどい日だ)

 

こうして俺は皇帝と通信を切り、()()()()()()()()()

 


 

バサビィ共和国の外側に集まった軍は焚き木をして()()()()()を作っていた。

 

「……なんですかこれ?」

 

そこにあったのは()()()()()だった。

 

「さぁな? 何でも歌う死神が依頼してきたものらしい」

 

「ええ!? 歌う死神が!?」 

 

「ああ、将軍たちは今回は歌う死神に頼むらしい」

 

「無茶苦茶な!? 仮に奴でも中に入った瞬間殺戮を始めますよ!?」

 

「それに関しては本人が「殺戮しない、でも王は殺す」って言ってたから大丈夫だ」

 

「そ、そうですか……でもなんでこんな籠を作るんですか?」

 

「さぁ? 死神なりの考えがあるんだろうよ」

 

アークは皇帝を通して今ここにいる軍にとあるものを作らせた。

大体、一軒家がすっぽりと入る大きさで一面だけ穴が開いているのであった。

天井も吹き抜けで上に何かを引っかけるフックがある。

 

「……強度も「ゴーレム100体いても大丈夫!! な強度」だしな……時間がかかってしまった」

 

建築に自信がある国が急ピッチで作られて行き、もうすぐで完成するところだった。

 

「でも、確か山のように大きなやつでしょ? 引きずって行くんですかね?」

 

「でも要求にはソリとか言ってなかったもんなぁ」

 

変な要求もするんだなっと思い最後の仕上げに入り……完成はした

 

「よし!! あとは依頼人が受け取りに来るだけだな!!」

 

「でも、どこから来るんでしょうね?」

 

出来上がった最早建築物は軍が広げているテント場のど真ん中だった。

アークのコクーンだったらテントを大移動しないといけないので兵士たちは困惑したのだ。

 

「まさか……()()()()()()?」

 

「いや、そんなわけ!!」

 

だが偵察員は不思議に思っていた。

 

(あの巨体……戦争が終わった後どこに行ったんだ?)

 

バサビィ共和国が負けた戦争でバサビィ共和国が白旗を上げた瞬間、どこかに行き追いかけたが消えていた。

方向もアーハム帝国ではないし、魔法かと思ったが痕跡もなかった。

 

「でもま、俺らには関係のないことだ」

 

すると……

 

 

ら~♪らら~♪らら~♪ららら~♪

 

 

「ッ!! 来た!!」

 

「……この鼻歌……やっぱり嫌いだわ」

 

周りの兵士たちがざわつき始め警戒し始めた。

ある者は剣を抜いたりして備えていた。

そして徐々に歌声は近づいてくる……が

 

「いない?」

 

いつまで待っても歌う死神は来なかった……と思われていたが

 

「おい!! 上!!」

 

兵士の一人が上空に指を指し何かがいるのを訴えた。

 

「上? 上に何が……おい、嘘だろ」

 

上空にいたのは

 

 

三つの円盤で飛行し、通称「AI搭載垂直離着陸戦機」と言われ、ハチドリのように飛行するため某アマンダたちに「コリブリ」と言われた機体。型式番号は「TJ-chrysalis6000」、通称()()()()()

 

 

「マジかよ……飛んでいやがる」

 

兵士たちは茫然と見ていた。

バサビィ共和国の奴らはこんな奴と戦ったのかと。

 


 

アーク「やっべ、めっちゃ恥ずかしい」

 

バサビィ共和国には巨大な土壁があるから侵入するならクリサリスがいいかなって思ったけどデカいせいでめっちゃ注目される。

……とにかくさっさと向かうか。

 

上空から少しずつ高度を下げていき、頼んでおいた籠に近づく

 

アーク「さてと……”要請”っと」

 

準備は整った。

籠に到着し開発一覧から「要請」をすると……

 

 

 

ミラー「MSF、ダイヤモンドドックズ!! 全員出動!!」

 

 

 

ズババババババババババババ!!

 

 

「うお!? な、なんだ!?」

「バケモノだ!!」

 

どこからかカズヒラな声が聞こえると何もない空間から「カエルのような足と鳴き声のバケモノ」と「謎の仮面をつけた人間」や「黒の球体に腕が三本生えたバケモノ」などが召喚されゾロゾロ籠に入っていった。

 


 

以前のポイント 11450

 

要請

全員出動 1000

 

開発

クリサリス 3000

マスティフ 500×10=5000

MAZ-535(車両:トラック) 250×4=1000

 

量産

キッドナッパー 12体 50×12=150

月光(アクティブ保護システム型)一体 700

 

合計ポイント 150

 


 

ああ、一万ポイントが……

まぁ、ロリ神に請求するか

ロリ神「ええ!?」

 

アーク「よし、お前ら乗ったか?」

 

「「「「「「「(((o(*゚▽゚*)o)))デキタゼ、オヤカタ!!」」」」」」」」

 

要請で俺が現在開発、量産した兵器たちが元気よく籠の中で返事をする。

 

(要請した数)

・雑魚サイボーグ 十一体

・月光 四体(通常型二体、アクティブ保護システム搭載型二体)

・仔月光 二百十九体

・フェンリル 一体

・ブレードウルフ 一体

・マスティフ 十体

・キッドナッパー 二十体

 

この「全員出動」……たった1000ポイントで召喚するのは良い点だが一体でも同じコストがかかるので使いどころが限られる。

 

アーク「あ、兵士さん? フックを俺の腹にかけてくれませんか?」

 

「……っは!! あ、ああ!! わかった!!」

 

え?

この数、運べるのかって?

おいおい……本家ではピースウォーカーを空中で運んでたんだぜ?

 

「よ、よし!! かかったぞ!!」

 

アーク「ありがとうございまーす……んじゃ、出発!!」

 

どういう原理で飛んでいるのかわからないクリサリスを浮かび上がらせ宙に浮く。

籠の中では月光たちがわちゃわちゃしている。

 

アーク「おー……頼むから暴れて籠を壊さないでくれよー……」

 

マスティフ(ウホウホ!!)

 

とりあえずマスティフ、お前が一番暴れるな。

ドラミングするな、ゴリラかお前

 

バサビィ共和国に少しずつ近づくたびに高度を上げ壁を乗り越えようとする。

 

さて、今回は殲滅ではなく救助だ。

なので月光たちにはバサビィ共和国の国民を(無理やり)救助して外に出るって命令している。

まぁ、最悪戦闘になるかもしれないので火器の使用は許可している。

 

アーク「ほーい、あと少しで壁を越えるぞー」

 

さて、救助作戦を始めるか

 

トントン

 

月光「(;^ω^)」

 

アーク「ん? どした? 月光?」

 

月光「(/・ω・)/?」

 

アーク「え? どうやって()()()()()()()って?」

 

突然、アームでポッドを叩かれ月光が聞いていたが……そんなの簡単じゃん?

 

アーク「()()()()()()()

 

月光「(^0_0^)!?」




どうも久しぶりにカブトを一気見した零城です

次回も戦闘回です
最近、やたらと多いな

ヒューイをストーリー中に登場させる?

  • ボートを用意しろ
  • 出すな
  • 出してもいい
  • ハルを呼んで来い
  • ストレンジラブを呼んで来い
  • スカルフェイスを呼んで来い
  • MSF、DDスタッフ全員呼んで来い
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