鋼鉄の歯車の使い魔~転生したのはいいけど・・・これ!?~   作:零城

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六十五発目 遊びに来た「旋風の騎士」

アーク(あ~……どこ行った? あいつ?)

 

元護衛氏がガチアッパーで王を空のかなたに飛ばされた後、俺は大地を駆けていた。

空を見上げれば暗い空に宝石を零したような星が輝いていた。

そんな空を

 

 

キィィィィ……

 

 

アーク(いた)

 

流れ星が大地に向かって落ちてきた。

正体は銀翼の……ではなく勇者である。

 

アーク(……死んでくれたらありがたいんだが……確認はしないとな)

 

絶対「超回復」で生きてるだろ。

わかるもん……どうせ生きてんだろ

 

なんて思っていると

 

 

ズドォォォォォォ……

 

 

アーク(お? 落ちたか?)

 

遠くのほうでなに何かが落ちた爆音が聞こえてきた。

確か、隕石でも落ちた大きさが小さくても威力がでかくて被害が大きいって聞いたことがあるが……落下地点に誰もいないのを祈るか。

 

アーク「だが、瀕死なのは間違いないだろ……あと、じっくりと虐めるだけだ」

 

え?

勇者は「超回復」があるから殺せないだろって?

安心しろ、その点に関しては解決できた。

って言っても前に聞いたスカルフェイスの言葉がヒントになったんだがな。

スカルズの能力で高速移動で追っている。

手にはM870があり、もし反撃されても対処ができる……まぁ、無くても素手で勝てるが

 

少しずつ王が落ちてできた煙に近づいていった……

その時であった。

 

 

ズドォォォォォォォォォォォォォォン!!

 

 

アーク(な、なんだ!?)

 

王が落ちたと思われる場所から別の巨大な爆炎が立ち上った。

それは10分ほど前まで戻る。

 


 

ペガサス「はぁはぁはぁはぁ!?」

 

満月が照らす中、王は森の中を走っていた。

 

ペガサス(なんでなんだ!? なんでなんだ!? なんで勇者である俺があんなモブキャラに負ける!?)

 

元護衛にアッパーをかけられ宇宙空間まで飛ばされ少し滞空したあと流れ星となって地上に戻ってきた。

戻ってくる際、燃えながら落ちてきたが「超回復」のせいで焦げているが体は元に戻った。

 

ペガサス(首相のおっさんはいなくなるし!? ノエルちゃんと結婚できたのに歌う死神が来て台無しになるし!? 俺のハーレムも消されるって!? どうなってんだよこの世界!?)

 

自分のせいでこうなった因果応報なのに他人のせいにする責任転換野郎な王……もうめんどくさいからペガサスでいいか

ペガサスは一人森の中を走る。

 

ペガサス「はぁはぁはぁはぁ……」

 

だが、一度大気圏ほどまで飛ばされて戻ってくるとき燃えたので傷は治ったが痛みはまだ治まっておらず走るのは少々無理があった。

入っては止まって休憩してまた走ってと続けていった。

 

ペガサス「はぁはぁ……だ、だけど……どこに逃げればいいのだ?」

 

だが、逃げても逃げ場所がないので無意味だった。

自分が王だった時、世界中の国を脅したが結局アークに救出させてしまい失敗に終わってしまった。

なのでどこに逃げても自分を匿ってくれる国など存在しない。

金など持ってすらないし、力も全くなく、商売しようにも自分は城の中で生活していたので全くって言っていいほど世間のことを無知であった。

 

ペガサス「そ、そうだ!! 今すぐにアリスのところに行ってアリスを犯してしまえば実質彼女は俺のものになってアーハム帝国は俺のものになれる!!」

 

しかも、今からアリスのいるアーハム帝国に侵入してアリスの処女を奪って自分のものにしようと計画までたち始めた。

まぁ、その前にアークが発狂して核を発射して世界を滅亡してしまうのだが

 

ペガサス「そ、そうと決まればアーハム帝国に向かおう!!」

 

だがそんな我々日本人でさえ、同じ日本人なのか疑いたくなるようなクズ野郎の前に

 

 

 

 

??「御機嫌よう? 勇者さん?」

 

 

 

 

一つの赤い旋風が現れた。

 

ペガサス「だ、誰だ!?」

 

休憩にと木に寄りかかって座っていたペガサスの前に一人の魔族が現れた。

現れた魔族の姿は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()だった。

 

??「あ、申し訳ございません……私は()()()のものです」

 

