幻想郷に帰って来た男   作:翔斬

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作者「前回のあらすじ」

祥平「1つ 偽者と間違えられる」

紫「2つ 祥平は小さな女の子を助ける」

依姫「3つ 謎の女性が祥平を狙う」


第23話 闇と光のオーブの力

あれから1週間が経過する

 

祥平「ふうー……平和だなー」

 

依姫「本当にね……」

 

お互いゆっくりソファーに座ってお茶を飲む。

 

依姫「祥平そう言えば今日は特に用事とかは?」

 

祥平「今日は特にない。このまんまのんびり「なら甘えても」別に構わないけど、どした?」

 

何でか今日の依姫は凄い甘えてるんだよな。いつもだったらこうなんて言うんだろうな……

 

依姫「何か胸騒ぎがして今すぐにでも甘えて祥平成分をチャージよ?」

 

祥平「そんな真顔で言わないでそれに抱き締める力がちょっと強すぎて痛いよ」

 

言われた依姫は抱き締める力を弱める。

 

依姫「ごめんなさい。祥平もしかして今までは我慢してた?」

 

祥平「いやそんな事はないけど?今回が始めてだけど、それがどうした?」

 

始めて?もしかして祥平の力が少し弱ってる?いやそんな事は……。玄関からノックしてる?

 

祥平「ん?ここにドアのノックする奴は始めてだな」

 

依姫は祥平の上から降りて祥平は玄関に向かいドアを開く。

 

???「貴方が高田 祥平?」

 

フードを被った人が俺の名前を聞くが誰なのこの人?

 

祥平「えっとどちら様ですか?俺が知る限りだとフードを被ってる人は知り合いにはあんまりいないんだけど?」

 

???「それはそうですよ。私達は初対面ですからね?それと……貴方には死んで貰う!」

 

いきなり蹴りをやってくるが俺も蹴りをやり吹き飛ばす!

 

???「流石は幻想郷のヒーローで英雄。でもそんなの関係ないお前がいるから私は不幸なんだ!」

 

!、こいつが持ってるのは!?

 

祥平「オーブリングneo!」

 

???「へぇ~ビビってるの?」

 

こいつ煽るがそれに乗ったらヤバい気がする。と言うかそんな煽りを俺が乗るわけない……

 

祥平「お前は俺を消しに来たのは分かったけど名前を名乗れ……」

 

???「私?私はヨリカ。並行世界から来た貴方の娘。そしてそこにいる綿月 依姫の娘でもある!そしてお前を消しに来た!私のお母さんを殺した同じ顔のお前だけは消す!」

 

何ぃ!?並行世界から来た、俺達の娘だと!?確か前は未来から来て助けを求めてたけど!

 

依姫「どうして祥平を消しに来たの!?」

 

ヨリカ「この人のせいで私は苦しかった……何よりお前の笑ってる顔を見てると凄く不愉快!だから私があんた達の幸せを壊す!」

 

オーブリングneoの青スイッチを下に降ろしオーブダークのプロテクターが取り付けられる!

 

祥平「うおっ!」

 

オーブダークカリバーの攻撃を避けダインスレイフを取り出し構える!

 

ヨリカ「そんな武器じゃ私は倒せないわよ!」

 

軽々とオーブダークカリバーを祥平に素早く斬りに攻撃をするが祥平も負けず劣らずギリギリで全て防ぐ!

 

ヨリカ「はっ!」

 

祥平「ぐっ!」

 

ダインスレイフじゃ駄目だ!力じゃ流石に敵わない……だったら!

 

祥平「クロス「遅い!」あぶな!」

 

ヨリカ「お前だけは殺す!殺す!殺すーーーー!」

 

ぐっ!また別の並行世界の俺は何をしたんだよ!

 

祥平「たくよ!」

 

蹴りで何とかオーブダークカリバーを弾きヨリカの腕を掴み外へ投げる!

 

ヨリカ「ちっ!」

 

外に出たところで何も変わらない!

 

祥平「さーて流石に家を壊される訳にもいかないからな。悪いが少し黙らせてから話しを聞かせて貰うぞ!」

 

クロスソードを取り出しオーブトリニティのウルトラメダルを取り出し俺はそれを身に纏う!

 

祥平「3つの絆と共に今、立ち上がる!!」

 

オーブスラッシャーを右手に持ち構える!

 

ヨリカ「絆なんて笑わせないで!」

 

拳で殴りかかってくるがオーブスラッシャーで防ぐ!

