転生~黒龍となったその者は大海原を自由に生きる~   作:アールワイオー

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漸くONE PIECE主軸の話に持っていけましたorz
相変わらずのカメ進行ですが読んでもらえるとありがたいです^^/




レアス海賊と出会う

 レムが目を覚ますとそこは何処かの家のベッドの上だった。

 

 「目が覚めたか? 」

 

 そう声をかけてきたのは気を失う前に見た綺麗な女性だとレムは気づく。

 

 「あの…助けてくれてありがとうございます」

 

 レムが気を失う前の出来事が夢じゃなかったと思いながらそう言い終えると彼女のお腹からキュルルと可愛らしい音が鳴る。

 

 「フフッ、礼ならいい。まずは腹ごしらえにしよう。見た所相当苦しい生活をしてたんだろう?用意してくるから少し待って居ろ」

 

 「はい」

 

 レムが顔を赤らめながら返事をすると女性は部屋を出ていき暫くすると米を水で煮て柔らかくした物を小さめの鍋に入れ戻って来た。

 

 「豪華な食事を振舞ってやりたい処だが久々の食事だろ?胃が弱ってると思うからまずはこれを喰え」

 

 「う、うん。ありがとう」

 

 レムは女性から鍋を受け取ると生きている事への感謝と久々の食事である事の感動等の色々な気持ちによりその瞳に涙を溜めながら熱いのも気にせずその中身をかきこんだ。

 

 食事を終え一段落するとレムは女性に尋ねた。

 

 「どうして見ず知らずの汚い孤児である私なんかを助けてくれたの?」

 

 「それに答えるにはまず私の事から話さなくてはな…。私は長い間ある島で生活していたんだがその島はかなり特殊な環境でな。俗にいう世間というものから長い間離れて暮らしていたんだ。それで社会勉強を兼ねて適当な島をいくつか廻っていたんだが、その時偶々訪れた島で偶々君を見つけたのさ。私は君みたいな孤児が沢山いるのを知ってはいたが、すべて助けてやることは出来ないとも思っている。だが目の前で救える人間が居たのなら偽善だったとしても救いたいとも思うんだ。だから君に助けてほしいかと聞いたのさ。それに君は助けてと答えたそれが君を助けた理由だよ」

 

 女性はそう言うと自嘲気味にフッと笑いながら続ける。

 

 「まあそれも自分の中に後味の良くない物を残したくないという身勝手な理由なんだがな」

 

 「それでも私はこうしてお姉ちゃんのお陰で生きてる。身勝手だろうが何だろうがお姉ちゃんに出会えなければ私は死んでた。ほんとうにありがとう」

 

 「礼は良いって言ってるだろ?おっとそう言えば自己紹介がまだだったな。私の名はレアス。君の名前は?」

 

 「私はレム」

 

 「レムか、いい名前だ」

 

 その後レアスはレムにこれまでの事を聞いた。

 

 父親が死んだことや9歳の時に母に捨てられ孤児になった事、それから約一年間ゴミを漁って食いつないでいた事等を聞いたレアスは悲しげな瞳でレムを見つめると彼女を抱きしめた。

 突然抱きしめられびっくりしたレムだったがすぐにその温もりの心地よさに身を任せる。

 

 「今日から私がお前の家族だ」

 

 レムを抱きしめながらラオスが言ったその言葉にレムは涙を流し大声で泣いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺は今東の海(イーストブルー)と呼ばれる海にある島に居る。

 

 

 俺が龍力を込めた実が変化した後、数年間の準備期間を経てシュレイド島の外に出たのだ。

 その過程でラオスに一人称を私に強制されたのはつらい思い出だが…。

 そんなこんなで島の外に出た俺だったがまず初めにやったことは情報収集を行う事。

 まだONE PIECEの世界だと断定できていなかった俺は色々な箇所を巡り見てまわった。

 その結果出した結論はONEPIECEの世界で確定という事。

 俺が集めた情報の中にあった天竜人を頂点に世界政府が世界を管理しているという事や偉大なる航路(グランドライン)赤い土の大陸(レッドライン)という用語に加えシャボンディ諸島やオハラ、エルバフといった地名を耳にしたのだが、それらが登場するのはONE PIECE世界をおいて他にないという前世の知識を加味した上での結論だ。

