鋼鉄の歯車の使い魔~転生したのはいいけど・・・これ!?~   作:零城

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感想も
桜白狐 さん
アラガミを喰らう艦息睦月改ニ さん
ヴェノム さん
ありがとうございます!!

今回は一応ほのぼの?回です


報告

ノエルのテントを出た後、おそらく顔バレをしたはずなのでスライダーでアーハム帝国に戻っていた。

 


 

以前のポイント 2660

 

獲得

勇者殺害 800

 

変身

スライダー 250

 

現在のポイント 3210

 


 

さて、帰る途中で皇帝に連絡したついでにいろいろと分かったことがあった。

まず、今後のバサビィ共和国は占領などはせずに新しい国を作るそうだ。

そのあとのことはしばらくは国際会議で決めてるそうだ。

だが、問題もできた。

 

アーク「……()()()()()()()()……か」

 

そう、首相のことだ

言われたときに思い出したが俺が勇者を殺しに行くときも首相が見当たらなかった。

 

アーク「……まさか、抜け道があったとはな」

 

場内を調べると隠し扉らしき場所があり掘っていくとバサビィ共和国の外につながっていたそうだ。

これにより首相率いる残党兵がまだいると分かり国際指名手配になることになった

一応だが目撃情報も手に入れており「()()()()()()()()()()()()()」らしい

 

アーク「大量の何か……か」

 

そこでアレクサンダー皇帝陛下は見つけ次第捕縛、または殺害を許可をとった。

じきに見つかると思うから放っておいても問題はないが

……もう一つ問題ができた。

 

アーク「通知さん? 聞こえるか?」

 

それは出発したときのことだった。

ノエルにあんなこと言ってしまったが良かったのかと思い久しぶりに通知さんに聞いてみたんだが……返ってきた返答が

 

 

()()()()()()()()()()()()()()

 

 

って出てくるだけで答えが来なかった。

おかしいな? 最近、会話してないからとうとう家出でもしたのか?

逆に家出がマジだったら俺が困るんだが

 

アーク「……今度から積極的に会話するか」

 

スライダーでアーハム帝国に向かって飛んでいる間にいろいろと考えたり思ってたりしていると

 

アーク「ふぃ~……ようやく帰ってきた」

 

下を見ればもはや故郷に思えてきたアーハム帝国の街並みが広がっていた。

 

アーク「とりま、先に城に行くか」

 

翼を広げ、城に向かって飛んでいく。

 

アーク「到着っと」

 

城門の前にある広場の建物の陰に降り立ち、いつものサイボーグに変身する。

 


 

以前のポイント 3210

 

変身

サイボーグ 150

 

合計ポイント 3060

 


 

変身した後、城門に近づき城門の門番に話しかける。

 

アーク「えっと……『歌はいまだ止まぬ』」

 

「ッ!! こちらです」

 

ちなみに先ほど言葉は事前に皇帝に決められた合言葉で、周囲にばれないよう決めてくれたものだ。

ちょっと中二病臭いが、それだったらこの世界の魔法演唱はどうなるんだとなりそうなので突っ込んではだめだ。

 

門番に案内され裏門から場内に入り、皇帝のいる部屋に向かっていく。

 

アーク(……さすがにまた『次は○○っていう国に向かってくれ』ってことはないよな)

 

マジでまた頼まれたら核を見せて脅して寝よ。

 

もう見慣れた廊下を歩いていくと皇帝のいる部屋についた。

 

「こちらです」

 

アーク「ありがとうございます」

 

案内してくれた執事に感謝しつつ扉をたたく

 

 

コンコン

 

 

アーク「失礼します、アークです」

 

アレクサンダー「入れ」

 

 

カチャ

 

 

中に入るとテーブルと椅子一つとソファがあり、ソファのほうに皇帝とその妃がいた。

 

アレクサンダー「来たか、アークよ」

 

アーク「申し訳ございません、事前予約(アポイント)も取らずに来てしまい。報告と今後について参上しました」

 

アレクサンダー「まぁ、良い。座れ」

 

アーク「失礼します」

 

自宅にあるような固い椅子ではなくふかふかな椅子に座り一息入れる。

ようやくゆっくりできる……

 

アーク「あと、こうして面と面で向かい合うのは初めてですねエリザベル様」

 

目の前に皇帝陛下とその皇妃であるエリザベス・フォン・アーハムがいた。

 

エリザベス「ええ? そうね……あなたがアークね?」

 

アーク「はい、アリス様の護衛兼使い魔をしていますアークです」

 

エリザベス「アリスが変わった使い魔を召喚したって聞いたけど……本当に変わってるね」

 

皇妃はアークの体をじっくりと見物する

……なぜかやたらと頭を見てくるが気にせんどこ。

 

エリザベス「……話の前かもしれないけど……アーク? 一つ聞いていいかしら?」

 

アーク「? なんでしょうか?」

 

 

 

エリザベス「()()()()()()()()()()()()?」

 

 

 

アレクサンダー「ごふぅ!?」

 

アーク「す、好き!?」

 