ペガサス「ま、魔王!?」

 

カサンドラ「ええ? 私の名前はカサンドラ。魔王軍第三幹部に属しており「旋風の騎士」と呼ばれています」

 

ペガサス「な、なんでここに魔王の幹部がいるんだよ!?」

 

ペガサスは訳が分からない顔をして急いで立ち上がりカサンドラから離れる。

 

カサンドラ「……聞いたところによると勇者さん? あなたは国の王になったが愚王で狂王になったあげく歌う死神に負けてここにいるんですよね?」

 

ペガサス「う、うるさいうるさい!! 俺は悪いんじゃねぇ!! あいつらが……騎士たちが悪いんだ!!」

 

カサンドラ「……ふむ、噂通りクズで最低ですね」

 

ペガサス「だ、黙れぇぇぇぇぇ!! 俺はこの世界の主人公なんだぁぁぁぁ!!」

 

激高したペガサスは神様特典の能力を使って剣を召喚しカサンドラに向けて射出させるが……

 

カサンドラ「……見たことがない手品ですね?」

 

 

バシュゥゥゥゥゥゥゥゥ!!

 

 

ペガサス「……え?」

 

ペガサスは目を疑った。

突然現れた魔王の幹部と名乗る魔族に向かって剣を飛ばしたはずだが当たると思った瞬間に剣は空中で破壊されていた。

空中で剣の欠片が雪のように散っていく中……カサンドラは右手にレイピアを持ち余裕そうに立っていた。

 

カサンドラ「……勇者ってってこの程度なのですか?」

 

しかも当のカサンドラはあまりにも剣が飛んでくるスピードが遅く手品かっと思ってしまうほどであった。

 

ペガサス「な、なんで……」

 

カサンドラ「……なんでってあなたの攻撃が鈍間すぎて欠伸しながら破壊できましたよ?」

 

思いのほか勇者が弱く……ってか弱すぎてどうしようか考えていた。

 

カサンドラ(我が魔王(エヴェリン)からから勇者の実力を調べてこいと命令されましたが……これなんて言いましょうか?)

 

ぶっちゃけそこら辺のオークより弱い。

まぁ、オークは女性を攫って肉便器にする生き物なのでペガサスとはどこか似ているのである。

 

カサンドラ「ん~……あ、そうだ。確か、今逃亡中なのですよね? だったらこうしませんか? あなたが私に勝てば私を好きなようにして構いませんよ? ほらほら? ここにあなたを馬鹿にしているトカゲがいますよー? 勇者さんはオークどもみたいな性欲の塊なので動けますよねー? あ、ハンデで私はここから一歩も動きません」

 

馬鹿にされたあげくハンデまでつけられた勇者は……いや、まさかこんな簡単な挑発を受けるわk

 

ペガサス「な、舐めるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

乗ったよこの人!?

 

ペガサスはカサンドラを囲むように剣を召喚し包囲した。

 

ペガサス「は、は、は、はっはっは!! いいのか降伏しないで!?」

 

流石に勝ったと思い込んだペガサスは高笑いするが

 

カサンドラ「……はぁ……()()()()

 

ため息を吐き、レイピアを構え……

 

 

カサンドラ「”風の神よ、今こそその嘆きの声で大地を消せ「トルネードフォール」”」

 

 

ペガサス「……あれ?」

 

ペガサスは気が付くと視界は上を向いており隣では自分の下半身が転がっており……そのあと爆音が聞こえてきた。

 

 

ズドォォォォォォォォォォォォォォ!!

 

 

カサンドラが演唱すると巨大な竜巻がカサンドラのレイピアに絡まりレイピアが突き刺された瞬間、横方向でペガサスに向かって放たれた。(FGOのアルトリアのランサーオルタの宝具みたいな感じ)

超強力な風圧とともに鎌鼬が発生しペガサスを細切れに切り裂いた。

 

ペガサス「な……ん……だ……と……」

 

カサンドラ「あ、少しやりすぎましたね。まぁ、カスだし別に……ん?」

 

カサンドラが切り裂かれたペガサスに近寄ると

 

 

ボコ……ボコ……

 

 

カサンドラ「うわ(引) これがもう一つの能力ですか……瀕死になるほどの負傷なのに高い再生力ですね? トカゲか何かですか?」

 

カサンドラは嫌そうな顔をする。

 

カサンドラ「……これは持ち帰ってサウンドバックにするのも良しですが……お客がそろそろくるので退散しますか」

 

