鋼鉄の歯車の使い魔~転生したのはいいけど・・・これ!?~ 作:零城
ノロケル さん
シャルホスト さん
アラガミを喰らう艦息睦月改二 さん(二回来た)
ありがとうございます!!
世界会議でアークが呼び出されアリスとともにミール聖教国に向かっている途中で妨害が入ったが無事にたどり着いたアークたち
アリス「はぁ……ついたけど夕方って……」
アーク「でもいいじゃないか。会議は明日らしいし」
追撃は振り切り会議前日にミール聖教国に到着した。
ミール聖教国はやはり宗教の国らしくあちらこちらに教会や寺院があったりした。
アリス「……別に今からでもいいじゃない」
アーク「なら、ミール聖教国の観光がいいのか? 終わったらすぐに帰るが?」
アリス「嫌だ!!」
アーク「なら、我慢しろ」
これは皇帝陛下から聞いた情報だが明日の早朝に俺への審議を開始するそうだ。
それでその間、自由時間(という観光)をしてくれとミール聖教国側から来たそうだ。
現在、俺とアリスも自由時間が割り当てられたのでアリスは黒いローブ、俺はスーツを着ていた。
アリス「なら、速くいこアーク!!」
アーク「悪いが俺は部屋で大人しくしておく」
アリス「何でよ!! せっかく任務とか忘れて一緒に回りたいのに!!」
アーク「なんで俺なんだよ……ほかの騎士を誘って行けよ」
アリス「ヤダヤダ!! アークと一緒がいい!!」
駄々こねる子供みたいにアークの腕を引っ張るアリス
アーク「俺は長距離護衛で疲れたんだ。ほかの騎士に護衛してもらいながら行って来い」
っと言ってはいるが……実際は違う
アーク(
そう、一番心配なのは襲撃とかではなく「ノエルに偶々あってしまう」ということだ。
ノエルはバサビィ共和国にいた時は派遣で来ただけで本来は祖国のミール聖教国に住んでいるのだ。
……ノエルと別れるとき結構酷いことを言ってしまったのでまた会うのがすごく気まずい。
アーク「とにかく……俺は行かん」
アリス「むー! 別に硬くならなくてもいいじゃない!!」
アーク「硬くても柔らかくても関係ない……俺は芋る」
アリス「騎士たちも私と一緒だったら畏まって落ち着かないもん!! ねぇねぇ!! アーク!! 一緒に行こうよ!!」
アーク「だぁ!? 子供か!?」
……前世で子供を持っている親ってこんな気持ちだったのか
アーク「とにかく行かんぞ俺は……ノエルに会ってしまうだろ」
アリス「……今ノエルって言わなかった?」
アーク「気のせいじゃね?(汗)」
あぶねぇ……そういやエルフって地獄耳だったわ
アーク「あと異世界人の俺が行っても楽しいか? こういうのは同じ世界の奴と一緒に行って話題が会う奴にすればいいだろ」
アリス「……どうしても行かないの?」
アーク「ああ、ほら、誰か誘って行ってこい……んじゃ後でな」
アリス「……あ」
だったら無理やり手をつないで一緒に行かせようと思い手を伸ばしたが彼の手には届かず空を切った。
その間もアークは歩を早め離れていった。
アーク(……こんな血まみれに染まった奴と一緒に行くなんて嬉しいわけないだろ)
アリスと別れ大通りであろう道をズンズン早歩きで進んでいく。
だが、行き先は本来泊り場所でもあるミール聖教国の大聖堂の近くにある屋敷に向かうはずなのだが足は別方向に向いていた。
アーク「ッはぁ~~~~……」
大通りには恐らく宗教的なものだろうローブを着た女性や首に十字架をかけている男性やらたくさんいる中……アークは大きいため息を吐く。
アーク「……俺も殺しなどしてなかったら行けたのかもな」
少し後悔が出てくる。
もし、あの時意識を保って決闘を挑んでいたら殺しなどしておらず「歌う死神」など呼ばれることもなく異世界系ラノベみたいにアリスと一緒に普通に遊んでたりできたのかもしれない。
アーク「……ま、この運命も受け入れたのが今の自分だからな」
だが、流石に護衛対象のアリスを悲しませるのは使い魔失格だ
アーク「……ぬいぐるみとか上げたら喜ぶかな?」
前にアリスの部屋に行った時、熊とか猫のぬいぐるみをあげたら喜ぶかな?
なんならIK〇Aの「ブローハイ」っていうサメのぬいぐるみあげようかな?