 

祥平「確かにお前からしたらそうかもしれない!でもな、俺はそれを今まで信じて戦って来た!1人で無理なら仲間となら何処までも強くなれるんだ!」

 

俺は弾き2回スライドさせ技を発動させる!

 

祥平「トリニティウムシュート!」

 

ヨリカ「ダークスペリオン光線!」

 

光線と光線で激しいぶつかり合いで爆風が凄く木が何本か倒れてしまう……

 

依姫「祥平、ヨリカ………」

 

2人を戦わせて良いの?私にとってはとても大事な2人が争うのは……止めないと!

 

依姫「フルムーンウェーブ!」

 

依姫はウルティメイトブレスに触れルナミラクルゼロの力を発動させ2人の興奮状態から落ち着かせ正座させるのだった。

 

依姫「時空を越えての親子喧嘩はもうストップさせるわ。一先ずヨリカはそうやって簡単に消すとか言わないの、良いわね?」

 

ヨリカ「はい……」

 

お母さんは1度怒ると怖いから逆らわないけどさ………こんな父親が嫌だからね……

 

依姫「それでヨリカはあっちの祥平に何を言われたの?もしくは何をされたの?」

 

ヨリカ「………あんな人は父親じゃない。やってる事が屑すぎる行動で幻想郷の全てが支配されてるの……お母さん助けて……私達の世界を平和に!」

 

幻想郷が支配されてる?何でそんな事が……「やっと見付けたぞ、ヨリカ。」!、俺だと!?

 

ヨリカ「何でバレたの!?」

 

祥平闇「お前は俺に逆らったんだ。だから連れ帰って罰を受けて貰うぞ?」

 

あの目付き……もしかして……

 

祥平「悪いが嫌がってるのを無理に連れて行こうとするんじゃねぇよ。自分の子供だろ!」

 

この闇の感じもしかしたら助けたとしても遅いかもしれない……

 

祥平闇「お前こそ何を言ってる?子供は親の言うことを聞くのが「んなの違うだろ!」ほぉ~?だったらどうする?」

 

依姫とヨリカ、2人の前に俺は立つ!

 

祥平「その根性を叩き直してやるよ……」

 

俺はオーブスラッシャーを持ち接近する!

 

祥平闇「ははははは!そんな玩具で俺を何とかなると思うのか!ははははは!だったら本当の力の意味を教えてやるよ?」

 

黒いオーブカリバー……!、まさかあいつのあれって!?

 

祥平闇「喰らいやがれ!」

 

祥平「はあああ!」

 

オーブスラッシャーたった一撃で俺の攻撃を防ぐだと!?

 

祥平「遅い!」

 

未来の幻想郷で10年も修行した今の俺は負けないぞ!

 

祥平闇「ぐおっ!」

 

同じ俺なのにどうしてこんなに強いんだ!?

 

祥平「悪いな。俺は10年間も修行したんだから簡単にはやられないぞ?」

 

祥平闇「ふざけるなあああああ!」

 

怒りだした闇の俺はダークオーブカリバーを振り下ろしてくるが俺はオーブスラッシャーで防ぎ蹴り飛ばす!

 

祥平闇「ぐあっ!」

 

祥平「並行世界の幻想郷を支配なんてふざけた事を止めるんだ。お前は腐っても俺なんだからよ?」

 

俺は手を伸ばしもう1人の俺から黒い煙が出ていた!?

 

祥平「!、どうなってるんだ!?」

 

黒い煙はそのまま祥平の中にいきなり侵入したのだった!?

 

依姫「祥平!」

 

祥平「あああああああ!!!ぐうう……ああああ!!」

 

俺は両手で頭を抑え黒い何かに呑み込まれないように何とか耐えていたが苦しい……苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい!?何だこれ!何だこれ!俺が俺じゃなくなる……誰か……

 

依姫「祥平!」

 

祥平を強く抱き締めた依姫が黒い煙を追い払い直ぐにそれは消えた。

 

祥平「依……姫……」

 

そうだ。俺には依姫やみんながいるんだ。だからもう闇には!