遠くのほうからとてつもない殺気を持った生物が迫ってきているのを気配で感じ取った。

おそらく歌う死神だろうと予想したカサンドラは顔バレしたくないので魔族領にに帰ることにした。

 

カサンドラ「……本当は今の彼の実力も見ておきたいのですが……アーハム帝国の学園に行けばわかりますから別にいいですよね」

 

ついでにアークの実力でも見ようかと思ったが面倒くさいので今度にすることにした。

 

カサンドラ「あ、ついでに置手紙もしておきますか」

 

ペガサス「げほげほ……」

 

カサンドラ「あ、何逃げようとしているんですか?」

 

下半身がなくなってもトカゲみたいに這いずって逃げようとしたがカサンドラに捕まってしまい

 

カサンドラ「ここでしばらく待っててください」

 


 

アーク(わーお)

 

爆音が聞こえてかなり時間がかかってしまったが現場に急行すると……

 

ペガサス「はぐ……ひゃぐ……」

 

アーク(何があったんだ?)

 

()()()()()()()()()()()()()()()()

手や足に剣が刺さっており宙づりにされていた。

口には猿ぐわがされており叫ぶことが出来ず、顔も涙でびしょびしょにぬれていた。

 

アーク(ん? 紙?)

 

そんな可哀そう……とは思わないがペガサスの胸に一個の紙が張り付いていた。

内容は……

 

『歌う死神へ

恐らく、主人が狙われて報復ついでに殺そうとしたのでこれを読んでいるのは歌う死神本人でしょう。私の名前は教えることが出来ませんが「魔王軍第三幹部」とだけは教えておきます。なぜ、そんな魔王のお偉いさんがいるんだと思いでしょう? 私は我が魔王の命令により勇者の実力を見に来たのですが思いのほか弱く当初はそれなりに実力があったら魔王軍に入れようかと思いましたが却下することにしました。我々はもうこの変態オーク擬き(ペガサスのこと)には興味がないので好きにしてください』

 

アーク(……ドンマイ、ペガサス)

 

まさか魔王軍も勇者を狙ってたとは……まぁ、すぐに興味が薄れたっぽいが

 

アーク(てか、なんでこんなところに魔王軍の幹部がいるんだよ? ……だが、先ほどの爆発音が奴のでこのペガサスの現状の犯人だとしたら納得がいくな)

 

周りを見ると木々が吹き飛ばされた跡や何かが高速で斬った跡があり、台風が通り過ぎた後のようだった。

 

アーク(これ、クロエより威力が高いぞ)

 

ま、とりあえずペガサスが先だ。

 

ペガサス「あが……あぐぁ……」

 

パキパキと「超回復」で傷が癒えてき、動くことができるようになったペガサスは手や足に刺さっている剣(自分で召喚した剣だがカサンドラに使われた)を抜きとり、脱出しようとしたが

 

 

パキパキ……

 

 

ペガサス「ひゃぐぅ!? ひゃぐぅ!?」

 

一歩ずつアークが磔にされているペガサスに近寄ってきた。

 

カキカキ

【やぁ? 勇者君?】

 

ペガサス「ふぐ!? ふぐ!? ふぐぅぅぅぅぅぅぅ!!?!!??」

 

正体が歌う死神だと分かった瞬間、大泣きしだした。

 

アーク(……ちょっとうるさいから猿ぐわ取ってやるか)

 

ペガサス「……ぷっは!? 頼む!! 殺さないでくれ!! もう、お前の主人には手を出さないからぁ!?」

 

……本当に無様だな

目でわかるもん、死にたくないとか赦してほしいとかとか……こういう哀れな奴ほど死にたくないって言いだすんだよな

 

カキカキ

【……いや、俺が許す許さないって問題じゃんないんだよなぁ?】

 

ペガサス「な、なら赦してくれるのか!?」

 

カキカキ

【うん!! 赦すよ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()

 

ペガサス「……え?」

 

そろそろこいつとは直接話したいので会話ができるのに変身する。

ついでに面白いものも生産しておく。

さぁ、地獄の時間だ。




どうも「Stronger than you」は神歌だと思う零城です

次回!!
勇者(マジで)死す!!
デュエルスタンバイ!!

作者「あと、前もって警告しときます……めっちゃ……やばいです(主に実行するアークの精神)」

ソリダス・スネークも入れて欲しい?

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  • 欲しくない
  • だが、あえてジョニー佐々木を出す
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