アーク「……まぁ、アリスが喜べばそれでいいか」
……早く、好きな人と幸せになって俺を安心させてくれねぇかな
俺が守るよりアリスの好きな奴に守られたほうがアリスにとって幸せだろ。
空が黒くなり夜になるのを知らせ、月が昇っていき夜になる。
アーク「はぁ……帰るか」
結局何もやることがなく帰ることにした……
トボトボと空を見上げながら大通りを歩き明日のことを考えていると
ドンッ
??「きゃ!?」
アーク「あ、すみません!!」
視線が上に向いていたので前方向から来た女性に気づかなかった。
お互い正面からぶつかってしまい尻もちをついてしまった。
アーク「すみません……少し考え事をしていて」
??「い、いえ!! 私も荷物を持ちすぎて前を見てなかったので」
やば、ヴェノムから油断はするなよってさんざん言われたのに……
それにしても……どこかで聞いたことがあるような声だな?
??「あ……教会に届ける荷物が……」
倒れたところを見てみると地面に本や紙が散乱していた。
アーク「あ! す、すみません!! 俺も拾います!!」
??「い、いえいえ!! 私も手に持ちすぎて前の方の視界を遮ってしまったので!!」
地面に落ちた本やらをアークとぶつかってしまった女性二人で拾う。
一緒に拾っている途中でチラリと見たが……ぶつかった女性はどこかの教会のシスターだった。
「黒い修道服に金髪」という一般的な姿をしていた
アーク(ノエルも同じ姿だったな……いや、まさか会わないようにしようって決めたのに決めた瞬間会うってどんだけフラグ回収が速いんだよ)
??「ふー……ありがとうございます手伝っていただき」
アーク「いえ、俺も不注意でした」
地面に散乱した本や紙を全部回収し終えた。
??「あれ? その服……ま、まさかねあ、あの、このあたりでは見たことの無い服ですが……旅人さんか何かですか?」
アーク「え? ま、まぁそんな感じです」
??「……そうですか。あ! すみません、気を悪くしてしまい……私の友人もそうでしたので」
アーク「へー、そうなんですか」
なんかあったなぁ……ノエルに旅人って嘘ついて、しかも正体も隠してさ……やべ、胃が痛くなってきた
??「あ、自己紹介まだでしたね!!」
アーク「あ、そうですね……てかなんで俺ら初対面のはずなのにこんなに馴れ馴れしく話せたんだ?」
??「ははは……それじゃ、私からですね!! 私の名前は……
アーク「……んぇ?」
ようやくお互いの顔が見えて……気が付いた。
そう、目の前にいるのは別れるときに酷いことを言ってしまって心の底から謝りたいと思っていたノエルだった。
ノエル「……どうかされましたか?」
アーク「あ、いえ、大丈夫です、本当に、はい」
……どうしよ、今一番会いたくない人に会っちゃったんだが
さっさと戻ってりゃよかったなこれ
冷や汗を掻きながらどうやってこの危機的状況を打破するか考える。
ノエル「どうしましたか? 汗、すごく出てますが」
アーク「い、いや少し暑いなって」
ノエル「そうですか? 今は夜なので寒い気がしますが……」
アーク「あ、あはは……」
ノエル「あ、えっと……お名前をお伺いしても?」
アーク「……」
嘘をつく……いや、これ以上ついたら俺の胃が耐えれない
あと、バレたらさらに面倒なことが起きる……
アーク「すぅ~……あー……俺の……名前は……」
ノエル「そ、その……恥ずかしいとかなら無理しなくていいのですよ? 昔いた私の友人もちょっと事情があって嘘ついて身分を隠していたので」
ごめんノエル……多分それ俺だわ
……仕方ないこの方法でいくか
アーク「……行けるな」
視線を泳がすふりをして周りを見る
夜になってもなお人は多い……
アーク「歌う死神……アークです」
ノエル「え……アーク?」
答えを聞いた瞬間、時が止まったような感じがした。
ノエル(本当に……アーク?)