 だが、この世界がONEPIECEの世界だと分かったとしても重要な情報が俺には欠落していた。

 それは俺の知るONE PIECEという漫画において今がどのくらいの時代なのかという事が正確には分からなかった事。

 ONE PIECEには空白の100年と呼ばれる如何にも重要そうな歴史について語られるシーンがあった筈なんだがそれは俺の記憶が正しければ原作の時間軸において約900年前と言われていたと思う。

 それを目安にすると俺がオハラにて仕入れた情報では約800年と少し前と言われていた為原作の時間軸に遠くもなければ近くもないと言った大雑把な事しか分からなかったのだ。

 俺はここがONE PIECEの世界だと分かってもそこまで積極的に介入するつもりは無い為(黒龍とはいえ中身は小心者の為原作に介入してとんでもない事態になる事をおそれているから)時間の把握はある程度しておきたかったんだが…。

 

 分からない事を考えていても仕方ないと思い俺が情報収集の次にした事は拠点作りをする事。

 アイルー達に頼んで作ってもらった巨大な船にシュレイド島から出土したモンハンのモンスターと思われる物の化石や物資それに100匹近くのアイルーを乗せ龍の姿になった俺とラオスとアルバにそれをぶら下げ空を移動しながら住みやすそうな無人島を探す事にした。

 そして色々見て回った結果東の海(イーストブルー)にある無人島に決めその後、俺やアイルー達が暮らしやすい様にするため手放しても問題ないと判断した悪魔の実や一部の化石を売ったりして資金を調達。

 化石とセットでモンハンの知識を元に作った創作物や図鑑をアイルーに作ってもらいそれらも売る事で得た資金を元に島を発展させつつ好奇心で偉大なる航路(グランドライン)にある島なんかを覗いたり、そこで見かけた孤児を拾って育てたりしていた。

 

 「レアス姉さん~!」

 

 シュレイド島を出会た後の記憶を砂浜で海を見ながら振り返っていると薄紫の髪をなびかせながらレムが駆け寄って来た。

 彼女は拾った孤児の一人で初めてあった時は背も低くガリガリにやせ細っていたが15歳になった今はすっかり大きくなって健康的な美少女へと育っている。

 

 「どうしたんだレム?」

 

 「今日も修行つけて!」

 

 「レムは熱心だなぁ」

 

 「そりゃそうだよ。いずれは私がこの島と家族を守るんだから!」

 

 「その意気はいいけど無理はするんじゃないぞ?」

 

 「わかってるよ」

 

 レムはそう言うと青みがかった黒の鱗と甲殻を纏った龍へと姿を変える。

 彼女は俺が初めて龍力を込めて出来た悪魔の実【リュウリュウの実幻獣種モデル・ドゥレムディラ】の能力者だ。

 何度見ても思うが龍に変化する前とした後のギャップが激しい。

 レムが能力で生み出した氷を使い攻撃を仕掛けてくるが俺はそれを難なくいなす。

 暫くレムの攻撃を受けた後俺も拳に龍属性を纏わせ反撃を開始した。

 暫くの間激しい攻防を繰り広げた後レムは人の姿に戻りその場にへたり込む。

 

 「はぁやっぱりまだまだレアス姉さんには及ばないなぁ」

 

 「フフッ私もそう簡単に負けては立つ瀬が無くなってしまうからな」

 

 レムとそんなやり取りをしていると俺達が居る浜辺に海賊棋らしきものを掲げた一隻の船が近づいてくるのが視界に入る。

 

 「レム念の為下がっていろ」

 

 「うんわかった」

 

 ほどなくして船は浜辺に到着したが何やら様子が変だ。

 

 「私はすこし船内を見てくる。レムはここで待っていてくれ」

 

 「わかった」

 

 船内に入ると10代後半に見える男達が9人も倒れていた。

 見る限り飢えと疲労が原因だと思うがどうしようか…。

 暫く迷った後俺はこの男達を助ける事にして自分の屋敷へ運ぶことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ふぅ~助かったぜ。危うく旗揚げして早々死ぬとこだった」