突如、皇妃からトンデモナイことを聞かれ呆けるアークとそれを聞いて口に含んだ紅茶を噴射する皇帝。

 

アレクサンダー「え、エリー!? 急に何を言っているんだい!?」

 

ちなみにどうでもいいことだがアレクサンダーはエリザベスを愛称で【エリー】と呼んでいる。

 

エリザベス「まぁまぁ、それで? どうなの?」

 

アーク「好き……まぁ、好きですかねぇ……」

 

アレクサンダー「お?(怒)」

 

なぜか、心臓がバクバクと暴走し顔が熱くなる

しかも、皇帝からは殺意を向けられている。

 

アーク「あ、いえ……好きって言っても恋愛とかではなく彼女の誠実さが好きということです」

 

エリザベス「あら? そうなの?」

 

アーク「それに主人に恋に落ちるなど使い魔としてはあってはならないことだと思うので」

 

アレクサンダー「そ、そうか……ふぅ、焦った」

 

アーク「失礼ながら質問しますがなぜ私にそのようなことを?」

 

エリザベス「アリスのことが嫌いならどうやってこのバケモノ君をあの世に送ろうか考えてたのよ」

 

いや、物騒だな

 

アーク「あ、あと最近のアリス様のことなのですが……」

 

アレクサンダー「ああ……言ってた通り座学に没頭させたよ。最初は嫌々していたが……」

 

エリザベス「アークが帰って来るよって言ったらあの子、急に頑張りだしてね♪」

 

……なんでや

 

アレクサンダー「……おかげで前にテストをしてみたがクロエの成績にはまだ届かぬが素晴らしい成績になったわい」

 

アーク「そ、そうですか……」

 

エリザベス「うふふ♪ ほんと、どこかの父親と似て単純なんだから」

 

アレクサンダー「た、単純って僕のどこが単純なんだよ」

 

この皇妃、夫を単純っていったぞ

てか、皇帝……僕ってなんだよ

 

エリザベス「あら? 誰かしらねー? 私との結婚申し込みの時にやらかした皇帝陛下さんは?」

 

アレクサンダー「だ、ダレダッケナー?」

 

何故か皇帝は今まで見せた威勢はどこへやら

完全に皇妃の尻に敷かれている夫になった。

 

アーク「え、エリザベス様……お言葉かもしれませんが皇帝陛下は素晴らしいお方だと思いますが?」

 

エリザベス「あら? 言っておくけどこの皇帝……案外、ポンコツなのよ?」

 

ぽ、ポンコツって

 

エリザベス「私たちが若かったころの結婚の申し込みで私の家……あ、一応、私は元公爵の子だから……それで来た時なんか」

 

アレクサンダー「ちょ!? お願いエリー!? それは言わないでくださいお願いします!!」

 

な、なんだ!?

急に皇帝が取り乱したんだが!?

 

だが、皇妃は聞こえてないふりをして話し始めた。

 


回想シーン

 

大体30年前

 

エリザベス「ちょっと!! いつまで緊張してるのよ!?」

 

アレクサンダー「い、い、いやぁ!? き、きんりょうなんかさてなさー!!」

 

エリザベス「顔色も悪いし言葉もおかしいわよ!?」

 

エリザベスが生まれ育った公爵の屋敷に次期皇帝とその将来の妻がやってきた。

 

「まぁまぁ、アレクサンダー様? 緊張せずともいいのですから」

 

屋敷の中にある接客の部屋にエリザベスの父親と母親が笑顔で並んで座っていた。

言っておくがコレは皇帝の権力を狙った政略結婚ではなくこの世界では珍しい恋愛結婚でしかも娘が嫁ぐのは皇族の、しかも次期皇帝なので家柄的にもよかったので結婚することを許したんだが……

 

エリザベス「ちょっと! 将来、家族の一人になる妻の前なんだからビシッとしなさいよ!!」

 

アレクサンダー「そ、そうだね!! すぅー…ひっひふー……」

 

エリザベス「それは出産のときの呼吸よ!?」

 

若いころのアレクサンダーは実は今みたいな勇ましい姿の欠片もなかった。

 

「はははは!! 次期皇帝陛下様? そんなんじゃ国を導けれないですよ!!」

 

アレクサンダー「す、すまない……で、では改めて」

 

この時の公爵は「エリザベスを僕にください」っと言えば即座に了承するつもりだ

初めて彼氏ができた時はいちゃもんでもつけて別れさせようと思っていたが相手が次期皇帝だと分かった瞬間、驚いた。

まぁ、娘が幸せならそれでよし……だったのだが

 

アレクサンダー「む、む、む……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奥さんを僕にください!!」

 

「ああ、わかっt……はい?(怒)」

 

「あら♡ プロポーズされちゃった♡」

 

エリザベス「<〇><〇>」

 

 

回想終了


 

エリザベス「ってなことがあったわぁ」

 

いや、何してんねん皇帝

 

アレクサンダー「い、いや……あれは言い間違いだって……」

 

エリザベス「……あの時お父様が憤怒に墜ちて戦争になりかけたわよ」

 

アレクサンダー「あ、えっと……すみません……」

 

アーク「は、ははは……で、でも人生は失敗はつきものですから……」

 

エリザベス「まったくよ……あなたったら子供たちとも関わるのが下手糞で私を通してじゃないと話せないくせに」

 

アレクサンダー「だ、だって嫌われたくないもん」

 

アーク「え? 確かアリス様は皇帝陛下はクロエ様にしか興味がないって」

 

アレクサンダー「え、そう思われてたの?」

 

アーク「いや、アリス様はてっきり嫌われているのかと」

 

アレクサンダー「あ、いや……そのぉ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

娘とはどう話せばいいのかわからないんだ

 

え、そういう?