ノエルの目の前にいるのはハゲた兵士ではなく雪のように白い髪に夕焼けのように赤い瞳をした女性がいた。
アークのスーツを見た時、まさかっと思って疑っていたが正体を知った瞬間確信した。
ノエル「あ、アーク……その……前のことなのですが……」
前に彼の心を真っ向から否定するようなことを言ってしまった
何時かまた会って謝ろうと思いずっと待っていたが今がその時だと思い話そうとしたが
アーク「んじゃ、また今度なノエル」
ノエル「え、待ってアーク!?」
アークは急に走り出し人ごみの中に紛れ込んでしまった。
ノエルも必死に追いかけようとするが鍛えているアークとは差は天と地の差がありあったいうまに引き離されてしまった。
ノエル「待って! アーク!! 最後に会った時の言葉であなたに謝ることが!!」
アーク「悪いなノエル!! 俺は用事があるんだ!!」
そういい人ごみの中にアークは消えていく
そして人ごみを抜けたころには
ノエル「……いない」
アークは消えていた
ノエル「……マザーになんて言おうかしら」
アーク「ふー……まけたわ」
ノエルにバレて人ごみに紛れて振り切り路地裏で隠れていた
アーク「何でこんなにも悪運がいいんだよ」
ここまで来ると自分の悪運が気になってくる
アーク「はぁ……帰って……銃の手入れでもしとくか」
泊まり場所に戻ることにようやく方向を決め歩き始める。
ついでにレインコートを被り顔を隠す。
アーク「……これヴェノムにバレたら殺されるな……ん?」
トボトボと帰っていると前方から一人のフードを深くかぶった人型のナニカがやってきた
だが……足取りが千鳥足だった。
アーク(……大丈夫かアイツ? 今にも倒れそうだが)
路地裏なので暗いがフードから出ている
……だがなぜ
アーク(……なんでこんなにも
すると
パタン
千鳥足だった銀髪の女性は風に押された枝みたいに倒れていった。
アーク「ッ!? おい、大丈夫か!?」
倒れた女性に近寄り抱き上げ大丈夫か聞く
??「あ……マス……ターの命……令を」
アーク「あー……意識はあるか。えっとこの場合ってどうするんだっけ?」
頭の中で中学時代に学んだ救助のやつを必死に思い出す
……それにしてもどこかで聞いたことがある声だな?
アーク「……とにかく容体がわからないとな」
どういう症状なのかわからないと意味がないので少々恥ずかしいが「彼女」の服の腕袖をめくる
アーク「……体温はまだ暖かいから低体温症とかでは……っはぁ!?」
めくった瞬間見たのは
アーク「まさか……奴隷?」
頭の中で勝手ながら推理をする。
奴隷だったら飼い主に暴力でこうなるのは予想できる……が
ここミール聖教国は奴隷を禁じているのであり得ない。
アーク「……それか戦争孤児か?」
戦争孤児……それは戦争によって親を失い財産もない子供のことだ
最近の戦争っていえば……俺のしかないな
人間って極限状態になると宗教とかにすがりつくらしいくミール聖教国に来たのかな?
アーク「ま、それより治療だ」
iDROIDを取り出し治療薬品を出す
以前のポイント 32500
獲得(山賊殲滅) 500
生産
医療用キット一式 1
補給
FN SCAR-H Mk.17の弾 1
カールグスタフM2の弾 1
合計ポイント 32997
アーク「……にわかだけど行けるかな?」
ヴェノムには体術をオセロットには拷問術をミラーには銃の使い方を教えてくれたが治療までは教えてもらってない
……てかその時はサイボーグで開発ポイントを払えば治療できたから教えてもらってないのだ。
アーク「パラメディック……いや、あの黒医者に頼んで大丈夫か?」
とりあえず腕に包帯を巻く
??「私……は……」
アーク「あ、起きたか? てかどうしたんだこの傷?」
??「……関係のないことです」
アーク「そうか……」
夜でしかも路地裏のせいで女性の顔は見れないが……若い声だな。
??「なぜ?」
アーク「は? 何が?」
??「なぜ治療をするのですか? マスターからの許可は得ていません」
アーク「え、だって……そのマスター?ってやつは知らんが怪我している人を治すのは悪いことか?」
??「……わかりません」
アーク「わからないのなら別にいいじゃないのかな? 俺は俺の意思で君を治療するだけだから」
??「……意思」
アーク「さてっと……応急だが治療はできた。じきに治ると思うからその間は傷口を掻きむしったりするなよ?」
??「……戦闘では不要なことだと思います」
アーク(……戦闘ってことはそのマスターとやらの私兵か?)