 

ヨリカ「!、急激な光……これは一体……」

 

この世界のお父さんとお母さんはもしかして凄いのかな……

 

祥平「依姫ありがとな……」

 

依姫「夫婦なら助け合うのが当たり前なんだからお礼なんていらないわよ。それよりあっちの祥平は?」

 

あっちの俺は倒れたままだったが弱っていた声で喋り始めた。

 

祥平B「ありがとな………闇から……解…放して……く……れて……ヨリカは……いる……か…?」

 

ヨリカ「何?私達を苦しめた人が私に何か用でも「ごめ……んな……」は?なんで謝るの?私達を散々苦しめて今更になって反省なんて!」

 

長い間に俺はずっと闇に呑み込まれてた。だから解放されたから言わなきゃいけない……

 

祥平B「皆に……伝えて……くれ……」

 

祥平「もう喋るな!!」

 

並行世界のお父さんがいきなり叫んで喋るのを止めたけどこいつは止めなかった。

 

祥平B「闇に負けて……ごめんって……それと1人ぼっちに……させち……まうけど……頑張って生き……」

 

並行世界の祥平は亡くなってしまった。だが顔は笑顔のままだった……

 

ヨリカ「寝たフリでしょ?起きて早く幻想郷に戻ってみんなに謝るんでしょ?」

 

ヨリカはその現実を受け止めるのは余りにも辛かった。母親の依姫も亡くなっていて今度は父親であった祥平までも亡くなってしまった。

 

ヨリカ「許すから起きてよ。演技なんでしょ?だから早…」

 

祥平「ヨリカ。辛いが伝えるぞ……」

 

俺と依姫はヨリカの傍に近付いて隣に座る

 

祥平「俺が戦って気付いた事なんだがお前の父さんはずっと闇に支配されてたけどあの闇は力は強いが問題だらけな事が分かったんだ……」

 

ヨリカ「何を?」

 

祥平「俺もさっき闇に呑み込まれそうだった時に俺が俺じゃなくなる所だった。あれは人の深い闇を引き出して今までの性格を上書きされるって所だ。それで問題なのがここからだ……」

 

俺が感じた事を話すがこれを伝えたらヨリカは大丈夫なのか不安だが………

 

ヨリカ「覚悟はしてる。だから迷わなくて良いよ……」

 

祥平「分かった……それで並行世界の俺は長い間にさっきの闇に呑み込まれてたんだ。そして闇の力で無理矢理に戦って身体に負担を駆けすぎてあの黒い煙は身体を捨てられた事によって死んだ……」

 

そっか……あの性格は黒い煙のせいでお父さんの元々の性格じゃないんだ。良かったけど……お父さんは……嫌だよ、1人ぼっちにしないでよ……お母さんもいないのにお父さんまでいなくなったら私…私!

 

依姫「私達がいるわ……」

 

その言葉に俺も流石に驚きを隠せなかった!

 

祥平「依姫。それ本当に言ってるのか?かなり未来が変わっちまうぞ……」

 

依姫「確かにそうかもしれないけど並行世界の娘が困ってるのをほっとくの?」

 

祥平「そう言われたら断れねぇじゃないか……」

 

本当に依姫には敵わねぇや……

 

~そしてそれから3年後~

 

ヨリカ「こらリア悪戯しちゃ駄目だって言ったでしょ!」

 

リア「きゃあああ、お姉ちゃんが怒った、怒った♪」

 

ヨリカの顔には落書きされた後があったけど祥平と依姫の最初の子供リアと名付け更に弟も一緒に産まれアリシアと名付け今では平和に暮らしている。

 

依姫「2人とも走るの止めなさい!危ないでしょ!」

 

あれからヨリカは笑顔になり私達は楽しい日々を過ごしていた。

 

アリシア「お父さんは何してるの?」

 

僕はお父さんがやってる事を聞いてみたけどお父さんは笑ってた。

 

祥平「何してると思う?」

 

アリシア「おやつを作ってる?」

 

祥平「正解だ♪正解したシアにはチョコを追加しといてやるからな?」

 

俺が作ってるのはおやつだけどホットケーキを作ったんだよな。それを依姫やヨリカ、リア、シアにも食べさせたらめっちゃ気に入ってくれた。

 

アリシア「やったぁーーー!」

 

子供の笑顔は無邪気で可愛いな♪

 

だけどこの子達もいつか俺や依姫みたいに戦うのかそれとも普通に暮らすのか分からないけど俺が生きてる間は見守ってやらないとな……

 

END




いきなりですがここまで読んで頂きありがとうございました!

幻想郷に帰って来た男はこれにて終了させて頂きます。

本当なら子供達との世代交代の話しも投稿するか悩んでましたが止めました。

それでもしかしたら仮面ライダーの投稿を復活させようと思います。だけど今の投稿してる奴を進めてからになると思うのでのんびり待ってて下さい(・・;)

今後も翔斬をよろしくお願いします!

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