 

アーク「で、でもクロエ様とは?」

 

アレクサンダー「クロエとは話すけど座学での参考で教えているだけで……プライベートのことは話してない……」

 

なんなん……この皇帝

 

アーク「じゃぁ、普通に話せば……」

 

すると皇妃が横から割り込んできた。

 

エリザベス「っていうにもいかないのよ? この皇帝ね? 昔は今より娘と話したり遊んでくれたりしてたのよ」

 

あ、結構いい父親やん

 

エリザベス「でも……昔、まだ幼かったころのアリスとクロエが作った小さなお城を間違えて破壊してしまったの。その時、アリスたちが「お父様大っ嫌い!!」って怒ってね? それを聞いた皇帝は吐血して一週間寝込んだわ」

 

ダメージ受けすぎやろ

 

アレクサンダー「アリスに「大っ嫌い」って言われクロエに「ろくでなしのじじぃ」って言われてね……その時は本当に死のうかと思ったぐらいだよ」

 

アーク「……ちなみにそれっていつ頃のころですか?」

 

アレクサンダー「13年前」

 

アーク「昔すぎですよ!?」

 

アレクサンダー「だってぇ……まだ、アリスたちに大っ嫌いって言われたくないじゃん……父親的に」

 

なんだ……ただのマダオか

 

アーク「なら、今度お茶会でも誘ってはどうですか?」

 

アレクサンダー「いや、近年の若者の流行に全くついていけてないから無理」

 

エリザベス「そうよねぇ……それにアリスは最近お友達が増えてきたそうだからそっちに合わせた方がいいのかなって思ってしまうし」

 

アーク「は、はぁ……」

 

難しい物なんだな親っていうものは

 

エリザベス「でも一つ心配なのは……異性からのアプローチなのよねぇ」

 

アーク「と言いますと?」

 

エリザベス「最近、ちゃんと話してないから恋愛告白でもされてないか聞けないのよぉ」

 

まぁ、平民の俺じゃ関係のないことだが貴族の世界じゃ厳しい世界だもんな

 

エリザベス「私も学園にいた時、一日に7人も告白された時があったわぁ」

 

アーク「そ、そうですか? でも、確かにアリス様は美人なので告白もあり得そうですね」

 

アレクサンダー「でしょぉ!! 可愛いよねぇ、僕らの娘」

 

エリザベス「クロエもアリスも目元は私に似ていて、鼻は貴方に似ているなんて……やっぱ私たちに子ねぇ」

 

なんだこの親バカは?

 

エリザベス「産んで苦労したけど良かったわぁ……ほんと、うちの()()()は可愛い子しかいないわねぇ!!」

 

アーク「へー……そうなんで……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え、三姉妹? クロエ様とアリス様は知っていますがもう一人いるんですか?」

 

アレクサンダー「あ、そうかアークがまだ召喚されていないときだもんな。うちの三姉妹の末っ子の『レイチェル・フォン・アーハム』で第三皇女だ」

 

え、初耳なんだが

 

アーク「そのぉ……レイチェル様ですか? 今はどちらに?」

 

アレクサンダー「レイチェルは今は「魔剣士」になるために外国で剣術を学んでいるんだ」

 

魔剣士……それは魔法使いみたいに魔法が使え、剣士みたいに剣も使えるというバランスのいい戦士だ

 

エリザベス「レイチェルはねぇ……優しい子なのは間違いないけど頑固でツンツンしてるのよぉ。えっと剣術を学んだあとは魔法を学ぶそうよ? アリスたちより一年年下だから新入生で入ってくるわね」

 

これはメンドクサイ予感がしてくるな。(フラグ「(゚∀゚)キタコレ!!」)

 

アレクサンダー「でも、幸せなのは変わりなさ!! 僕はこうして世界で一番愛している奥さんと会えたし♡」

 

エリザベス「もう、あなたったら♡」

 

目の前でいちゃつきだした熟年夫婦

 

 

アーク(俺、なに見せられているんだろう)

 

 

本来は報告して終わるはずなのだが……俺は熟年夫婦の惚気を見るために来たのではないんだが……

こうして俺は熟年夫婦のイチャラブを見せられたのであった。




どうもパソコンが治ってようやくいつも通りにかける零城です

次回は久しぶりにアリスとか登場します

アークの前世の話とか読みたい?

  • 読みたいです
  • 別にいい
  • ブゥン!!(ガッチャーン)

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