医療キット一式を直し女性に言う
アーク「あー……気を悪くして悪いかもしれないが、もし困ったことがあれば他人に相談しろよ? 一人で抱え込むのは一番ダメだぞ?」
??「……自分で解決しないとマスターから怒られます」
アーク「解決できないほうがマスターに怒られるだろ……さて、一人で帰れるか?」
??「問題ありません」
アーク「そうか、んじゃ気を付けて帰ろよ」
??「はい、ありがとうございます」
アーク「おう……あ、あとそのマスターになんか聞かれたら……この名前を教えてやりな」
本来は自分の名前を教えるなど自爆行為だが……これくらいは良いだろう
アーク「歌う死神……アークに会ったてな」
??「……アーク?」
アーク「んじゃ、達者でな」
そう言い残してその場から立ち去る
別に殺す残虐性はあるが困ってる子を見捨てる優しさはある
アーク(……これでマスターとやらも変わってくれるといいんだがなぁ)
だが、やっぱり気になるんだよなぁ
アーク(あの声……どこかで聞いたことがあるんだよなぁ?)
頭の中では何か引っかかっる
どういうわけか先ほどの女性とはどこかで会ったことがある気がした。
アーク(思い出せ……彼女とはどこかで……あれ?)
するとある一つの違和感を感じた。
アーク「……俺、なんでさっきの人を見た時に
銀髪も俺が抱えた時に気が付いただけで格好も頭からすっぽりフードを被っていたから普通は気づかないのに……なんで俺は見ただけで分かったんだ?
すると
バチッ!!
アーク「イッ!?」
突然、頭がスパークしたような痛みに襲われた
すると頭の中でフラッシュバックが見え
??『……逃げて』
アーク「ッ!! 待って!! 君!! 名前……は……」
心当たりを見つけ急いで来た道を戻って先ほどの女性に会おうとしたが……いなかった。
アーク「やっぱりさっきの声って……」
ようやく思い出した……あの前に見た俺が殺されそうになったが殺されなかった夢の中で聞いた女性の声だ。
アーク「君は……一体、誰なんだ?」
ようやく会えたと思ったのに……
そう思い悔しい顔で考えていると
アリス「あれ? アークじゃない? なんでここに居るのよ?」
アーク「え? あ、アリス? 君こそなんでいるんだよ?」
後ろから声をかけられたので振り返ると自分の主人がそこに立っていた。
アーク「宿って確かここじゃないはずだよな? なんでいるんだよ?」
アリス「……え、ここじゃないの?」
アーク「……まさか迷子?」
アリス「そ、そんなわけないじゃない!! こ、皇族の私が迷子になるわけないわ!!」
アーク「それじゃ、ここから宿までの行き方は?」
アリス「……た、多分こっちだわ!!」
バッ!っと指を指しているが宿とは反対方向に向いていた
アーク「……迷子なんだな」
アリス「し、仕方ないじゃない!! 初めて来た土地なんだから!!」
アーク「はいはい、言い訳は良いから帰るぞ」
アリス「……どうしたのアーク? 顔が怖いよ?」
アーク「え、俺そんな顔してる?」
アリス「うん……あ、せっかくだからこのまま観光行こうよ!! そうすれば自然と怖い顔も消えるわ!!」
アーク「……それはただアリスが行きたいだけだろ?」
アリス「ち、ちがうわ!! ただ使い魔が一人可哀そうにいたから誘っただけわよ!! そ、それに前に『一緒に街を散策よう』って約束したじゃない!!」
アーク「はぁ……ところでアリスはお金は持ってるのか?」
アリス「……ナイデス」
アーク「……どこ行きたい?」
アリス「え、いいの?」
アーク「ああ、せっかく外国に来たんだからな」
アリス「やった! それじゃね……」
アーク(……やっぱどう考えてもデート……いや、やめよう)
アリス「ん? どうしたのアーク? 今度は顔が赤いわよ?」
アーク「い、いや何でもないさ!! はら早く行くぞ!!」
アークの顔にアリスが見つめてきたので急いで隠しアリスと一緒に残り少ない自由時間を満喫しに行った。
……だがそんな二人を見つめている人影がいた。
??「……あれがアーク」
屋根の上に一人の「銀髪の女性」が立っていた。
腕には先ほどアークが巻いた包帯があり、少しは痛々しい肌は隠せていた。
??「……自分の意思」
数分前に言ったアークの言葉が耳に残る……が
??「私はマスターの道具なので関係ありません」
そして生気を感じない瞳で下にいるアリスと一緒にいるアークを見る
ニゴウ「
どうも「しうmeme」という曲にハマった零城です
ようやくアークとニゴウをあわせれました(だが少しだけ)
次回は……またニゴウと会います
読者諸君が望む結末
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ハッピ-エンド
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バッドエンド
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アークは死ぬけど世界は救われるルート
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アークが結婚してガチで幸せにするルート