 

 目の前でそんな事をいうこの男はバーンDキングスと名乗った。

 何でも話を聞くと同郷の幼馴染みで海賊団を結成し偉大なる航路(グランドライン)制覇を目標に出向したらしいが碌に航海技術も持っていなかった為数日で遭難したらしい。

 

 「けどこの辺には無人島しかないと聞いていたがこの島は一体…」

 

 「細けぇ事はきにすんな。ラオスの(あね)さんのお陰で助かったのは間違いねえんだからよ。ナハハハハッ」

 

 キングスのクルーが疑問を口にするがそんな事を気にする事もなく彼は笑い飛ばした。

 少し話してみたがこいつらは海賊でもそんなに悪い奴等じゃなさそうだ。

 

 キングス達が漂着してから数日、俺は彼等と交流を深め仲良くなった。

 キングス達9人のいた村は子供が多く相手をするのも慣れているという事で彼等は俺が拾ってきて家族になった元孤児たちの遊び相手になってくれて子供たちにも懐かれている。

 特にキングス海賊団の紅一点であるヒメはカッコいい大人の女という感じで女の子達からの人気が凄くレムもよく話をしているし男の子達も時折チラッと見てはその頬を赤く染めていた。

 だがそうこうしている内にアイルー達にお願いしていた彼等の船の修理も終わり別れの時が来た。

 

 「(あね)さん世話になったな。偉大なる航路を制覇したあかつきにはまた来る」

 

 「ああその時を待っているよ」

 

 「お兄ちゃん達もう行っちゃうの? 」

 

 「やだよ~うぇえええん」

 

 「泣くな坊主ども。また遊びに来るからよ。そん時はたっぷり土産話ももってくるから期待してろ。ナハハハハッ」

 

 そう言いうキングスだがこれは子供たちが泣くのも仕方がないな。

 とはいえ俺に彼らを止める事はできないのだが。

 そんな中俺は泣く子供たちの頭を撫でるキングスの前に行き大きな革袋を差し出す。

 

 「餞別だ。受け取れ」

 

 「おいおい(あね)さん食料なんかはもう受け取ったぜ」

 

 「違う。中を見てみろ」

 

 俺の言葉に袋を開け中をみるキングス。

 

 「なんだこの変てこりんな果物は?唯の食料って訳じゃないのか?」

 

 「悪魔の実って聞いた事はないか?」

 

 「え!?悪魔の実って食ったら不思議な能力を得られる代わりに海に嫌われカナヅチになるって言うあの噂の悪魔の実のことか!?」

 

 「そうだ」

 

 「もしかしてここに入ってるのって…」

 

 「全て悪魔の実だ。9人分用意したが食うにしろ売るにしろお前たちの好きにしていい」

 

 「こんな貴重な物うけとれねーよ!」

 

 「この私がお前達になら渡してもいいと思ったんだ。つべこべ言わずに受け取れ」

 

 「…本当にいいのか?」

 

 「だからそう言ってるだろ」

 

 俺がそう言うとキングスは俺に向かって頭を下げた。

 

 「何から何まで済まねぇ。この恩絶対に返す」

 

 「なら生きて戻れよ」

 

 「ああ約束だ」

 

 俺が拳を差し出すとそれにこたえる様にキングスは拳を合わせてきた。

 

 涙の別れを終え日常に戻った俺達に彼らの活躍が聞こえてきたのは半年ほどたってからの事だった。

 俺の元に届いたその記事にはこう記されている。

 

 『ルーキーどうしの衝突!!キングス海賊団とロジャー海賊団偉大なる航路にて海軍を巻き込み大規模な戦闘!!』

 

 まさかの大物と共に書かれた予想外の展開に俺は度肝を抜かれた。




次回もどんどんONE PIECEのキャラなんかを出せていけたらなと思っているので頑張っていきたいと思います!
キャラの掘り下げなんかもしていきたいのでカメ進行は治らないかもしれませんが目を瞑っていただけると嬉しいですTT
読んでくださった方ありがとうございます!
感想など頂けると幸いです^^/
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